奥さんとばっちりです ディテンション

ディテンション

墓場で騒いだらひどい目に遭う話

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 マイク・メンデス
脚本 ブラッド・キーン/クリス・スキナー
上映時間 99分
出演
ドミニク・パーセル
ジョジー・マラン
クレア・クレイマー

だいたいのあらすじ

暗い倉庫のような所で目に見えない何かが女性を襲い、壁に叩きつけたりしていました。
やがて女性は階段の所まで引き摺られて首にワイヤーを掛けられて下の階に突き飛ばされて死亡しました。

その1年後
友人デヴィンを亡くしたハリス(ドミニク・パーセル)は妻のアリソン(クレア・クレイマー)共に地元を訪ね、旧友のキラ(ジョジー・マラン)やシド(マーカス・トーマス)と再会しました。
アリソンは体調が悪くなったので、「友人の側に居てあげて、私はいいから」とハリスに告げ、先に帰宅することになりました。
その夜、ハリスはキラとシドとバーで呑んでいたのですが、シドが「デヴィンの墓の前で呑もうぜ」とか言い出し、ハリスとキラは乗り気では無かったものの付き合うことになりました。

シドはデヴィンの墓に置いてあったカードに書いてあった呪文のようなものを読み上げ、ハリスとキラはどさくさに紛れてキスしました。
調子に乗って呑みまくっていたハリスは墓場で眠り込んで朝帰りし、家の前で停めた車の中でキラとキスしている姿をアリソンに見られました。
猫のサミーは帰宅したハリスの方を見て怯え、アリソンに謎の無言電話がありました。

2週間後
ハリスの家ではドアが勢いよく開いたり、無人の二階から物音や声がしたりと怪異が起こる様になっていました。
アリソンはすっかり怯えてしまい、異変は葬式の後であることやキラがやたらとワンギリして来ることからハリスの浮気も疑うのですが、ハリスは「あれから会ってない」ときっぱりと否定しました。
ハリスは家に警報を付けたりしていたのですが、ある晩アリソンは寝室で「彼は私を愛してる」と囁きながら迫って来る顔が髪で覆われた女に襲われます。
ハリスが駆け付けた時には女は消えており、警報が作動したのか警官が家に飛び込んできました。

どうやらキラにはハリスにストーカーっぽいことをしていた過去があったようで、アリソンは彼女の事を疑います。
ハリスは「彼女ももう子供じゃないし」と否定するのですが、アリソンは「今日中に片を付ける!」とキラの家に怒鳴り込むことにし、ハリスも同行します。
キラの家に到着したアリソンは「あいつもやったからおあいこ!」と不法侵入するのですが、家の中は異様な冷気に包まれて荒れ果てていました。
白い壁には意味不明なアルファベットが真っ黒になる位に書き殴られており、キラは全身に傷を負って廃人のような状態っで浴槽にしゃがんでいました。

キラは病院に搬送されたのですが、身体の傷は噛み傷で性的暴行を受けた形跡もあったそうです。
ハリスは病院から携帯でシドに架けたのですが、彼は「今話せない。家にきてくれ」と怯えた声で訴えていました。
そしてアリソンは廊下でシーツにすっぽり包まれた患者が全身から流血していたのを発見して医者を呼ぶのですが、患者は腹筋のように起き上がり、ゾンビのような手でアリソンの腕を掴みました。
アリソンの悲鳴を聞いてハリスがそちらに向かうのですが、そこには空の担架があるだけでした。

シドの家にも異変が起きているようで、ハリス達が到着すると熱センサー等の機材が置かれており、超常現象研究家のヴィンセント(チェッキー・カリョ)と助手のフランシス(メーガン・ペリー)が来ていました。
彼等は懸賞金付きの超常現象体験に応募してきたシドのために調査に来ていたのですが、10時間何も無かったので帰ろうとしていました。
アリソンが自分の身の回りでも怪異が起きている件を話すと彼等は興味を持ち、その場でインタビューを始めます。
シドから葬儀の件や墓の上で踊った件を聞いたヴィンセントは呆れるのですが、直後に家の中に炎の足跡が発生するという怪異が発生しました。

どうやらシドが読み上げたカードは呪いの言葉で、死者が冒涜者の家について来て満月と次の満月の間に冒涜者を呪い殺すらしく、呪いを逃れる方法は今の所無いそうです。
墓場に行った日が満月だったので、現在は3週間程度経過しており、残り1週間の呪いなのですが、これからはもっと激しい怪異が起こるそうです。
ヴィンセントはハリス達に「誰の墓の上で踊ったのか分かれば鎮められるかもしれない」と助言しました。
一方、キラの病室には見えない何かが現れて看護師を投げ飛ばして重症を負わせ、キラの髪の毛を掴んで引き摺り回していました。

ヴィンセント達を墓場に案内し、エマという人物の墓の前で「確かこの辺」とハリスが教えたのですが、フランシス曰くその一角は殺人犯やレイプ犯というヤバい人達のための一角だったそうです。
シドが踊った墓の主のデニスは放火魔で家を焼き、ハリスのエマは不倫の末に相手夫婦を斧で殺害した殺人鬼でした。
ハリスの家でピアノが鳴るのはエマが弾いていたようです。
キラの墓のウィリアムは元判事だったのですが、死後に自宅の地下に複数の女性を監禁して拷問していたことが判明した人物だということでした。

ヴィンセントが言う事には墓を暴いて埋葬し直せば呪いは回避できるそうで、ハリス達は夜の墓地に忍び込んで墓を暴きます。
キラが棺に閉じ込められて埋められたり、ハリスがエマに襲われたり、シドが炎に巻かれたりと大変な騒ぎになりましたが、見回りが来てしまったので皆は急いで墓の骨を麻袋に詰めて逃げ出しました。
そして骨を他の場所に移してヴィンセントが埋葬し、これで一件落着ということでした。

感想

これは普通です。
死者を冒涜して呪われる系なのですが、相手が性質悪い系だったみたいです。
こういうパターンだと若者系が多いのですがこれは大人がひどい目に遭う話です。
展開は地味ですが、テンポは悪くなくなかなか面白いと思いました。

この監督はコンヴェントの人なのですが、ちょっと変わった系統のホラーが多い気がします。
コンヴェントもツッコミどころは多かったですが、そんなに悪くなかった気がします。
ゾンビハンターまだ観てないんですけど観たいかも。

悪霊は三種類居るんですが、いきなり姿が出て来たのはエマだけです。
皆ゾンビ系の醜悪な容姿してまして、怪力で神出鬼没です。
ウィリアムはガリガリの中年ゾンビで、デニスは子供のブロンドボブカットゾンビです。
それぞれがスタンドみたいな能力持ってて、ウィリアムはプレデターみたいに透明な状態で相手を襲います。
デニスは発火能力があり、エマは浮遊能力と怪力で斧装備で戦闘力アップするみたいです。
エマの不倫設定がハリスとキラ、アリソンの関係に被せてあるみたいですね。

女優さんもブロンドのアリソン、茶髪のキラと眼鏡のフランシスと美人揃えてました。
キラが一番美人なような気がしましたが、私はアリソン派で、くしゃくしゃ髪素敵。
ハリスは何だかサッパリ役に立たず、ヒーローはヴィンセントだった気がします。
この人は映像をゲットしたいという目的はあったにせよ親切な人だと思われます。

ラストまでのあらすじ

しかし怪異は治まらずに勢いを増している感じだったので、ハリス達は皆でヴィンセントの家に怒鳴り込みます。
ヴィンセントは「失敗もある」と皆を宥め、一人は危険だと皆を自分の家に集めて対策を練ることにしました。
今夜を乗り切れば呪いは終わるので籠城作戦になったのですが、ハリスは冗談じゃないとアリソンを連れて出て行こうととします。
シドは「一人だけ出すかる気か?」とハリスに絡み、ハリスがキラとキスした事をアリソンにチクって仲間割れを起こさせます。

キラと別室で話し合ったアリソンはキラに「私は彼を好きだったけど過去の事、今はあなたの事を心から愛してる」と説得されました。
一方、ハリスは「お前キラの事好きだったから面白く無いんだろ」とシドに絡み揉み合いになっていました。
そこで呪いが始まり、ハリス達の側でボヤが起きてアリソンが見えない何かに投げ飛ばされたのでキラは二階に逃げます。
ヴィンセントが消化し、家の中には至る所に監視カメラが仕掛けられているので、ハリス達は急いでキラを追い掛けます。

一室に飛び込んだキラは女性が監禁されていた地下室に連行されるという幻覚を見せられ、ウィリアムに壁に叩きつけられて散々な目に遭います。
このシーン鏡やがガラスに叩きつけられていて凄いです。怪我してると思います。
ハリス達が部屋に飛び込むとキラは宙に浮き、見えない何かに鏡の破片で喉を切り裂かれていました。
皆は急いで床に落ちたキラの首を止血して抱き起し、病院へ向かおうと運び出しました。
しかし家の周囲は檻に囲まれており、外に出る事は出来ず電話も通じないというお約束の状況になりました。

ここで実はフランシスが呪いを実証するために三人の頭部だけ隠し持っていたと告白して泣き崩れます。
貴重な眼鏡美人だと思っていたら研究熱心系の悪女だったようです。
彼女としては証拠映像を撮った後に近くの墓に頭部を埋葬し、誰も犠牲者を出さずに終わらせるつもりだったようですが、今となっては家から誰も出られなくなってしまいました。
キラは死亡したのですが、遺体が消え、血の足跡を追ってみると彼女はピアノでエマの曲を演奏していました。
どうやらエマが憑依したようで、声を掛けたハリスをパンチ一発でぶっ飛ばし、猿のようにアリソンに飛び掛かって倒し、タコ殴りにし始めます。

何とか引き剥がしたもののキラは怪力で手が付けられず、その内に家の外から飛んできた斧を装備したので、皆は一斉に他の部屋に逃げ込みました。
その部屋ではデニスの火炎攻撃を受け、家の中を逃げ回るハメになるのですが、天井に張り付いていたキラの斧攻撃を受けて背中に斧が刺さったフランシスは死亡しました。
おやすみなさいフランシスって絵本ありましたね。

今度はシドが孤立してしまい、デニスの子供部屋の幻覚を見せられながら火炎の中から現れたデニスに抱きつかれて炎に包まれて死亡しました。
ヴィンセントは部屋の爆発で吹き飛び、家のあちこちが燃え始めます。
ハリスはアリソンを連れて二階に走り、彼女を窓から脱出させたのですが斧を手に持ったキラに襲われます。
アリソンは屋根から落下する形になりましたが、何とか無事でした。
ヴィンセントは家燃やされてとばっちりだと思います。

ハリスは自在に飛行して襲い掛かるキラと揉み合いつつ階下に転落します。
倒されてしまい、目の前で斧を振り上げるキラを前に、もはやこれまでと覚悟を決めたのですが、アリソンが車で家の中に突っ込んで来てキラを吹き飛ばしました。
車で家の中を逃げる二人に巨大化したエマの悪霊が迫りますが、ようやくエマの首を手に墓穴付近に到着しました。
しかしハリスは巨大な手に掴まれて地中に引き摺りこまれてしまいました。
そこにヴィンセントが登場し、エマの首を掴んで墓穴へと投げ込みました。

エマの悪霊は墓穴へと消え、ハリスも生き埋めになっていましたが、掘り起こすと無事でした。
後日、友人達を埋葬した墓を連れ立って去るハリス達でしたが、墓守が墓に例のカードを置いていました。
どうやら呪いは彼が誘発しているようです。

エンドロールで終了です。

クライマックスのCGもそんなに悪くなかった気がします。
まあまあ面白かった気がしました。

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