集団パワー恐るべし BATS 蝙蝠地獄

BATS 蝙蝠地獄

闇が訪れ、地獄が始まる。

制作年 1999年
制作国 アメリカ
監督 ルイス・モーノウ
脚本 ジョン・ローガン
上映時間 91分
出演
ルー・ダイアモンド・フィリップス
ディナ・メイヤー
ボブ・ガントン

だいたいのあらすじ

テキサス州 ギャラップ
踏切の手前に停車した車の中で若いカップルが痴話喧嘩をしていたのですが、蝙蝠の群れに襲われて死亡していました。
なかなか怖いです。

アリゾナ州 スカル・ヴァレー
翼種目研究の権威であるキャスパー博士(ディナ・メイヤー)が助手のジミー(レオン)を地上に待機させ、洞窟に入って蝙蝠の観察を行っていたのですが、突如としてヘリが現れました。
ヘリに乗っていたのはCDCのホッジ博士(カルロス・ジャコット)とマッケイブ博士(ボブ・ガントン)で、テキサスで蝙蝠による生物災害が起きたので同行して欲しいとキャスパーに依頼しました。
ということで一行はテキサスに飛び、現地のキムジー保安官(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と合流しました。

キャスパー達が呼ばれたのは冒頭のカップルの事件の件だったのですが、遺体は切り傷でズタズタになっていました。
遺体からはオオコウモリの歯らしきものが発見されたのですが、この蝙蝠は果実を餌にしているため、人を襲うのはありえないとキャスパーは言います。
他にも家畜や野生動物の被害があったのですが、キャスパーは「こんなのでっち上げだ」と言って引き揚げようとします。
実はこの蝙蝠はマッケイブのラボから逃げた二匹逃げた肉食の蝙蝠だったそうで、他にも極秘のウイルス実験を行っていたと打ち明けられたキャスパーは仕方なく協力することにしました。

キャスパーは地図を見て国立公園沿いを捜すのが手っ取り早いと話していたのですが、その間にも第二の事件が発生しました。
現地に駆けつけると農家の男性が殺害されており、キャスパーはこれは二匹どころではないと断言しました。
市長のブランソン(マーシャ・デンジャーフィールド)が状況確認に来たので、キムジーは「殺人蝙蝠」と説明し、市民の屋内待機を依頼しました。
ホッジの調査の結果、ウイルスは人間には感染しないと判明したのですが、何の研究をしていたのか追及してもマッケイブは答えませんでした。

キムジー達の激しい追及を受け、マッケイブは蝙蝠の知能を高め、集団行動が出来るようにし、攻撃性を高めて雑食性にしたとだけ返答しました。
軍事用でしょうね。
蝙蝠は定期的に移動して他の群れに接触するのだそうで、感染が広がれば半年後には全米が殺人蝙蝠で溢れるようです。
早めに巣を捜してテキサスの群れを潰さないと大変な事になるとキャスパーは警告しました。
尚、ホッジも秘密を共有しているようで、マッケイブとホッジはキャスパーを利用しようとしているようです。

ひとまず移動コースと思われる辺りにカスミ網を仕掛けて蝙蝠を生け捕りにすることにし、キャスパーとキムジーは橋の所で待機していたのですが、思ったより凄い数の群れが飛んできたのでパトカーに逃げ込みますが、キーが見当たりません。
周囲は夥しい数の蝙蝠に包囲され、隙あらば車の中に入ろうとして来るので、た二人は無線で保安官助手のウェスリー(デイビット・マクコーネル)達に助けを求めます。
蝙蝠は隙間があれば無理矢理侵入して来るので、ようやくエンジンを駆けたものの、エンジンルームに侵入されて動かず、通気口から侵入した蝙蝠が二人を襲いました。

その後、ウェスリーとジミーがパトカーで到着すると、蝙蝠軍団はウェスリー達の方に向かっていくと見せかけて何処かに飛び去って行きました。
これはどういう事なのでしょうか。
キムジー達は軽傷を負ったものの無事で、蝙蝠を一匹捕獲しました。
付近の納屋の屋根にはマッケイブから逃げたらしき二匹の蝙蝠がこちらを窺っていたのでキムジーが発砲したものの逃げられました。
無線を聞いて今更駆けつけたマッケイブが捕獲した蝙蝠を求めたのですが、キャスパーは「自分で捕まえろ」と言い放ち、捕獲した蝙蝠に発信機を付けて放ちました。

しかし発信機蝙蝠はマッケイブ蝙蝠の攻撃を受けて惨殺され、撃墜されてしまいました。
何なんでしょうかこのヤバい蝙蝠は。
打つ手なくなったキャスパーはホッジにメキシコまでの封鎖とギャラップの住人の避難勧告を要請しました。
キムジー達が町に戻ると住民は自衛を主張して避難しておらず、通りにも人歩いていました。
その直後に夥しい数の蝙蝠の群れが飛来して住人に襲い掛かりました。
人々は建物に逃げ込んだりしてパニックになり、車で逃げた人が事故を起こして火の手も上がります。

ウェスリーも死亡し、逃げ遅れたキャスパーを助けようとホッジが飛び出したのですが、蝙蝠に喉を噛まれて死亡しました。
ホッジ勇気あるな!って思ったのに残念です。
キムジーはひたすらブランソンを守ってハンドガンで戦い、その内蝙蝠は退散しました。
多大な死傷者を出した町には軍が出動して治安維持にあたり、ウェスリーの死を知ったキムジーは激しく憤るのでした。
ギャラップの住人は強制避難となり、軍は48時間後に近辺の洞くつや穴ぐらをミサイル攻撃することに決定します。
4人になってしまったキムジー達はその間に蝙蝠を倒そうと奔走することになりました。

ひとまず小学校を基地にすることにし、室内にフェンスを張り巡らせます。
BGMがキムジー曰くランメルモールのルチアだというのでドニゼッティだと思いますが、私これ聞いたこと無いので、どの箇所か分かりませんでした。
作業が完了し、どうやって蝙蝠を倒すかということになったのですが、毒は人間より耐性があり、爆撃しても四散するだけで無駄ということでした。
キャスパーは蝙蝠は4度で冬眠し、0度で凍死すると思いだし、冷やして眠らせるという作戦を思いつきます。
蝙蝠は夜行性なので、昼間の間に巣に入り、冷却装置を仕掛けて倒そうということになりました。

軍に冷却装置の準備を依頼して強力なボディアーマーを用意して貰い、学校近くに投下して貰いました。
尚、マッケイブは残った割りに大した協力もせず、怪しい動きを見せていました。
また、衛星写真をFAXで送って貰ったキムジーは連中は洞窟では無く、坑道に住み着いていると発覚しました。
やはり蝙蝠は軍事兵器だったらしくキムジーから蝙蝠の棲みかを聞いた軍の高官は夜の間に巣を攻撃するよう、部下に命じました。

軍は坑道に到着し、冷却装置を降ろし始めたのですが、月を真っ黒に染めるぐらいの夥しい蝙蝠の群れが現れ、彼等に襲い掛かっていました。
一方、学校には蝙蝠の群れが迫っていたのですが、マッケイブが呼び寄せたと打ち明け、「終わりにしよう」と言うと皆に銃を向けました。

感想

これは普通です。
お話は凶暴化した蝙蝠が大量に襲ってくるというものです。
ザ・B級という感じで、きちんと筋を通した山場も設けてあってなかなかの面白さです。
蝙蝠は翼長50㎝程度なのですが、何しろ数が凄いので怖いです。

その反面、演出というか撮影ががよろしくないようです。
カメラの移動が激しすぎて見辛いシーンがあったり、暗いシーンは本気で暗いので何が起きてるのか分かりません。
また、チカチカする謎の演出もあり、見辛いです。
走るシーンは役者さんが頑張ってたので迫力ありましたが、アクションが少し残念でした。
とは言っても地雷系のOVよりは断然いいし、襲撃シーンや学校の攻防シーンはなかなか面白かったです。
音楽もザ・B級アクションという感じで悪くないです。

お話系で残念だったのはマッケイブの存在です。
彼が何をしていたのか、どうやって蝙蝠を呼んでいたのかがはっきりせず、出さなくても良かったんでは?位の扱いです。
ホッジも何か知っていたようなのですが、お亡くなりになったので良く分かりませんでした。
なんか二匹の蝙蝠が群れを操っていたようだったのですが、その辺りも良く分からず。

蝙蝠は鼠みたいなカワイイのではなく、チスイコウモリ系のキモい顔したヤツです。
体毛が無くてモフモフしてないので余計キモいです。
凄く凶暴で、キーキー五月蠅くてウザいです。

キムジーの人はワニと戦ったり、サメと戦ったり忙しいですね。
ヤングガンの頃が全盛期っぽいですが、ひたすらB級に出続けてくれるのはありがたいです。
キャスパーの人はスターシップトゥルーパーズやソウに出てたような。
目が知性的なので、医者とか厳しいですが、アクティブな生物学者役は合ってたと思います。
登場人物ではジミーが好きでしたね。
ホッジさんも少しカッコ良かったのに死んでしまって残念でした。

エロが全く無くてグロも控えめなので家族でも安心です。
暇つぶしには良いのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

蝙蝠は近くの送電線を襲って学校を停電させました。
そもそも蝙蝠は逃げたのではなく、マッケイブが何かの実験のために逃がしたらしく、彼は蝙蝠を操作できるそうです。
キムジーは隙を見て「このクソ野郎!」とハリウッド名物をかましてマッケイブを殴り倒してKOしたものの、蝙蝠の群れは学校に襲来しました。
当初の計画ではフェンスに電流を通して倒す筈だったのですが、電力が遮断されたので地味に拳銃で頑張ることになりました。
蝙蝠は次々に鋭い牙でフェンスを破って侵入して来たので、ジミーが即席の火炎放射で追い払い、キムジーは非常用に準備していた発電機まで走ります。

何とか発電機を起動し、フェンスに張り付いていた蝙蝠を感電死させると蝙蝠軍団は一時退却しました。
息を吹き返したマッケイブは「蝙蝠は私を必要としてる。そういう風に設計した」とのたまっていたのですが、蝙蝠に襲われて死亡しました。
マッケイブを殺害した蝙蝠軍団は巣へと引き揚げて行きました。

翌朝、キムジー達は坑道に到着し、軍が全滅しているのを目撃しました。
冷却装置は地下に降りているようだったので、無線連絡してみると「送った部隊が全滅したので62分後に爆撃する」と返答されてしまいました。
軍の作戦がお粗末すぎますよね。軍にこそ専門家を入れるのでは?
キムジーは「我々が冷却装置を作動させるから時間が欲しい」と要求したのですが却下され、残り1時間で三人で冷却装置を作動させる事にしました。

ジミーが地上班、キムジーとキャスパーが坑道班という作戦で、キムジー達はボディアーマーを着こんで突撃しました。
キムジー達は落盤で蝙蝠のトイレに落ちたものの、そのお陰で巣の中心部に到着し、100万はいると思われる蝙蝠が張り付いた天井を見上げながら冷却装置の前まで到着しました。
二人は付近に倒れていた兵士のポッケからキーをゲットし、装置を作動させました。

蝙蝠の中の一匹がおっきしてしまったのでキムジーがやられそうになりましたが、何とか撃退して逃げ出します。
しかし、キャスパーが発砲した銃がモニターに当たって爆発したので蝙蝠の皆さんは一斉に起き出してキムジー達を追い掛けました。
二人は時間ギリギリで坑道の外に飛び出し、同時にジミーが爆薬で出入り口を塞ぎ、蝙蝠をシャットアウトしました。
上空では戦闘機が爆撃体勢に入っていたのですが、ジミーが無線で中止を呼び掛け、衛星写真を確認した司令官は戦闘機を撤退させました。

洞窟内の温度は順調に下がっており、蝙蝠はこのまま凍死するので平和が戻りました。
キャスパーはジミーに抱きつこうとしたのですが、「臭いから」という理由で拒否されました。
坑道付近の小さな穴から一匹の蝙蝠が起き上がっていたのですが、引き揚げて行くキムジー達のパトカーに踏まれて死にました。

エンドロールで終了です。

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