イカれ女の子育て奮戦記 スプライス

スプライス

新生物造ったらひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 カナダ/フランス
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本 ヴィンチェンゾ・ナタリ/アントワネット・テリー・ブライアント
上映時間 104分
出演
エイドリアン・ブロディ
サラ・ポーリー
デルフィーヌ・シャネアック

だいたいのあらすじ

遺伝子学者のクライブ(エイドリアン・ブロディ)とエルサ(サラ・ポーリー)は動物同士の遺伝子を融合させて新種の生物を造るというヤバい実験をしていました。
ある日、ジンジャーという生物と同じブレッドという芋虫のようなキモい生物を造り出し、エルサは「なんて可愛いの!」等とのたまっていたのですが、二匹の生物はこれまたキモい触手を伸ばして何やら交流していました。
エルサ達は狂っていたようで、今度は人間の遺伝子と結合させて病気を治そう!とか言い出します。
スポンサーは「ひとまず今の段階でタンパク質の量産するから」とキチ○イの言うことは受け入れませんでした。

二人は勝手に人間のDNAと両生類のDNAを結合した細胞を作ってしまい、クライブは「ここまででいいだろう」と凍結しようとしたのですが、エルサは人間の卵子にその細胞を着床させてしまいました。
クライブはジンジャー達の研究を弟のギャビン(ブランドン・マクギボン)に押し付け、エルサと共にその生物の観察に没頭するようになりました。
そしてあろうことか人口胎盤からその生物を誕生させてしまったのです。
頭が陰茎のオタマジャクシできもいです。

恐ろしいことにこの生物は毒針を持っているようで、摘出する際にエルサが刺されて一時的にショック症状になりました。
クライブは生物を処分しようとしたのですが、エルサは研究を続けると言います。
二人が様子を見に行くと生物は裸の恐竜のような生物に脱皮しており、どうやら成長も早いようでした。
エルサは「どうせ寿命は短いのだから死ぬまで観察しよう」と持ち掛け、クライブは同意してしまいました。
生物は凶暴で餌を食べてくれず、二人の手を焼かせたのですが、散らばったキャンディを食べていたのをきっかけに糖分の高い餌に変えると食べてくれるようになりました。

生物はどんどん大きくなり、人間の赤ちゃんと恐竜を合わせたような生物に成長していました。
その後、生物は尻尾すらあるものの頭頂部から縦に亀裂が入った平面顔の人間のように成長し、女の子だったのでエルサはワンピースを着せ、ドレンと命名しました。
ドレンは知能も高くなり、言葉を解するようになっていました。
この秘密の研究が、いつまでも隠し通せる筈も無く、とうとうギャビンに見つかってしまったので、クライブは彼を口止めしつつ協力してもらうことにしました。

ドレンは高熱を出して苦しんでいたので、クライブは彼女を水中に沈めてしまいました。
動かなくなったドレンを見てエルサはクライブを責めるのですが、間もなくドレンは水中で呼吸を始めました。
クライブはドレンの肺を見た時に両棲類の物に似ていると感じ、沈めてみたということでした。
その後、ドレンは瞬く間に成長し、四本指でしたが人間のような腕もあり、知能も人間同様にありました。
ドレンはエルサとクライブがHしているのをこっそりと覗き見ていました。
この二人は揃ってマグロなのですが、どうやってHしてるんでしょうか。

いよいよ世間にジンジャーとブレッドを公表することになり、クライブとエルサはドヤ顔で彼等を紹介したのですが、二匹は棘を出して血まみれバトルを始め、会場の皆さんはスプラッター劇場を見せられるハメになりました。
更に二匹の激しい勢いで展示用のケースが倒れ、二匹の血液が最前列で見ていた人達に浴びせられます。
会場はブーイングと悲鳴に包まれ、パニックになりました。
正直、エルサウザいので、ざまあ!って思いました。
原因を調べたところ、メスだったジンジャーがオスに変化していたと判明したのですが、取締役は「お前ら何見てたの?今まで気づかなかったの?」とカンカンでした。

それはそうとしてドレン(デルフィーヌ・シャネアック)は完全に女性のようになってしまったので、サラの亡き母の廃農場に運ぶことになりました。
農場に着くなりドレンは野生の兎を捕獲して貪り食い、タンクに溜めた水に飛び込んで落ち着いていました。
エルサ達は仕事に行ってしまったので、退屈したのかドレンは侵入して来た猫を捕らえたのですが、食べるのかと思いきや抱っこしてモフモフしていました。
また、彼女は鏡で自分の姿を見て「あたし人と何か違う」と思い始めた模様です。

ドレンは喋れないのでアルファベットの積み木を使い、帰宅したエルサに「退屈、外行きたい」と訴えます。
そして反抗期なのか「外は無理」と告げるエルサにブチ切れ、机や棚をひっくり返して暴れました。
エルサはクライブに「見た!あの子手に負えない!」と同意を求めたのですが、ドレンは天窓を破ってそのまま外に脱走しました。
お前が決めたからこうなったんだろ!ってはたきたいです。
ドレンは屋根から落ちそうになっていたのですが、腕と背中から翼を出してバランスを取っていました。
クライブが急いで「愛してるから行くな」と止めると翼を収納して彼に抱きつきました。
ドレンはエルサに懐いていたのですが、なぜか今はクライブに懐いているようでした。
こんな危険生物が飛んで行ったらヤバいですね。

研究所ではエルサとクライブの勤怠の悪さにバーナム(デヴィッド・ヒューレット)が「特別扱いはしないぞ」とキレていました。
一方、職場をずる休みしたエルサは「ママは私に化粧もさせてくれなかった」とこぼしながらドレンに化粧して着飾らせていました。
それでこんなに歪んだ性格になったんですね。
ドレンは小学生の似顔絵のようなクライブの絵を描いていたのですが、エルサの絵は一枚もありませんでした。
その後、エルサはドレンが可愛がっていた猫を捕まえ「猫アレルギーだから飼えない」と言って取り上げてしまいました。

帰宅したクライブはエルサが寝ていたのでドレンの様子を見に行くと、彼女は落ち込んでいました。
そこで陽気な音楽をかけて踊って見せるとドレンは子供のようにはしゃぎ、二人は一緒に踊り出します。
踊っている最中にドレンを見てエルサと踊っているような変な気分になったクライブは早々に切り上げて「おやすみ」と告げて逃げ出しました。
エルサがドレンに使用したDNAは彼女の物だったと知ったクライブは「お前イカれ過ぎだろ」と廃農家を出て行ってしまいました。

エルサはドレンと仲直りしようかと猫を連れて行き、「やっぱ飼っていいよ」と許可したのですが、ドレンは尻尾の毒針で猫を刺して殺してしまいました。
「なにすんだよ!」とエルサがドレンをビンタするとドレンは敵意を剥き出しにしてマウントを取り、毒針を伸ばして鍵を奪いました。
そのまま脱走しようとしていたのですが、エルサにスコップでKOされました。

感想

これは普通です。
マッドサイエンティストが人間のDNAを使って新種生物造りました!という話です。
ちょっとエンブリヨに似てますね。
でもあれは悲しい感じでしたが、これは変態的です。
話はなかなか面白く、演出も良いのではないかと思いました。

結末に持って行きたいのはわかるのですが、エルサに終始イラッと来ます。
このカップル人間味が無いというか、自分達の事を天才だと思ってるようで、非常に自己中心的です。
二人共、周りの人がどう思うか?相手がどう思うかとかはお構いなしで、しかも感情的です。
なのであまりハラハラしないんですよね。
一応、ドレンは研究には反対していたのですが、エルサの言いなりになってしまっていました。
エルサに至っては自分で育てると言ったのに、反抗的になるとキレたりするようで、見ててイラッと来ること間違いなしです。

どうやらエルサは幼少期に母と上手くいっていなかったようなのですが、具体的に語られなかったので何があったのかは不明です。
まあ説明されたとしても彼女には同情できないと思いますが。

ドレンは最終的には上半身人間で下半身が二足歩行恐竜みたいな三本足の脚と尻尾という容姿になってました。
この生物が廃農家の納屋で大人しくお留守番というのは無理あるなあと感じました。
スキンヘッドでヤバいカエル顔してます。
演者は可愛い人なのですが、観てて全然可愛いと思いませんでしたのでクライブ猛者だと思います。

私的にはイライラ映画なのですが、暇つぶしにはなるのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

エルサはドレンを台の上に寝かせ、手足を拘束して尻尾を切断してしまいました。
廃農場に戻って来たクライブはそれを見て驚いていたのですが、更にエルサは「タンパク質の量産にこいつの細胞使えばいいじゃん」と言い放って研究所へと去りました。
クライブは「可哀想に」とドレンの拘束を解いて自由にしてやりました。
エルサは言葉通りにドレンのタンパク質を合成したのですが、その後バーナムが現れ、「お前勤怠悪すぎるからクビ」と解雇宣言されました。
エルサは嫌味たらしく「タンパク質合成したから本物の科学者に見て貰えば」と吐き捨てて去りました。

お酒を飲んでいたクレイグはドレンに誘惑されてとうとうHしてしまいました。
キチ○イカップルですね。
ドレンは翼を出して上に乗ったりしてアンアン言っていたのですが、彼女の尻尾は復活していました。
クレイグが果てる直前にエルサが戻って来て二人の情事を目撃し、追い掛けてきたクレイグに弁解もさせずに回れ右して車に飛び乗り、帰宅しました。
後を追って帰宅したクレイグはエルサと醜い罵りあいをしていたのですが、二人とも冷静になり、タンパク質を合成したのなら救いはあるということになり、クレイグは「二人で始末をつけよう」と言いました。

二人が廃農場に行くとなぜかドレンは死んでいました。
ということでドレンを庭に埋め、遺品は燃やしたのですが、その中にドレンが描いたエルサの似顔絵があったので、エルサは涙を流しました。
そこにギャビンに連れられたバーナムが現れ、ギャビンは「隠しきれなくて…」と説明しました。
バーナムはサンプルを見て人間のDNAが含まれている事を知り、違う生物のDNAも発見したので二人の研究を知りました。

バーナムは会社の物だから生物造ったんなら寄越せ!とクライブ達に詰め寄ります。
二人は「もう死んだ」と説明したのですが、直後に蘇生したドレンが空中からバーナムを襲い、攫いました。
ドレンは雄に変異したようで、バーナムを木の上で殺害し、ギャビンを攫いました。
続いてクライブが沼に引き摺りこまれたのですが、彼は何とか無事でした。

自在に空を飛ぶドレンはエルサをレイプしたのですが、復活したクレイグに杭を胸に刺されて倒れます。
しかしまだ死んではおらず、クレイグに襲い掛かったのですが、エルサに石で殴り倒されました。
ドレンは毒針でクレイグを殺害し、エルサに石で頭を潰されました。

エルサはドレンの子を妊娠しており、会社に子供を差し出すことに同意のサインをしていました。

エンドロールで終了です。

エルサが生き残るのは納得できなかったのですが、こういう訳だったようです。

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