浦家の続報です 放送禁止 劇場版2

ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版2

あなたたちはサイコーです!ありがとう!ニッポンの大家族!

制作年 2009年
制作国 日本
監督 長江俊和
脚本 長江俊和
上映時間 96分

あらすじ(ネタバレ)

これの後日譚です。

TVドラマ放送禁止2のネタバレ紹介と感想です。

これはカナダの映像作家で世界各国の家族をテーマにした作品を制作しているベロニカ・アディソン氏のドキュメンタリー作品です。
代表作のサハラおじさんでウケました。
2009年4月
ベロニカは少子化問題に興味があったので、今回は対極にある大家族である所沢にある浦さん一家を取材することにしました。
早速お宅訪問すると母の司さん(45歳)が下の兄弟三人と一緒に家庭菜園で野菜を収穫しており、側には鶏も居ました。
家に通されたベロニカは朝食の席にお邪魔して一家に自己紹介しました。
なんと司さんはスーパー店長の新しい父純夫さん(39歳)と再婚していました。
庭の野菜食べてるの純夫さんだけですね…

他には次女の蜜柑(24歳)、次男の隆太(17歳)、三女の梨枝(16歳)、四女の檸檬(13歳)、四男の団(12歳)、五女のすもも(6歳)、五男の雷智(5歳)の姿がありました。
純夫は「今日外食しない?」と皆に声を掛けたのですが、兄妹は皆ガン無視していました。
彼は梨枝に「何食べたい」しつこく話し掛けていると、梨枝は「うるせーんだよ」と茶碗を彼の背後に投げました。
そして彼に蹴りを入れて倒し、カメラの外に引き摺って行くと「来やすく話し掛けてんじゃねーよ。うぜーんだよ」とビシバシビンタしていました。
これにはベロニカと通訳もドン引きで、更に梨枝が蹴り倒した純夫に隆太が味噌汁を浴びせました。

騒ぎが落ち着いた頃にベロニカが純夫夫妻に事情を聞いた所、司は前の夫敬一郎が失踪した件、スーパーのパートに出て知り合った純夫と再婚した件を打ち明けました。
幼い頃に両親を亡くした純夫には家族に対する憧れがあったのだそうで、抵抗は無かったそうです。
その後、夫妻の間には純夫と雷智が産まれ、家族は更に増えました。
しかし、司と純夫はまだ籍を入れていないということでした。

隆太、檸檬、団の純夫に対する意見は共通しており、「馴れ馴れしい。ウザい」ということでした。
司は家を空けられない事情があり、パートには行っていないのですが、その一つの理由が、あのジャストミートの長男・豪毅(23歳)が部屋で引きこもりになってしまった点でした。
部屋のドアに「バット一発 十三振だ」と書いた紙が貼ってあります。
豪毅は高2の時にグレて学校に行かなくなり、その後更生したのですが引きこもりになったそうです。

その後、純夫が帰宅し、看護師の蜜柑は夜勤に出て行きました。
梨枝は夕食後に家を出て行き、深夜になるのに戻りませんでした。
また、長女の林檎(25歳)は高校を出て東京の大学に進学して就職したのですが、半年前から連絡が取れず消息不明となっていました。

数日後、純夫は林檎が関内の風俗店で勤務しているという情報を得て、その店に向かいます。
店の場所を確認した純夫は林檎と思われる風俗嬢を電話予約して店に突撃しました。
ザ・ドキュメンタリー系のヤバい話になって来ました。
風俗店に入った純夫は「一緒に帰ろう」と林檎を説得に掛かるのですが、「この人変態です」とスタッフを呼びました。
中はこうなってるんですね。
純夫はスタッフに「この子のお父さんなんです」と訴えたのですが、「そういうプレイないから。もう出禁だから」と叩き出されてしまいました。
スタッフの会話ウケました。

深夜に帰宅した純夫は司にありのままを話し、「なんとか林檎ちゃんを救ってあげないと」と言いました。
その後、二階のベランダから隆太が落下するという事件が起きました。
庭に倒れる隆太を発見した純夫は通報したものの、救急車が入って来られないと聞き、大通りまで彼を背負って運びました。
二階にチラッと司の姿がありました。
待機していた救急車に隆太を乗せた所で司が現れ、夫妻は救急車に同乗しました。

翌日、隆太は一命を取りとめたものの、まだ意識不明だということでした。
団によれば以前にも檸檬が自転車に乗っていて大怪我し、入院した事があったそうです。
ベロニカ達は浦家に戻り、司に隆太の容態を伝えました。
この時、司は電話していたのですが、保険証券を持ってました。

その四日後、純夫は関内のあの風俗店に行き、閉店後に店から出て来た林檎を捕まえ、隆太の件を切り出しました。
林檎は足を止め、二人は公園で話をすることになりました。
純夫は隆太の事故と意識がまだ戻らない件を話し、「何も事情は話さなくてもいいから帰っておいでよ」と勧めました。
林檎は付き合っていた男に借金を背負わされ、風俗店勤務になったと打ち明けます。

その四日後、蜜柑の病院に入院していた隆太は意識を取り戻しました。
元気になった隆太を見て、純夫も嬉しそうでした。
純夫さんいい人ですよね。私ぶっちゃけ空気読めないとか思ってました。ごめんなさい。
数日後、林檎が浦家に帰宅しました。
純夫はコツコツ貯めていた定期を解約し、林檎の借金500万円を返済したのでした。
純夫さん本当にいい人ですよね。私ぶっちゃけ軽くダサいとか思ってました。ごめんなさい。
司も明るく林檎を出迎え、これにはベロニカも笑顔でした。

1週間後、隆太も退院し、豪毅を除いた家族全員が食卓に揃いました。
林檎と隆太は完全に純夫に打ち解けたので、梨枝を除いた下の子も彼に心を開くようになりました。
梨枝は皆が楽しく歓談しているとブチ切れ、おかずをぶちまけてちゃぶ台の上を歩き、純夫を蹴り倒しました。
見かねた林檎が梨枝を止め、梨枝は部屋に戻ってしまいました。

5月中旬にベロニカが浦家を訪問すると、純夫は豪毅と梨枝を除いた家族とラジオ体操をしていました。
出た!浦家名物
どうやら司が以前にラジオ体操をしていたと聞き、純夫が復活させたようで、これにはベロニカと通訳も笑顔でした。
また、純夫と司は敬一郎が失踪して7年経過したので、ようやく籍を入れたということでした。
その正午、司は団達が可愛がっていた鶏クッキーを潰し、親子丼をこしらえ、ベロニカにも振る舞いました。
その夜、林檎は豪毅の部屋に食事を運びました。
部屋の中には「ハハハ サイコーです」、「強打 行こロス」、「知らぬが仏」、「鷹」という紙が貼ってありました。

翌日の昼過ぎにすももと雷智が家庭菜園の付近で遊んでいると、司は「ここで遊んじゃダメだった言ってるでしょ!あんた達一人位いなくなっても困らないんだからね」と猛烈な勢いで怒鳴りつけていました。
号泣する二人を団が慰め、司はカメラの前で笑顔を振りまいていました。
その後、雷智は血を流した猫と「エンリケの墓」という絵を描き、家庭菜園にはエンリケのお化けが出るので近づくとお母さんが怒るとベロニカに話しました。
そして団はベロニカに「エンリケは前に飼ってた猫でお父さんが居なくなる少し前に死にました」と教え、司がいつも「ほけん、ほけん」と言っているので保健体育の勉強をしているそうです。

カメラがおさらいのように豪毅の貼り紙と家の中を映すのですが、籠の中の果物にナイフが刺さっている映像がありました。

ある日の夕食の席で純夫は「この家から引っ越ししたい人」と決を採ったのですが、手を挙げたのはすももと雷智だけでした。
他の子は皆一様に微妙な反応で、司は一瞬渋い顔をした後に「まだいいんじゃない」と告げました。
その深夜、子供達が寝静まった後、純夫は「この家、なんか不幸続き出し引っ越した方がいいと思うんだよね。それにあのお金もうすぐ入るんでしょ?」と持ちかけ、司は「あのお金あてにしてたの」と軽くキレました。
そして純夫は前に死亡していた鷹治の事を持ち出し、「あんたには関係ないでしょ」と軽くキレられていました。

ベロニカは先ほどの「あのお金」って何?と純夫に尋ね、敬一郎の保険金だそうです。
色々と調べた結果、ベロニカはこの家に大きな問題が起きたのは7年前の敬一郎の失踪時だという推論に達しました。
ベロニカさん淡々とレポートしてますが、こんな超展開で番組大丈夫でしょうか?
サハラおじさんの時はもっと超展開だったのでしょうか?少子化問題はどこに繋がるんでしょうか?

ベロニカが団に敬一郎の事を聞いた所、優しくていい人だったけどキレやすかった、その件でよく母と上の兄弟が話し合っていたということでした。
更に隆太は父の疾走原因が心霊写真にあったのではないかと霊能者から言われたとベロニカに話しました。
ベロニカは蜜柑からは「心霊写真は何度も戻って来て怖かった。お祓いもした」という話を聞きました。

ベロニカはカメラの前でどや顔で「心霊写真が原因でした!日本に呪いは実在した」とレポートしました。
もう一度聞きますが、番組大丈夫でしょうか?というかベロニカ大丈夫でしょうか?
ベロニカのこの考えは純夫の引っ越したいという考えを後押ししました。

ある朝、林檎と司は牛肉の煮物を大量の隠し味を入れてこしらえていました。
団は敬一郎とエンリケがそれを食べていた事を純夫に伝え、「黙って食べなさい」と司に口止めされました。
その後、林檎は豪毅の部屋に食事を運び、何かを耳打ちし、剛毅は頷いていました。
「猛虎 ロスしかない」という張り紙と金属バットが見えました。

その後、純夫と子供達はすっかり打ち解けたようで、皆が純夫の寒い会話で歓談していました。
その様子を見て梨枝はまたキレ、「調子に乗ってんじゃねえよ」と純夫の頭に味噌汁を浴びせて蹴り倒します。
純夫は無抵抗を貫き、ちゃぶ台はひっくり返されて大変な騒ぎになってしまい、林檎が梨枝を止めたのですが、突き飛ばされてしまいました。
それを見た純夫は珍しくキレて梨枝をビンタし、暴力は俺だけにしろ!兄弟に振るうのは許さない!と怒鳴るのでした。
純夫は「どんな事をされても自分の子だからお前を愛してる」と続け、梨枝は黙ったまま家を飛び出しました。

夜だったので、皆は家を梨枝の後を追い掛けます。
純夫は3時間が経過して22:30になっても小雨の中で梨枝の姿を捜していました。
そして雨も上がり24時を過ぎた頃に橋の上に佇む梨枝を発見して「ぶってごめんね」と声を掛けました。
梨枝は「うちみたいな家に関わってバカじゃないの」と反抗的だったのですが、「さっき殴られて嬉しかった」と打ち明けました。
違う趣味に目覚めたのでしょうか?スミマセン、泣くシーンでした。取り消します。
梨枝は「今までごめんなさい。」と泣きながら謝り、純夫は「大丈夫だよ」と泣きながらそれを赦しました。
ベロニカさん今まで色々ありましたが、いい絵が撮れてよかったですね。

その後、豪毅の部屋の前には室内にあった「猛虎 ロスしかない」の貼り紙が貼られていました。

6月中旬に純夫はマイクロバスをレンタルし、一家で二泊三日のキャンプに行くことにしました。
梨枝には笑顔が戻り、清々しい笑顔で金属バットを持った豪毅も参加していました。
純夫さんは限定解除してるんですね。意外と多芸
富士山の近くの河原でテントを張ることしたのですが、皆が協力する中で、豪毅はひたすら素振りをしていました。
ベロニカが子供達にインタビューすると隆太は命の恩人に大感謝、、林檎は大好き、団は前のお父さんより好き、蜜柑もいい人、檸檬もダサい所意外は最高!と答えていました。
純夫がニジマスを釣り上げると皆が「お父さん頑張って!」と声を掛けました。
ちょっと感動で泣きました。私騙されてますよね。

これにはベロニカもいい笑顔で、その夜は釣った魚と持参した食材でバーベキューを楽しみました。
そして純夫は「家族が一緒が一番」と何処かで聞いたようなセリフを言いました。
ベロニカのインタビューに司は「感動した」、純夫は「諦めないで頑張って良かった」と答えました。
そしてベロニカは取材を終え、「純夫は大家族の本当の父になったのだ」と綺麗にまとめて一家とお別れしました。

しかし取材を終えた後に予想外の事が起こったようで、数日後にベロニカは追加取材しに浦家を訪ねました。
家では楽しそうに子供達が遊んでいましたが、司の姿はありませんでした。
あのキャンプの夜、司は雨に濡れた崖から落ちて転落し、植物人間になっていました。

翌朝、林檎は朝食に牛肉の煮物を作っていたのですが、隠し味は昆布だしでした。
林檎は司を裏切ったのだと思います。
引っ越しは延期だそうで、豪毅も楽しそうに朝食に参加していました。

ベロニカは「世界中の人も分かり合って一つになれる可能性を感じた」と凄い事を言って〆ました。
一家揃ってラジオ体操をする浦家を見てベロニカは「浦家サイコーです。大家族サイコーです」と言って撮影は終わりました。

エンドロールで家族一人一人が「サイコー」と言って終了です。

感想

これは普通です。
放送禁止の二作目の後日譚で、新しいお父さんが頑張ってます。
なんか色んな問題を純夫さんが解決して一家は団結するというないようなのですが、この一家には秘密がありそうだということで、ベロニカさんも最後に気付いたのか「サイコ」連発してました。
お話はゴリゴリで無理あり過ぎですが、私はこれの全作好きだったので、割と楽しめました。

敬一郎さんは遺影になっても相変わらずのウザい笑顔で素敵です。
林檎さんの風俗堕ちと梨枝ちゃんの家庭内暴力には衝撃を受けましたがちょっとウケました。
あと豪毅さんのヤンキー合成写真もウケました。

これ、ベロニカさんがレポートしてるので、そのたびに「日本ではこう呼びます」とか解説入るんですよね。
「カテイナイボウリョク」とか「ヤンキース」とか片言の日本語で解説したのはウケました。
ベロニカさんは意外とジャーナリストに見えてくるので不思議。
大体、これカナダの番組のハズなのに、ベロニカさんの日本語字幕は誰が入れたのよって感じです。

考察です。
今回は割と見たまんまで難しく無かったです。
司さんファンの方には残念なお知らせですが、彼女は完全に闇堕ちしたようなです。
あれから彼女はイカれてしまったのか保険金目当てなのかは知りませんが、子供の命を狙うようになったようです。

貼り紙の「「バット一発 十三振だ」は「バット一発 父さん死んだ」ということで、前回のおさらいだと思います。
同じく「知らぬが仏 鷹」は鷹治の事を示しているのだと思われます。
「ハハハ サイコーです」「強打 行こロス」は「母はサイコです 姉弟殺す」と読めます。
籠の中の果物に刺さったナイフは果物の名前である子供達を殺すことの暗示ではないでしょうか?
隆太が二階のベランダから落ちた際は司さんが二階にいましたし、檸檬の自転車の件も怪しいです。

司さんの中の人も今回はかなり裏表が激しそうなサイコなイメージで演じていらっしゃるようでした。
すももちゃん達が家庭菜園で遊ぶのを禁じたのも敬一郎さんが埋まっているからだと思います。
あと、鳥を潰した親子丼は「本当の親子丼」と言っていたので、もしかするとすももも雷智もいずれ…という意味だったのかもしれません。
他に司さんが保険証券を手にしているシーンもありましたし、「ホケン、ホケン」連発と言ってる事を匂わせるシーンもありました。
エンリケの件は前回のおさらいですね。

その後、保険金を手にした司さんは敬一郎さんと同じように純夫さんを殺害しようと企んだのだと思います。
林檎さんは司さんに協力を依頼され、協力しているふりをして昆布だしの隠し味を入れ、この件を豪毅さんと相談し、司さんを消すことにしたのでしょう。
この頃には子供達は純夫さん側についていたのでした。

「猛虎 ロスしかない」は「もう殺すしかない」と司さん殺害を匂わせてるのだと思います。
結果的に植物人間になったので、子供達にとっては都合のいい展開だと思います。

私が気付いた真実はその位でした。

特典は対談が入っていました。

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