デュラハンの話 スリーピー・ホロウ

スリーピー・ホロウ

事件捜査するとひどい目に遭う話

制作年 1999年
制作国 アメリカ
監督 ティム・バートン
脚本 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
原作 ワシントン・アーヴィング
上映時間 105分
出演
ジョニー・デップ
クリスティーナ・リッチ
マイケル・ガンボン

だいたいのあらすじ

ピーター・ヴァン・ギャレットなる人物の遺言状を証人が署名して、封蝋をしていました。
証人のジョナサン・マスバスは遺言状を鞄に詰めて馬車で出発したのですが、何者かに襲われて首を刎ねられていました。
ゴシック調みたいです。

ニューヨーク市 1799年
クレーン捜査官(ジョニー・デップ)は19世紀だというのに裁判には拷問が持ち込まれ、きちんと解剖や捜査を行わない司法の在り方にウンザリしており、「もっと捜査は科学的に」と上に物申していました。
そんな訳で地元の巡査部長(アラン・アームストロング)や市長(クリストファー・リー)に怒りを買った彼は「スリーピー・ホロウ」という町で起こっている3件の殺人事件の犯人を捕まえて来いと命じられました。
ということでクレーンは馬車にゴトゴト揺られて寒々とした山村という感じのスリーピー・ホロウに到着しました。

クレーンは村の集会場っぽい建物に入り、有力者のバルタス(マイケル・ガンボン)を訪ねたのですが、中は宴会場のようにカオスで、目隠ししたイカれた感じの娘が「魔女のキス」とか言いながらクレーンにキスしました。
この娘はバルタスの娘のカトリーナ(クリスティーナ・リッチ)でどうやら本当に宴会中だったようで、間もなくバルタスとその夫人(ミランダ・リチャードソン)が現れました。
部屋に案内されたクレーンはその後、医師のランカスター(イアン・マクダーミド)、スティーンウィック牧師(ジェフリー・ジョーンズ)、フィリップス判事(リチャード・グリフィス)、公証人のハーデンブルック(マイケル・ガフ)を紹介されました。
悪役イメージ強い人いますね。

この村で殺害されたのは村長のピーター、その息子ダーク、村の未亡人ウィンシップの3名で、全てが首なしの状態で発見されました。
皆が言うには3名は「首なし騎士」が殺害して首は地獄に持ち帰ったということで、クレーンはスリーピー・ホロウの伝説を聞かされます。
南北戦争時にドイツから傭兵として送られた騎士(クリストファー・ウォーケン)が居たのですが、彼は殺戮を好み、愛馬に跨っては牙のように研いだ歯を剥き出しにしてバッサバッサと敵を斬り倒したそうです。
その後、森に追い詰められた騎士は自身の剣で首を刎ねられて埋められたのですが、20年後に復活し、森に近付く者の首を刎ねているそうです。

クレーンは伝説などバカバカしいと切り捨て、犯人は絶対に逮捕すると宣言しました。
しかし、確かに首なし騎士っぽいのは居るようで、村人の一人がそれらしいのに殺害されていました。
その知らせを聞いたクレーンはキリアン(スティーヴン・ウォディントン)に用意して貰った馬で現場に駆け付けました。
既に首なし死体の周りには村の主要メンバーが集まっており、これはジョナサン・マスバスだと教えてくれました。
クレーンは大仰な装置を鞄から出して見れば誰でもわかるような事を発見していたのですが、それ以外にも遺体の首が焼き切られているという発見をしました。

ジョナサンの息子マスバスくん(マーク・ピッカリング)はクレーンに捜査協力を申し出たのですが、却下されました。
また、フィリップスはクレーンにジョナサンは4人目では無く5人目で、4つの墓に5つの死体と教えてくれました。
翌朝、マスバスくんに起こして貰ったクレーンは早速墓を暴くのですが、4つの墓には4つの死体しかありませんでした。
しかしウィンシップの遺体の腹部に斬られた痕があったので、クレーンは棺をランカスターの下に持ち込み、一人で解剖を始めました。
その結果、彼女は妊娠していたと判明しました。

クレーンは馬で移動している際にハロウィンランタンを持った首なし騎士にランタンをぶつけられて気絶したのですが、それは彼を嫌っているプロム(キャスパー・ヴァン・ディーン)の悪戯でした。
気絶している間にクレーンは夢を見たのですが、クレーンのママ(リサ・マリー)は薬草を煎じたりしていたようです。
クレーンが息を吹き返すと誰かが運んでくれたのかベッドで寝ており、下の部屋で読書をしていたカトリーナから魔術書っぽいものを貰いました。
カトリーナのママは死亡しており、今の母は継母だそうなのですが、カトリーナはクレーンママが地面に描いていた模様と同じような物を描いていました。
尚、クレーンの手には釘を沢山刺したような痣が子供の頃からありました。

フィリップスが村から逃げようとしていたのでクレーンが声を掛けると、どうやら情報提供したので危険が迫っているということでした。
直後に首なし騎士が現れ、フィリップスの首を刎ねたので、以前からヘタレ疑惑のあったクレーンは「首なし騎士出た」と部屋に引き籠ってしまいました。
部屋で気絶したクレーンはまたママの夢を見たのですが、どうやらクレーンママは魔女裁判で裁かれて鉄の処女で処刑されたようです。

バルタスは有力者の皆さんと「あいつは使い物にならん!」とクレーンの後任を送ってもらおうと憤っていました。
そこにババーンとクレーンが登場し「恐怖を克服した!犯人幽霊を捕らえる!」と森に行く宣言し、マスバスくんが同行してくれることになりました。
森に向かう途中でマスバスくんに話を聞いたのですが、ピーターとダークは殺される1週間前に口論していたそうで、その後ピーターの使用人であったジョナサンが呼ばれたそうです。
森の中には木の根元に洞窟があったのですが、中には魔女っぽい人が居て、「インディアンの道を西に進め!死人の木が騎士のアジトだ」とゾンビ顔で目玉を飛び出しながら教えてくれました。

その後、カトリーナも合流し、マスバスくんは「これじゃない?」とトレントみたいなヤバい形をした木を発見しました。
早速クレーンが木の根を切ってみると木は血のような樹液を流し、根元には被害者の生首が埋まっていました。
土が柔らかい所を掘り返すと中には騎士の物らしき白骨が埋まっていましたが、頭蓋骨がありませんでした。
クレーンは頭蓋骨が無いので騎士は彷徨っているのではないかと推理し、直後に生首の穴の奥から首なし騎士が馬と共に飛び出して来ました。
こうやって出てくるんだーと感心しました。
クレーンは急いで騎士の後を追ったのですが、煙のように消えていました。

騎士はキリアンの助産院を襲い、果敢に立ち向かったキリアンとその妻ベス(クレア・スキナー)の首を跳ね、息子のトーマスにも襲い掛かっていました。
ブロムが猟銃で騎士を撃ったのですが、倒す事は出来ず、鎌を持って立ち向かいました。
そこにクレーンが駆け付け、ブロムに深追いはするなと叫びつつ加勢しました。
騎士はクレーンの肩に剣を刺して投げ飛ばし、ブロムを真っ二つにして去りました。

クレーンはカトリーナが煎じてくれた薬草を飲みながら、「騎士は無差別殺人をしているのではなく、頭蓋骨を掘り起こした人間に操られている、それが真犯人」と告げて意識を失い、再びママの夢を見ます。
少年クレーンはママが鉄の処女で死亡している所を見てしまい、その際にトゲトゲの拷問具に手を付いて両手を怪我しており、それが痣になったようでした。
飛び起きたクレーンをカトリーヌが看病してくれたのですが、悪夢の内容を話してと言われたので、彼はママの話を全て打ち明けました。
クレーンのママを殺害したのは聖職者だったパパだったそうで、彼は7歳にして信仰を失ったということでした。
尚、クレーンとカトリーナはめでたくイチャコラしました。

次にクレーンが目覚めると夫人が看病してくれており、メイドのサラ(ジェシカ・オイェロウォ)が逃げたのだそうです。
マスバスくんが来たのでクレーンは飛び起き、推理を再会しました。
きっかけはピーターの死のようで、彼の死によってバルタスは村長になっています。
前に貰った家系図を見ていたクレーンは何か閃いたようで、ハーデンブルックの下へ向かいました。
事務所に着くと、マスバスくんがジョナサンの鞄を見つけ、クレーンが中を改めました。
遺言状にはウィンスロップのピーターの結婚証明書が添えてあり、遺産を全てウィンスロップに譲る旨が書かれていました。

ハーデンブルックは秘密を暴かれ「殺人に加担するつもりではなかったんだ」と頭を抱えていました。
クレーンは遺産絡みで有力者が陰謀を働き、黒騎士を操ってピーター達を殺害させたのだと暴きました。
そしてその黒幕とは遺言状が無く、ダークも死亡した場合に遺産が相続される親族・バルタスだと推理発表しました。
クレーン達が部屋に戻るとなぜかカトリーナが居り、「バルタスがNYに戻った方がいいと言っていた」と伝言を受け、ました。
カトリーナは直ぐ引き揚げたのですが、マスバスくんがベッドの下に謎の紋章を見つけ、これは呪いでは!と言い出します。
クレーンはカトリーナにも疑惑の目を向けるようになります。

その後、怪しい人物を追って森に入ったクレーンはバルタス夫人が手をナイフで傷つけながら誰かとHしているのを目撃しました。
その間にカトリーナが部屋に忍び込んで遺言状を盗み、燃やしたのが発覚したのでクレーンとカトリーナは不仲になります。
そしてバルタス夫人はクレーンがHを覗いていた事を承知していたようで、夫には言うなと釘を刺しました。

翌日、クレーンはバルタスからハーデンブルックが首を吊って自殺したと知らされました。
バルタスは村人から反感を買うからNYに帰った方がいいとクレーンに忠告しました。

感想

これは普通です。
首なし騎士が人を殺害しまくりで調べていたら意外な事実が…という内容です。
お話もなかなか面白いのですが、映像がとても良いと思います。
古風な雰囲気の村や騎士のビジュアルやスピード感はなかなか。
終盤の風車小屋のシーンとかも面白かったです。

クレーンは最初ヘタレな感じなのですが、段々と活躍するようになります。
最初は謎機器を使用して捜査しているのですが、後半出て来なくなるのがちょっと残念です。
私の観た映画だとスティーンウィックは大体悪い人なのですが、今回もやっぱり悪い人でした。
カトリーナの人はなかなか雰囲気合ってたかも。
マスバスくんが可愛くて大活躍してました。

ラストまでのあらすじ

村では会合が開かれることになっていたのですが、薬草を積んでいた夫人の背後に騎士が迫っているのをバルタスが目撃しました。
バルタスは大慌てで村人に「騎士が来た」と知らせ、村人は教会へ逃げ込みました。
騎士はどうやら教会には入れないようで、彼が投げた斧も教会に当たる前に崩れ落ちていました。
スティーンウィックは「騎士の狙いはお前だ!」とバルタスを外に出そうとしており、そこに割って入ったランカスターが「実は私達4人はある人物に騙されていた」とバルタスに告白を始めます。
スティーンウィックはランカスターを殴り倒して遮り、バルタスは弾みでスティーンウィックに発砲してしまいました。

騎士は教会の柵を使ってロープ付きの槍を作り、窓側に立ったバルタスに向けて投げ、彼の胸を貫きました。
そしてそのまま馬で引っ張り、バルタスの首を刎ねて去りました。
カトリーナはショックで気絶したのですが、彼女は教会の床にもクレーンのベッドの下にあった紋章を描いていました。
それを見たクレーンは「こいつが黒幕だったのか!」と結論を出し、傷心のままNYへ引き揚げることにしました。
馬車に乗ったクレーンでしたが、運ばれていく夫人の遺体を見て何か気付いたのと、カトリーナに貰った魔術書を調べてあの紋章は呪いでは無く、守護の紋章だったと知り、村へ引き返すことにしました。
もう少し可愛いデザインにしてくれないと誤解を生むと思います。

村に着いたクレーンは早速夫人の遺体を調べ、手の傷が偽物だと見抜きました。
一方、バルタス夫人はカトリーナの前に姿を現し、卒倒した彼女の髪を切って騎士を呼び出していました。
夫人は息を吹き返したカトリーナにに自分が黒幕であると真相を語ります。
騎士を操っていたのは彼女で、バルタスは騎士を見て夫人が死亡したと判断して逃げていました。
夫人の遺体はサラの物で、サラは夫人が殺害していました。

彼女はヴァン・ギャレット一族に土地を追われたアーチャーという一族だそうで、森の中で暮らしていたのだそうです。
騎士が最期に追われていた際に枝を割って追手に居所を伝えたのは夫人でした。
彼女はその際に騎士を甦らせてヴァン・ギャレット一族の復讐を誓ったのでした。
そして成長した彼女は看護師を装ってカトリーナの母を殺し、バルタスの後妻になりました。
キリアンはウィンスロップの件を知っていたので殺害され、スティーンウィックは色仕掛け、他の3人の長老も脅しによって篭絡し、バルタスを孤立させました。
森の魔女は夫人の妹だったのですが、クレーンに手助けしたので夫人が殺害したそうです。

陰で話を聞いていたマスバスくんはカトリーナの手を取って助け出し、二人は風車小屋から逃げ出します。
小屋を出た所で戻って来たクレーンが合流したのですが、同時に騎士もカトリーナに迫ります。
クレーン達は小屋の上に逃げ、火炎瓶を投げて追って来た騎士を炎に撒かせ、その隙に帆に飛び移って回転を利用して地上へ逃げました。
クレーン達は馬車で逃げたのですが、騎士はしつこく追って来たのでクレーンと騎士は馬車の上で激しい格闘戦になります。
このシーン面白いです。

ようやく客車と馬を切り離して騎士を撒く事に成功した三人は死人の木辺りに辿り着いたのですが、そこにはバルタス夫人が居ました。
夫人はクレーンに発砲したのですが、胸に入れていた魔術書のお陰で無事でした。
クレーンは夫人から騎士の骸骨を奪い取ろうとして揉み合いになり、マスバスくんが夫人を棒きれでKOしました。
しかし、その間に徒歩で追いついて来た騎士がカトリーナの首を斬ろうとしていたのですが、ギリギリでクレーンが騎士に骸骨を投げました。

騎士はカトリーナの斬首を止めて頭部をキャッチするとそれを首部分に装着しました。
間もなく完全体になった騎士は戻って来た愛馬に跨り、自分を操っていた夫人を抱えると無理矢理キスし、悲鳴を上げる夫人と共に木の穴の中に消えました。

こうして事件は解決し、クレーンはカトリーナとマスバスくんを連れてNYへ帰りました。

エンドロールで終了です。

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