タイミングよくルームがありました パニック・ルーム

パニック・ルーム

パニックルームに飛び込んだらひどい目に遭う話

制作年 2002年
制作国 アメリカ
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 デヴィッド・コープ
上映時間 112分
出演
ジョディ・フォスター
クリステン・スチュワート
フォレスト・ウィテカー

だいたいのあらすじ

メグ・アルトマン(ジョディ・フォスター)は資産家の夫と離婚し、娘のサラ(クリステン・スチュワート)と共に新居を捜していました。
不動産屋のリディアの案内でマンハッタンの一角に建つ亡くなった資産家の住宅を下見し、購入することに決めました。
離婚の原因は夫の浮気だったらしく、家の購入資金は別れた夫が出してくれました。
この家は四階建てで庭とエレベーターもあり、寝室の鏡の裏には避難所であるパニックルームがありました。
パニックルームには金庫のような外扉とセンサーに反応する内部の自動ドアがあり、家中をモニターできるようになっていました。

すぐに引っ越したメグ達はピザの出前で夕食を済まし、携帯を充電して寝ることにしました。
寝付かれなかったメグはパニックルームのモニターセットをしてからベッドに倒れ込みました。
深夜、家にはバーナム(フォレスト・ウィテカー)が上の階から侵入し、警報システムを解除していました。
バーナムは玄関に回り、仲間のジュニア(ジャレッド・レト)と黒いマスクを被ったラウール(ドワイト・ヨアカム)を招き入れました。

バーナムはジュニアに「四階に娘、三階に母親が寝ている」と報告し、「人が居るとは聞いてない」と引き揚げようとしました。
この家は三週間は人に売らない予定だったので、その隙に忍び込もうとしたらしいのですが、手違いでメグ達が入居してしまっていました。
しかしジュニアは「男が居ないなら楽勝!」と作戦を決行することにしました。
この家には300万ドルが眠っているらしく、「金が要るんだろ」とジュニアに説得されたバーナムは手を貸すことになりました。

メグは一度眠りに着いたもののまた目を覚まし、パニックルームのモニターを見て、自分達に迫る男達に気付きます。
彼女はダッシュでサラの部屋に向かい、彼女を起こして部屋から連れ出しました。
階段で追い掛けて来たラウールをエレベーターを使って撒き、下に降りると見せかけて三階に降り、メグ達はパニックルームに飛び込みました。
タッチの差で母娘を逃がしたジュニアは切れまくり、外ドアの鏡を割り、ベッドのマットを投げ、この時にメグが充電していた携帯が床に落ちました。

飛び込んだもののパニックルームの電話は別回線で未接続でメグ達は外部には連絡できませんでした。
ルームの外ではジュニア達が話し合っており、バーナムはこの家の警備会社の職員だったらしく、ルームの電話が未接続だと確認していました。
一方、邸内マイクを発見したメグは「警察に通報したわよ!出て行きなさい」とハッタリをかまします。
しかしカメラの前に立ったバーナムは「電話は無い」と身振りで示して嘘を見抜き、ジュニアは「欲しい物はその部屋にある」とメモを書いてカメラの前に示しました。

メグは「ここには入れない!」と叫び、サラのアドバイスで「出て行け!クソ野郎!」と付け加えました。
バーナムはルームには絶対に入れないのを知っており、何とかメグ達をルームから出して家からは逃げられないようにし、20分間でブツを回収する作戦を練り始めます。
知恵者はバーナムだけで他はバカです。
一方、軽く閉所恐怖症だったらしいメグはサラに励まされていたのですが、モニターで確認するとバーナム達はドライバーで外への出入り口のドアや窓を釘付けにしていました。

バーナムはルームの壁に面した寝室側の壁を壊してドリルで穴を開け、プロパンガスを入れ始めます。
ガスは壁の隙間を抜け、通気口を通じてルームの中に流れ込み始めます。
バーナムは脅し程度と軽く入れたのですが、ラウールは弁を全開にし、ジュニアもやれと煽ります。
「あいつらが気絶したら中に入れないぞ」とバーナムに指摘され、ようやくジュニアは弁を閉じるよう指示します。
一方、ルーム内のメグは部屋の隅にあった穴で新鮮な空気を吸い込み、粘着テープで通気口を塞いでいました。

テープが剥がれてしまい、きりが無いと気付いたメグはサラに防火袋を被せ、自分も防火袋を被り、長いチャッカマンのような物で火を点けました。
ルームの外では弁を閉める閉めないでラウールとジュニアが言い争いになっており、たちまち上がった青い炎にジュニアは吹き飛ばされて、プロパンガスのタンクも吹き飛びました。
メグも壁に叩きつけられましたが、急いでサラの横に寝そべりました。
服が焼け焦げたジュニアは軽い火傷を負い、カメラの前でブチ切れるのでした。

サラは空気取りの穴から向かいのアパートが見えるのに気付き、ライトをチカチカさせて信号を送ってみました。
確かにライトの光は外から見えたものの、注意深く見ていないと気付いては貰えないようでした。
ようやく向かいの人が気づいたものの、「なんだろうなあ」という感じでブラインドを閉めてしまいました。
一方、ルームの外ではラウールが報酬を山分けに釣り上げたりして言い争いをしており、ジュニアはこの家の元の持ち主の息子であり、バーナムはルーム内に金庫を取り付けたのだということが分かりました。
勿論ルーム内には聞こえないので、これは視聴者情報です。

カメラで外を窺っていたメグは隣の寝室が手薄になっていたのを確認し、携帯を取りに行くことにしました。
サラがカメラを見て、バーナムが階下の二人の言い争いを止めに降りて行ったので「今よ!」とメグに合図しました。
メグはルームから飛び出したのですが、携帯がベッドの下に落ちていたのは想定外で、ようやく発見して腕を伸ばします。
バランスを崩してスタンドを倒してしまい、バーナム達がダッシュで戻ったのですが、なんとか携帯をゲットしてルームにギリギリ飛び込みました。

しかしアンテナは一本も立たず焦るメグ達でしたが、バーナムはそれを承知していたので落ち着いていました。
電話機を見ていたメグは「主線に繋げば繋がるかも」と考え、壁の線を引っ張って上手いこと線を繋いで911に電話したのですが、直ぐに切れてしまいました。
そこでメグは元夫のスティーブンに電話し、「男が押し入った。助けてくれ」と伝えたのですが、同時にメグ達の動きに気付いたバーナムが電話の主線を切っており、通話不能になりました。
実はサラはⅠ型の糖尿病を患っていたようで、眩暈がし始めたと訴え、メグはひとまず水分を与えました。

ジュニアは諦めムードになっており「俺は降りる。素直に他の家族と相続する」と宣言し、家を出ようとしていました。
それを聞いたバーナムは金庫には300万では無くもっとあると踏み「俺たちを騙したのか」と後を追い掛けます。
家を出ようとしていたジュニアをラウールが射殺し、死体を中に引き込みました。
その様子をカメラで見ていたメグ達は震え上がりました。
そこにタイミング悪く、スティーブン(パトリック・ボーショー)が家に現れ、ラウールに捕まりました。
スティーブンはメグの会話が聞き取れなかったので、警察には通報せず、様子を見に来たようでした。

ラウール達はカメラの前にスティーブンを連れていき、人質アピールしてメグ達を揺さぶります。
スティーブンはラウールに激しく蹴りつけられていたのですが、「ドアは開けるな!」と叫んでいました。
その様子を見ていたサラはショックで血糖値が下がってしまい、痙攣の発作を起こします。
ラウール一味がスティーブンに掛かりきりになっている様子を見たメグはインシュリンを取りにルームの外に走りました。
しかし、寝室でジュニアの死体に成りすましていたのはラウールで、ルームはまんまと乗っ取られてしまいました。

感想

これは普通です。
賊が押し入ったので、パニックルームに逃げ込んだ母娘が頑張るという内容です。
殆ど籠城してワーワー騒ぐだけの話なのですが、不思議に面白いです。
同時進行するシーンにスピード感があってスリルがあります。
ルーム内のカメラで敵の出方を窺うという流れも意外と面白かったです。

とは言ってもやっぱり同じような景色なので飽きてくるのですが、その辺りでコートチェンジする辺りも上手いと思います。
家の中だけの映画でこれだけ見せるのは流石だと思いました。
鍵穴系の映像は何だかヒッチコックさんやデ・パルマさんを思い出しました。

にも関わらず私がそれ程ハラハラしなかったのはなぜなんだろうと考えていたのですが、メグが安定し過ぎてるからでしょうか?
サラもそうなのですが、この母娘は表面上は焦ってるみたいなのですが、冷静なのです。
なので不思議なことに私の視点は三人組の強盗に向いてしまいました。
パニックルームというのが馴染みが無かったのと、お金持ちの話なので身近感が無かったのかも。

何となく性格描写も強盗チームの方が分かり易くて、メグとサラはイマイチ掴み所が無いというか。
ジュニアとラウールが凶暴なので、平和主義なバーナムがいつ消されるのかとハラハラしてしまいました。
ジュニア=短気で頭悪い、ラウール=ヤバい頭悪い、バーナム=貧乏なお父さんという感じでした。
流石にサラが発作起こした時は早く注射してという気分でしたが、中にバーナムが居たので少し安心でした。

私の好みでは無かったですが、まあまあ面白いのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

インシュリンを手に戻ったメグはルームに侵入されたことを悟り、ラウールに襲われたので突き飛ばしました。
ルームに戻ったものの入り口にはバーナムが居り、メグが猛烈に暴れたのでバーナムはラウールを引き込んでルームのドアを閉めました。
メグはドアが閉まる寸前にインシュリンが入ったバッグをルーム内に滑り込ませました。
ラウールはドアに手を挟まれてしまい、銃を外に置き忘れていたのでメグは銃をゲットしました。

バーナムは銃を置いて下がれと指示し、メグは先ほどガス注入された隙間から「娘は注射を打たないと死ぬ。開けろ!」と要求します。
ひとまずメグを階下に降ろし、その隙にドアを開け、ラウールは挟んでいた手を抜きました。
ラウール終わりまで挟まれたままだとウケるんですが、そうもいかないようです。
バーナムはサラを人質に取る必要があったので、インシュリンを注射し、メグに知らせました。
メグはそれを聞いて多少安心し、階下に居るスティーブンの様子を見に行ったのですが、彼は重症を負っていて動けませんした。
一方、バーナムはルームの床に隠してある金庫を開け始めました。

実はスティーブンは警察を呼んでいたそうで、玄関には警察官が訪ねて来ました。
メグはオスカーパワーで警官を追い払おうとしたのですが、警官の一人は彼女の様子を見て「言いたい事が言えない状況であるのであれば何か見つからない方法で合図してください」と申し出ました。
しかしメグは「心配には及ばない」と警官を追い帰しました。
この状況では警官が助け出す前にサラ殺されますよね。
安心したバーナムは再び金庫を開ける作業に戻り、メグは密かに家の中の監視カメラを壊し始めました。

ラウールがそれを察知してバーナムに知らせ、サラは手の中に注射器を隠しました。
メグはカメラを全て破壊し、鏡を割ったりドアを開け閉めして何か準備していました。
一方、バーナムは金庫を開けるのに成功し、なかから2200万ドルの銀行債を発見しました。
メグはスティーブンの椅子の位置を動かし、拳銃を握らせ、横にしたスタンドを彼の膝の上に起きました。

ルームから出て来たバーナム達はメグが鏡を撒いた方に進み、階下のメグはその音で連中が出て来たのを察知しましバーナム達はバーナムを先頭にサラを盾にしたラウールが続き、メグの銃を警戒してそろそろと階段を下りて来ます。
そして階段を降り切った所にスティーブンが椅子に座ったまま「娘を放せ」と要求しました。
その隙に背後からメグが迫り、ハンマーでラウールを打って下に叩き落としました。
バーナムは窓を破って外に逃げ出して行きました。

ラウールはしぶとく這い上がって来て、メグを襲い、発砲したスティーブンも倒されてしまいました。
ハンマーを奪ったラウールはメグを殺そうとし、サラが注射器を刺したのですが、殴られて吹っ飛びました。
ラウールはハンマーを振り上げてメグの頭に振り下ろそうとしたのですが、戻って来たバーナムがラウールを撃ちました。
銃声を聞きつけて警官隊が突入し、バーナムは逮捕されました。
バーナムは戻っていなければこの場は逃げおおせてました。
銀行債は風に吹かれて舞い上がり、警官隊は救急車を呼びました。

後日、メグ達は新しい家捜しをしていました。

エンドロールで終了です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする