子供の願望をそのまま映像化しました エイリアンVSプレデター

エイリアンVSプレデター

地球に迷惑な連中が来てひどい目に遭う話

制作年 2004年
制作国 アメリカ
監督 ポール・W・S・アンダーソン
脚本 ポール・W・S・アンダーソン
原案 ポール・W・S・アンダーソン/ダン・オバノン/ロナルド・シャセット
上映時間 101分
出演
サナ・レイサン
ラウル・ボヴァ
ランス・ヘンリクセン

だいたいのあらすじ

2004年10月4日
ウェイランド社の衛星が南極の地域で熱反応を検知したので、オーナーのビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は調査隊を募ることにしました。
ネパールの氷壁をえっちらおっちらと登っていた登山家のレックス(サナ・レイサン)はその場でヘリに乗せられます。
考古学者のウェルズ(ラウル・ボヴァ)、地質学者のミラー( ユエン・ブレムナー)等も招集されました。
一行は砕氷船に集まり、ビショップの腹心であるスタッフォード(コリン・サーモン)からビショップを紹介されました。

総勢15名前後の招集者に対し、ビショップが今回集まって貰った趣旨を説明します。
衛星が探知した熱源はピラミッドのような巨大遺跡だったらしく、それは地球上の様々な古代文明の建造物の特徴を兼ね備えていました。
場所は南極のブーベ島の地底600mの地点だそうで、それを調査して欲しいということでした。
穴掘りのプロであるクイン(カーステン・ノルガード)達が穴を掘り、レックスは皆を先導という役割のようです。
レックスは全員を雪山訓練するのには3週間程度必要と主張したのですが、受け入れられ無かったので断りました。
雪山はヤバいですからね。

その頃、地球の外では複数のプレデターがなぜか地球に降下しようとしていました。
ビショップが経験不足のガイドを雇おうとしているのを知ったレックスは結局、ガイドを引き受けました。
ということで一行は雪上車に乗り、ブーベ仕島へと向かいました。
ブーベ島に到着し、旧捕鯨基地を拠点とした一行はこの下に眠る古代遺跡探検の準備を始め、早速クイン達が重機とドリルで穴掘りを開始しました。
尚、この捕鯨基地では1904年に職員が全員失踪したという謎の事件があったそうです。

付近を捜索していた一行は最近掘られたらしいピラミッドに直結する穴を発見しました。
穴は直径5m程度で30度の角度で正確に掘られており、短時間で一体誰が?という騒ぎになります。
しかし一行はあまり気にせず、その穴にフックを打ち、そこからピラミッドに向かう事になりました。
滑り落ちたビショップをピッケル一本でレックスが止めるというシーンがあったのですが、無理あり過ぎだと思いました。
ということで一行はピラミッドに到着したのですが、その頃、地上では悪そうなシャトルからこれまた悪そうな脱出ポッドが3つ打ち出されて地表に刺さっていました。

レックス一行はピラミッドの壁には「エイリアンだよー」という壁画があったのですが、映画ファンは居なかったようで、全員スルーしていました。
そしてそのままピラミッド内に進み、スイッチになっているような床を踏んだりしていたのですが、完全スルーでした。
この人達はカピバラ並みにスルースキル高いです。
その所為かどうかピラミッドの中央では凶悪なデザインの仕掛けがカタカタと動き、手足を拘束されている巨大エイリアンが目覚めていました。
レックス達は暫く進むとエジプト、アステカ、カンボジアの文字だという古代文字が書かれた壁を発見したのですが、ウェルズと助手のトーマスの解読によれば「選ばれし者だけ通ってよい」と書かれているそうです。

その頃、クイン達の地上部隊は銃を持っていた者が全員プレデター軍団に襲われ、穴に落ちたクインを除いて全滅していました。
一方、レックス達は広間のような部屋に到着し、中央の円に沿うように並べられた寝台に眠る7体のミイラを発見しました。
部屋の壁には髑髏コレクションが積み上げられており、ウェルズは「このミイラは生贄で、自分から進んで生贄になった」とのたまっていました。
その頃、巨大エイリアンは女王アリのような腹部から卵を産んでいました。
尚、クインは滑り降りて来たプレデターに抹殺されていました。

スタッフォードは部屋の中央の円が下に通じる縦穴であることを発見し、一行はトーマスとルソーをここに残して下へ進むことなりました。
下へ進むとダイヤル式の棺のような物を発見し、ウェルズがダイヤルを回すと中から銃のような物が三つ出て来ました。
そして銃を取り出すと仕掛けが作動し、壁が降りて来て全員がピラミッド内に閉じ込められ、生贄の間にいたトーマス達の前にはエイリアンの卵がゴゴゴとせり上がって来ました。
直後に卵からはエイリアンの幼生であるカブトガニが産まれ二人の顔に張り付いていました。

下でトーマス達の悲鳴を聞いたレックス達は出口を捜すことにし、スタッフォードは小銃のマガジンをセットしました。
また、ミラーによればこの建造物のからくりを動かす際の熱量が衛星に検知されたのではないかとことでした。
一方、生贄の間ではカブトガニが顔から剥がれたルソーの腹をブチ破りエイリアンの蛇幼生が誕生していました。
そしてレックス達の前にはプレデターが現れ、傭兵の一人が吊り上げられ、もう一人は槍で刺されて死亡しました。
スタッフォード達が反撃したものの敵は姿を消し、再び仕掛けが作動して壁が閉じ、レックス達は分断されてしまいました。

ウェルズは10分起きに仕掛けが動くのではないかと仮説を立てたのですが、果たして10分後にはまた仕掛けが作動しました。
そして孤立した傭兵はどんどんエイリアンの餌食になり、ミラーも犠牲になり、生き残ったのはレックス達の組だけになりました。
そしてその様子をひたすら見ていたプレデターはスタッフォードを金属のネットで捕獲しました。
皆は彼を助けようと奮闘したのですが、現れたプレデターにぶっ飛ばされ、スタッフォードは槍を刺されて死亡しました。

プレデターの一人はレックスを爪ナイフで殺害しようとしていたのですが、エイリアンが現れ、尻尾で刺してプレデターを殺しました。
それに気付いたもう一人のプレデターはエイリアンに立ち向かい、二体が揉み合っている間に三人になってしまったレックス達は逃げ出しました。
プレデターはエイリアンをジャイアントスイングしたりして死闘を繰り広げていたのですが、何か縛りでもあるのかプラズマキャノンは使わずに肉弾戦で戦っていたので、また一人エイリアンにやられていました。

レックス達の前にもう一体のプレデターが現れ、持病が悪化して長くないと悟ったビショップは自分が囮になって二人を逃がします。
しかしビショップをスキャンしたプレデターは彼をポイして殺さず、ビショップが即席の火炎放射で追撃したのに反応して殺害していました。
レックス達は仕掛けに悩まされながらもなんとかプレデターとは違う部屋に逃げられました。
この生き残ったプレデターはデカい手裏剣のような武器を装備しており、襲って来たカブトガニとエイリアンを一撃で倒していました。

レックス達がこっそりと隙間からプレデターの様子を覗いているとわざわざヘルメットを脱いで醜い顔を見せ、カブトガニの血をヘルメットと額に擦り付けていました。
それを見ていたウェルズは「成人の儀式だ。倒した相手の血を顔に付けるんだ」等とのたまっていました。
そして謎の文字を読んでいた彼は「彼等は古代の地球に現れ、人類に建造技術を伝えて神と崇められた」とか言い出します。
彼等は100年に一度やって来て生贄を求め、あの宇宙トカゲを生み出して獲物にしているんだ!とウェルズは続けました。
凄い設定で眩暈がしました。プレデターは1000年前も同じ姿なのですが、進歩してないんでしょうか?

ウェルズによればハンターが負けた時は全てを抹消したので、同じく文明も滅びたのだということです。
一方、変な泥のような物に固められてはいましたが、ミラーは生きていました。
しかしミラーのいる部屋は無数の卵に囲まれてカブトガニがバンバン生まれており、絶望的な状況でした。
その頃、レックスはハンターに加勢して銃を台座に返そう!その間に逃げよう!と提案しました、
また、エイリアンの方がヤバそうな生物ではあったので、ウェルズもそれに賛同しました。

そんな事を決めた矢先にエイリアンに襲われ、ウェルズが出オチのように縦穴に落下してしまい、レックスは独りぼっちになりました。

感想

これはくだらないです。珍作です。
古代から地球に来ていたプレデターが地球でエイリアンを繁殖させて狩りしてます!って話です。
迷惑なので、よそでやって欲しいです。
ハッキリ言って後付け設定で、プレデターはまだ許せるとしてもエイリアンの設定がおかしいと感じました。
私の中ではエイリアンって共喰いも辞さないような野生動物イメージだったのですが、今回はなぜか知能あります。

なんというか子供が「エイリアンとプレデター戦ったら凄くね?」とか「プレデター仲間になったらいいんじゃね?」とかそんな願望を抱き、そのまま作っちゃいました!という感じです。
あまり頭悪いと思われるのも嫌だから古代文字とか入れました!というノリだと思われます。
そう言う訳なので人間の陰が非常に薄く、誰が誰やらという感じで、主役はプレデターだと思います。
殆どスリルが無くて、ハラハラしたのが結末の対決のみだったという。

南極舞台なのですが、全く寒そうに見えませんでした。
人里離れていて、エイリアン埋められれば何処でも良かったみたいで、最後には南極だということも忘れたようです。
でもつまらないわけでは無くて、プレデターのアクションがなかなかカッコいいです。
エイリアンとの対決シーンはなかなか楽しく、人間チームのシーンが退屈で仕方なかったです。
成人式とかいう設定もどこの部族だよって感じでウケました。

つまらない訳ではないので、プレデター視点で観ると楽しめるような気がしました。
一応、最後は人間視点で楽しめたのも良かったと思います。

ラストまでのあらすじ

レックスの前にとうとうあの優秀プレデターが現れたのですが、「わたくしに敵意はございません」と平身低頭で銃の入ったリュックを差し出すとプレデターは動きを止め、彼女の様子を窺っていました。
しかしそこにエイリアンが現れてプレデターを襲ったので、彼は吹っ飛び、槍をポロリと落とします。
今度はエイリアンはレックスに襲い掛かって来たので、レックスはプレデターの槍を拾って刺しました。
レックスはビヨーンと飛び出る口の攻撃を受けたものの何とか避け、エイリアンは力尽きました。

そこにエイリアンの大群が迫って来たのですが、その中にはプレデターの仲間を倒したネットでキューブ模様になったエイリアンも含まれていました。
プラズマキャノン縛りは無くなったようで、プレデターはプラズマキャノンでエイリアン軍団をバンバン撃ちました。
どうやらエイリアン軍団はあの拘束されているデカいエイリアンに操られているようで、網目模様のエイリアンがリーダー格のようでした。
一旦エイリアンが撤退したので、プレデターは槍を拾ってレックスには背を向けました。

レックスが「ちょっと待って!」と声を掛けるとプレデターは「ガルー」と威嚇したものの、レックスが倒したエイリアンの尻尾で槍を、頭で盾を作って彼女に装備させました。
ということで共闘することになった二人でしたが、その頃エイリアン軍団はあのデカいエイリアンの鎖を強酸で溶かし、拘束を解こうとしていました。
先を急いでいたレックス達はミラーの遺体を発見し、まだ生きているウェルズを発見したのですが、彼は既に蛇幼生に寄生されていました。
レックスは泣きながらウェルズを射殺し、ウェルズから飛び出して来た蛇幼生はプレデターが片手でキャッチして捻り殺していました。

急に親切になったプレデターは沢山ある卵を見て腕の爆弾をセットし、レックスに身振りで「これ爆弾だよ」と説明してからポイしました。
ということで二人はいつの間にか出られるようになっていたピラミッドから飛び出しました。
一方、エイリアン軍団はデカいエイリアンの拘束を解いており、二人に襲い掛かって来たのですが、レックスが一匹倒し、二人は脱出装置に乗って穴から飛び出しました。

爆弾はヤバいやつだったらしく捕鯨基地全体が爆発してしまったので二人は必死で走り抜けて難を逃れていました。
平和になったようなので、プレデターはヘルメットを脱いで「ガオー」と叫び、レックスのほっぺにエイリアンの尻尾で勝利の印を付けました。
しかし雪の中からあのデカいエイリアンが現れて二人に襲い掛かります。
プレデターは手裏剣で猛攻をかけたのですが、尻尾の一撃で吹き飛ばされました。
そこでレックスが槍を手に突撃して怯ませたのですが、今度は彼女が追われます。
プラズマキャノン使えばよかったのに…

レックスは上着が強酸で溶けたので、「南極とか関係ねえ!」と上着を脱いでエイリアンから逃げます。
この鯨の骨を走るシーンはなかなか面白いです。
彼女はデカいタンクの下に隠れたのですが、何しろエイリアンもデカいのでタンクはクレバスから落とされそうになります。
その時、カッコいい大ジャンプで飛び込んで来たプレデターがエイリアンの頭にグッサリ槍を刺しました。
プレデター顔キモいんですが、カッコ良く見える不思議。
レックスはエイリアンに残っていた鎖をタンクに縛り付けようとし、プレデターもこれに加勢し、綱引きのような絵面になります。

タンクごとクレバスに落としちゃおう!という作戦だったのですが、最後の最後でプレデターは腹をエイリアンの尾で刺されてバッタリ倒れます。
レックスは何とかタンクを落とすのに成功し、エイリアンは海中に消えました。
プレデターは力尽きて倒れたのですが、突如としてレックスの背後には巨大宇宙船とプレデター軍団が現れました。
プレデター軍団は優秀プレデターの遺体を担架に乗せて回収し、「私が長老です」みたいな感じのプレデターがレックスに勇者の印として伸縮自在の槍をプレゼントしました。
そして巨大宇宙船は飛び立って行きました。
プレデターは高度な文明持ってる筈なんですが、やってることはどっかの先住民のようですね。

ということで平和が戻ったのですが、優秀プレデターは既に寄生されていたようで、死体からは蛇幼生が誕生していました。

エンドロールで終了です。

最後に長老っぽいのが出て来た時は笑うしか無かったです。
この映画エンドロール10分位あって、大作映画かよ!って思いました。
特典には1904年の出来事を描写するオープニングが入ってました。

捕鯨基地で最後の一人になったっぽい人が逃げ回っています。
そしてプレデターに追い詰められるのですが、エイリアンが横やりを入れて…という内容でした。