女は別に怖くないのに… ブラックナイト

ブラックナイト BLACK NIGHT

本当に怖いのは何?

制作年 2006年
上映時間 98分

あらすじ(ネタバレ)

第一夜 隣人

制作国 香港
監督 パトリック・レオン
脚本 パトリック・レオン/チャーリー・チョイ
出演
アニー・リウ
ディラン・クォ
レイス・ウォン

ミュージシャン風のイーチェン(アニー・リウ)がギターを背負い、カートをゴロゴロと転がして路上を歩いているのですが、路上では老婆が「地獄の門が開きますー」等と演技でもない中華儀式を行っています。
彼女のカートには少年の霊がぶら下がっていたのですが、彼女はビー玉が転がって来たので拾い上げ、それを排水口にインしました。
すると少年の怒りに触れたのかしつこく付き纏われ、終いにはアパートの手すりから落とされそうになりますが、管理人のおじさんが来たので無事でした。
おじさん曰くこの辺りでは「6月の怨霊祭」というトンデモない行事が行われているそうです。

実はイーチェンはこのアパートに住む恋人のジョー(ディラン・クォ)を訪ねて来たのですが、間もなく彼が部屋から出てきました。
実はイーチェンはジョーを捨てて台湾で一花咲かせようと出て行ったのですが、夢破れたので帰って来たようです。
ジョーはイマイチいい顔はしなかったのですが、直ぐに彼女を許して部屋へと招き入れました。
二人は早速Hしてイーチェンは「これからはずっと一緒!裏切ったら許さない!」等とのたまっていました。

その夜、溺れるような悪夢を見たジョーは翌日、イーチェンにバレないように隣室のドアをノックしていました。
隣室にはホウシー(レース・ウォン)という美女が住んでいるようなのですが、出て来ないのでジョーは手紙をドアの下から入れていました。
その後、刑事であるジョーは殺人犯を逮捕していたのですが、同僚からは二股すんなよと言われていました。
一方、イーチェンは廊下が五月蠅いので覗いてみたのですが、隣室のドアの前で「家に入れないのー。助けてー。」とホウシーらしき女性がゴンゴンとドアにヘッドバッドしていました。

今度はジョーの部屋の前に現れたので気の強いイーチェンは中に招き入れ、「何よ!あんた隣でしょ」と怒鳴りつけました。
ホウシーは「今夜の便に乗らないと。お金が無くて。彼が鍵を持って行って…」等と訴えていました。
彼女がジョーと付き合っていたと知ったイーチェンは「ジョーは私の彼氏だからお前の所には戻らないよ。夕べもHしたし」と嫌なことを言い、ホウシーは「ウソだー」とカクカクした後に水溜りを残して消えました。
イーチェンは直ぐに刃物を持ち出すヤバい女です。そういえばホウシー濡れてました。

床を濡らされて怒りのイーチェンは拭き掃除した後に隣に怒鳴り込みました。
部屋に入れないと言ってたのに怒鳴り込んでどうするんでしょう
中は死ーんとしており、誰も出て来ないのですが、イーチェンはジョーが差し入れた手紙を発見し、ビリビリに破きました。
そして昨夜、ジョーが廊下でポイしていたビニール袋が排水管に引っ掛かっているのを発見したので拾い上げ、中に入っていた鍵で隣室に不法侵入しました。
そして置いてあった携帯を床にたたきつけ、水差しに入っていた水を床にぶちまけまして悦に入ります。
本当に嫌な女です。

その時、背後をヒタヒタとホウシーが歩き、奥に消えて悲鳴が上がったので、イーチェンはその辺にあったビニールロッカーに隠れました。
この家、入ってすぐにPC机があったりと間取りがおかCです。
そして争うような音が聞こえた後に白塗りのホウシーがババーンと目の前に現れたのでイーチェンは安定の気絶でしのぎます。
その後しばらくしてジョーのノックの音で気付いたイーチェンでしたが、ドアの向こうのジョーは「昨日は仕事入ったからゴメンネ。ずっと待ってるからね」等と供述していました。

イーチェンはなぜかホウシーにブチ切れ「ひどすぎる!」とブーメラン発言し、「出て来いコノヤロー」と怒鳴りながらホウシーを捜すというキチ○イ行動を取ります。
しかしイーチェンは浴槽で溺死しているホウシーを発見してしまい、驚愕します。
そしてホウシーがヒタヒタと背後に迫り、「家に入れた。ありがとう。でもNYには行けなくなった。なぜなの」等と恨み言を言いました。
高校生クイズかな?

実は昨夜ジョーはNYに行くというホウシーを引き留め、後ろ手に彼女を拘束していたのでした。
ほんの冗談のつもりだったのですが、呼び出しがあったのでジョーは「5分で戻るから」と彼女をそのままに部屋を出て行きました。
彼女は浴槽の湯を出しっぱなしだったことを思い出して止めに行ったのですが、その際に少年霊の持っていたビー玉に足を滑らせ、シャワーカーテンに倒れ込み、そのまま浴槽に顔面からドボンと落ちました。
お湯だけなら何とかなったのでしょうが、シャワーカーテンがピッタリと顔に張り付き、そのまま溺死してしまったのでした。

ホウシーは「私は死にたくなった」と言いながら、口から水を放水するというゼニガメのような地味な攻撃をイーチェンにかまして来ます。
堪らずイーチェンは叫び、叫びを聞いてジョーが駆け付け、浴槽で溺れていたイーチェンを助けました。
そしてホウシーはジョーに手錠を架けて引き摺りこもうとしたので、二人は彼女の手首を切って逃げ出します。
洗面所から出てくるシーンが漫画版富江のゴミ箱シーンみたいで面白いです。

二人はエレベーターに乗って逃げたりするのですが、とばっちりで殺されたホウシーの怨念はすさまじく、ジョーがシャワーカーテンに巻かれて殺されそうになります。
イーチェンは「私が悪いの。彼を殺さないで!」とジョーの拳銃を拾い上げ自殺しようとしたのですが、ホウシーに捕まって首を掴まれて空中に吊られました。
男も悪いと思いますので、二人共成敗されるべきです。

ジョーは「いや!俺が悪い!彼女は殺さないと約束してくれ」と言って銃で手足を撃ち、イーチェンを解放するよう要求します。
ホウシーは心を動かされてイーチェンを解放し、ジョーは拳銃自殺しました。
ショックを受けたイーチェンは彼の手錠の片方を自分の手首に架け、後ろの割れた窓からジョー諸共身を投げました。
悪が滅んでアパートに平和が戻ったようだったのですが、ホウシーは律儀にジョーとの約束を守っていました。

ジョーはそのまま死亡したのですが、イーチェンはホウシー^の心霊パワーで死にませんでした。
というのもホウシーはイーチェンに憑依して身体を乗っ取ったようでした。
その後、ホウシーはイーチェンとしてNYに渡航しており、空港に向かう際に少年霊にビー玉を投げていました。

一時期どうなるかと思いましたが、悪が成敗されて良かったです。
それはそうと直接的な原因はこのビー玉少年の悪霊なのでは?

第二夜 闇

制作国 日本
監督 秋山貴彦
脚本 秋山貴彦/高真由子
出演
瀬戸朝香
柏原崇
田口トモロヲ

少女が河川敷をテクテクと歩いた後に廃墟に到着し、そこで黄色い服の白塗り子供ゾンビに襲われており、その後川に死体が浮かんでいました。
というのは実は由紀(瀬戸朝香)が見ていた悪夢で、彼氏のサトシ(柏原崇)はカウンセリングを勧めていました。
由紀は水族館の案内係をしているのですが、殆ど活躍しておらず、もぎり嬢だけが働いていました。
それはそうとして由紀はもぎり嬢から、かつて付き合っていた警備の浅井が無断欠勤を続けていると聞きました。
その日の閉館後に由紀は館内に佇む黄色い服の少年を目撃しました。

その後、由紀は精神科医(田口トモロヲ)のカウンセリングを受けることにしました。
ということで逆行催眠を行ったのですが、9歳の時に由紀は黄色い服の同級生男子にあの夢で見た廃墟に鞄を投げ込まれていました。
彼女は廃墟で鞄を回収し、そこの水溜りにいた生物を拾って家で育てたのですが、その生物が見えるのは由紀だけでした。
結局、由紀はその生物を廃墟に戻したのですが、毎日立ち寄ってはエサをあげている内に生物は1.5m程度にまで成長したそうです。

その後も由紀は黄色い少年を職場で目撃し、とうとう少年は指を指しながら迫って来たりしました。
恐くなった由紀が逃げ出すと無断欠勤を続けている浅井が警備の服装で現れ、目と口が空洞!という幻覚を見ました。
由紀は浅井とは一昨年に別れたそうなのですが、原因は彼の浮気だということでした。
そして彼女は自宅の窓に目と口が空洞になった母の姿を見たりしてビビりまくります。
チャイムが鳴ったので心臓ヤバかったです。

精神科医はサトシを呼んで話をしたのですが、まず由紀には幼少期の記憶が殆ど無く、それはサトシも承知していました。
由紀は幼少期に大変なストレスを抱えていてそれを許容できず、架空の生物を産んで育てていたというのが精神科医の仮説でした。
由紀は解離性障害で生物は彼女の人格の一つであり、危険な超能力者ではないかというのが彼の意見でした。

その後、サトシは由紀の所有物から新聞の切り抜きを発見したのですが、そこには由紀の母が目玉をくり抜かれて水死したという事件が掲載されていたので、早速精神科医に知らせました。
事件を追った精神科医は由紀の鞄を廃墟に投げ込んだ小学生・山下と浅井も同じ状態で死亡していた事を知りました。
由紀は精神科医を廃墟に呼び出し、「生物はありまぁーす」と存在を証明しようとしたのですが、逆に山下の死を知っているかと問い詰められます。

やはり山下は由紀に廃墟で意地悪をしたので、彼女の超能力で殺されたというのが事件の真相のようでした。
母も離婚した父から貰ったオルゴールを由紀が大事にしていた事をブチ切れて責めていたので殺害されたようです。
更に精神科医は浅井の件も話し、由紀の多重人格を自覚させ、何とか一つに戻してやろうと説得します。
しかし精神科医は水溜りから現れた触手に捕らわれ、目が陥没した挙句に水溜りに引き摺りこまれました。
そこにサトシが現れて精神科医の遺体を発見したので、由紀は浮気している人妻が現場を押えられた時のように「違うの!」と叫びます。
今回はまだ分かりますが、あれは何と何が違うんでしょうね。
奥さん必ず布団で胸隠したりしますよね。

由紀は「生物がやった!と言い張るのですが、サトシが「お前が作ったMOUSOU何だYO!」と叫びます。
ということで由紀に反感を買ったサトシはヘンな魚に襲われてしまいました。

生物は居たんでしょうか?
良く分かりませんが、由紀の心の中には居たんでしょうね。
思ったより面白かった気がしました。

第三夜 記憶

制作国 タイ
監督 タニット・チッタヌクン
脚本 ティティポン・チャイサティ/ヤオワピン・チャルーンルリキックーン/タニット・チッタヌクン/ワッタナ・ワンチュブラウ
出演
ピッチャナー・サクサゴーン
カチョンサック・ラッタナニサイ
ナチャ・ブトスリ

どっかの家でおじさんが頭から血を流して床に倒れており、そこに美女がちらっと現れました。

プラン(ピッチャナー・サクサゴーン)は交通事故で脳震盪を起こし、記憶障害に陥ってしまいましたが、担当医は時間が掛かるがその内記憶は戻るだろうと話していました。
それはそうと世間では幼児誘拐が話題になっており、容疑者は逮捕されたものの容疑を否認しており、幼児はまだ発見されていないそうです。
ある日、プランの家に「ひどいことしたけど愛してる」的な内容のプラウという人物からの手紙が届いだのですが、彼女は何がなにやらという感じでした。

その直後にプランの息子サンの姿が消え、怪しい車が走り去っていました。
プランは「息子が誘拐されたー」と通報し、「早く取り締まりしなさいよ!」等とブチ切れていたのですが、サンは家に居ました。
迷惑女です。
その後、プランは家の中に水が溢れ、その犯人はずぶ濡れ女だったけど彼女は迫って来て消えた!という怪異に見舞われました。
そして彼女の家を男が見張っているようでした。

手紙が気になったプランはサンを連れ、プラウを訪ねてみることにしたのですが、そのマンションの管理人によればプラウはプランの親友で、プランは以前に大喧嘩する前は良くここに来ていたそうです。
そしてプラウ(ナチャ・ブトスリ)は昨夜、プールで溺死していました。
管理人が特別に部屋を案内してくれることになったので、プランはサンを下で待たせて部屋を見に行きます。

そして部屋を見たプランは「この部屋で良くゲロ吐いたなー」等とプラウとの思い出を思い出します。
常に直情的なプランとは対照的にプラウは優しい女性で、プランが記憶を失った際も病院に来てくれていました。
更にプランはプラウが誰かの彼氏と浮気しているような記憶を断片的に思い出しました。
また、帰り道にプランはどうやら自分を尾行している人物がいるようだと気付きました。
帰宅したプランはウィット(カチョンサック・ラッタナニサイ)という知り合いの男性から電話を貰ったのですが、彼は「プラウの死を知ったんなら全部しってるんだろ」と思わせぶりな事をは直ぐ電話を切っていました。

そしてまた少し記憶が甦ったプランは自分が「ウィットが好きになったんだけど告白した方がいい?」とプラウに聞いて「あいつ女たらしだから止めた方がいいよ」と返答されていた事を思い出しました。
尚、サンはウィットとの間の子であるようですが、結婚はしてくれなかったので彼女はシンママのようです。
更に記憶が甦ったプランはウィットがプラウと付き合っていたという事を知り大喧嘩になった事を思い出しました。
その日の帰宅途中に交通事故を起こし、プランは記憶障害となったのですが、実はその事故でサンは死亡していました。

サンは幽霊であり、プランが「独りにしない」と約束したので成仏できずに彷徨っているようでした。
しかし帰れ!と追い帰すわけにもいかず、プランはいつも通りにサンの面倒をみます。
やっぱ怖い!と感じた直情的なプランは家からとんずらしようとしたのですが、「僕を見捨てるの?」と血塗れモードになったサンの亡霊が迫ります。
実はプラウをプールで殺害したのもサンで、ウイットも彼の亡霊に悩まされていると発覚しました。

そしてプランは金魚鉢を倒してずぶ濡れになった床にスタンドを倒され、感電死させられそうになったのですが、直前でウイットが飛び込んで来て彼女を救いました。
ウィットはサンに襲われて「俺が悪い!」と必死の説得を試みたのですが、洗面所の石鹸で滑り、便器に頭を打って倒れました。
それを目撃したプランはウィットの車のキーを取って外に飛び出しました。
これが冒頭のシーンですね。

プランは車で逃げたのですが、サンに追われて車から飛び出し、路上で他の車に轢かれてしまいました。
実はプランを尾行していた男はウィットで、彼はプランをずっと見守っていました。

ウィットは助かったようですが、プランは連れていかれたようです。
彼は精神を病んだようで、精神病院で空の車椅子を押していたのですが、その車椅子には彼にしか見えないプランが乗り、そして側にはサンが寄り添っていました。

エンドロールで終了です。

これは悲しい話っぽいですが、唐突な展開です。
さらに子役が全然可愛くないという
ウィットが尾行してたから何なのさ

感想

これは普通です。
全体的に安くて演出がイケてないのですが、意外と面白いかも。
全体的な特徴としてヤバい女が出てくるということがあげられます。

一話目はなかなかコミカルなシーンもあって面白かったのですが、チカチカ系とグネグネ系の演出がちょっとうるさかったです。
ホウシーの人がずっと浴槽に浸かって変顔してたので待機大変だなあと感じました。

二作目は歩く状況証拠の話で、精神科医がいい味出してました。

三作目は悪くはないと思いましたが、私にはイマイチでした。
そしてプランがストレート過ぎで怖いです。
私、この人と一緒にいたら10秒で死にそうです。