ドッカーン 告白

告白

娘を殺された女教師の、命の授業がはじまる。

制作年 2010年
制作国 日本
監督 中島哲也
脚本 中島哲也
原作 湊かなえ
上映時間 107分
出演
松たか子
岡田将生
木村佳乃

だいたいのあらすじ

中学校教師の森口悠子(松たか子)は受け持ちの1年B組の終業式直後の雑然としたHRの時間に「私は今月末で教師を辞めます」と生徒の前で発表しました。
森口は自分の教師生活を振り返りながら、自分に設けた「生徒を呼び捨てにしない」、「生徒の目線に立って丁寧な言葉で話す」というルールを守って来たのだと言います。
そして彼女は「あなた方の言葉を100%信じたりできません」と宣言し、教師が逆恨みした女子に相談を受けてラブホに呼び出され、その場の写真を撮られて脅された事件を例に挙げました。

そして森口はあなた方に「死」という言葉を軽々しく扱ってもらいたくない的な事を言い、デカデカと黒板に「命」という文字を書きました。
森口はシングルマザーなのですが、それは血痕直前に婚約者がHIVキャリアであると判明したために婚約解消となったからでした。
尚、森口は感染しておらず、子供が差別するのを懸念して結婚はせず、子供は産むという方向に話がまとまりました。
生徒達は「父親失格」とか「差別する方が悪い」等と適当な事を言っていましたが、森口は「子供の事を一番に考えるからそうしたのです」と切って捨てました。

森口は生まれた娘、愛美に全ての愛情を注いでおり、仕事に復帰したので職員会議で遅くなる水曜日は早めに愛美を迎えに行き、保健室で愛美を待たせていました。
ある日の水曜日に愛美はプールに転落して死亡し、警察は事故死と判断しました。
そして森口は「愛美は事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです」と爆弾発言をしました。
森口は「あなた方を守っているのは少年法です」と続け、ルナシー事件という少女が家族全員を毒殺した件を挙げ、彼女が何の裁きも受けずに社会復帰できることを根拠にしました。

森口は「犯人の名を公表する気はありません」と告げ、愛美の父が高名な教育者の桜宮正義(山口馬木也)であり、彼はHIVが発症したと教えました。
更に森口は「犯人はA,Bの二名」だと発表しました。

Aは成績優秀で発明マニアだそうで、彼は真相を知った森口が証拠のポシェットを突き付けると、Aは頭を抱えて窓から飛び降りるふりをし、「なーんてね」と笑うと犯行を楽しそうに告白したそうです。
Aは発明コンテストで盗難防止財布という感電財布を発明して優秀賞を取ったのですが、注目を集めたのがルナシーだったのでムシャクシャしたというのが動機でした。
このAが生徒の渡辺修哉を指していることは誰もが知ることでした。

Bは運動部に入ってもも長続きせず、塾に入っても成績は上がらずで鬱憤を抱えており、気晴らしに立ち寄ったゲーセンで絡まれて交番に駆け込みました。
そして迎えに来たのが森口では無く、戸倉だったことに腹を立てていたそうで、その後校則違反の罰として二週間のプール掃除を命じられました。
Aの盗難防止財布の実験台に愛美をターゲットにしようと言い出したのもBでした。
このBが生徒の下村直樹を指していると皆は気が付きました。

AとBは愛美がプールサイドで隣家の犬に餌を与えているのを知っていたので、「ママからのプレゼント」と称して感電ポシェットを愛美に開けさせ、愛実は感電して倒れました。
Aはそれを見て「死んだ」と断言して帰宅し、Bは証拠隠滅のためにポシェットを隣家の庭に投げ、愛実をプールに投げ込みました。
実は愛美はポシェットでは気絶しただけで死因はプールで溺れた事による溺死でした。

しかし二人は少年法に守られているので、せいぜい保護観察処分であり、罪を償うのに不十分だと考えた森口は二人の飲む牛乳に桜宮の血液を混入させたそうです。
クラス内の生徒は動揺し、直樹と修哉の二名は口を押えて愕然としていました。
森口は「二人共しっかりと飲み干してくれましたね。ありがとう」と告げ、「ぜひ二、三か月後に血液検査を受けてみてください。命の重みと犯した罪を反省するには十分な時間だと思います」と〆て黒板の文字を消しました。

そして森口は笑顔で「皆さん、ぜひ有意義な春休みを過ごしてください」と言って最後のHRを終わりました。
ここでタイトルが出ます。ここまでの森口の怒りを抑えた演技は素晴らしいと思いました。

4月6日元1-Bの生徒達はそのままクラス替え無しで二年に進級し、2-Bとなりました。
担任教師は新任の寺田良輝で、彼は自分の事を「ウェルテル」と呼ぶように強要し、生徒達をファーストネームやニックネームで呼びました。
寺田は熱狂的な桜宮信者であり、彼の著書をHRの時間に読み上げたので、一瞬凍り付いた生徒達は笑うしかありませんでした。
直樹は学校を休んでいましたが、修哉は出席しており、そんなクラスの様子を委員長の北原美月(橋本愛)は冷めた目で見ていました。

森口の告白はクラス中の秘密であり、もちろん寺田は事情を知らないので「実は直樹は心の病で休んでいる。彼が学校に来やすい環境作りをしよう」とか言い出します。
そこで寺田は美月に自分と一緒に直樹にプリントを渡に行くことを強要しました。
その際に寺田は美月にニックネームを訪ね、誰かが「美月のアホ」という意味の「みずほ」と呟きました。
寺田は「そうか!みずほか!」と喜び、クラス中が「みずほ!みずほ!」とコールするのでした。
心から嫌なクラスですね。

直樹の母・優子(木村佳乃)は寺田を歓迎し、自分の息子が犯した事件の事を承知しながらも一切触れず、森口の所為で直樹が心の病になったのだと打ち明けていました。
尚、直樹は森口の最後のHR以後、トイレタイム以外は部屋にずっと引き籠っており、部屋に入ろうとすると猿のように発狂するのでした。
直樹は自分が触れた物を人に触れさせないようになっており、トイレの便座等も絶叫しながら磨いているのですが、自身は入浴せずに洗髪もしないので軽くホームレスのようになっていました。

優子は森口の前でも公言していたのですが、今回の事件についても直樹には全く咎が無く、全ては修哉の責任だと考えていました。
彼女は愛美の死には全く同情しておらず、森口の前でも「直樹が可哀想」と述べていたのでした。

元々1-Bはろくでもないクラスで虐めも常だったので2-Bになってもそれは一緒で、「反省していない」という理由で今度は修哉が虐めのターゲットになりました。
生徒達は修哉に対する制裁ポイント導入しており、皆が競ってポイントUPしようと修哉の教科書を捨てたり、ボールをぶつけたりして拍手喝采していました。
寺田はそんな事は知らず、自分が生徒達に受け入れられており、自分のクラスは上手くいっていると感じていました。

ある日、寺田は「直樹に励ましの寄せ書きをしよう!」とのたまい、生徒達はこぞって「人は皆」、「孤独」等と先頭文字が大きな寄せ書きを楽しそうにしました。
それは大文字部分が「人孤ロし しね」というものだったのですが、寺田は大喜びで美月と一緒にそれを届けました。
見かねた美月が「こんなことをしても直樹は学校に来ない」と忠告したのですが、寺田は「今が正念場だ」と聞く耳持ちませんでした。
寺田も悪い人では無いと思いますが、きっと洞察力が低いのだと思います。

そういう訳なので直樹は寺田達が来るたびに激しく絶叫して大暴れするようになり、優子は「あいつら役に立たない」と寺田に不満を募らせるようになります。
お前の息子だろ!とはたきたいです。
ある日、優子は直樹の昼食に一服盛り、彼が寝た隙に髪を切って身体を拭きました。

6月になり、寺田は匿名の生徒から「このクラスは修哉を虐めている」というプリントによる密告を受け、「成績が良い修哉を妬むな。それは個性だ」と的外れな指摘をしました。
美月は生徒達に密告者だと疑われてしまうのですが、それは彼女が修哉の虐めに参加していないからでした。
他の生徒達は「森口が可哀想だと思わないのか!」等と身月を押さえつけ、むりやり修哉とキスをさせてその様子を撮影するのでした。
一方、優子はようやくクラスの寄せ書きの意味を悟り、自分の息子がどのように捉えられているのかという現実を突きつけられて絶叫していました。

その後、修哉は美月を呼び出し、陰性だったHIV検査の結果を見せて「心配ないから」と告げました。
美月は最初から森口が血液を投与していない事は分かっていました。
彼女は森口は生徒想いの教師であり、修哉達に反省を促すために最後のHRを設けたのだろうと考えていました。
尚、修哉と美月はこの件以来親密になり、検査結果を知らせた理由を修哉は「僕の命は軽いけど、君の命は重いから」等とのたまっていました。
修哉は発達障害か何かでしょうか?軽い命の男に娘を殺害された森口に聞かせてやりたいです。

とうとう美月も虐めに遭うようになったので、修哉は自分の指先を切って虐めの首謀者達に塗るという反撃に出ました。
同じ頃、直樹も自分の両手を切り、血まみれの手でコンビニの商品に触れ、優子が店に呼び出されていました。
優子は店に対して謝罪の一言も無く、「買い取りますから」と告げてその場に崩れ落ちていました。
そして優子は直樹から森口が直樹の牛乳に桜宮の血液を注入した件を聞きました。
直樹は優子に誰も知らない衝撃の新事実を打ち明けたのですが、事件の際に直樹の腕の中で愛美は息を吹き返しており、彼はそれを承知でプールへ投げ入れていたのでした。

学校では修哉を虐める者はいなくなり、美月は彼と交際するようになりました。
ルナシー支持者である美月は「彼女はもう一人の自分」と話し、修哉は「ずっと誰かに認めて欲しかった」と打ち明けていました。
とうとう夏休み前の終業式を迎えることになり、寺田は下村家で「明日の終業式は絶対来いよな!」と見えない直樹に向けて怒鳴っていました。
その日、優子は直樹を刺して無理心中しようと図ったのですが、返り討ちに遭って死亡しました。
その後、警察から事情を聞かれた美月は「こいつが直樹を追い込んだ」と寺田を指差して糾弾しました。

修哉の母(黒田育世)は優秀な電子工学者だったのですが、電機屋だった父と知り合って結婚し、修哉を授かりました。
彼女は夫の事をバカにしており、その感情はそのまま修哉に受け継がれました。
こういう人ってどうして結婚するんでしょうね?自分が認められない相手と結婚していいことあるのかな?
そして彼女は幼い頃から修哉に機械の仕組み等を教えていたのですが、自分の将来が無くなったのは修哉の所為だと虐待を繰り返していました。
こんなことが続いたので父とは離婚となり、母は沢山の本を残し「お前にはママと同じ才能のある血が流れている」と修哉に告げて家を出ました。
修哉の立場には同情できますが、この子の場合、この件を言い訳にしている形跡があると思われます。

修哉の父は後に再婚して後妻は妊娠したので、赤ちゃんが五月蠅いでしょ?という理由で修哉は離れの別室に1人部屋をあてがわれます。
彼は毎日そこで母が残していった本を読み、実の母に認められたいという気持ちを募らせていました。
修哉は自分のWebサイトと立ち上げ、そこで逆回転時計等の発明品を掲載しては悦に入っていました。
ある日、母が務める大学のWebサイトの問い合わせフォームにサイトのリンクを書き込んだのですが、反応は当然ありませんでした。
軽くSPAMだと思います。

ある日、修哉は処刑マシーンを作って近所の動物を虐待している様子をWebサイトにUPすると避難の反響が多少ありました。
そして彼は盗難防止財布を発案し、母が尊敬しているという工学博士が審査員をしているコンテストに応募し、優秀賞をゲットしたのでした。
これ要するにガムぱっちんみたいなやつですよね。
しかし世間の注目を集めたのは同時期に発生したルナシー事件だったので、修哉は「時代は殺人!」という方向に考えるようになりました。

そこで直樹に目を付けて愛美殺害事件を起こしたのですが、直樹は自分が利用されていただけだと知り、独断で愛美を殺害してしまいました。
こうして修哉の世間の注目を集めるという試みは失敗し、森口の告白も彼にとっては彼の稚拙な化学知識をあざ笑うだけの物でした。
そして修哉には全く反省は無く、HIVになったお陰で母が自分に面会に来るだろうと期待していましたが、それもHIV検査により裏切られてしまいました。

更に直樹が事件を起こした事で注目を集めているのに修哉は苛立ちを募らせていました。
修哉は森口の件を反省した旨の「命」という作文を書いて優秀賞をゲットしていました。
そして夏休み明けである明日の始業式では体育館で全校生徒を前にその作文を読み上げることになっていました。
修哉は体育館に爆弾を仕掛け、Webサイトにその旨の遺書動画を遺していました。
今度こそこの事件で世間の注目を集めたい、母を振り返らせたいというのが修哉の狙いのようです。

感想

これは面白いです。
娘を殺害された教師が高度な復讐をする話で、少年法がテーマの一つになってます。
犯人探しのミステリーなのかしら?と思って観始めたのですが、冒頭の30分で娘を殺害した犯人わかっちゃいます。
ここで森口の圧巻の演技に惹きつけられ、演出もなかなか面いです。
それはそうとしてどんな謎が残るのかな?と観続けていると段々と事件の背景が語られ、森口の本当の狙いが分かって来るという内容です。
森口の狙いは美月のお陰で惑わされるのですが、最初から見た通りで、どちらかというと敵の弱点探しになるようです。

色々とツッコミどころは多いのですが、それを吹き飛ばすだけの重さと面白さがこの映画にはあると思います。
扱っている内容は重いのですが、所々でコミカルに描かれているのが逆に怖いです。
直樹がコンビニでやらかすシーン等スローを多用していたのですが、繋がるシーンの映し方が本当に重くて見所のあるシーンが沢山有りました。
冒頭の教室のシーンだけでも間の撮り方と森口の移動と動きに合わせるカメラ等見どころ満載で、演出は良かったと感じました。

この映画を観ると色々と考えさせられると感じるのですが、少年法に関しては難しい問題なので置いときます。
まずクラスの殆どがおかしいのは実は普通の事ではないのかと感じました。
殆どの生徒は世間に迎合する大衆と感覚一緒なのではないかと思われ、誰かが言い出すとそれに従って動くという大衆そのものだと思います。
森口の事を教師失格だと罵ったり、親失格だと罵っている姿を見ていてそう感じました。
この辺りは大人になっても平気で言ってる人が沢山いますので、この子達は世間を映す鏡です。

映画で観ると恐ろしく感じるのですが、意外と誰もがこういう方向に向かってしまうという恐ろしさがあります。
ましてや子供なのでまだ自分に対して万能感を持っているので尚更だと思います。
この子達は挫折や達成を繰り返して今後社会に適合し、歯車が狂うとヤバい方向に向く大衆になるのだと思います。

直樹に関しては「避難」を怠っているような気がします。
彼の母がまともな人物では無いという事は分かりますが、どこかに逃げ込む余地はあったはずです。
ジョニー・マッド・ドッグのような全員ヤバいという世界では無いので、自分でも何とかできた筈。
なのでこの子ももしかすると更生の余地はあったのかもしれません。
ただ、修哉にも共通して言えるのが「自分が悪いことをしている」ときちんと自覚している点で、ここが彼等の性質の悪い点だと思います。

修哉に至っては自分の命さえ軽んじているような危険人物なので手の施しようが無く、どっかにぶち込むしかない気がします。
その辺の思想さえ治ればなんとかなったかも。
子供の承認欲求って意外と大した事ないので、もう少し大きくなって学業で成功を納めたり、仕事をきちんとできるようになれば周りは勝手に評価してくれると思います。
修哉の場合は母親の承認欲求モンスターなので、その辺が治らないと手の施しようがない気がしました。

美月は厨二病こじらせてるだけなので少し可哀想です。
大人になってれば、過去の黒歴史で終わった筈。

森口は復讐以外考えていないヤバい人だと思います。
本人も言ってますが、もうこの人はある程度人間捨ててると思います。
劇中では語られませんが、エンディングの後にはひと悶着あった筈で、この人はその覚悟もしていたのではないかと思いました。
お話的には完全に森口よりの話なので、割とスカッとしてしまうのですが、果たしてそう感じることがいいのかどうか色々とモヤモヤします。

ラストまでのあらすじ

修哉は美月に「マザコン」と指摘されてカッとなり、彼女を撲殺していました。

美月は直樹が事件を起こした後にファミレスで森口と寺田が面会しているのを目撃しました。
そして寺田が席を立ったので森口の席に行き、美月は森口から修哉達を追い詰めるために寺田を操っていた事を聞かされます。
実は森口が桜宮の血を採取していたのは事実で、「彼等の更生を信じろ」と桜宮に止められたので実行しなかったのだそうです。
森口の本性を知った美月は「修哉は自分の母親に振り向いて欲しいだけ。寂しいだけ」と説明したのですが、森口は店内に響く大声で笑い飛ばしました。
そんな理由で娘を殺害されて、それを擁護する者がいれば笑うしかないですよね。

こうして修哉に殺害されることで色々な事を分かったふりをしていた美月の想いは打ち砕かれました。
美月と別れた森口は夜の寂しい路上で涙を流し、倒れ込んで慟哭した後に「バカバカしい」と呟いて立ち上がりました。
夏休みの間に修哉はWebサイトのコメント欄に母からの連絡先を記したコメントを貰っていました。
その翌日に母に会いに大学に行ったのですが、「もっと偉業を成し遂げてからだ」と踵を返していました。
そして事件前夜、修哉のWebサイトの予告動画を森口がチェックしていました。

始業式の日、修哉は「この世に失われていい命等無い」と作文を読み終え、「なーんてね」と言って起爆装置である携帯電話を発信しました。
ところが爆弾は作動せず、式は無事に進行しました。
修哉の携帯には「修ちゃーん。ママですよ」と森口から電話があり、「爆弾は私がお預かりしました。単純な頭脳が作った単純な仕掛けで解除も簡単でした」と大いに修哉をバカにします。

そして森口は真相を語ったのですが、森口は自分の命も軽んじている修哉に制裁を加える方法をずっと模索していたそうです。
Webサイトへの母の連絡先を書いたのは当然、森口でした。
修哉は母の研究室を訪ねて踵を返したのではなく、母が瀬口と再婚した事を知って泣きながら帰って来たという事実も森口は知っていました。
そして本当は母に忘れ去られた事をムシャクシャして殺人を犯すのが動機でしょうと森口は修哉をあざ笑います。

森口は「あなたの気持はママにしか向いていないのになぜ関係無い人間を殺すのですか?だったらママを殺しなさい」と修哉を非難し、自分が修哉の母の研修室に行き、修哉の件を話した事を伝えました。
そして森口は母の研究室に爆弾を置いてきており、修哉が起爆したのは大学に置かれた爆弾でした。
森口は「私にも聞こえましたよ。大切なものが壊れる音が、パチンじゃなくてドッカーンって」と告げました。

修哉は体育館の中央で「止めろー」と絶叫し、廃墟となった大学を訪れる幻覚を見ました。
そこには逆回転時計があり、「無かったことにしたい」という修哉の気持ちを表すように、大学が爆破前の状態に逆戻りするのですが、爆破直前に母は修哉の新聞記事を見て泣いていました。
この人も母親として大概だと思いますが。

体育館の中央で倒れて絶叫する修哉に森口が歩み寄り、「これが私の復讐です。」と告げました。
そして修哉の髪の毛を掴んで目を無理矢理合わせると「ここからあなたの更生の第一歩が始まるんです。」と告げ、暫くしてから「なーんてね」と付け加えました。

エンドロールで終了です。

エンディングがヘンデルのオンブラ・マイ・フですね。
結末付近の展開はツッコミどころが満載です。
でも森口が凄すぎてドン引きしたので、何も言えませんでした。
自分でも言ってますが、この人も凄いサイコだと思います。

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