エイリアン立入禁止 第9地区

第9地区

人類、立入禁止

制作年 2009年
制作国 アメリカ/南アフリカ/ニュージーランド
監督 ニール・ブロムカンプ
脚本 ニール・ブロムカンプ/テリー・タッチェル
上映時間 112分
出演
シャールト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ
ジェイソン・コープ

だいたいのあらすじ

1982年に南アフリカのヨハネスブルグ上空に突如として町を覆い尽くすサイズの巨大宇宙船が現れ、上空で静止しました。
その後、宇宙船は呼び掛けに応じず、動く気配も無かったので、防護服に身を包んだ地球人が船体にドリルで穴を開け「お邪魔します」と内部に突入しました。
広い船内はジメジメとしており、やせ衰えた無数の人型のエイリアンが密集して蠢いていましたが、彼等の健康状態は最悪で栄養失調であると判明したので、南ア政府は臨時の難民キャンプを地上に設営してエイリアン達を収容しました。
難民キャンプの周囲は高いフェンスで囲まれて武力監視されるようになり、現在では第9地区と呼ばれています。

エイリアンは二足歩行で人型なのですが、エビのような容姿に細い脚、三本指の手をしていました。
彼等は地球から出て行く気配は無くそのまま居座ったのですが、エネルギー兵器等を有している事が分かったので取り急ぎ没収し、南アの市民は彼等の事を「エビ」と呼んで忌み嫌いました。
エイリアンはその内に盗みや乱暴狼藉を行うようになったので、20年間我慢していた市民はとうとう暴動を起こしてエイリアン排斥を訴えました。
南ア政府は民間の多国籍企業MNUに第9地区の移設とエイリアンの隔離を依頼しました。

MNUはヨハネスブルグからかなり離れた地点に180万のエイリアンを収容する新キャンプを設置しました。
国際法により、立ち退きには24時間前の通告と相手の同意が必要であったので、職員が総動員で同意書のサインを収集することになりました。
MNUのエイリアン課の職員ヴィカス(シャールト・コプリー)もこの作戦に参加することになり、なんと責任者に任命されました。
ヴィカスはあくまでも人道的な引っ越しプランを考えていたのですが、同行する傭兵の責任者クーバス大佐(デヴィッド・ジェームズ)は抵抗するエビは殺すべし的な考え方の持ち主のようです。

そして作戦当日となったのですが、ヴィカスは何かやらかしたらしく、元同僚や上司等は彼が起こした事件には賛否両輪のようです。
ヴィカスの妻タニア(ヴァネッサ・ハイウッド)も彼の私物は警察に没収されてしまい、取り戻すのが大変だったと当時を振り返っていました。

作戦当日、防弾チョッキを着こんだヴィカスは助手のフンディスワ(マンドラ・ガドゥカ)と共に軍用車両で第9地区に乗り込み、早速バラック小屋のような所のドアを叩き、「サインお願いしまーす」と呼び掛けていました。
エイリアンは殆どが地球語を解さず、ウガウガと唸るだけで会話にならず、非協力的で凶暴なのですが、根気よく呼び掛けます。
彼等は身体能力が高いようで、屋根の上をバッタのようにジャンプしたり、兵士といざこざを起こしてパンチ一発で吹っ飛ばしたりしていました。
エイリアンはゴムを好んで食べるようで、早速軍用車両のタイヤを狙って来たエイリアンが傭兵の一部と揉め事を起こし、傭兵は発砲しました。

ヴィカスは傭兵を「撃つな」と押し留め、キャットフードを投げて集まって来たエイリアンの気を反らせました。
エイリアンはゴム以外だとキャットフードが大好物だったらしくこの作戦は大成功でした。
また、流石に長年住んでいるからか、中には片言の英語で「ここは俺の家じゃない」等と嘘を吐くエイリアンも居たのですが、ヴィカスが猫缶で釣るとあっさりとサインしていました。
エイリアンの生態に詳しい学者によれば、彼等はアリや蜂のような社会で生活しているらしく、現在第9地区に住んでいるのは働きアリ的な末端の連中ばかりだということです。

また、第9地区の一角にはナイジェリア人のオビサンジョ(ユージーン・クンバニワ)が率いるギャング集団が居り、猫缶を法外な値段で売りつけ、更にエイリアンのペットを戦わて闘犬のようなギャンブルを行っては金品を巻き上げていました。
なんとその一角では異種間の売春も行われており、オビサンジョはエイリアンの兵器を巻き上げては横流しして儲けていました。
ヴィカスは他の職員にオビサンジョ達はヤバいから絶対に関わるなと指示しており、オビサンジョはヴィカス達を忌々し気に睨みつけていました。

ある小屋では牛の死体にパイプで繋がれた大量のエイリアンの卵を発見し、ヴィカスは処理班を呼んで火炎放射で一掃させました。
そしてヴィカス達は次々にエイリアンの兵器を発見しては没収していたのですが、事情通の学者によれば今回の作戦の本当の目的はエイリアンから武器を没収することではないかということでした。
MNUは実は軍事産業としての一面も持っており、エイリアンの武器はエイリアンにしか使用できないので、その技術を奪って応用しようとしているようです。
エイリアンにも色々いるみたいで、女性用の下着を身に着けたヤク中っぽいのも居ました。

そんな中で赤いベストを着たエイリアン(ジェイソン・コープ)がゴミ捨て場で仲間と息子と共に部品を集め、それを元に純度の高い燃料のような物を生成し、カプセルの中に保管していました。
そこにヴィカス達が来たので赤べストは裏口から逃げ、友人がMNUの応対をしました。
怪しいと感じたヴィカス達は小屋に踏み込み、ヴィカスは謎の筒を発見して内部から出て来た液体を開浴びてしまい、思い切りむせていました。
そして小屋でデカい銃を発見したヴィカスは上空のクーバス達即応部隊に連絡し、友人エイリアンは激しく抵抗を始め、ヴィカスはパンチで飛ばされました。

到着したクーバスは「撃たないでくれ」と懇願する友人エイリアンを問答無用で射殺しました。
物陰でそれを見ていた赤べストエイリアンは憤りながらも別の小屋の装置を見守り、息子に見張りをするよう指示しました。
ヴィカスは病院に行くよう勧められたのですが、応急処置だけで作戦に復帰し、やがて赤べストのクリストファー・ジョンソンの小屋にやって来ました。
クリストファーはサインを促された書類を見て、「なぜ立ち退かされるのですか?24時間の猶予があるはず。違法では?」とサインを拒みます。

クリストファーが他のエイリアンより知能が高いと睨んだヴィカスは「この小屋の環境だと息子が危険だから法の下に施設に収容する」と無理矢理息子を収容しようと小屋に踏み込みました。
小屋の中はPCの基盤が壁に沢山掛かっており、クリストファーの息子・リトルCJは机の下に隠れていました。
しかしリトルCJを捜していたヴィカスは突然謎の吐き気に襲われ、小屋の外に出てゲーゲーと吐きました。
先ほどの液体の作用でしょうか?
ヴィカスは仕方なく、明日また来るからな!とクリストファーに宣言して引き揚げました。

その後、ヴィカスは咳が止まらなくなり、鼻からは黒い鼻血を出して爪が剥がれるようになり、なんとか会社で仕事を終えて帰路に着きました。
一方、あの筒はクリストファー達にとって重要なものだったらしく、友人宅を親子で「ないない」と探し回っていました。
また、エイリアンのパワードスーツを猫缶1000個で巻き上げていたオビサンジョ達は恐ろしいことにたまにエイリアンの腕を切ったりして食べているようです。
彼等には元々殺した相手を食べるとその力を得られるという伝承があるようで、エイリアンを食うことで彼等の武器が使用できるに違いないと考えているようでした。

移動中にひどい下痢に襲われて漏らしそうなヴィカスでしたが、自宅では彼の昇進を祝ってサプライズ・パーティーが始まってしまいました。
一刻も早くトイレに駆け込みたいヴィカスでしたが、握手を強要された挙句、タニアの父であるMNUの超偉い人ピエト(スミット – ルイス・ミナー)からは「お前、今日エイリアン殺害しただろ!UIOから凄いクレーム来てるぞ!失敗したら外すぞ!」とお目玉を喰らいました。
どうにかトイレに駆け込んだヴィカスでしたが、その後黒いゲロをケーキにまき散らした後に倒れ、緊急入院となりました。

ヴィカスの左手はエイリアンのものに変異してしまい、MNUに護送されて実験動物のように扱われます。
なんとヴィカスはエイリアンの兵器が撃てると発覚し、次々に的を撃たされた挙句にとうとう拉致して来たエイリアンまで撃たされてしまいました。
ヴィカスの身体は急激にエイリアン化しているようで、今の内に全臓器を摘出してお金に換えよう!ということになりました。
そしてピエトは「今、ヴィカス大変だけど、全力で医師が治そうとしてるからね。でも絶望的かもね」とタニアに嘘八百を伝えるのでした。
ヴィカスは役所のおじさん風のキャラだったのにエライことになってます。

MNUの医療班は麻酔無しで生きたままのヴィカスから臓器を摘出しようとし、ヴィカスは左手のエイリアンパワーを振るってベルトを外し、医療責任者を人質にした後に逃走しました。
市街地に出たヴィカスはモニカに電話したのですが、養母が代わりに出て切られてしまいました。
なんとヴィカスは「異星人と性交渉した危険な隔離患者」として手配されてしまい、途中で立ち寄ったバーガーショップでは警備員に発砲されてしまいます。
仕方なくヴィカスは第9地区に逃げ込んで小屋の中で一夜を過ごしました。

翌朝、ヴィカスは猫缶を食べている最中に歯が抜け落ち始めたのに気付いたのですが、追い討ちをかけるようにタニアから電話があり、「父からあなたがエイリアン女に夢中になったと聞いた」と言われて絶縁宣言されてしまいました。
絶望したヴィカスは露店から盗んだ斧で左手を落とそうとしたのですが、指一本落としたら激痛が走ったので無理でした。
上空ではクーバス達のヘリがヴィカスを捜索しており、行き場を失った彼はクリストファーの小屋に飛び込んで助けを求めたのですが、力尽きて倒れました。
変異したヴィカスの手を見て思い当たる点があったクリストファーは地下室にヴィカスを投げ込んで匿うことにしました。

息を吹き返したヴィカスに液体は何処だとクリストファーが詰め寄り、事情を説明してくれたのですが、クリストファー達は地下室に宇宙船の司令船を隠していました。
ヴィカスが変異した原因はやはりあの筒の液体で、あの液体があれば宇宙船を動かす事が出来、宇宙船内でヴィカスを治すこともできるそうです。
しかしあの液体は非常に貴重なもので、20年かかってあの小さな筒に集めるのがやっとだったそうです。
筒はMNUのラボに没収されており、あれを取り返す以外に道は無さそうです。
リトルCJはヴィカスの手を見て「おんなじだね」と彼に懐いたのですが、ヴィカスは「お前らエビと一緒にするな!」と暴言を吐いていました。
匿って貰った恩人にこれは無いと思いました。

ヴィカスの変異は急速に進んでおり、残された時間は少ないようでした。
その夜、タニアから電話を貰ったヴィカスは「君のお父さんは嘘を吐いてる。元通りになる方法が分かったから戻りたい」と弁明し、タニアも泣きながらそれを聞いていたのですが、電話はしっかりピラト達に逆探知されていました。
そしてヴィカスはすっかり諦めムードになっていたクリストファー親子に液体を取り戻す手があると提案していました。

翌日、ヴィカスはオビサンジョに接触し、武器を売ってくれと依頼したのですが、有名人になっていた彼はギャング一味に腕を切り落とされそうになります。
ヴィカスは隙を見てその辺にあったエイリアンの小型銃を手に手下をぶっ飛ばし、オビサンジョに銃を突き付けて武器をゲットして逃げました。
オビサンジョはそれを見て大喜びし「お前のその腕欲しい!絶対にお前を捕まえる」と宣言していました。

その頃、ピラトはクーバスの部下に命じてクリストファーの小屋を捜索させていたのですが、小屋はもぬけ
の空でした。
同時にヴィカスはクリストファーと共に液体を取り戻そうとMNUに殴り込んできました。
いきなりエイリアンの兵器でロビーを吹き飛ばされたので職員たちは逃げ惑い、ヴィカス達はそのままビル内に侵入してラボのある地下4階を目指しました。
ピラトの命令はあくまでもヴィカスを生け捕りにすることだったのですが、爆風で吹き飛ばされたクーバスは怒り、部下に実弾の使用を命じました。

幸い指紋認証はまだ生きていたようで、ヴィカス達はまんまと地下4階のラボに到着したのですが、クリストファーは周りに転がっているエイリアンの死体を見て、仲間が実験動物扱いされている事に憤りました。
これは事実だったので、液体を回収したヴィカスは「こんな実験が地下で行われているのは俺は知らなかった」と弁解しました。
兵器の実験をさせられている際もヴィカスはエイリアンを撃つのは嫌がってました。
でも、豚を撃つって言ってましたが…

そこにクーバス率いる傭兵部隊が雪崩れ込んで来たのですが、完全にフリーズしてしまったクリストファーは狙い撃ちされそうになり、ヴィカスは物陰から必死に反撃しつつ、「坊やの事を思い出せ!」と叫びます。
我に返ったクリストファーは速攻で爆薬を造り、壁をぶち抜くとそこは駐車場で、二人は軍用車両に飛び乗って逃げ出しました。
なんとか小屋に戻った二人でしたが、上空からは怒りのクーバスがバンバンと発砲し、ガチで殺しに来ていました。

感想

これはなかなか面白いです。
エイリアンを居住区から立ち退かせようとしている公務員のような男性がひどい目に遭う話です。
こういう異種族交流ものって面白いの多い気がして、なんとなく系統は違いますが第5惑星を思いだしました。
SF映画としては特に技術的な設定等は無く、どちらかというとご都合主義でゴリゴリです。

前半は関係者のインタビューで始まり、モキュメンタリー風のPOVです。
この辺りのシーンが最後にワンカット入っているのも印象的でした。
ヴィカスのママはヴィカス支持派のようですが、パパはそれほどでもないような。
タニアはいい人っぽいのですが、お花畑っぽい人なのかなあという印象でした。

殆どエイリアンの生態については語られる事は無いのですが、ゴムと猫缶が大好きという点は説明されてます。
ゴムに関しては完全にアパルトヘイトのそれなのではないかと邪推してしまいました。
私的にはどうやって繁殖してるのかとか闘犬のようなギャンブルで出ていた伊勢海老のような生物はなんなのか気になってます。
エイリアンの皆さんは身体能力が非常に高いようで、端々でそれを伺わせるシーンがありました。
見た目はキモいのですが、リトルCJは可愛く見える不思議。

これアパルトヘイトの風刺映画のようで、どうしてもエイリアン視点で観てしまいます。
というのも登場人物が揃いも揃ってクズでクリストファー達の方が聖人っぽいのでそっちの視点で観るのが楽なんですよね。
しかしヴィカスの行動にはイライラさせられるものの、後半にはカタルシスが得られたと思います。

そういう訳でエイリアン視点で観るのが楽なのですが、ヴィカス視点で観ても色々と考えさせられていいかなとも思いました。
クーバスやピラトまでにはならない気がしますが、私のような凡庸な人間はクリストファーよりもヴィカスの方に近い気がします。
クソ呼ばわりしましたが、一歩間違うと私もヴィカスのようになってしまう自信は多少あります。
そういう訳なので後半の展開は良かったなあと感じました。
もし私がヴィカスと同じような立場だったら同じように立ち回れるかなあと考えました。

ラストまでのあらすじ

ここまでいいチームワークで乗り切ったヴィカス達でしたが、クリストファーはここでヴィカスを元に戻すのに三年かかると衝撃の事実を明かしました。
更にクリストファーは母船に戻ったら仲間を救出すると宣言したので、ここでヴィカスが棒切れでクリストファーをKOし、まさかの仲間割れを始めました。
ヴィカスは地下に飛び込んで待機していたリトルCJを騙して司令船を出発させようとし、クリストファーは小屋に飛び込んで来たクーバスに捕まってしまいました。

クリストファーはクーバスに殺されそうになるのですが、司令船を乗っ取ったヴィカスが左手で司令船を浮上させ、クーバス達は小屋の外に退避しました。
しかしMNUは地対空ミサイルまで所持しており、司令船はミサイル攻撃を受けて墜落し、クリストファーはそれを見てガックリと膝から落ちました。
クーバスはトラックの荷台にクリストファーを押し込み、墜落現場へと急行しました。
間もなくヴィカスもクーバスに生け捕りにされ、トラックへと連行されました。

移動中にクーバス達の軍用車両はオビサンジョの襲撃を受け、ヴィカスはオビサンジョの下に連行されました。
クーバスはただちに応援を呼び、間もなくギャングと傭兵部隊の激しい銃撃戦が始まります。
オビサンジョのアジトに連れ去られたヴィカスは腕を切られそうになって絶対絶命だったのですが、リトルCJが司令船内の装置を起動させると同時にオビサンジョが保持していたパワードスーツが起動し、アジト内の手下とオビサンジョを皆殺しにしました。
それと同時に宇宙船の母船も動き始め、パワードスーツもヴィカスを迎え入れるようにハッチが開きました。

一方、クリストファーはトラックの窓から宇宙船を眺めていたので、クーバスは「奴が事情を知っている」と睨み、部下に命じて再びトラックから引き摺り下ろして拷問させました。
その一方でクーバス達は沈黙したギャング団のアジトに接近し、催涙弾を投げ込んでいました。
ヴィカスは意を決してパワードスーツに乗り込んでアジトの外に飛び出したのですが、クーバスに「あれはヴィカスだ」と見破られ、クリストファーを人質に取られました。
しかしヴィカスはあっさりと「そのエビ殺していいから俺の事は見逃してね」ととんずらします。
超ガッカリです。

クーバスは口を割らないクリストファーを始末するよう部下に命じたのですが、良心を取り戻したヴィカスはトラックの所に戻り、パワードスーツのレーザーガンで部下を一掃し、クリストファーを司令船まで送ることにしました。
字幕だとクーバスが「司令船に向かう気だ」と叫んでますが、誤訳?
なんで知ってるの?って感じでした。

移動中に重狙撃銃の攻撃を受けたヴィカスのスーツは動きがポンコツになったので、ヴィカスは「俺が残って奴らと戦うから坊やの所に急げ」とクリストファーに指示し、「見捨ててはいけない」と言う彼に「気が変わらない内に早くしろ!」と怒鳴ります。
クリストファーは「絶対に3年で迎えに来る」と約束して走り去り、ヴィカスはRVのタックルを受けながらもなんとか立ち上がり、傭兵部隊に反撃を開始しました。
クソ野郎だったヴィカスがようやく良心を取り戻すという良い流れです。
この映画は全体的に面白いと思いますが、クライマックスのハラハラ感は凄いです。

クリストファーは激しい銃撃の中をとうとう司令船に辿り着き、コンソールを操作して母船を動かして吸引ビームを掃射して司令船を母船へと引き揚げました。
その間、ヴィカスは満身創痍のパワードスーツで必死にクーバス達に反撃していましたが、とうとう脚をやられて倒れました。
しかしヴィカスはくじけず、クーバスが司令船に向けて放ったRPGをキャッチし、再び立ち上がりました。
その直後にトラックのタックルを受け、パワードスーツは派手に吹っ飛び、とうとう動かなくなりました。
何とか立ち上がったものの、クーバスから背中に狙撃され、ヴィカスは外に放り出されてしまいました。

しかしヴィカスの頑張りでクリストファー親子は母船へと戻ることが出来ました。
ヴィカスはクーバスに射殺されそうになったのですが、エイリアンの群れが集まって来てクーバスを殺害しました。
宇宙船は起動し、ヨハネスブルグ中の人が手を休めてその動向を見守っていました。

クリストファー親子はそのまま宇宙へと飛び去ったそうで、仲間を助けに来るのか、はたまた地球に戦争を仕掛けて来るのかは誰にも分かりませんでした。
ヴィカスの消息は不明だそうで、政府機関に拉致された節やMNUに連れ去られた節もあるそうです。
フンディスワは後のMNUの違法な実験を暴き、起訴中だそうです。
地球に残されたエイリアンは第9地区から第10地区へ移送され、その数は250万人を超えたそうです。

タニアの待つヴィカスの家にはある日、ガラス細工の花のような物が置かれていたそうで、彼女はそれはヴィカスが置いた物だと信じていました。
一方、第10地区にはガラス細工のような花をこしらえるエイリアンの姿がありました。

エンドロールで終了です。

ちょっと切ない話ですが、ヴィカスが真人間になれた気がして良かったです。
クリストファーはきっと迎えに来てくれるような気がします。
特典は削除シーンやメイキングが入ってました。

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