整形外科医の話 き・れ・い?

き・れ・い?

絶対にわたしの顔をミナイデ…

制作年 2004年
制作国 日本
監督 松村克弥
脚本 松村克弥/ラッシャー池田
原作 唯川恵
上映時間 85分
出演
岡元夕紀子
黒沢あすか
草野康太

だいたいのあらすじ

美容整形外科を経営する野口庸子(岡元夕紀子)は儲かって儲かってしゃあないねんというウハウハの生活を送っていました。
庸子は同一金型系の整形を量産しているようで、クリニックの看護師ヒトミ(原史奈)とマリ(中村麻美)も漏れなく庸子の施術を受けていました。
ある夜のこと、営業が終了したクリニックに河野吉江(黒沢あすか)という不気味な女性が現れ、門前払いしようとする庸子の手に裸の300万円を押し付けて「手術してほしい」と要求しました。
仕方なく招き入れて話を聞く庸子でしたが、吉江は「診療時間外に庸子一人で施術してほしい」と無茶な要求をします。
しかし顧客=お金という主義の庸子は「無茶言うな」と反論しながらも300万円に釣られて予約を取りました。

その後、庸子は恋人の野村(草野康太)と激しくHしていたのですが、吉江の件をペラペラと話していました。
尚、庸子は町で醜い女が歩いているのを見るとイラっと来るらしく、性格の悪さが伺えます。
野口もまた大病院の息子だそうなのですが、類は友を呼ぶらしく彼も性格がよろしくないようでした。

そして庸子は吉江の顔の整形手術を行いました。
前から吉江のお金の出所が気になっていた庸子は「会社休んでるの?」とさりげなく聞いたのですが、吉江は醜い容姿の所為で会社はクビ、就職先もないと返答しました。
彼女は自分の服をまくり上げてお腹を見せ、「今度は身体をきれいにして」と庸子に要求するので、脂肪吸引を行いました。

吉江の欲求は止まる所を知らず、今度は500万持ってきて色々と依頼してくるようになります。
恐ろしくなった庸子はベテランの医師に相談し、もう手術はしない方がいいとアドバイスされました。

一通りの施術が終わったのですが、吉江は再び現れて術後の腫れは引いていないのに「目と鼻をやり直して」と要求しました。
仕方なく庸子は手術を行い、1か月は安静にするように吉江に指示しました。
その後、庸子は野村から「自分は福岡に行くことになった」と知らされました。
ということで野村が東京に居られる最後の夜になり、庸子は待ち合わせ場所に向かったのですが、携帯に吉江から着信があり、「顔の腫れが引かないから診て欲しい」と言われます。
庸子は「その内落ち着く。自分が無理な手術をさせたんだから少しくらいは堪えなさい」と突き放して電話を切りました。

その後、クリニックに野村を案内した庸子は「手術台の上で抱いて」と要求し、野村はドン引きしながらもそれに応えました。
その様子を扉の隙間から吉江が見ていました。
そして吉江はアフターケアにも姿を見せなくなりましたが、庸子は自分は医療ミスをしたことがないので問題ないだろうと気にしませんでした。

ある夜、庸子がワインを開けると中身が血液にすり替わっていました。
そして庸子は特殊な洗顔水を自分用にキープしていたのですが、マリがこっそりとそれを使い、中に入っていた硫酸で顔を溶かしてしまいました。
こんなにはならないと思います。
庸子はヒトミから連絡を受けて急いでクリニックに駆け付け、マリの顔を措置しました。
整形外科でどうにかなるんでしょうか?

感想

これはイマイチです。
イカレた女を整形したら大変!という内容です。
吉江の熱演もあるせいか怖いことは怖いですけど、内容というより演技だと思います。
全体的に説明口調の台詞が多くて、映像で納得させるのではなく語りでフォローしてます。
確かに整形している人ってハマってしまう人が多いようなのですが、この辺りの気持ちがイマイチわからず。
何より主人公カップルがクズ、看護師もクズという展開なので、話に入れませんでした。

吉江もどういう人間なのかよくわからないのでサイコ加減がどの程度なのかイマイチ判断つかなかったです。
グロも大したことなくて映像も面白いの無かったです。
濡れ場だけやたら多くて、そこしか印象に残りませんでした。
全体の5分の1くらいが濡れ場だったような…

ラストまでのあらすじ

これは吉江の仕業に違いないと考えた庸子は連絡を取ろうとしたのですが、携帯も住所も嘘でした。
マリは当然退職してしまい、ヒトミも突然退職願を叩きつけて「こんなヤバいクリニックにはいられない」と嘲笑いながら退職しました。
更にシリコンバッグにも細工がされていたようで、常連客の佐伯(麻倉未稀)は豊胸手術の結果、右胸が爛れてしまい、医療ミスで起訴すると宣言しました。
佐伯はかなりの権力者の妻であり、間違いなくそれを実行する力がありました。
こうして順風満帆であった庸子の生活は一気に地獄へと急降下したのでした。

そんな中、野村からメールがあり「今夜上京するから最後に会ったレストランで7時に」とメールがありました。
ということで庸子は待ち合わせのレストランでひたすら待っていたのですが、野村は現れませんでした。
落胆してクリニックに戻ると野村は手術台の上で違う女性と激しくHしていました。
どうやらそれは整形して美人になった吉江だったらしく、野村は間もなくゴムチューブで首を絞められて失神していました。

ということで戦争勃発したのですが、庸子には自分が施術した吉江の顔を殴ることはできませんでした。
吉江は庸子に福岡で野村から告白されて付き合っていると告げ「これで底辺女の気持ちがわかったか」的に嘲笑いました。
しかし高笑いしたショックで吉江の鼻からはシリコンの何かが飛び出し、口からは血を吐いたので、息を吹き返した野村は「ひいい」と彼女を押し退けました。
発狂した吉江は野村の喉笛をメスで切り裂いて殺害し、庸子にメスを振り上げたのですが、お直しした全身が崩れ始めて倒れます。

庸子はこの隙にずらかろうとしたのですが、やっぱり吉江に捕まってしまいました。
吉江は「女の身体と心を弄び、切り刻んだお前は醜い」とか言いながら庸子の首を絞め、庸子は何とかメスに手を伸ばして吉江の鼻に突き刺しました。
どう見てもそれはシリコンに刺さっただけでノーダメージっぽかったのですが、なぜか吉江は野村に寄り添ってバッタリと倒れました。
吉江は「先生みたいになりたかったけど無理だったみたい」と雑感を述べ、「わたしきれい?」と口裂け女のような質問をしてから息絶えました。
庸子は「あなたは誰なのよ?」と逆質問をし、吉江みたいな女性はこの世に沢山いると雑感を述べて〆ました。

庸子はイカレたようで、オフィスに飾られていた自分の肖像画をメスで切り裂き、首の横をメスで斬って自害しました。
一命を取り留めた庸子は再び整形外科医として立ち直ったようですが、今では患者の気持ちが理解できるようになったそうです。
また一人、女性が庸子の診断を受けにやって来ました。
いつか「私きれい?」と聞くために…

エンドロールで終了です。

結局吉江の正体は分かりませんでした。
急に患者の気持ちがわかるようになったと言われても積み上げを見せられてないのでなんとも…
特典はメイキングとかでした。

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