殺人プレス機 マングラー

マングラー

洗濯工場で働いてたらひどい目に遭う話

制作年 1995年
制作国 アメリカ
監督 トビー・フーパー
脚本 トビー・フーパー/スティーブン・ブルックス/ピーター・ウェルベック
原作 スティーヴン・キング
上映時間 106分
出演
ロバート・イングランド
テッド・レヴィン
ヴァネッサ・パイク

だいたいのあらすじ

ブルーリボン洗濯工場では洗ったシーツをデカいプレス機に入れるとシーツがプレスされて出てくるという仕組みでした。
洗濯工場で勤務しているシェリー(ヴァネッサ・パイク)はある日、プレス機の横のレバーで手を負傷してしまい、その血がプレス機に流れました。
経営者で両脚が義足のガートレー(ロバート・イングランド)はこの騒ぎでカンカンになり、主任のスタナー(デメートル・フィリップス)に「あいつらをもっと働かせろ!」とどやします。
その後、ベテラン工員でストレスを溜めまくりだったフローリーがプレス機に呑まれ、なぜか電源が落ちなかったのできれいにプレスされて肉塊になってしまいました。
刑事のジョン・ハントン(テッド・レヴィン)はブルーリボン工場で死亡事件発生という連絡を受けて現場に駆け付けました。
この人バッファロー・ビルの人ですね。ヒルズ・ハブ・アイズにも出てたような。

ハントンは現場に来たものの、ろくに死体を見れずに吐き気を催していました。
その後、安全保安委員が工場に来てプレス機を点検し、安全装置が正常に稼働していたので工場は操業を再開しました。
その夜、ハントンは義弟のマーク(ダニエル・マットモア)と食事をしていたのですが、プレス機は工場では「マングル」と呼ばれているそうで、安全バーがあるので人が飲み込まれることはあり得ないということでした。

翌日、マングルは蒸気パイプが抜けて工員のアネット(アシュリー・ヘイデン)がそれに巻き込まれて皆に救い出されたのですが、まるで蒸気パイプはアネットをプレス機内に追いやっているかのようでした。
新人のリン・スー(リサ・モリス)は「もうこんな所ヤダ!無理!」と逃げ出そうとするのですが、彼女は生活のためにガートレーの愛人になっているので無理でした。
一方、アネットが大火傷を負って病院に運ばれたと聞いてハントンはマークと共に病院に駆け付けました。
アネットはシェリーが手を切ってから事故が続出していると話し、まるでマングルがシェリーの血を吸って病みつきになっているようだと持論を展開していました。
尚、シェリーはガートレーの姪で、ガートレーは彼女に悪い虫がつかないようにひたすら監視しているのだそうです。

ハントンはガートレーが安全基準を満たしていないから事故が多いのだと考えており、尻尾を掴んで摘発してやろうと狙っていました。
そしてアネットの話を聞いたマークはマングルに何かが憑依しているのでは?と言い出すのですが、当然ハントンは相手にしませんでした。
マークは処女であるシェリーの血を吸って、マングルがおかしくなったのでは?とも言い出すのですが、ハントンは爆笑して流していました。
しかしマークがしつこいのでハントンはシェリーに話を聞きに行くことにしました。
一方、就業時間後の工場ではリン・スーがマングルに巻き込まれてプレスされそうになり、スタナーに救出されていたのですが、ガートレーはそれを隠蔽して彼女を医者にも診せませんでした。

シェリーの事故は冷蔵庫を運んでいる業者が安全バーに冷蔵庫を当ててしまい、それでベルトが押し戻されたという事故だったので不審な点はありませんでした。
同行していたマークは「君は処女?」と質問したのでシェリーはブチ切れ、ハントン達はさっさと退散しました。
その帰り道にブルーリボン工場から運び出された冷蔵庫に行方不明だった少年が閉じ込められて死亡していたという事件に出くわします。
マークはマングルから冷蔵庫に悪霊が憑依したんだ!とのたまっていたのですが、何気なく冷蔵庫を開けたマークは冷蔵庫に腕を挟まれます。
ブチ切れたハントンはマークを引き剥がしてハンマーで破壊するのですが、冷蔵庫からは謎の青白い光が竜巻のように発生して消えました。

その夜、ハントンはブルーリボン工場に忍び込み、マングルの前で一服していたのですが、マングルが突然作動してコートの裾を巻き込み、危うく挟まれそうになりました。
ハントンはまだ工場に居たガートレーの事務所に「マングルを止めろ!俺も殺されかけたぞ!」と怒鳴り込むのですが、不法侵入で訴えるぞと
返されただけでした。
そしてガートレーは「あのプレス機は俺の分身で血と肉を受け継いでいる。多少の犠牲は必要」等と気になることを言っていました。
憤慨したハントンが引き揚げた後にスタナーはガートレーに「俺もあのプレス機は停めた方がいいと思う」と進言していました。

実はガートレーの娘はが亡くなっのも彼の両脚が無いのもマングルの事故によるものでしたが、彼は「犠牲はつきもの」と気にも留めていませんでした。
スタナーはあなたが壊さないなら自分が壊すと言い出し、ガートレーもそれを止めませんでした。
なお、ガートレーは賄賂を渡してある保安官に手を回し、ハントンを停職処分にしました。

感想

これはイマイチです。軽く珍作です。
シーツのデカいプレス機が人を襲うという内容です。
正直、何だかよくわからない感じで取っ散らかってる印象です。
どちらかというとマングルより、ガートレーの方が目立ってました。
ハントンとマークにさしたる影響力は無く、新聞記者の老人がなんでも知ってるという謎展開です。
原作は短編なので盛り過ぎて収集付かなくなった感じです。

演出も怖いシーンが無かったのですが、デカいプレス機は見た目がちょっと良かったかも。
確かに人がプレス機に呑まれるという展開は怖いような気もしますが、工場に行かなければいいじゃんとか思ってしまうのです。
結局のところ、ガートレーが何をしたかったのかよくわかりませんでした。
だって悪魔と契約したなら別に工場経営とかで満足してなくてもよかったのでは?という気がします。
権力うんぬんの下りもイマイチ私にはよくわからず。

ラストまでのあらすじ

実はガートレーはマングルの中に棲んでいる悪魔と契約して娘を差し出しており、リンにも「お前もプレス機に血を吸われたから仲間だ」と無理矢理契約書に血判を押させました。

スタナーはエンジニアを呼び、マングルを解体する準備を進めていましたが、そこにシェリーがやって来て叔父と話したいと言うので「取り込み中だから止めろと忠告しました。
そしてエンジニアがブレーカーを落としたので正面からマングルに入り込もうとしていたのですが、マングルは作動してしまい、スタナーは巻き込まれます。
騒ぎを聞いて降りてきたガートレーは助けようとするどころか悪魔チーム入りしたリンと共に笑ってそれを見ており、スタナーはエンジニアに斧で自分の腕を斬り落とすように指示し、左腕を肩口から失った挙句に死亡しました。
叔父の異常性に気付いたシェリーは工場から飛び出して逃げ帰りました。

ハントンは顔なじみの新聞記者(ジェレミー・クラッチェリー)が病魔に蝕まれた死を迎えた瞬間に立ち会ったのですが、彼は「俺の仕事場に行け。贈り物がある」と言い残していました。
そして遺言通りにしたハントンとマークは新聞記者の仕事場で包みを見つけ、中から古い新聞記事を発見しました。
それによればこの町の有力者は皆、16歳になる娘を亡くしており、ガートレーが「犠牲」と言っていたのは生贄のことではないかと気づきます。
そして今度の彼の狙いはシェリーだと勘付き、電話をして「戸締りをして家から出るな」と指示しました。
シェリーは間もなく16歳になるそうで、ハントンとマークは間違いないと頷き合うのでした。

間もなくシェリーの下には「誕生日おめでとう」とガートレーとリンが現れて工場まで拉致していました。
ガートレー達はシェリーをマングルの台に載せ、彼女が巻き込まれそうになったその時、ハントン達が飛び込んできて救いました。
マークとリンは揉み合いの末にリンがマングルに飲み込まれて死亡しました。
そしてリンに駆け寄ったガートレーもまた、プレスされて呪いの言葉を吐いて息絶えました。
マークはマングルの悪魔祓いを始め、ハントンも聖水を投げたりして援護します。

マングルはしばらくバチバチ言っていましたが沈黙したのでハントン達はこれで終わったと喜んでいました。
しかしフローラが飲んでいた薬には呪物であるベラドンナが含まれていたため、マングルはパワーアップして変形を始めました。
そして自走可能になって襲ってきたのでハントン達はとんずらしました。
道中でマークが殺られてしまいますが、ハントンとシェリーは下水を経由して工場の外に脱出しました。
そしてハントンはシェリーを病院に送り、翌日帰宅しました。

帰宅すると新聞記者から手紙が届いており、「この町では不完全な者には注意しろ。悪魔と契約している」と書いてありました。
その後、ハントンは花を持ってブルーリボン工場を訪ねたのですが、そこではシェリーがガートレーの後を継いで工員をこき使っていました。
マングルは健在であり、彼女はハントンに気付くと中指の欠けた手を振りました。
ハントンは花を捨てて黙って工場を後にしました。

エンドロールで終了です。

何の解決にもなっていないという

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