汚い系です デス・マングローヴ

デス・マングローヴ ゾンビ沼

腐臭ただよう 悪魔の森

制作年 2008年
制作国 ブラジル
監督 ロドリゴ・アラガォン
脚本 ロドリゴ・アラガォン
上映時間 105分
出演
リカルド・アラウージョ・ペレイラ
マルセロ・カスタンヘイラ
ヴァルデラマ・ドス・サントス

だいたいのあらすじ

おっさん二人がマングローブに覆われた川でボートに乗っているのですが、漕いでるおっさんに向かって何もしてないおっさん(マーカス・コンカ)が「ここはヤバい」とか言い出します。
そのおっさんによればここはカニが沢山獲れたり泥の中に危険生物もいたのですが、今では上流に行かないと何もいないそうです。
何がヤバいんでしょう?

さっきとは別のおっさんがマングローブ林の中で腰まで泥につかって泥の中に手を突っ込み、カニやらザリガニやらを捕獲しては持参の袋の中に放り込んでいました。
デカいカニが歩いているのを発見したおっさんが追いかけると汚い死体を発見してして仰天し、足を滑らせて転倒し木に頭を激しく打ち付けました。
汚いです。

ボロい小屋に住むルイス(ヴァルデラマ・ドス・サントス)は汚い川で洗濯をしている美人・ハケル(キカ・デ・オリヴェリア)に愛の告白をしようとしていたのですが、彼女はアントニオ(アントニオ・ラメゴ)にセクハラされていました。
なお、ハケルの父は皮膚が爛れて飲んだくれており、母も同じように皮膚が爛れて盲目で寝たきりでした。
ハケルには申し訳ないのですが、彼女の両親はゾンビのように見えます。
アントニオはハケルの兄バチスタが獲りに行ったカニを買い取ろうと家で待つことにしました。

一方、あのボートに乗ったおっさんは空き缶を浮きにして釣りをしつつ「スミドウロ」という底なし沼があって入ったら終わりとか話していました。
そして漕いでいたおっさんの竿にアタリがあったのですが、釣り上げたのでは人間の上半身の死体でした。

ルイスは泥の中に手を突っ込んで漁をしていたのですが、そこにバチスタ(レジナルド・セクンド)が大怪我をして現れました。
バチスタはハケルの兄だったのですが、タプイアにカニを獲りに行って死体が歩くのを見たと話していました。
ハケルの家ではバチスタが戻らないのでハケルが捜しに出ました。
そして重傷を負っていたバチスタは死んでしまったのでルイスはうろたえていたのですが、そこに汚いゾンビおじさんが現れて襲い掛かって来ました。

ルイスは焼きレモンを刺してあったフォークでゾンビの目を刺し、隣の部屋にある散弾銃の準備をします。
そして激しい攻防の末、ゾンビの目を撃って倒しました。
そこにハケルが現れたので小屋の中に引き込みました。
一方、ルイスの兄はタプイアに行って例の汚い死体と遭遇して装飾品を奪おうとしていたのですが、どうやらゾンビだったらしく襲われます。
汚いゾンビが叫ぶとそれに呼応するように付近の死体がゾンビとなり、ルイス兄は食われてしまいました。
ゾンビはもれなく汚いです。

一方、ハケルの父はアントニオに50年前はカニが大量に獲れたが、今は川はゴミ捨て場と昔話をしていました。
汚い貝を食っていたハケル父は突然苦しみだしてゾンビ化し、アントニオの右手の指を日本噛み千切ってしまいました。
アントニオは拳銃で父をヘッドショットしてたおしたのですが、なぜか父が食べていた貝の貝殻に襲われました。

その頃、ハケルは室内にあったバチスタの遺体を発見してルイスをしばき、棒きれで殴り倒そうとしていました。
ルイスは誤解だと説明したのですがハケルは棒きれでルイスを殴り、止めを刺そうとしたのですが、そこにゾンビが襲い掛かります。
起き上がったルイスがゾンビをヘッドショットで撃ちました。

ボートおじさんが釣り上げた上半身はゾンビで、びっくりした漕ぎ手おじさんは川に落ち、ゾンビ化します。
昔話おじさんはオールを手にボートを捨てて逃げ出し、「誰かー!殺されるー」と声を限りに叫びました。

ルイス誤解はひとまず解けてハケルと和解したのですが、小屋の周りはゾンビで一杯でした。
ルイスは先ほどゾンビに噛まれて負傷したハケルの腕に布を巻き、外に逃げたいという彼女に「夜明けまで待った方がいいと思う」と説得します。
そしてルイスはどさくさに紛れてコクろうとしたのですが、ゾンビが壁をぶち破って侵入してきたのに邪魔されます。
美人っぽいゾンビいました。
仕方なくルイス達は超汚いトイレに逃げ込み、壁を壊して外に脱出しました。

その頃、あのボートの昔話おじさんは木の上に逃れて相棒ゾンビを撒いていました。
しかしおじさんは木の上で寝てしまったので相棒ゾンビに襲われ、逃げまくっている間にスミドウロにはまり、相棒ゾンビもろとも沈みました。
このおっさん達はなんだったんでしょう

ルイス達は川沿いに逃げたのですが、ルイスは久々に走ったので倒れてしまい、息を吹き返すとハケルがゾンビに囲まれて木の上に逃れていました。
ルイスは無我夢中で斧を振るってゾンビを倒し、ハケルを木の上から救出しました。
その後はゾンビを刺激しないように隠れながら移動していた二人でしたが、ハケルは気分が悪くなって倒れます。
そこでルイスはハケルを魔女みたいな老婆ベネディータ(アンドレ・ロボ)の家へ担ぎ込みました。
ルイスが事情を説明すると彼女は「この土地は死んでいて人間を吸収して植物に変える。そして神の国に召される」と意味不明なことをのたまいました。
要するにこの土地は死んでいて人間は生きられないということだそうで、ベネディータが不気味な緑色の薬をハケルの腕の傷に塗りました。

残念ながらハケルを助ける方法はないそうで、この薬は痛み止めだということです。
そしてベネディータはフグの毒を使うと死んだ人間が生き返ることがあるという話をしてくれました。
ルイスはフグを獲りにタプイアまで行くことにし、ベネディータは網を渡してスミドウロには気を付けなさいと送り出しました。
その後、ルイスは奇声を上げながら襲ってくる恐ろしく狂暴なゾンビを何とか倒しながら進み、ボート昔話おじさんを救出していました。
生きてたんですね。
ということでおじさんはフグのいる場所まで案内してくれました。

付近ではゾンビが「うー」と唸りながら佇んでいたのでルイスは斧で倒して先を急ぎました。
おじさんは何度も網を投げるのですが、なかなかフグは獲れず、周囲には大量のゾンビがウーウー言いながら集まって来ました。
そしてとうとうフグは獲れたので一目散にベネディータの家に戻りました。
昔話おじさんはアジェノールとベネディータに自己紹介していました。
ベネディータはフグを捌いて胆のうを取り出し、ダイレクトにハケルの口に放り込みました。

ということでハケルは死亡し、あとはこのまま待つだけだそうです。
なお、外では大人ゾンビが餌を独り占めして子供ゾンビを追い払うという食物連鎖的なことが起こっているようです。
その後ハケルが蘇生したので、ルイスはアジェノールと共にビカの岩という岩山を超えて逃げることにしたのですが、ハケルは母が心配だから家に帰ると言います。
アジェノールとベネディータは沼の近くならもう死んでると断言したのですが、ハケルは一人でも行くと言い張ります。

感想

これは汚いです。
マングローブ林にゾンビが現れて大変!って話ですが、内容は殆ど無いです。
もしかして環境汚染とか自然破壊とか訴えたいのかな?と思いましたが比重は低いみたいです。
もしかするとロマンス映画だったのかもしれません。
意外と面白くてたまに笑ってしまいますが、怖いシーンもありました。
てっきりボートの昔話おじさんが過去の出来事を話すという進行なのかな?と思っていたのですが全然違いました。

死霊のはらわた系でグロ度は高いです。
前半は割と大人しめですが、後半に入るとひどくなります。

食事も汚いし、泥も少し掘ると黒くなって汚いし、川も汚いです。
ルイスの住んでる小屋はシー・オブ・ザ・デッドの小屋に似てました。

ゾンビは作りこんであって丁寧で、フルチ系だと思います。
この人達はいつもウーウー言ってるのでわかりやすいです。
たまにバタリアンに出てくるようなのもいます。
ゾンビがいきなり出てきた理由は言及されてませんが、もしかするとあの触手みたいなのが原因なのかも。
住民は肌荒れしてる人多かったので魚がヤバいのかもしれません。

この監督の映画はいつも同じような顔ぶれで撮ってるようで見た覚えのある人が多かったです。
泥の中を歩くシーンが多くて大変だなあと感じました。
なお、スミドウロって打つと私は炭道路って変換されました。

意外と楽しめたので忘れた頃にまた観たい気がしました。

ラストまでのあらすじ

ルイスはハケルと同行することにしたのですが、ベネディータの家にはゾンビが集まって来ました。
アジェノールは俺が囮になるからその間に行けとルイス達に告げ、ナタを手に家を飛び出して大声を出してゾンビを引き付けます。
首尾よくゾンビが離れたのでルイス達はベネディータに別れを告げてハケルの家に向かいます。
尚、ベネディータはいつも見えない夫と会話していたのですが、彼女は本当に夫の霊に守られているようでした。

ハケルの家に到着したものの、二人はゾンビ化したアントニオに襲われます。
ゾンビアントニオは汚いのは言うまでも無いのですが、物凄い暴力人間になっておりルイスはぶっ飛ばされて壁に激突してOKされます。
アントニオは酒癖の悪い亭主のように家中の物をひっくり返して暴れ、とうとうデカい樽を投げてハケルを下敷きにしました。
息を吹き返したルイスが背中に斧を投げて刺してもアントニオはしぶとく、ルイスは斧でぐちゃぐちゃに頭を破壊してますます汚くして倒しました。

一安心したのですが、アントニオは脳髄をぶちまけてルイスにタックルしたのでルイスは下敷きになります。
そしてハケルはゾンビ化した父に襲われ、指をかまれそうになったので父の下顎を引っ張って外してしまいました。
父は元々ゾンビ風だったのであまり変化ないです。
ルイスは引き続きアントニオの体液を浴び続け、ハケルは下あごが外れてよく伸びるようになった父の舌でベロベロ顔を舐められます。
笑ってしまいました。どうしてこういう汚いことを思いつくんでしょう。
ルイスは何とかアントニオを押し返し、父の首を切断して倒し、樽を退かしてハケルを救出しました。
二人は血まみれのドロドロぐちょぐちょのヘロヘロで、疲れ切ったルイスはハケルと並んで横になります。

ようやく告白タイムかと思いきやハケルの母が奇声を上げたのでそちらに向かうことにします。
母は相変わらず見た目はゾンビなのですが、会話しているので無事なようでした。
そして母は唐突に苦しみ出し、口の中から触手のような物を吐いてハケルの口に突っ込みます。
ルイスは必死にハケルの口から触手を取り出して投げたのですが、それは生物のようでいやにかわいい声で鳴いていました。
だめだ笑ってしまいます。
直後に母はゾンビ化してハケルに襲い掛かります。

もう頭を抱えて発狂寸前のルイスでしたが、何とか椅子の脚を母の頭にぶち込み、気絶しているハケルを引き摺って部屋から脱出しました。
ゾンビになっても目は見えないようで、母は音を頼りにドアをバンバン叩いてウガウガ叫ぶのでした。
ハケルは死亡したのかピクリとも動かなくなり、母はウガウガ騒ぎ、そしてあの触手生物はキューキューと父の頭に潜り込み、家の周囲では集まて来たゾンビが壁を叩きというカオスとしか言いようのない状態に陥ります。
やがて割れたランプから漏れた油がかまどに燃え移り、家は炎に包まれました。

外のゾンビは火が嫌いなようでウガウガ言いながら離れたのですが、父は触手パワーで顔だけで移動して胴体と合体しようとしていました。
ルイスはアントニオの拳銃を発見して「側に行くよ」と自殺しようとします。
このシーンは悲しい音楽が流れるのでガチで泣きそうでした。私騙されてる?
しかしルイスは思い直したようで、樽を外のゾンビ軍団に投げつけて拳銃で撃ち、爆破しました。

ゾンビ軍団は大したダメージは受けていなかったのですが、なぜか沼の方に引き揚げました。
どうやらハケルは気絶していただけだったようで、ルイスは服を破って松明にし、二人でビカの岩に向かいました。
道中で子供を発見したハケルは声を掛けたのですが、それは例の食物連鎖に負けた子供ゾンビでした。
ということで気づかれてしまい、あっという間にゾンビが集まって来たのですが、ハケルの家では父が目玉が飛び出てグログロの汚いゾンビにリニューアルして家を飛び出していました。

ルイス達は迫り来るゾンビに追われながらようやく岩に到着して登山を開始しました。
いちいちゾンビをアップにするの止めて欲しいです。
ハケルを登らせて時間を稼いでいる間にルイスは逃げ遅れてゾンビの群れに囲まれ、とうとう松明も失いました。
そこにナタを構えたアジェノールが飛び込んできて「早く登れ!」とゾンビと戦い始めます。
ルイスはその間に岩に張り付き、アジェノールはグログロバトルでゾンビを破壊します。

しかしタックルしてきた父ゾンビには勝てず、アジェノールはとうとう犠牲になりました。
ようやく岩を登り切った二人は終末世界のような朝日を眺めながら一休みします。
こうしてルイスはようやく「ずっと前から君が…」と話し始めるのでした。

エンドロールで終了です。

ルイスターンはハケルへの告白ミッションがメインだったので目的は達成したようです。
これでいいのでしょうか?あのへんな触手生物が元凶だったのかもしれませんね。
この映画は縦笛ピロピロ系の音楽が安いのですが、妙にいい感じです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする