もう少しご飯を食べましょう クネクネ

クネクネ

あんた、見たらあかんよ

制作年 2010年
制作国 日本
監督 吉川久岳
脚本 吉川久岳
上映時間 50分
出演
しほの涼
所里沙子
中野剛

だいたいのあらすじ

女子高生風のお姉さんが田んぼ道を逃げるように走っています。
お姉さんは転んでしまい、霧に包まれ、何かを目撃して目から血を流します。

中年の再婚家族、母と娘の千里(しほの涼)、養父(中野剛)と義姉の遥(所里沙子)が親睦を深めるために田舎にキャンプに来ています。
千里は反抗期でこの旅行にも乗り気がせず、イチイチ反抗的な態度をとるのでした。
キャンプ場に行く途中、道に迷ってしまい地元の農夫の人に道を尋ねると「帰ったほうがいい」とにべもなく言われてしまいます。
千里は憎たらしいですね。しかしこの娘は細いですね!
遥の方が可愛いと思います。地元の人は目がつぶれてるみたいです。

一家はとりあえず近場の夜叉神村という所でキャンプすることにしました。

千里はぶらぶらしていると地元の神社があったので覗きます。
白い服の女を見たような気がしたので、そちらに向かうとヘンな人が現れて出ていけと怒鳴られてしまいました。
千里は戻って母にその話をし、イヤな予感がするから帰りたいと言うのですが、日頃の行いが悪いので聞き入れてもらえません。
彼女はますますやさぐれ、車に引きこもってしまいました。
この人はジェダイかダークサイドですよね。

その晩、母は千里の様子を見に行き、戻る途中で白い服の女の子を目撃します。
気になった母が跡を尾けると怪しい霧に包まれ、何かを目撃し、目から血を流してしまいました。
すみません。ここ笑ってしまいました。

次の日、母親は戻らず心配になった義父と遥は近所を探し回ります。
義父は千里に母親がもどっていないか尋ねますが、千里は知らんと言います。
その時、遥の悲鳴が聞こえたので義父は駆け出し、千里も後を追います。
この娘、走ると腕がポッキリ行きそうな感じでハラハラしますね。

二人が遥の元に駆けつけると母親が血を流し、不自然な形に身体をねじって死亡していました。
義父は携帯が通じないので、車で警察に知らせることにしました。
彼は車のエンジンをかけるのですが、セルモーター音もせず、エンジンはピクリともかかりません。
仕方なく義父は地元の人に助けてもらおうと駆けだします。
出演者がやたらと走る作品ですね。大変です。

千里は母の姿にショックを受けてどこかにとんずらしてしまい、遥が後を追います。
遥は神社で鳴いていた千里を慰めるのでした。
しばらく経って遥は義父の様子を見に行きます。
遥は運動神経低そうな感じです。

義父は昨日の地元民の所に助けを求めますが、地元民の目がつぶれているのに驚きます。
相変わらず会話にならず、地元民はクネクネを見る前に帰りなさいと言います。
クネクネというのはこの村の呪いらしいのです。
クネクネは水のある所ならどこでも現れ、見たら即死するということです。
お父さんもっと食い下がったほうがいいと思います。

遥は義父と出会い、車のことを知ります。
二人は歩いて警察に向かうことにしました。
役割分担して遥達は撤収準備とかした方がいいように思いますが。

義父達はヒーコラヒーコラと道を歩いていましたが、道中キレイな小川を発見します。
遥は大喜びで川に駆け寄り、義父は先ほど地元民に言われたことが気になりましたが、遥を追いかけます。
二人がイヤーこりゃ美味い!生き返るね!やっぱコレだね!と川の水を飲んでいると辺りにナゾの霧が発生します。
二人ともいくらなんでも飲み過ぎだと思います。

義父が辺りを見ると傷だらけで包帯を巻いた白い服を着たお姉さんが何かぶつぶつ呟いています。
彼は危険を感じ、急いで遥がそれを見ないように彼女の目を塞ぎます。
義父は目から血を流し、身体をねじって死亡してしまいますが、遥は見なかったので無事でした。
「コロシテヤル」って言ってるみたいです。顔よくわかりませんが、
雰囲気は可愛い娘ですね。ちょっとメンヘラっぽくて怖いですが。

千里はあのヘンな人が母の遺体らしき物を手押し車に乗せて運んでいるのを目撃してしまいます。
彼女が跡を尾けると、ヘンな人はどこかの倉庫で荷物を降ろし、やはりそれは母の遺体でした。
千里は思わず叫んでしまい、ヘンな人に気付かれてしまい、スタコラ逃げ出します。
ヘンな人は先回りしていて、千里は捕まってしまいました。
やっぱりジェダイかなんかでしょうか?この移動能力は只者ではありませんね。
ジャワとかいう人達もこんなフード被ってたような気がします。

感想

これは普通ですね。映画ではなくOVですね。
怖くはなくて殆どのシーンで笑ってしまいます。
短いので展開が雑ですが、後半までは面白いかもしれないです。

BGMは全く良くなくて、もう少しなんとかならないかと思いました。

まずこの作品はタイトルがまずいのではないかと思います。
有名な創作都市伝説のクネクネとは全然違うので、クネクネ好きな人から拒絶されるような気がします。
オリジナルな話になってるので、「なんとかの呪い」とか「小結揚げ」とか「ねじりん棒」とかでよさそうです。
全然関係ないですが、ねじりん棒と言えば落下傘部隊ですよね。

田舎の景色がキレイです。清流とかたまに見に行きたいですね。
私は渓流好きなんですが、このDVD見て久しぶりに行きたくなりました。

役者さんも知らない人ばかりで、千里も遥もアイドルっぽい人ですが、そんなに演技がひどい訳ではありません。
しかし村人の演技はちょっとどうかなと思いました。

前半まではまあまあ見られますが、後半はちょっとダメ過ぎではないかと思います。
DVDのキャッチにある「あんた、見たらあかんよ」というのはもしかするとこのDVDを手に取った人に言ってるのかもしれません。

私はこの作品はあまり好きではありません。

ラストまで(ネタバレ)

千里が目を覚ますとそこはあの倉庫でした。
ヘンな人は刃物を研ぎながら、何もしないから安心しなさいと言います。
母親はトヨコにやられたのだと言い、彼はこの村の呪いについて語ります。
この村では代々夜叉神家に生まれた娘を氏神として奉り、50年前に夜叉神家にトヨコが産まれます。
トヨコは予言の能力を持っており、それにより村は栄えました。
そのうちトヨコの能力を私物化して金儲けをしようという連中が現れます。
トヨコはそんな連中のために力を使うを拒み、村から脱走しますが、掴まってしまい予言しろと拷問されます。
やっぱり回想シーンに出てきたトヨコはチラっとしか見えませんが、可愛い感じでした。一番可愛いかも。
凄い虐められてて辛くなりますが、映像的にはソフトな感じで安心です。

トヨコに対する拷問はエスカレートしていき、ある日火を点けられて全身に火傷を負ってしまいます。
彼女は命は助かりましたが、あまりの辛さに身をよじらせて田んぼに飛び込んで自殺しました。
それからトヨコの亡霊が水辺に現れ、姿を見た者を呪い殺し、亡霊はクネクネと呼ばれます。
ジェダイはフードを取って顔を見せると彼の眼はつぶれていました。
今生きている村人はトヨコの姿を見ないように目をつぶしているのだと言います。
この人、目が見えているようにしか見えないんですが、ペトロクラウドのハボリムさんってこんな感じでしょうか。

そこまで語るとジェダイはナタを振り上げると母親に振り下ろそうとします。
なんとトヨコの亡霊を見た人はゾンビのように甦って人を襲うのだそうです。
ジェダイは村の外に呪いを出さないために日々、奮闘しているそうです。
思わず千里は母親をかばいますが、母親がぴくぴくし始め、千里に襲い掛かりました。
いろんな要素が入っててアーモンドグリコみたいでお得ですわね。奥さん!
ゾンビはさすがにないと思いました。いくらなんでも無理ありますよね。

千里は首を絞められギリギリガールズになってしまいますが、ジェダイが母親の首を落とします。
彼は千里に早くこの村から立ち去れと言い放ちます。
絶対この人見えてると思います。
チープですが、グロ頑張ってると思います。ゴードン・ルイスさんよりも良い出来です。

その頃、遥は義父の遺体にすがって泣き崩れていましたが、母と同じようにピクピクし始めます。

千里が遥達を探していると神社の近くで遥が怪我をして座り込んでいるのを発見して駆け寄ります。
遥は千里に早く逃げてと言うと、義父が現れて遥に襲い掛かりました。
千里は戸惑いますが、遥の勧めに従い、とんずらしますが、遥を助けに戻ります。
遥もまた義父を突き飛ばして足を引きずりながらとんずらしますが、義父に追い詰められてしまいます。
お父さんハアハア言い過ぎだと思います。違うビデオみたいで笑ってしまいました。
遥も千里もハアハアあえぐので音出してるとなんか誤解されそうなレベルです。

そこに戻ってきた千里が駆けつけ、石で義父を殴りつけて倒します。

二人はえっちらおっちら歩き始めますが、突如雲が現れて雨が降り出しました。

エンドロールで終了です。

ラストでちょっとがっかりししました。これ日本全国どこでも行けますよね?
それにゾンビも村人が倒さなければどこでも行けると思うんですね。お父さんは多分まだ動けますよね。
私は心霊物とか大好きですが、実は全く信じてません。
しかしながらこんな迷惑な霊がいるのであればぜひ除霊ができるとかいう方達に退治して頂きたいと思います。

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