ナルトっぽいです ニンジャVSミュータント・ゾンビーズ

ニンジャVSミュータント・ゾンビーズ

忍び寄る群れを、ぶったKILL!!

制作年 2014年
制作国 アメリカ
監督 リロイド・リー・バーネット
脚本 アシュリー・スコット・マイヤーズ
上映時間 83分
出演
クリスチャン・オリヴァー
レス・ブラント
アイザック・C・シングルトン・Jr.

だいたいのあらすじ

世界中に謎の暴徒が発生し、各国政府は武力行使を行ったようで、世界は核の炎で包まれました。

その大戦の遥か後、人類は文明を失ったのか腰布を巻いた原始人風のおっさん三人組が荒野を歩いていました。
そこにどう見ても忍者という二人組が刀を手に現れ、手裏剣等を投げて原始人おじさんを抹殺します。
そこに「私が師匠です」的な剥げたおっさん(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)が現れて分身の術で生き残った原始人を抹殺しました。
この原始人おじさんたちはウロク国のスパイだそうで、ウロク国は戦争の準備を始めているようです。
ハゲ師匠・フミタカは忍者達に一族を集めるように命じました。

そういう訳で破滅の一族のケイジ(クリスチャン・オリヴァー)にニンジャ評議会からの招集が掛かったので、彼は四人の仲間を連れて出発します。
ということで隠しておいたSUVに乗って一行は平和会議へと出発し、あっという間に会場だという原っぱに到着しました。
平和会議だということなので車に武器を置き、鍵も架けずに適当に会場へ歩き出したのですが、そこでベッカー(ウェスト・リァン)とかいう嫌味なイキり忍者に絡まれます。
それはそうとしてフミタカの部下でNo2だというヒロシ(アーニー・レイズ・Jr.)が現れてベッカー達を押さえ、一行はヘンな地下室へと進みます。

尚、ベッカー達は炎を操る炎の一族だそうで、他にも海上の呪いの一族だの砂漠に住む歯が鋭い龍の一族だの、全員が同じ顔をした女性のセイレーン一族だの変な一族が集まっているようです。
なお、ケイジ達は1分で会場まで到着していましたが、彼等が一番遠くから来たそうです。
それぞれの一族は意外と諍っているそうなのですが、フミタカは「ウロク国が攻めてくるから仲良くしてね。皆で闘おうね」と呼び掛けました。
なお、なんの説明も無かったのですが、この人達は全員忍者らしく、「忍者同士仲良くね」とフミタカは呼び掛けていました。
服装でわかるよね!ってことらしいのですが、ケイジ一族とベッカー一族はドラゴンボールだし、竜の一族はアラブ人っぽいですし、セイレーンはマトリックスにしか見えません。
もっと言うとウロク国ってなんなのさ?ということは誰も教えてくれません。

ということで会場はフミタカコールに包まれたのですが、その直後にフミタカは頭に手裏剣がグッサリ刺さって死亡しました。
すると会場の皆さんは「あいつがやった!俺見たもん!」的にケイジに責任を擦り付けて一斉に襲い掛かって来ます。
私ずっと見てましたが、ケイジはフミタカコールしてただけです。
それはそうとフミタカ弱すぎませんか?

これはまずいと知を司るという仲間の一人トリリオン(カイウィ・ライマン=メルロー)が手から電撃のような球を投げて会場の皆さんを吹き飛ばし、その隙にケイジ達は逃げました。

ということでケイジ達は下忍の群れに追われるのですが、下忍は人に非ずということらしく武器を奪ってバッサバッサと斬り捨てました。
一方、ヒロシは「ケイジを捕らえた者には褒美を取らす」と殿様っぽいことをしていました。
ヒロシは近所のカレー屋の店員さんに顔が似てます。たまにおまけしてくれます。
ここは地下二十階なので逃げるのも大変なのですが、ケイジ達は突然暗闇で動きの早い何かに襲われます。
それはヒットアンドアウェイで斬り付けてじわじわとダメージを与えたのですが、怪力自慢の巨漢スカイ(アイザック・C・シングルトン・Jr)が地面に手を置いて敵の動きを読み、生け捕りにして首の骨を折って始末しました。
敵はトカゲのような皮膚をしたキーキー言う忍者だったのですが、誰もそれには驚かずに先を急ぎます。

敵の気配がなかったので、ケイジ達は道中の酒場で休憩し、「きっとベッカーが犯人だ」とか根拠のないことを言い出し、ケイジの兄であり好戦的であるというサージ(レス・ブラント)は「じゃああいつと組もうぜ」とか言い出し、グダグダと言い争いになるのでした。
そしてケイジは胸に下げたロケットから女性の立体映像を出して眺めていました。
そんなことよりウロク国とさっきのトカゲ忍者の方が気になるのですが、誰も教えてくれないという。
なお、この映画はアクションに関しては全員動きいいので、それなりにカッコ良くて説得力あります。

そういうことで手分けして出口を捜すことになり、それぞれ下忍やトンファー使いと戦いながら出口を捜します。
また、破滅の一族は全員が謎のエネルギー弾を出せるようなのですが、ゲームのようにエネルギー制限があり、出せる回数は限られているようです。

ようやく合流したケイジ達ですが、才能豊かだというマール(タラ・マッケン)がはぐれてしまいました。
このマールは特にアクションがシャープでカッコいいのです。
しかし紅一点だったマールは竜の一族にやられてしまい、ケイジ達はむさい男だけになってしまいました。
その後、ケイジ達は火球をボンボン投げてくるベッカー達に襲撃されたのですが、鉄板で火球を防いで突撃し、電撃を放ってKOして逃走しました。
ようやくエレベーターに飛び乗ったケイジ達でしたが、なぜかエレベーターはある程度上昇したところで降下してしまい、地下45階に落とされました。
ということでサージは「お前のせいだぞ」とキレてケイジに掴みかかり、くだらない兄弟喧嘩で電撃エネルギーを消費してしまうのでした。
流石にスカイが二人を引き剥がしたのですが、「止めろ」と呼び掛けても無視されていたトリリオンとサージの仲は最悪になります。

そこで謎の通信装置を発見し、ヒロシから「お前たちの無実の証拠を見つけた。戻ってこい」的な連絡を受けたのですが、肝心の脱出エレベーターの場所は聞き取れませんでした。
この階にはなぜかゾンビが居り、いきなりトリリオンが噛まれてしまいました。

感想

これはイマイチです。
大戦で滅んだ世界に忍者が居て頑張ってます!という内容です。
しかし内容は全くないみたいで、分かったことは制作サイドがNARUTO大好き!という点だけです。
まず現代の世界が一体どうなっているのかよくわからず、あの原人のようなウロク国の件も全く説明ありません。
もっと言うとなんで忍者がいるのかもよくわからないという。

結局のところ忍者っぽいコスをした人達が狭い所でワーワー騒いでるだけだという。
ゾンビもチラッと出てきますが、何でゾンビがいるのかの説明も全くありませんでした。
恐らく大戦の前にゾンビが発生したので核戦争が起こったのだと思われますが、その辺の説明はありません。
意外に地球はキレイで普通に綺麗な小川が流れてたり、大きな湖があったりします。
だったらフミタカ達もあんなゾンビがいるクソ狭い施設じゃなくて外で暮らせばいいのにと思いました。

ゾンビの扱いはかなり雑で、ミュータントに至ってはよくわかりませんでした。
もしかすると竜一族がミュータントだったのでしょうか?本気で邦題の意味がわかりません。

その反面でアクションはキレが良くてカッコいいので、忍者大好き!っていう点だけは伝わりました。
これ、アクションがカッコよかったのでおおっ!って思いましたが、それが無ければ地雷だった気がします。

ラストまでのあらすじ

ケイジ達はゾンビ軍団を退けつつ、どうにか壊れているエレベーターを発見し、トリリオンが修理して皆が飛び乗ったのですが、ゾンビの数が多すぎて押し込まれます。
そこでスカイが皆をエレベーターに押し込んでゾンビを押し戻し、引き付けて自爆してしまいました。
ということでエレベーターは動き出し、強制的に20階で停止しました。

エレベーターを降りたところはフミタカのコンドミニアムで、そこで待ち受けていたのは三人のセイレーン(アントワネット・カライ)でした。
セイレーンは誘惑を始めたのでサージとトリリオンは早速チュッチュし始め、ケイジは自分が手裏剣を投げてフミタカを暗殺したという記憶を刷り込まれそうになります。
そしてケイジに強酸を呑ませようとしたのですが、ケイジは我に返って逆にセイレーンにそれを浴びせます。
サージも正常に戻ってセーフだったのですが、トリリオンはセイレーンの毒爪で刺されて死亡しました。
ケイジ達は何とかセイレーンを二体倒したのですが、一体のセイレーンに手裏剣を投げつけられ、兄弟揃って負傷します。
しかしゾンビが現れてセイレーンを襲い、セイレーンは全滅しました。

エレベーターを発見したケイジ達は地上を目指すのですが、セイレーンによればケイジ達の村は今頃他の忍者の襲撃を受けているそうです。
たまにはウロク国のことも思い出してあげてね。
そしてケイジはようやく地上に出たのでセイレーンの毒が回って戦力外になったサージをSUVに乗せ、解毒剤を打ちました。
そこではベッカーが待ち受けていたので、ケイジは激しい死闘の末、彼を倒したのですが、ベッカーとはどうも話が噛み合わず、彼は本当にケイジがフミタカを殺したと信じているようで、更にケイジの村の襲撃の件も知りませんでした。
ケイジは他に黒幕がいると判断してベッカーには止めを刺さず、SUVに乗って村へと急ぎます。

村ではヒロシが待ち受けており、ヒロシはケイジに変身してサージを殺害していました。
実はヒロシには変身能力があり、ケイジに変身して手裏剣を投げ、フミタカを暗殺していたのでした。
ヒロシはフミタカは後継者にケイジを選ぼうとしていたことが気に入らず、ケイジに変身してはフミタカに悪事を働いたのでケイジ達は追放されました。
しかし今回フミタカが再びケイジを呼びNo2にしようとしていたのでヒロシは嫉妬大爆発ということのようです。

ヒロシは無から武器を作る能力や炎、電撃の全ての能力を持っているようで、次々に刃物を生成してはケイジに投げつけます。
防戦一方のケイジはとうとうヒロシの電撃で吹っ飛びましたが、何とか体制を立て直し、生きていたサージが背後からヒロシを刺しました。
流石に忍者は卑怯ですね。
一部始終を見ていたベッカーはケイジの味方となり、忍者の長となったケイジは「俺達を敬え」とベッカーに言いつけてサージと村に引き揚げました。
そしてベッカーは倒れているヒロシに刀を振り下ろしました。

エンドロールで終了です。

ひとまず忍者が好きなことは分かりました。

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