凡庸な感じです ホーンテッド・メモリーズ

ホーンテッド・メモリーズ 戦慄ノ館

この家に隠された秘密―

制作年 2016年
制作国 アメリカ
監督 トーマス・デッカー
脚本 トーマス・デッカー
上映時間 104分
出演
ロリー・カルキン
リン・シェイ
デイヴィー・チェイス

だいたいのあらすじ

雑誌編集者のジャック(ロリー・カルキン)には妊娠中の婚約者クレオ(ブリット・ロバートソン)が居り、勤務中に詩を作っては呑気に暮らしていました。
ある日、ジャックの父ダミアン(ナンド・デル・カスティーロ)は妻のテレサ(リン・シェイ)とドライブ中に鹿が飛び出して来たのでハンドル操作を誤って事故を起こし、帰らぬ人となってしまいました。
ジャックは奇跡的に軽傷だったテレサが待つ実家へと帰郷することになりましたが、彼を心配した女友達のシャンダ(デイヴィー・チェイス)が出発前日に泊まりに来ました。
なお、ジャックには夢遊病壁があり、徘徊している間は「上へ行かなくちゃ。僕は屋根裏にいる」と訳のわからないことを言っていました。

実家に戻るとテレサは意外にも平然としていたので、ジャックは夕食時に「人生を捧げて股を開いて俺を作った相手を失ったんだからもっと悲しむべき」的なブラックな発言をし、対するテレサは「お前に夫を失った悲しみ方を伝授されるいわれは無い」という感じでブチ切れるのでした。
その夜、歯磨きタイムにジャックは自分が首をカミソリで切るという幻影を見ます。
その後、屋根裏で「ジャックへ」と書かれたテープ入りのテープレコーダーを発見した彼は早速再生してみたのですが、ダミアンが幼いジャックと遊ぶ様子が録音されているだけでした。
そしてジャックは隣の家の男が窓辺に全裸で立ってこちらを見ているのを目撃し、カーテンを閉めるのでした。

翌日、ジャックは動物病院に預けられていた飼い犬のラスティを引き取りに行ったのですが、受付のナンシー(ナターシャ・リオン)に「ここでは一日にどの位の動物が死ぬの?」という質問から問答を始め、彼女をドン引きさせていました。
ジャックの言うことがいちいち気持ち悪いので入り込めないです。
また、テレサはあれから引き籠ってしまい、部屋から出てこないようです。
その後、シャンダがジャックを訪ねてきたのですが、彼女はテレサが昔から怖かったと打ち明けていました。

ジャックが窓際でタバコを吸っていると例の隣人男ダンカン(ルイス・ハンター)が窓越しに話しかけてきました。
ダンカンに誘われたのでジャックは一緒にドラッグをキメることにしたのですが、ダンカンのことを「お前はガキだ」と罵って追い返しました。
その後、ジャックがテープの続きを聞いているとダミアンは「お前が大人になったら屋根裏へ行け」と吹き込んでいたと判明しました。
ジャックが屋根裏に入ろうとすると昨日は無かったはずの南京錠が架かっており、テレサを追求しても「そんなの知らん」と返答されます。
テレサは何があっても屋根裏には入るなという態度でジャックを追い払うのでした。
このテープは本当にダミアンのものなのでしょうか?私には最後の方の囁き声はジャックの声に聞こえるんですが…

その後、ダミアンの葬儀が行われたのですが、テレサが〆の言葉を言ってくれなかったのでジャックのスピーチはしどろもどろになってしまいました。
その夜はシャンダとクラブへ繰り出したのですが、そこでジャックはダンカンと会いました。
ダンカンは今日の葬儀をテレサから聞いていたそうで、物陰から見ていたそうで、ダミアンとは気が合わなかったということでした。
ジャックはダンカンがゲイっぽいので早々に引き揚げることにして帰宅しました。
そしてテレサはラスティが嫌いなので部屋の前で壁を引っ掻いていたラスティを捕まえて投げつけるのでした。

その後、ジャックは屋根裏でビデオテープと鍵の架かった箱を発見したのですが、ビデオテープには赤ちゃんのジャックとアンディという双子の兄弟が映っていました。
アンディは攻撃的な性格でいつもジャックに構っていたようなのですが、その後、アンディらしき赤ちゃんが浴槽にうつ伏せに沈められている映像がありました。
こうなったら箱も開けよう!とジャックはダミアンや自分に関係のある番号を箱に架かった4桁ロックの南京錠に試し、とうとう開けることができました。
そこにはジャックが幼少の頃、隣家の男性から性的虐待を受けていたという新聞記事や資料がありました。

ジャックはシャンダに一連の出来事を打ち明けました。
そして箱の中にあったテープには「お前の中に悪魔がいる」というダミアンの告白が収録されていました。
混乱するジャックの前にテレサが現れ、「アンディにしたみたいにお前を抱きしめてやる」とか言い出したので叩き出しました。
ということでジャックはすっかり参ってしまいました。
なんか話がおかしくなってきました。

その後、クレオから連絡があり、お腹の子供が死んでしまったと聞かされました。
ジャックは冷めた感じでそれを聞き、ピアノでジムノペディを弾いたりしていました。
クレオはお腹大きいままです。

感想

これはイマイチです。
家系のホラー映画と思ったらそうではなく、サイコ系でした。
そしてあまり怖くないので冗長に感じました。
一応ネタバレなしで観た方がいいと思いますが、それが分かった所でそれほどの影響はない気がします。
支離滅裂な感じがするのですが、それには理由があり、結末で分かります。
この作品は色々と解釈ができると思いましたので、私なりの解釈は最後に書きます。
どこまでが妄想で現実なのか判断難しい気がしました。

この監督はサラ・コナー・クロニクルズのジョン・コナーの人ですね。
正直、お話もそれほどでもなく演出も普通だった気がしました。
後味が悪い感じだったので、私はこれなら普通の家になんかいます系の方が好みです。
まあ、親の死はショックだったのかもしれませんが、ジャックがどうしてこうなったという感じでピンと来ないです。

ジャックの人はサインに出てましたね。銀紙帽子可愛かったです。

ラストまでのあらすじ

ジャックはとうとうテレサに書類を突きつけ、全部説明しろ!と詰め寄りました。
テレサによればダミアンも自分も忙しかったので隣人の19歳の少年を子守に雇ったところ、隣人親子がジャックを性的虐待したということでした。
そして隣人は裁判で裁かれ、ジャックは記憶を失って現在に至るということです。
更にテレサはアンディの件も話してくれたのですが、ジャックはいつも泣いてばかりだったので、ダミアンはジャックを殺そうとして浴槽に沈めたそうです。
しかしそれはアンディであり、ダミアンはそれに気づいて我に返り、テレサはジャックを守ったと言うことでした。
一連のことを説明してテレサは家を飛び出してしまいました。

気落ちしたジャックは無気力人間になってしまい、ダンカンに慰められながら挿入されてしまいました。
その後、テレサが戻って来たのですが、彼女はラスティをナイフで殺傷していました。
ジャックはとうとうテレサを殺害するのですが、そこに4軒隣に住んでいるというリンダという初老の女性が訪ねて来ました。
リンダは娘の出産で葬式に出られなくなったので、お悔やみを言いに来たそうで、ジャックは適当にあしらって帰しました。

ジャックは死んだはずのテレサを助手席に乗せて事故現場に行き、そこでナイフで殺害しようとしたのですが、そこにシャンダが現れて宙に向けて発砲しました。
シャンダはいい加減んに目を覚ませ的なことをジャックに言うのですが、テレサは存在しておらずダミアンと同時に事故で死んでいたのでした。
ジャックは何もない所にナイフを振り下ろそうとしていたのです。
ということでジャックはシャンダに送られて帰宅したのですが、家の中ではテレサがヴァイオリンで弾くショパンのノクターン20番が響いていました。

ジャックは「母さんだ」と廃人のように家に入って行くのでした。

エンドロールで終了です。

Zのカミーユみたいになっちゃいました。
私殆どがジャックの妄想だったのではないかと思うのです。
最後に家が大写しになるのですが、どうも燐家はなさそうで、道路と林しかありません。
従ってダンカンはいませんし、シャンダもいない、テレサもいないだと思います。
そもそもアンディというのはクレオの子供に名付けようとしていた名なので、アンディも妄想。
燐家の性的虐待も妄想で、ダンカンはそれに重ねて作り上げたものであり、ジャックはかなりのナルシストで尚且つ女々しく見えるのでそっちに妄想したのではないかと思います。
シャンダに至っては都合よく現れたり消えたりするので妄想なのではないかと思っています。
実在していたのはラスティとクレオ、ナンシーとリンダでしょう。
ラスティは冒頭に同僚が子供の件を話していたので実在していると思います。
恐らく連絡してきたのも子供が死んだということではなく、葬儀が終わっても戻ってこないジャックを心配したのでしょう。

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