しっちゃかめっちゃかです 女暴力教室

恐怖女子高校 女暴力教室

転校したらひどい目に遭う話

制作年 1972年
制作国 日本
監督 鈴木則文
脚本 掛札昌裕/関本郁夫/鈴木則文
上映時間 79分
出演
杉本美樹
三浦夏子
成瀬正孝

だいたいのあらすじ

「賢き妻となり、優しき母となろう」をモットーにしている聖光女子学園という女子高があったのですが、実際には学級崩壊しており、授業中にシンナー吸ったり、オナニーしたり、早弁したりと大変なことになっており、山田(由利徹)の授業は誰も聞いてませんでした。
この学校はヤンキー女子が幅を利かせているのですが、リーダーの中田迪子(杉本美樹)達のグループは学校帰りにトイレで着替えては他校の生徒と喧嘩に明け暮れていました。
そして相手をボコボコにしてカツアゲしてはパンツまで奪っていました。
どこかに売るのかな?

ある日、迪子の3年4組に熱血教師の吉岡(成瀬正孝)が赴任してきました。
彼は以前に生徒に暴力を振るって首になっており、教頭(大泉滉)からは生徒に暴力振るうなよと念押しされていました。
また恋人で同じく教師の秋子(榊浩子)もその点を心配していました。

ということで吉岡は早速3年4組に入ったのですが、ドアを開けた途端に首を吊られた猫の死骸が落ちてきました。
この時点でヤバいクラスだと息を呑んだのですが、それでも吉岡は「友情、連帯、調和」と自身の教育三原則をぶち上げ、黒板にデカデカと書きました。
ところが、吉岡がクラスに背を向けて黒板に向かうたびにパンツやコンドームが飛んできて、終いにはナイフが飛んできたので吉岡はキレます。
しかし迪子は「お前こそあたいらのルール思い知らせてやんよ」と睨み返すのでした。
この学校は他の学校に入れないような生徒を受け入れているので他の教師は投げやりで、吉岡はそれにも憤るのでした。

実はこの学校にはもう一つ福本澄江(衣麻遼子)という女子が支配するヤンキーグループがあり、そちらは下級生からカツアゲしたり酷いことをしていました。
澄江は理事長の妾である絹江(三原葉子)の娘であり、それをいいことに暴れていたのですが、やはり喧嘩は迪子グループが圧倒的に強いようで、トイレの個室に閉じ込められて藁の火で炙られたりしていました。
迪子は実は過去にレイプされたのをきっかけにグレたようで、校務員である父を筆頭に家族とは折り合いが悪いのでした。
だからって悪いことしていいとは思えませんが…

尚、理事長(金子信雄)の息子・丈夫(名和宏)はやたらと威張り腐っていたのですが、吉岡のことは評価しているようでした。

そんなある日、花園学園で番長だったという小野崎由紀(池玲子)が転校してきたのですが、彼女は既に更生しており、「皆殺しの
テーマ」をピアノで弾くのを趣味とするJKになっていました。
早速、迪子たちは彼女に絡み、無抵抗な由紀を集団でリンチして「腰抜け」と罵りました。
由紀はボコボコにされたのですが割と涼しい顔をしており、ハンカチを持って助け起こしに来た特待生の岬洋子(三浦夏子)に声を掛けられて親しくなります。

実は今日は洋子の誕生日だったそうで、由紀は入院中の祖母と二人暮らしだという彼女の家に遊びに行きます。
洋子は成績優秀なのですが、両親が他界して貧しく特待生制度のあるこの学校に通っているそうです。
その後、由紀は叔父の家に引き取られている自分と境遇が似ていることもあり、すっかり洋子と打ち解けてから引き揚げました。
その夜、実は洋子は絹江のバーでホステスをして家計を補っていたのですが、その店に丈夫が現れて彼女を口説き、帰りに車の中でレイプされてしまいました。

ある日、吉岡は教材のテープをポルノと差し替えられたのに激怒し、とうとう迪子を連続ビンタで追い込みます。
そこを由紀が「こいつらに言っても無駄だよ」と宥め、騒ぎを納めたのですが、このことで迪子は吉岡にも由紀にも恨みを抱きます。
兼ねてより由紀に目を付けていた澄子はこの事件をきっかけに彼女に接近し、自宅である豪邸でもてなして仲間に引き入れました。

そして迪子はスナックの店主から澄江の悪事の情報を得て手下を二人送り込み、情報提供料として売春していたのですが、逆に部下は澄江達に捕まってしまい、乳首をライターで焼かれるというリンチを受けました。
澄江は身代金として10万円を要求したので、迪子はゾロゾロと殴り込みに行きました。
そして公園で乱闘になったのですが、そこに秋子を連れた吉岡が通りがかり、「喧嘩止めろ」と割り込んだので澄江たちは退散しました。
吉岡は反抗的な態度を取る迪子に「いい加減世の中のせいにするの止めろ!」と怒鳴りビンタしたので、揉み合いになります。

吉岡は何を思ったか迪子グループを固い路上に次々に投げ飛ばすという暴挙に出て全員やっつけてしまいました。
迪子は近くの喫茶店に「この辺で手打ちとしましょう」と吉岡を誘い出し、素直に話を聞くふりをして店の照明を落とし、仲間と一斉に襲い掛かりました。
迪子たちは吉岡をボコボコにして逃走しました。

その後、澄江グループが大規模な売春を行っている件で警察が捜査に来たので教師は騒然とします。
吉岡は澄江グループを〆るべきだと主張したのですが、理事長が事件をもみ消してしまいました。
そんな中、吉岡は迪子たちを呼んでまたビンタしたので迪子はキレ、男友達を呼んできて吉岡を縛り上げ、彼の目の前で秋子を輪姦させます。
クズ中のクズだと思います。
その後、そこに由紀が現れて男どもを蹴散らし、迪子にタイマン勝負を申し込みました。
結局勝負はつかずに引き分けとなったのですが、迪子は由紀が落として行った財布の中身を見て、由紀が一家四人心中事件の生き残りという悲惨な境遇であると知りました。

一方、洋子は丈夫にすっかり騙されて医学校舎建築のために教育委員会の偉い人に貸し出されてレイプされていました。

感想

これはしっちゃかめっちゃかです。珍作です。
どう見てもJKに見えないお姉さんたちがワーワー騒ぎながら悪いことばかりしてます的な話です。
最初はバイオレンス映画っぽいのですが、どうも冗談っぽい感じでなんだかよくわからなくなります。
最終的には悪を倒す的な話になるのですが、由紀はともかく迪子に言われても困ります。
迪子は兎に角矛盾の塊のような人でイマイチ一貫性がないので、なんかそういうカオス的なものがテーマなのかも。

言いたいことは「どうせ世の中しっちゃかめっちゃか」だけだった気がします。
そしていつの間にかひどい目に遭ってフィードバックして行った吉岡の「世の中のせいにするな!」というセリフも空しく響くだけだという。
超展開が多くていきなりJKが猟銃持ち出したり、啖呵切り出したりと真面目にやる気がない気がします。
特に台詞が失笑もので「決闘はヴィーナスブリッジ」とかちょっとウケるのですが、どこでツッコんだらいいのかよくわかりません。

殆どポルノ映画なので、オッパイやセックスシーンは沢山出てきます。
最後まで観てもイマイチ痛快感も無く何だかよくわからない作品でした。

ラストまでのあらすじ

その後、洋子は妊娠が発覚したのですが、丈夫は堕胎しろと30万円投げつけて寄越し、更に園長や教頭を使って堕胎しろと洋子に圧力をかけます。
挙句の果てに洋子は澄江達にリンチされて腹をぼこぼこに蹴られ流産に追い込まれてしまいました。

屋上で凹んでいる洋子を発見した由紀は諸々の事情を聞いたのですが、彼女はリンチされた相手のことも父親の名も告げずに由紀に「さようなら」と告げてそのまま飛び降り自殺をしてしまいました。
学校側と理事長は洋子の事件のもみ消しを図り、彼女は学校外で自殺したことにされてしまいました。
迪子達は理事長室に怒鳴り込んだのですが取り合ってもらえなかったので、いつか悪事を暴いてやる!と啖呵を切りました。

その後、澄子から果たし状が届いたので迪子達は河原で決闘となります。
澄子たちは刃物無しという約束を反故にしてナイフを抜いたのですが、そこに諸々の事情を知った由紀が猟銃を手に乱入しました。
由紀は澄江に猟銃を突きつけて全て白状させ、澄江グループに全裸になって洋子に詫びろと命じました。
また、由紀の一家が心中したのは理事長が運営する高利貸しに借金をしたのが原因だったので、迪子は由紀の目的が復讐であると気づいていました。
迪子は由紀と手を組むことになりました。

由紀は澄江の家に行き、丈夫を誘惑してベッドに誘い出し、そこで復讐のネタばらしをしました。
そこに迪子達が現れて丈夫に銃を突きつけ、別室で絹江とHしていた理事長のところへ案内させます。
由紀は丈夫に絹江を抱くように命じ、理事長に「もうお前らは終わりだ」と告げました。

その後、迪子たちは理事長達三名をパン一で校門に縛り付け、デカデカと連盟の退学届けを看板で貼りました。
そしてセーラー服を脱ぎ捨てて学園から退学しました。

終マークで終了です。

迪子が活躍してもイマイチ痛快ではないのは私だけでしょうか?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする