町にゾンビ多すぎです 悪魔の毒々パーティ

悪魔の毒々パーティ

墓場に行ったらひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 グレッグ・ビショップ
脚本 ジョー・バラリーニ
上映時間 87分
出演
ジャレッド・クスニッツ
グレイソン・チャドウィック
チャンドラー・ダービー

だいたいのあらすじ

原発の町にある墓場で突如地面から伸びてきた手に墓守(ジェームズ・ジャレット)が首を絞められていたのですが、彼はそんなことには慣れっこのようで、植木ハサミで手首を斬り落とし、ネコ車に投げ込んでいました。
手首を斬られた腕はそそくさと地中に退散し、ネコ車の中には他にも手首や生首が転がっていました。

ジミー(ジャレッド・クスニッツ)の高校はプロムを迎えることになり、彼女のリンジー(グレイソン・チャドウィック)と出席する予定でした。
授業中に嫌味な生物教師に反抗した彼は放課後に反省室送りとなり、そこで同じく呼び出されていた乱暴者のカイル(ジャスティン・ウェルボーン)を揶揄って殴られます。
SF研究会のオタク・スティーブン(チャンドラー・ダービー)は憧れのチアリーダー・グウェン(カリッサ・カポピアンコ)をプロムに誘ったのですが、彼女はバンドメンのナッシュ(ブレア・レッドフォード)を誘うのだそうで、あっさりフラれました。
玉砕したスティーブンは同好会仲間のジュールス(ランディ・マクダウェル)達と遊びに行くことになりました。

その後、グウェンはナッシュに「俺たちは演奏させてもらえないからプロムには出ない」と断られてしまい、ジミーもいつもふざけてばかりだったのでリンジーに愛想を尽かされて「あなたとはプロムに出ない!」とフラれていました。
リンジーは前から彼女を狙っていたミッチ(J・ジェイコブ・エーデルマン)と出席することになり、ジミーはバイトであるピザの宅配に駆り出されてしまいました。
一方、スティーブン達は冒頭の墓場で幽霊捜しをすることになり、墓守に出会って「脇道に入るなよ」と注意されました。
時を同じくしてリンジーは墓地の付近で停めた車の中でミッチから「ずっと君が好きだった」と告られてときめいてしまい、イチャコラするのでした。

そしてミッチの車の後方をピコピコするセンサーを持ったスティーブン達四名がガヤガヤと通過していました。
その後、スティーブン達は霊廟に侵入し、仲間の一人ロッドがゾンビに襲われて食われたので一目散に逃げ出しました。
そこに墓守が「しょうがねえな」と駆け付け、スコップでゾンビを倒し、スティーブン達に「頭部を狙えば破壊できるぞ」と教えました。
実は墓守はゾンビが居るのを承知しており、「失業するから」という理由で内緒にしていたのですが、ゾンビは次から次へと墓場から飛び出していました。
文字通りワイヤーアクションでポンポン飛び出てきててウケます。
一方、ミッチに押し倒されていたリンジーはキックでミッチを叩き出したのですが、ミッチは直後にゾンビに襲われ、車はゾンビに取り囲まれてしまいました。

リンジーは何とか車を動かしてゾンビの群れから逃げ出し、そこにスティーブン達三名も合流して墓場から脱出しました。
そうこうしている間にもゾンビの皆さんは町にあふれだし、スーパーの店員やお客さんを襲っていました。
学校ではあの嫌味な生物教師がカエルのゾンビに噛まれてゾンビ化しており、校長に襲い掛かっていました。
ジミーが宅配にお邪魔した家でも住民がゾンビ化しており、彼は付近の住民の皆さんにも襲われたので慌てて車に駆け込み、一目散に逃げました。
その後、ジミーは路上で放心しているカイルを発見して一緒に行こうと説得していたのですが、その間に車を盗まれます。
そこにジョギング中のグウェンとゾンビーズが現れたので、ジミーとカイルはゾンビを倒し、グウェンを保護しました。

その頃、リンジー達の車はガス欠してしまっていたので付近の家に立て籠もっていました。
リンジーはジミーに電話して現在位置を知らせ、ジミーはカイルを「仲間は多い方がいい」と説得して同行させ、下水道を使って移動することにしました。
どうやら町にある怪しい原発から怪しい廃液が地下に垂れ流されているようで、それが原因で住民がゾンビ化しているようです。
出た原子力万能節。それはそうと何でジミー達は無事なのよ。
一方、ナッシュ達三名はガレージで曲作りに励んでいる最中にゾンビに襲われそうになっていたのですが、なぜかギュイーンとギターを鳴らすとゾンビがうっとりして動きを止めたので、そのままひたすら演奏していました。

ジミー達はこの辺だろうと当たりをつけて地上に出て無事にリンジー達と合流し、グウェンと再会できたスティーブンも大喜びでした。
浮気がバレたリンジーはジミーと痴話喧嘩を始め、SF同好会の連中を殴っていたカイルはジュールズ達と和解しました。
どさくさに紛れてスティーブンはグウェンに告白していたのですが、ジミーは「この建物は葬儀場じゃん」と気づきました。
ということで棺から元気なおばちゃんゾンビが襲い掛かって来たので、一行は安置所に逃げ込み、カイルが持参の拳銃で射殺しました。
今度は台に乗せられた連中や冷蔵庫に保管されていた遺体がゾンビ化したので皆が協力プレイで撃退したものの、カイルが首を噛まれてしまいました。
カイルは今までの非礼を詫びつつ亡くなってしまったのですが、直ぐにゾンビ化したのでジミー達は必要以上に彼をタコ殴りにして止めを刺しました。

リンジーはプロム会場がヤバい!と気づき、急にヒーローキャラになったジミーは「プロムを救わねば」と言い出します。
ジュールズ達は「そんなのどうでもいい」という感じだったのですが、結局会場である高校の体育館に向かうことになります。
まずは霊柩車をゲットすることになり、一番身体能力の高いグウェンが取りに走ることになりました。
入り口にいるゾンビ達を皆で蹴散らし、グウェンはチアリーダー技を披露しながら通りに停めた霊柩車をゲットし、玄関に着けて皆を乗せました。
しかし少し進んだ所で何者かに発砲されて霊柩車のタイヤはパンクしてしまうのですが、撃ったのはジミーの学校のコーチ(マーク・オリヴァー)で、彼は一人で小銃を手にゾンビと戦っていました。

コーチはミリタリーマニアだったそうで、家には銃やC4爆弾がありました。
ジミーが事情を説明すると彼も同行してくれると言い、ジミー達はそこで武装したのですが、コーチは「子供には銃は持たせん」という主義だったので、肉弾戦用の武器や防具となりました。
コーチは3年間貯金して買ったというデカいジープを所持していたので、皆はそれで出発しました。
道中でゾンビの群れに囲まれているナッシュ達を発見したコーチは片っ端からゾンビを倒してナッシュ達を救います。

なんとナッシュ達は5時間も演奏していたそうで、観察しているとゾンビは意思疎通をしているようだったということです。
またゾンビは演奏で停止するということも皆に教えました。
ということでナッシュ達も自分の車で同行することになりました。

感想

これは普通です。
とある高校のプロムの当日にいきなりゾンビが出てきて大変!という内容です。
凄い地雷を想定していたのですが、意外に面白かったという。
いえ、お話はご都合主義でメタクソなんですけど展開とテンポの良さがなかなかいい感じです。
意外に真面目に作ってるようで、きちんとB級映画としての体は保っているのがいいと思います。

ちなみになぜ急にこの日を狙ってゾンビが湧いたのかという説明は一切ありません。
なんでも放射能の所為!という流れは潔ささえ感じましたw
墓守のおっさんがゾンビを内緒にしてた理由も「失業したくない」でちょっとウケます。

制作サイドはやっぱりホラー映画好きなのか色んな映画からオマージュシーンあったようです。
冒頭の墓場のシーンのゾンビはナイト・オブ・ザ・リビングデッドっぽい感じで、他にもパラサイトやゾンビのシーンっぽいのもありました。
原発のデザインはいつものアレでウエストくびれた壺みたいな煙突がニョキニョキ生えてるやつで、謎の白煙が上がってました。
意外と演出もまともで、スピード感あるシーンもきちんと撮られてました。

意外とゾンビは丁寧に作られてるようで、顔に塗料塗っただけみたいなのは少なかったです。
ゾンビ化すると急激に頬がコケてたりしてウケます。
ノロノロ系かと思いきや高速系も出て来たりするのですが、全ては制作サイドの都合でシーンによって使い分けてるみたいです。

ティーン向けの緩いホラーなのでグロは殆どなく、エロも無いので家族で観ても安心です。
私はまあまあ楽しめましたけど事前にかなりハードルは下げた方がいい気がしました。

ラストまでのあらすじ

そして皆は学校に到着し、カッコいいBGMと共に校舎内に乗り込んだのですが、会場は町中から集まって来たゾンビだらけで生存者はいないようでした。
こりゃダメだということで、コーチが各所に爆弾を仕掛け、その間ジミー達がゾンビの侵入を食い止めるという作戦を開始しました。
コーチは早速単独でダクトに潜り込んで移動を開始し、ジミー達は出入口を片っ端から塞いでいました。
その際にジュールズがトイレに隠れていたプロムクイーンと女子数名を発見し、男子トイレからも男子数名が合流しました。

コーチはアホだったらしく体育館の天井に爆弾を仕掛けた際に起爆装置であるリモコンをゾンビがうようよの会場内に落としてしまいました。
そこで彼はジミーに無線連絡し、「俺はもう一か所爆弾仕掛けるから、お前リモコン取りに行ってくれ」と凄いことを言い出しました。
ジミーは単独でリモコンを取りに行くことにし、ジュールズ達はその間に学校から遠ざかるという段取りになりました。
そんなに爆破にこだわる必要があるんでしょうか?車あるなら遠くに逃げればいいのに。
ということでさっきまではいなかったゾンビが空気を読んだのか逃走中のジュールズ達の前に現れます。

一方、結局リンジーも同行することになり、二人で体育館に乗り込んだジミー達でしたが、ゾンビは彼等を発見できなかったので余裕でリモコンまで近づきます。
しかしリモコンに手を伸ばしていたらゾンビに見つかってしまい、囲まれてしまいました。
しかしゾンビは割と順番に襲ってくる感じだったので二人は持っている釘バットと斧でゾンビーズを倒します。
ところがどっこい数が多いので結局、接近を許してしまいゾンビーズスクラムの中心状態になってしまいました。

そこにババーンとステージ上でナッシュ達が演奏を始めたので、ゾンビーズはそちらに大注目します。
ナッシュは恐ろしく音痴でパット・ベネターのシャドウズ・オブ・ザ・ナイトを歌い出したのですが、ゾンビーズは音程は気にしないのか聞きほれて身体を揺らしていました。
ジミーとリンジーは天の助け!とばかりになぜかチークを踊りながらリモコンに近付きました。
普通に取りに行けばいいと思うよ。それはそうとナッシュ達はどうやって入って来たんでしょうか?脱出もどうするつもりなのか。

一方、逃げている最中にゾンビに噛まれてしまったグウェンはスティーブをこっそりトイレに連れ込み、「噛まれちゃったけど皆には内緒」と懇願していました。
そして二人はキスをしたのですが、グウェンはやっぱりゾンビ化してスティーブの舌を噛み千切って襲い掛かるのでした。

その頃、ようやくリモコンに近づいたジミー達でしたが、好き勝手に歩き回っていたゾンビがコードに足を引っ掛け、ナッシュ達のアンプの主電源を抜いてしまいました。
ということでいきなりゾンビ達が襲い掛かって来たのでジミーとリンジーはステージの陰に避難しました。
そこにデュラハンみたいに自分の首を持ったミッチが現れ、手に持った首でステージの陰を見たので二人は見つかってしまいました。
そういう訳なので二人はステージ下の狭い階段通路をミッチに追われたのですが、他のゾンビが面白半分に階段を畳むスイッチを入れたので、ギリギリ逃げ出し、ミッチは階段と一緒に畳まれました。
これパラサイトでもありましたね。

その後、ナッシュのバンドメンバーであるジェンセン(ルーカス・ティル)がプラグを戻したのでナッシュ達は演奏を再開し、その隙にリモコン回収しました。
そしてナッシュ達に「逃げるぞー」と合図し、皆で逃げることになりました。
急にライブが中断されたので怒りのゾンビの皆さんはクレーマーとなり、高速ゾンビ化してジミー達を凄い勢いで追いかけてきます。
一方、スティーブンはめでたくゾンビ化し、肌荒れして汚くなってしまったグウェンとお互いに噛み千切り合って愛を確かめ合っていました。

ジミーは無線でコーチに合図した所「俺は気にせず10数えたら起爆装置を押せ」と返答されたのでダッシュで脱出しようとします。
しかしジェンセンが捕まって食われてしまい、ジミーは宿敵である生物教師ゾンビと対峙し、斧を頭に叩き込んで倒しました。
この映画はお食事シーンが無いのですが、このシーンはロメロゾンビをオマージュしてるようです。
ということで何とか一行は学校から脱出し、ジミーはすぐさま起爆装置を押し、リンジーと抱き合ってキスしました。
町を吹き飛ばすとかいう量の爆薬だったということなのですが、意外にショボくて校舎の直ぐ近くにいたというのに全員が無事でした。
更にコーチも自力で脱出しており、ジミーを「よくやった!」と激励しました。

ジュールズ達はUFOを見たことがあるというクイーン達と意気投合し、浮かれていました。
クイーンより隣にいる女子の方が可愛いです。ローラ・スレイド・ウィッジンズさんだそうです。
その後、原発が悪い!ということになり、コーチの運転するスクールバスに全員乗り込み、原発を潰しに行く前に腹ごしらえしよう!と皆は出発しました。
出発したスクールバスをを墓守がネコ車を押しつつ面倒臭そうな様子で見送っていました。

エンドロールで終了です。

解決したような気はしませんが…
最後はカバーでシャドウズ・オブ・ザ・ナイト流れてました。
意外とテーマ曲の後に流れるメインテーマっぽい曲が素敵ですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする