幽霊育てると運気が変わるそうですが… 養鬼 悪魔の胎児

養鬼 悪魔の胎児

開運願ったらひどい目に遭う話

制作年 1982年
制作国 香港
監督 ウィルソン・トン
脚本 チーム錦成
上映時間 85分
出演
ノーマン・チュー
シャーリー・イム
メルヴィン・ウォン

だいたいのあらすじ

ジャッキー(シャーリー・イム)はギャンブルで多額の借金を抱えてしまい、肩代わりしてくれる男も殺されたのでこれはヤバいとタイに高跳びしました。
彼女は知人のジェリーを頼ることにし、ジェリーの働くクラブで働くことになりました。
ジャッキーはチューというお金持ちの客と知り合ったのですが、ピンというスケベオヤジ客が彼女に目を付け、早速お持ち帰りされてしまいました。
ピンはギャングだったようで、手下に銃で脅されて自宅に連れ込まれ、そのままレイプされてしまいました。
ジャッキーはこの件でハメたエマリーという従業員と険悪になります。

翌日、チューが月単位でジャッキーを指名してくれたというので店外デートすることになったのですが、ピンに邪魔されてチューは射殺されました。
あまりの不運さにジャッキーはジェリーに勧められて金の神様(ウェン・チュン・マ)なる占い師に相談しました。
どうやらジャッキーは前世で大変な悪党であったそうで、その罪を償うために不運続きなのだそうです。

どういう原理なのか不明ですが、運を変えるには幽霊を飼うしかないそうで、ジャッキーは額をツルツルにして味付け海苔を貼り付けたような道士風のおっさん(ビリー・チャン)を訪ねて霊をもらうことにします。
道士は干からびた赤ちゃんのミイラのような物に針をブスブス刺し、ジャッキーと自分の血を混ぜた液体をそれに浴びせました。
するとミイラはぴくぴくと動き出したのですが、これが開運に繋がる幽霊の赤ちゃんだそうです。
道士は「何よりも彼を優先し、南東方面の地上3フィートに祀ること」と注意点を説明しました。

帰宅したジャッキーは言われた通りに血色がよくなったミイラの前に祭壇を起き、祀りました。
この赤ちゃんは1943年の4月13日に亡くなったので毎月13日には呪文を書いた布をジャッキー自身の身体に巻き、祈りを捧げて血を三適垂らすという儀式も必要だそうです。
思ったより面倒くさいですね。

クレー射撃を得意とするレイモンド(ノーマン・チュー)は旧友のサム(メルヴィン・ウォン)と久しぶりに再会しました。
「久しぶり。最近どうしてるの」的な質問をしたレイモンドにサムは「俺、エクソシストの免許取ったんだよね」と凄いことをサラっと答え、謎の免状を見せました。
そしてレイモンドは駐車場でジャッキーと鉢合わせし、道を譲りました。
なお、ジャッキーの呪いパワーは発動し始めたようで、スケベなおっさんが彼女に声を掛けたのですが、彼はバナナの皮で滑って縁石に頭を強打して死亡していました。
コントかな?

他人には見えないのですが、ジャッキーの近くにはいつも子供がいるようで、ボートの上で彼女に言い寄っていた男は子供の分の食事を勝手に食べたので、仕返しに大量の蛆虫を吐かされていました。
ジャッキーは段々と運が向いて来たようだったのですが、この間出会ったレイモンドに一目惚れしていたので、「また彼に会えますように」と祭壇にお祈りするのでした。

その晩、レイモンドは帰宅した所を強盗4人組に襲われて車で拉致されました。
そこに鉄人のようになったジャッキーが現れて車の前に飛び出して轢かれながらも平然と車を止め、目をピカーンと光らせて強盗団を追い払いました。
そして自力で脱出したレイモンドの前に車で現れて彼を家まで送るジャッキーでした。
これが縁となってジャッキーはレイモンドと頻繁に会うようになりました。

ある日、ジャッキーはレイモンドと共にスポーツクラブでテニスを楽しんでいたのですが、そこには偶然ピンも来ていました。
ピンは「またやろうな」的な嫌がらせをして来たので呪いが発動します。
男子更衣室でシャワーを浴びていたピンを待っていた手下は子供に憑依されて相棒を射殺し、自身も自殺しました。
ピンは銃声を聞いてビビりまくりながら出て来たのですが、ゾンビ化した手下二名に襲われ、おしっこちびりながら死亡しました。

ある晩、ジャッキーはレイモンドのパーティーに参加したのですが、うっかりその日が13日だということを忘れていました。
会場である中華料理店をポルターガイスト現象が襲ったので彼女はそれを思い出し、急いでレイモンドに家まで送ってもらいます。
しかしレイモンドはハンドルを勝手に操作され、挙句の果てには車はエンストしてしまいました。
ジャッキーは車から飛び出してダッシュし、何とか儀式を行ったのですが、彼女を心配して後を尾けていたレイモンドは窓から覗いて一部始終を目撃し、無気味な子供の霊に追いかけられました。

感想

これはイマイチです。
開運のために幽霊を買った女性がひどい目に遭う話です。
内容的には変わっていて面白そうに感じるのですが、そうでもないです。
主人公のジャッキーが勝手な性格なので自業自得に感じてしまうのかもしれません。
そもそもギャンブルで借金こしらえて国外逃亡とかその時点でアウトな気がします。

設定を活かしているようにも感じられず、母と共に死んだといかいう赤ちゃんの設定も意味ない気がします。
13日になると祈りをしなければならないという縛りは面白いのですが、いきなり赤ちゃんが暴走し出すので意味ない気がします。
せめて主人公が赤ちゃんを宥めたり騙そうとしたりという駆け引きでもあれば面白いのかもしれませんが、この主人公は他力本願で何もしません。

周りの人が巻き込まれていくのが可哀想で、ジェリーはとばっちりもいい所だと思います。
なんか演出も残念な感じで面白いシーンも無いという。

唯一気になったのが道士の前部つるっぱげなのに味付け海苔前髪という変な髪形だけでした。

ラストまでのあらすじ

その後、レイモンドは自身が経営している会社の職員が全て子供に見えてしまう怪異に見舞われます。
恐ろしくなったレイモンドはサムに相談し、ジャッキーの留守を狙って悪魔祓いをしてもらうことにしました。
サムはどう見てもドラキュラ対策と思える道具を手に祈りを捧げ始めたので、あまり効果は無さそうでした。
そしてジャッキーの祈りの服を壁に打ち付けたり、ミイラを壁に叩きつけたりしていたのでとうとう子供がキレ、レイモンドに憑依しました。

サムは十字架を手に抵抗するのですが、効果があるはずもなくレイモンドに頭の皮を剥がされて倒れました。
一方、異変を感じていたジャッキーは急いで帰宅し、瀕死のサムから「レイモンドに悪霊が憑依した。逃げろ」と知らされました。
ジャッキーは急いで逃げ出し、サムはレイモンドに首の骨を折られて止めを刺されました。
ということでジャッキーは車に飛び乗って逃げようとしたのですが、レイモンドにバンパーを掴まれて立ち往生します。
なぜか車種が完全に変わっていてテキトーな映画だなあと思いました。
そこにラマ僧が通りがかるとレイモンドは急にビビって手を離したので、その隙にジャッキーは逃走しました。

ジャッキーはジェリーに電話するものの連絡が取れなかったので、道士に助けを求めることにします。
一方ジェリーはレイモンドによって虐待の末殺害されていました。
道士は謎の火球を遠隔操作で飛ばしてレイモンドを攻撃し、レイモンドはなぜか赤ちゃんの母親の墓に逃げました。
やがて墓石はしがみついているレイモンドと共にロケットのように浮上し、空中爆発しました。
道士は外に飛び出して母親の墓にあった白骨に目からビームを浴びせたりします。

一方、留守番していたジャッキーはレイモンドの襲撃を受けて逃げ出し、謎のコブラに噛まれたりと散々な目に遭います。
とうとうレイモンドに捕まってしまったのですが、そこに道士が現れてレイモンドを吹っ飛ばし、母の頭蓋骨を目の前で破壊します。
道士は謎の札をビシバシとレイモンドの身体に刺し、木に釘付けになったレイモンドはドロドロと全身が崩れ始めます。

終劇マークで終了です。

唐突に終わりました。

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