裁判する話 The Guilty Game

The Guilty Game

罪と罰の先にあるもの―善と光りが標すもの―

制作年 2013年
制作国 日本
監督 清水健斗
脚本 清水健斗
上映時間 23分
出演
川口雄介
野村真由美
松並俊介

だいたいのあらすじ

ギルティゲームという裁判形式のゲームがあり、ジャック(川口雄介)なる仮面の男が案内役を勤めているそうで、今回の裁判は臭い物には蓋をしろ的なお話だそうです。
今回の被告はいきなりこの会場に連れて来られた17歳のJK宮原やよい(長谷川あかり)で罪状は「傍観」だということです。
やよいは「罪って何さ!ここはどこなのさ!」という感じだったのですが、傍聴席にババーンと現れた親友の望美(野村真由美)の姿を見て仰天するのでした。
というのも望美は虐めを苦に自殺していたからでした。

望美は学校でいじめっ子女子に目を付けられてしまい、陰湿な虐めを受けていました。
ノートには「死ね」等と真っ黒に落書きされ、靴は捨てられて靴下で帰宅したり、ゴミ呼ばわりされて突き飛ばされたりとひどい目に遭っていたのですが、やよいはそれをきっかけに望美から距離を置いたのでやよいは独りぼっちでした。
いじめとか軽く言ってますけど、こういうのって犯罪ですよね。
森崎刑事(奈良卓也)も望美の死を疑問視していたのですが、担任教師(森脇司)は虐めを否定し、望美の机の落書き等を消して証拠隠滅を図っていました。

Jackはやよいに「あなたは自分がいじめられるのが怖くて望美さんを見捨てた!」と糾弾したのですが、やよいはそれを否定します。
そこで望美が物言いを入れたのですが、実は過去に望美は「あたしを無視しないでよ。助けてよ」とやよいに助けを求めていたのですが、やよいはそそくさと立ち去っていたのでした。
やよいは「じゃあどうすればよかったのよ」とキレたのですが、Jackは「お前の傍観が望美さんを自殺に追いやった」と糾弾します。
また、望美の自殺とは自宅マンションからの飛び降り自殺でした。

「ゴメン」と泣き崩れるやよいでしたが、望美はやよいに近づいて耳元で何か囁き、それを聞いたやよいは「ヒー」と福本漫画ばりにぐにゃぐにゃになるのでした。
なお、この様子は動画配信されており、やよいの判決を決めるのは動画視聴者だそうです。

森崎は担任教師の説明を聞いて納得はしたものの、やよいが先ほどギルティゲームで裁かれた件を伝え、「もしかするとあなたが容疑者だったのかもしれない。教師を目指していたあなたは今のあなたを見てどう思うでしょう」と告げて引き揚げました。
後ほどこの担任教師は虐めのことを告発し、望美は虐めで自殺したとニュースに流れました。

実は刑事はギルティゲームの主催側のキングであり、動画をコントロールしているのはハッカーのエース(松並俊介)でした。
そして望美に成り済ましていたのはメンバーのクイーンであり、彼女は整形で色んな顔になるそうです。
クイーンが最後に告げたのは依頼者から預かった言葉だそうで、やよいはきっと反省して立ち直っているだろうということでした。

やよいは夜の町の橋の上に佇み、ほっとしたような何かを決意したような表情を浮かべていました。

テーマ曲がショパンの革命ですね。

感想

これは普通です。
虐めを傍観している親友が法廷で裁かれるという内容で、TVの深夜ドラマという感じの作品です。
ジョーカーが最後に「次の容疑者はあなたです」と言っていたように、何だか身につまされる内容です。
私自身はやよいのような経験は流石に無いですが、そうなってしまう可能性も否定できないなあと感じました。
やよいがどうすれば良かったのか正解は言えないですが、私だったら影で仲良くする位しかできないような…

ゲームの建物は何処かの教会を使用しているようで、なるほど法廷に見えなくもないです。

結局依頼人が誰だったのかはイマイチわからず、もやもやする点はあったものの、短いのでサクッと観られました。

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