怪談新耳袋 絶叫編 うしろ「記憶」
心霊スポット行ったらひどい目に遭う話
制作年 | 2009年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 三宅隆太 |
脚本 | 豊島圭介 |
原作 | 木原浩勝 |
上映時間 | 47分 |
出演 |
佐野和真 |
山下リオ |
田辺季正 |
だいたいのあらすじ
信吾(佐野和真)、悟(木咲直人)、義則(田辺季正)のバイト仲間の三名はある夜のこと心霊スポットを訪ねて探検しました。
そこで不気味な物音を聞き、必死で開けようとしていた扉が急に勝手に開いたので三人は逃げ帰りました。
その帰り道に三人は呪いのビデオのナレーションを物真似してはしゃいでいたのですが、突如として後部座席に座っていた義則がシートに呑み込まれてしまいました。
その後、信吾と悟は義則の家に行き、息子さんが消えました的な話をしたのですが、応対した母親は「うちには最初から息子等いない」とキレるのでした。
更に今日録画したテープにも何も映っておらず、ひとまず明日のバイトが終わった後に警察に行こうということになりました。
翌日、信吾がバイト先に行くと義則のタイムカードが無くなっていました。
不思議なことに店長(児玉貴志)に確認するとそんな奴知らんと言われ、悟と付き合っているというバイト仲間のみさき(山下リオ)もそんな人は居なかったと言うのです。
信吾と悟はどういうことなのかと頭を抱えてしまい、みさきは「そんなに気になるんだったらもう一度行ってみれば?」と言い出します。
ということでみさきを伴って今度は昼間に心霊スポットに行くことになったのですが、当日待ち合わせ場所に悟は現れず、みさきは悟など知らないと言うのです。
二人の携帯のアドレス帳からも悟の名前が消えており、恐ろしくなった信吾はみさきを降ろして一人でスポットに向かおうとも思ったのですが、結局は二人で行くことになりました。
再び不気味な声を聞いた信吾は思い切って例の開かずのドアを開けたのですが、今度はあっさり開きました。
そして中には何もなく、奥のドアを開けると風の音が響いて入り口ドアが閉まったので、物音は風だったということになりました。
当然その後も何も起きず、みさきを送って解散しました。
感想
これはつまらないです。
心霊スポットに行ったらドンドン仲間が消えるという内容です。
短編ならこの内容でもいいと思うのですが、50分使って中身が何もないのはどうかと思います。
消えていく原因もなんだかよくわからない、心霊スポットとの因果関係も不明とあっては何を観せたいのかよくわからず。
全く怖くないし、単なるバイト仲間の青春物語じゃんって思いました。
そういうことなので私的には異常に退屈で長い50分でした。
私的にはこの作品は地雷だと思います。
ラストまでのあらすじ
その夜、信吾はみさきのアパートに転がり込んで泊めてもらったのですが、自分が消えるのではないかという恐怖から悪夢を見るのでした。
翌日、みさきと2ショット写真を撮ってから「忘れないでね」と言ってアパートを出て、みさきにもその写真を送りました。
みさきはバイトに出かけ、信吾は現れなかったのですが、やっぱり彼女は信吾のことを忘れていました。
結局心霊スポットは何だったんでしょうか?
心霊スポット起因であるのであれば最後にみさきを消すべきだと思います。
しかしあれだけ沢山の人が来てるっぽいスポットでそれは無理あり過ぎですよね。