よくあるストーカーもの 狙われたアイドル 実録ストーカー

狙われたアイドル 実録ストーカー

いつだって、君の匂いを臭いでいる。

制作年 1997年
制作国 日本
監督 伊藤裕彰
脚本 旭井寧
上映時間 73分
出演
菅原晶子
柳ユーレイ
大土井裕二

だいたいのあらすじ

坂田(柳ユーレイ)は街中で財布を落とし、来た道を戻って路上を確認して回り、電話ボックスを覗き込んだりしていました。
放送局でDJをしているアイドルのナオコ(菅原晶子)が電話している際に財布を発見し、「これさっき覗いてた人のでは?」と気づきました。
ナオコは急いで坂田の後を追いかけて財布を渡し、礼金を渡そうとするのを断って去りました。
財布がマジックテープ式です。やめて!
後日、街角でナオコを見かけたサカタは彼女の後を尾け、勤務先を知りました。

駆け出しのDJであるナオコはイマイチ進行が上手くないのですが、それが却って新鮮であると番組自体は評判が良いようです。
事務所の社長(田中広子)もナオコを評価しているのですが、イマイチ芽が出ないのでマネージャーの吉岡を「もっと売り込め」といつもどやしつけていました。
その後、化粧品会社のCMのオーディションが取れたので、社長は大喜びしていました。
また、ナオコはナオコで自分の才能に行き詰まりを感じていたのですが、社長は「まだ始めたばっかだから周りに迷惑かけまくる位で丁度いい」と彼女を励ましていました。
一方、坂田はあれからナオコの番組を頻繁に聴くようになっていました。

ナオコのコーナーは週に一度で15分間だけだったのですが、ある日メインDJのリサ(田中広子)がお休みということで2時間のコーナーを任されることになりました。
そしてその日の放送では坂田の「上京して8年経つが友達もできず、あなたの放送だけが楽しみ」的なお便りが紹介され、ナオコは「私もスカウトされて3か月なので気持ちわかります」的な共感の返しをしました。
更にナオコは番組の最後に「明日は17歳の誕生日です」と発表しました。
その後、カメラマンのカワダ(大土井裕二)も現れて「化粧品会社の最終オーディション決まったよ」と知らせてくれました。

翌日、ナオコの事務所の前にはヲタクが5名程度来ており、プレゼントを手渡ししていました。
坂田もそれに混じって花をプレゼントしようとしていたのですが、落としてしまい前にいたヲタク連中に踏まれます。
ナオコが去った後に坂田は「お前どうしてくれんだ」とヲタクに絡んだのですが、逆にボコボコにされてしまいました。
更に坂田は残業をガン無視したりしており、とうとう今日は無断で遅刻したので会社をクビにされてしまいました。

どうせクビだし、と坂田はバラの花束を買ってナオコの事務所の前で待ち受け、本人に手渡すことができました。
ナオコは「今までで一番素敵なバースデープレゼント」と喜んだので、坂田は満足しました。
他にもファンがいるでしょうからこの発言はどうかと思います。
そして花束に添えられたカードを見てナオコはこの間のハガキの人だ!と気づきました。
一方、坂田は先日自分のハガキが紹介された時の放送を録音しており、それを繰り返し聴いていました。

翌日、吉岡はビルの入り口で佇む坂田を発見し、「今日はナオコ来ないよ。花喜んでたよ。ありがとう」と挨拶しました。
坂田はお辞儀して引き揚げたのですが、社長によれば彼は早朝7時頃からビルの入り口に立っていたそうです。
しかし坂田はその後ビルの前に戻ってきて深夜になっても佇んでいたので吉岡は気味が悪くなり、社長が穏やかに話を聞きに行くことになりました。
社長は坂田に「ナオコ神経質だから事務所には来ないで。よかったらファンクラブに入って」とお願いしたのですが、坂田は「僕はファンなんかじゃない!」とブチ切れて去りました。

社長は怖くなってナオコには一人の時はタクシーで移動するようにと言い聞かせました。
しかしナオコは今回は電車で帰ると言うので吉岡が事務所最寄り駅まで送りました。
坂田は吉岡からは身を隠して尾行し、とうとうナオコのアパートを知り、ベランダから顔を出した彼女の部屋を確認して郵便物を漁りました。
この尾行バレバレです。ナオコ鈍いのかも
請求書から電話番号を知った坂田はナオコに無言電話をし、家の前で張って翌朝出て来たナオコを尾行します。
そしてとうとうナオコの前に現れて「待ってたんだ。話がしたい」と言い出し、怖くなったナオコは逃げ出しました。

ナオコは事務所に相談し、送り迎えは必ず吉岡が同行することになりました。
しかし帰宅すると十何件も無言電話が入っていたのでナオコはビビります。

感想

これはイマイチです。
よくあるストーカーの話で、凡庸な内容です。
現在ではよくあるストーカーですが、当時は珍しかったのかもしれません。
よく考えるとストーカー規制法の適用前だったので、結末にも少し納得です。
当時としてはこういった被害も受理されず、「自意識過剰でしょ」的な言われ方をするケースもあったようです。
確かに警察も法が施行されないと動けない面もあるようで、なんとも悲しい話です。

気味が悪いことは気味が悪いのですが、作品としては全体的に刺激不足です。
ストーカー男もそれほどどぎついことはせず、弱いです。
ストーリーも単調で面白いものではなく、眠いです。
なので強烈なスリラー的なものを想定していると裏切られます。
そういえば吉岡の件はどうなったんでしょう?

主人公のナオコより社長の方が可愛いと思ったのは私だけでしょうか?
なお、ナオコは演技も残念です。
メインDJのリサさんが意地悪そうな顔しててウケます。
ストーカー男はヘンなクマメイクしてたりして演技としては凡庸な印象でした。

これはわざわざ観なくていい気がしました。

ラストまでのあらすじ

吉岡はナオコのアパート付近で佇んでいた坂田を捕まえ、公園でボコボコにし、「ナオコは俺の女だから近づくな」と警告しました。
坂田は「嘘だ」と驚愕して吉岡ともみ合いになり、吉岡は倒れた拍子に砂場の枠で頭を強打して倒れました。
そして坂田は「俺が全てのしがらみから解放してあげるから。心配しないで」的な電話をナオコにするのでした。

吉岡は病院に搬送されたものの意識が戻らず、社長はひとまずナオコの耳には入れないことにしました。
ナオコはナオコで無言電話の件はまだ事務所に話していなかったので、段々と仕事が手に着かない感じになります。
社長は心配になってナオコから事情を聞き、ナオコの家に泊まりに行き、無言電話に出て「いい加減にしなさい」と返しました。
明日にはナオコの電話番号を変えるので、それまで留守電にしようということになります。

しかし社長は吉岡の件で病院から呼び出されてしまい、仕方なくナオコに事実を話して病院へと向かいました。
入れ替わりに坂田が玄関に現れて「入れてください」とピンポンとノック攻撃をかましたのでナオコは何とか追い返しました。
今度は電話攻撃を連発されたので、社長に助けをもとめたものの留守電でした。
しつこく訪ねてくる坂田に悩まされ、明日はオーディションだというのにナオコは一睡もできずに一夜を過ごしました。
110TELすればいいと思いますが事務所の体面とかあるのかも

その後社長が迎えに来たので、安心して出掛ける準備を始めたナオコでしたが、社長はエレベーターに潜んでいた坂田にKOされます。
そして坂田はナオコの部屋に侵入し、ナオコを押し倒して「僕たちは求め合っている」等とのたまいました。
そこにカワダが様子を見に駆け付け、坂田を取り押さえて通報しました。
その後、ナオコはアパートを引き払うことになりました。。

半年後、芸能界を引退して実家に帰ったナオコでしたが、実家の門の前には再び坂田が現れて中の様子を伺っていました。

エンドロールで終了です。

全体的に刺激不足だと思います。

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