サメの通販です ピラニアシャーク

ピラニアシャーク

ヤバい生物にひどい目に遭う話

制作年 2014年
制作国 アメリカ
監督 リー・スコット
脚本 リー・スコット/バーニー・バーマン/マーク・バーマン
上映時間
出演
ケヴィン・ソーボ
コリン・ガリアン
ラモナ・マロリー

だいたいのあらすじ

どっかの研究施設で超ちっこいサメのような生物兵器を培養していたのですが、こいつは自己再生するらしく顕微鏡で観察しないといけないくらいにちっこいのに恐ろしい攻撃性を持っているようで、研究員の手袋に噛みついて体内に侵入しました。
ということでバイオハザードとなり、施設は封鎖されて研究費もパーになりました。
しかし何を思ったかペット販売業者がこの秘密を知ってしまい、「ピラニアシャーク受けるよー。皆サメ大好きだよー。シーモンキー並みにバカ売れだよー」と食いつき、通販したいから売ってくれとか言い出します。
シーモンキーが既に分かりませんが、そんなに売れてるの?
金に目がくらんだ研究責任者フランコン(エイミー・ブラックマン)はうっかりこのサメ型生物兵器の販売に協力することにしてしまいました。

害虫駆除業者のジャクソン(コリン・ガリアン)はクリスマスシーズンも大忙しで駆除に向かおうとしていました。
一方、どこかのトイメーカーでは企画会議中に職員がトイレでゲーゲー吐いた後に何かに襲われて死亡していました。
なお、あのピラニアシャークはお試しキット餌1年分サービスで19.95ドルで売りに出されており、業者はウハウハの模様です。
元々サメ兵器の研究員をしていたブロディ(フレデリック・ドス)は「あんなヤバいもの売りやがって」と憤り、「俺が阻止せねば」と立ち上がりました。

相棒のベニー(ジョシュ・ハモンド)と蜘蛛退治を終えたジャクソンは誘われるがままにセクキャバに行き、「コーラ10ドルとか高すぎ」とぼったくり価格に驚愕していました。
ベニーにはキラ(ジーナ・マリー・ジマーマン)という指名女性がいたのですが、「距離を置きたい」とあっさりフラれました。
その後、ジャクソンはロックバンドをやっている別れた妻ロクシー(ラモナ・マロリー)の家に向かい、超メタボな息子と面会したのですが、息子はピラニアシャークを飼っていました。

その頃、大儲けしてバカンスに行く予定だったフランコンは駐車場でブロディに銃を突きつけられて拉致されていました。
ブロディは妻と普通に暮らしている自宅にフランコンを連行し、「こんなヤバいもの売るなんてどういうつもりだ」と詰め寄ります。
その後、ブロディは泥パック中だった妻に「これ誰?」とか聞かれて説明しつつ監視を任せて拷問道具をスーパーに仕入れに行きました。
一方、下水道の点検業者が大量に飛び出して来たピラニアシャークに襲われて人知れず死亡していました。

翌日、フランコンと組んでいた業者(ブランドン・ステイシー)は通販を担当しているタレントに呼び出され、「ピラニアシャークヤバいぞ」とTwitterやYoutubeで批判されているとクレームを受けます。
業者は炎上商法を貫くつもりだったのですが、タレントから「何とかしないと手を切る」と言われたので対策を練ることにします。
また、NY市長のバートンは下水道の点検業者等の死の報告を受け、ポーズだけの「ピラニアシャーク禁止法案」を出すことにしました。

その頃、ジャクソンの事務所でも全然仕事をしないウォーリー(ジョン・ウェルズ)が勝手にピラニアシャークを購入していたのですが、20匹程度買ったのに200匹位に増えていました。
更にデカくなっていたやつを掴まえて空気中に放置してみたのですが、こいつは空気中でもピンピンしていました。
ジャクソンは「これはヤバいやつだ」と気付き、今後駆除依頼が殺到するだろうと駆除方法を探ることにします。
一方、ブロディはフランコンが消えていたので逃亡したと判断したのですが、彼女は妻にメイクを施しており、なぜか「反省したから当局を動かす」とか言い出して出発することになりました。

その頃、ストリッパーの女性が入浴中にピラニアシャークに襲われて死亡していました。
一方、ジャクソン達はピラニアシャークの弱点を探っていたのですが、首を斬り落とす以外に対処方はないという結論に達しました。
ということで業務終了しようとしているとバートン市長の「ピラニアシャーク飼育禁止法案を出すぞー」という放送が流れました。
しかし実は国防総省はバートンに対して事態を収拾しないとNYに核を落とすと勧告していたのでした。

感想

これはつまらないです。
なんかちっこいサメが襲ってくるという内容です。
冒頭はくだらなそうで面白そうな空気もあるのですが、終始くだらないのでつまらないです。
テキトーさで笑いを取りたいのかもしれませんが、核攻撃のくだりとか何も考えてない気がします。
展開もすごくテキトーな感じで無駄な要素が多すぎだと思いました。
全体的に全く緊張感が無いのもネタとのメリハリが効いてないようで逆効果な気がします。

襲撃シーンは少しはあるのですが、CGのサメがワーッと溢れてきて終了と手抜きがひどいです。
冒頭のトイレで襲われているおっさんに至っては勝手に痙攣しているようにしか見えないというひどさ。

そうは言ってもやっぱりナノサメのアイディアは面白いと思われますので、もう少し無駄を省いてたら面白い作品になったかも。
弱点もウォーリーだけじゃなくて皆で発見した方が盛り上がった気がします。

ラストまでのあらすじ

その夜、ロクシーの歌っていたバーに行ったジャクソンでしたが、突如として現れたピラニアシャークの大群に店がパニックになったのでお盆で防ぎながらロクシー達を連れ出しました。
ベニーの行っていたセクキャバでもピラニアシャークの大群が襲ってきたので既で掴みながらキラを連れ出していました。
また、通販タレントのおっさんも自宅プールで愛人二名と共に襲われて死亡しており、町はパニックに陥っていました。
ということで全員がジャクソンの事務所に集まって来たのですが、TVではNYに核攻撃を数時間後に行うと放送していました。

これはヤバい!ロクシーの家に避難しよう!ということになったのですが、ウォーリーは水槽に酒こぼしたらサメ死んだと皆に報告し、ジャクソン達は酒を流してピラニアシャークを殺す作戦を実行することにしました。
ということでウォーリーは唐突に7分間体操でガチムチになった身体を披露し、ジャクソン達は貯水槽に向かいます。
一方、ブロディ達はパーソンとハーローなるピラニアシャークの開発者に弱点を教えてもらおうとしていたのですが、こいつらは役に立たないどころか「私のベイビーを殺すのか」とブロディの銃を奪って暴れ出しました。

ジャクソン達は出発し、隣人のガンマニアの所で銃を調達しようということになったのですが、このガンマニアはブロディでした。
丁度ハーローが皆に銃を突き付けて怒鳴っていたので、ベニーがKOして銃を取り上げます。
ということでブロディとフランコンも同行し、サメ退治に出発しました。
フランコンがバートン市長と電話して話し合いの場を設けたので、ジャクソン達はサメ退治作戦を説明しました。
一部、水道管が詰まっている箇所があるのでジャクソン達が詰まりを直し、バートン市長の部下が水道網の中心地に酒を投入!という段取りにしました。
フランコンはここで逮捕されたので、ジャクソン達三名とブロディが共に現場に向かいます。

ということで現場に到着したのでウォーリーが「俺が潜る」と言い出して潜水を開始しました。
実はつまりの原因は巨大なピラニアシャークだったようで、ウォーリーにおびき出されて出て来たので射撃の名手であるブロディが一撃で仕留めました。
しかしウォーリーは無数のピラニアシャークに襲われてお亡くなりになりました。
ということでNYの核攻撃は回避され、フランコンは開放、ジャクソン達は表彰されて賛辞を受けました。

ジャクソンはロクシーと完全によりを戻したようで、ベニーはどさくさに紛れてフランコンとくっつきました。
ベニーはフランコンと南の島にバカンスに行ったのですが、そこには例のペット販売業者二人組が居たので、フランコンはピラニアシャーク入りのカクテルを彼等にプレゼントしました。

エンドロールで終了です。

すげーテキトーな映画でした。

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