悲惨なゾンビ女子 デッドガール

デッドガール

ゾンビ監禁してたらひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 マルセル・サーミエント/ガディ・ハレル
脚本 トレント・ハーガ
上映時間 102分
出演
シャイロー・フェルナンデス
ノア・セガン
キャンディス・アッコラ

だいたいのあらすじ

モテない系で軽くイキってるリッキー(シャイロー・フェルナンデス)とJT(ノア・セガン)は毎日退屈な学生生活を送っていました。
冒頭の登場シーンだとリッキーは意地悪そうで、JTは優しそうに見えます。
リッキーは小4の頃からジョアン(キャンディス・アッコラ)が好きなのですが、未だに告白できていませんでした。
ある日、学校をサボって精神病院の廃墟に忍び込んだリッキーとJTはぬるいビールを呑みながら、中をめちゃくちゃに荒らしました。
そして過去にヤバい患者が収容されていたという地下で肝試しを始めたのですが、なぜか狂暴そうな犬と遭遇したので一目散に逃げました。
狭い通路に逃げ込んだ二人は突き当りに開かずの扉を発見して興味を持ち、その辺にあった金属棒等をバールのように使ってこじ開けます。

部屋の中はボイラー室のような雰囲気だったのですが、驚くことに二人はビニールを被せられた全裸の女性(ジェニー・スペイン)を発見しました。
女性はベッドに固定されて手足をチェーン、口を革バンドで固定されているのですが、口元のビニールが上下するので呼吸しているようでした。
リッキーは「殺人鬼か何かの仕業か」と逃げようとするのですが、JTは「扉開かなかったから誰も来てないだろ」と女性の様子を観察します。
捜索届出てるかも!と言うリッキーの意見を後目にJTは「いい女だから預かろう」とか訳の分からないことをのたまいオッパイ突いたりします。
止めろよ!と騒ぐリッキーをJTは殴りつけて制したので、「お前どうかしてるぞ」とリッキーは一人で引き揚げました。

帰宅したリッキーは母のヒモで居候のクリント(マイケル・ボーウェン)に殴られた際の傷を発見され「男ならやり返せ」と言われたので「お前に言われたくない」とすっかり気分が悪くなります。
リッキーはどこかの廃墟で、所持している拳銃をストレス解消にバンバン撃っていたのですが、そこにJTが現れ、一緒に来てくれと言い出します。
JTは再びリッキーを廃病院の地下へ連れて行き、「あの女は俺を噛もうとしたから撲殺した。スッキリした」と告げました。
「お前、自首しろ」とリッキーは女性の様子を見に行くことにしたのですが、あろうことかJTはリッキーから銃を奪って女性に向けて何発も発砲しました。

しかし女性・デッドガールは生きており、どうやら普通の人間ではないようで「実は俺は女の首の骨を折った。でも生きてる」とJTは告白しました。
ひとまずデッドガールのことは誰にも言わないことになり、JTはダッチワイフに使おうなどと異常なことを言いつつ彼女の股間を触っていました。
胸糞悪くなる映画です。
翌日の放課後、リッキーは気晴らしでもしようかと友人のウィーラー(エリック・ポドナー)にどっかで遊ぼうと声を掛けたのですが、「今日は無理」とフラれました。
その後、リッキーは気になって廃病院の地下に行ったのですが、なんとウィーラーはJTに案内されてデッドガールをレイプしていました。
JTは悪びれずに「仲間は多いほどいいだろ」的なことを言い、「お前も気持ちいいからやれば」と誘うのですが、リッキーは断固拒否して引き揚げました。
恐らくリッキーはジョアンには何もできないのでデッドガールを利用してヒロイズムを満たそうとしてるみたいです。
そして本人もそれに気づいていないような印象を受けます。

リッキーは仕方なく廃物ショップに行き、自転車と交換で番線カッターを手に入れました。
そしてリッキーは廃病院地下に行き、誰もいなかったのでデッドガールに「すまなかった。解放してやる」と言いつつ片手の鎖を切断しました。
しかしデッドガールは開放した方の手を使い、物凄い握力でリッキーの腕を掴んだのでビビった彼は逃げ出して隠れました。
何しに来たんだよ
その直後にJTとウィーラーがデッドガールとやりに来たのですが、デッドガールは自由になった腕でJTをぶっ飛ばして猛烈に暴れます。
何とか二人がデッドガールを取り押さえて拘束している間にリッキーは番線カッターを放置して逃走しました。
逃げる際の音がバレたので「リッキーお前だな!余計なことすんな!」とJTはドアを開けて猛烈に怒鳴ったのですが、どこに犬が突っ込んで来たので、急いでドアを閉めました。

その後ウィーラーは「10ドルでいいもの見せてやる」と学校で商売を始め、リッキーが詰め寄っても悪びれる様子もありませんでした。
JTは地下に入り浸って学校に来なくなっていたので、リッキーは「あいつがこのまま来なかったらバレるぞ」と言ったのですが、ウィーラーは「あんな奴がいなくても家族ですら気にしない。気にしてるのは俺らだけ」と断言するのでした。
この台詞がリッキー達の立場を現してる気がするんですが、だったら周囲に必要とされる人間になればいいじゃんって思いました。
そしてJTは一晩中やりまくっていたのですが、ウィラーに性器が乾いて来たからここに挿れよう!と銃で開いた穴に挿れようと誘っていました。

リッキーは体育館でバスケをしていたジョアンと話す機会があったので「12歳の時にキスしたよね。今度デートしない」と誘ったのですが、既にジョニー(アンドリュー・ディパルマ)という彼氏がいるジョアンは「そんな前世の話されても…」とブロックするのでした。
そしてその放課後、リッキーはジョニーに「人の女をじろじろ見るんじゃねえ」とボコられ、ジョアンが「やめなさいよ」と止めに入るという情けないことになりました。
ジョニーの友人ドワイヤー(ノーラン・ジェラード・ファンク)に一緒にボコられて鼻血塗れになったウィーラーは「俺には超イケてる専属娼婦がいるんだぞ!お前の女なんか見るか!」と叫び、ジョニー達に「じゃあそこに案内しろ」的にリッキー共々車のトランクに放り込まれてしまいました。
なんでそうなるのかイマイチわかりませんでした。

地下に案内させられたリッキーは「さっきのは出鱈目だ」と取り消し、バットでボコられて気絶します。
リッキーが息を吹き返すと、その間にジョニー達はデッドガールの所にご案内され、JTから「この女はSM趣味なんだぜ」と説明を受けていました。
ジョニーは「わかったからいいや」と退散しようとしたのですが、ドワイヤーは「せっかくだから」とやろうとします。
そしてジョニーはリッキーをチラ見しながら「いや、俺は専用の穴あるし」とジョアンに聞かせたくなる台詞を吐いて引き揚げようとしたのですが、リッキーは「じゃあ口でしてけば」と挑発したので乗ってしまいます。
デッドガールが笑ってるのがなんとも…

案の定ジョニーはチ〇コ噛み千切られてしまったのでデッドガールをボコボコにし、ドワイヤーは「病院行こう!警察も!」と言い出したのですが、JTが「レイプした女に噛まれましたって言うのかよ?裁判になってもレイプじゃないって証明できるの?」とツッコんだので同罪になるのを恐れてスゴスゴと引き下がりました。
そしてリッキーとウィーラーはJTとひとしきり口喧嘩の末に引き揚げました。
その後、リッキーはジョニーの件を謝罪しにジョアンに会いに行ったのですが、「私はジョニーと付き合ってるんだから受け入れて!あんたと一緒にいるところを誰にも見られたくないから」的に追い返されました。
「人が見てても別にいいじゃないか」とか言ってるところがリッキーのキモさだと思います。

リッキーは「やっぱり通報しとけばよかった」等とうじうじとしていたのですが、JTはデッドガールに化粧したりして地下生活をエンジョイしていました。
また、ドアを閉め忘れていたので、あの犬が侵入しJTを襲おうとしたのですが、たまたまデッドガールの上に乗ってしまったために噛み殺されていました。
こうして地下室の危険はデッドガールを除いて無くなりました。

感想

これは普通です。
地下にゾンビっぽい謎の女性がいて大変!という内容です。
ゾンビはあまり関係なくてそれを取り巻く周囲の青春映画という感じです。
子供に特有の独占欲や支配欲というものが上手く描けてるようで胸糞悪くなります。
少し長く感じましたが、テンポは悪くない感じでサクサク観られました。

ホラー的な演出はあまり無いのですが、雰囲気いいシーンはありましたので普通のホラーも行けそうな感じです。
演出は概ね悪くない感じでした。
登場人物の性格が急変してしまうトリガーがちょっと弱いかなという感じです。
それとも童貞男っていつでもHできると頭おかしくなるんでしょうか?

結局のところ、デッドガールの正体は何だったのか等は一切語られません。
この人はいつも全裸で縛られてるので可哀想。
そして下からのアングルだといつもボカシが入るという。

登場人物は全員クソガキという感じで、何も考えてなくて、現状を変えたかったら努力しろと言いたいです。
その中でもウィーラーがぶっ飛んだバカなのですが、この子は振り切ってて面白いと思いました。
ジョニーまで嫌な奴のはウケました。
こういう人は普通親切だったりするもんですけど、ジョアンの性格が悪くて余裕無いんでしょうか?

この映画若手が多いのですが、演技は上手かった気がします。
特にリッキーとJTは性格の変化が良く現れていました。

これはゾンビ映画好きというよりブラックな青春映画好きな方向きではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

ある日、授業を受けていたジョニーは気分が悪くなってトイレに行ったのですが、そのまま腸を肛門からひり出して絶叫して倒れました。
ジョニーはゾンビのようになったのでドワイヤーは地下に行ってデッドガールの拘束を解き、病院に運んで警察に行こうとします。
しかしデッドガールに噛まれてしまい、JTに捕まります。
一方、リッキーは中途半端にバットでポコンポコンと家具を殴り、憤りを表現していました。

その夜、JTは「感染するのか!いいこと聞いたじゃあ女増やそう」とウィーラーと共に町に繰り出し、スタンドで女性を拉致することにします。
ということでウィーラーが「いいはっぱあるよ」とムチムチした女性を車に誘導し、トランクを覗き込ませて背後からレンチで殴りつけました。
ところがこの女性は頭から血を流しながらも一向に怯まず、鉄拳パンチでウィーラーをぶっ飛ばずとJTにマウントを取ってボコボコにします。
そしてウィーラーのお金を奪うと「ざまあみろ!このクソガキども!」と叫びファ〇ク連発しながら自分の車で引き揚げました。
すげーすっとしました。もっとボコってもいいくらい。

ウィーラーは「まじあの女強すぎない」と鼻血出しながら笑い転げていたのですが、そこに「お前らジョニーに何かしただろ」とジョアンが怒鳴り込んで来ました。
渡りに船ということなのかJTは「じゃあ案内してやる」とジョアンを車に乗せました。
私なら乗らないで学校とかで問い詰めますが…そう考えるとジョアンがここに来ること自体おかしい気がします。
一方、リッキーは全ての元凶であるデッドガールの首を斬ろうとデカいナタを手に地下室に侵入していました。
そしてデッドガールの後ろに縛られているジョアンを発見したので助けようとしたのですが、ジョアンは「あんたの仲間に拉致された」と信用ゼロでした。

リッキーはJT達がゾンビ女を増やそうとしていると知ったのですが、JTは「俺たちみたいなゴミムシでもここでは支配者だよ。ジョアンを助けてお前になんか見返りあるの?ジョアン自由にできるよ」と懐柔しようとします。
そしてウィーラーはフライング気味にジョアンに触り始めたので、ブチ切れたリッキーがナタで彼の手を落としてしまいました。
イスラム教徒かな?
ウィーラーは倒れ、JTは「俺たちコンビじゃないか。現実の世界ではジョアンはお前と付き合う位なら死ぬぞ」的に説得を続けます。
その隙にデッドガールは手の拘束を解き、手始めにウィーラーに襲い掛かったので、リッキーは急いでジョアンの拘束を解いて連れ出しました。

JTはウィーラーの首をナタで落としてからリッキー達を追いかけます。
しかしジョアンは開かない扉の方に逃げ出してしまい、リッキーは必死に「助けようとしてるんだから話を聞いてくれ」と訴えます。
リッキーが他の出口を探そうと一旦戻るとデッドガールはJTの首を噛み千切り、物凄い勢いでリッキーにタックルして走り去りました。
そしてリッキー達が開けられずにいた扉を余裕で蹴破り、外に逃げ出しました。
ジョアンは逃げていたので無事なようでしたが、実はJTが彼女をナタで刺していました。

ジョアンが助からないと判断したリッキーは葛藤の末、JTにジョアンを噛ませることにしました。
リッキーは地下室にジョアンを寝かせて着せ替え人形のように扱い、ジョアンは新デッドガールとなりました。

エンドロールで終了です。

本当にその場のことしか考えてないんですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする