ボディを透明にします 冷たい熱帯魚

冷たい熱帯魚

この素晴らしき世界。

制作年 2010年
制作国 日本
監督 園子温
脚本 園子温/高橋ヨシキ
上映時間 146分
出演
吹越満
でんでん
黒沢あすか

だいたいのあらすじ

社本妙子(神楽坂恵)は今日もコンビニで大量の冷凍食品やレトルトご飯を買ってきてレンジにぶち込んでは夕食にしていました。
妙子の夫で社本熱帯魚店を営む信行(吹越満)はそんな妙子には何も言わず、娘の美津子(梶原ひかり)が食事中に席を立ってヤンキーの彼氏(山根和馬)と遊びに行っても何も言いませんでした。
信行は前の妻を亡くして妙子と再婚しており、美津子と妙子の仲は悪かったのですが、信行は特に取りもったりもしていませんでした。

2009年1月19日午後9時11分、信行は美津子がスーパーで万引きしたと店長のますだ(芦川誠)から呼び出され、土砂降りの雨の中を妙子と車でスーパーに行きます。
スーパーの駐車場には赤いフェラーリがぽつんと停まっており、信行はその斜め後ろに車を停めて妙子と事務所へと急ぎました。
美津子は不貞腐った態度を取っており、ますだは手口が悪質だったので警察を呼ぶと怒り狂っており、信行は「警察だけは…」と口ごもるしかありませんでした。
そこに村田(でんでん)が現れてますだを取り成し、2mのピラルクーが入った等と話をそらせてますだの興味を惹きます。

村田は気さくに美都子に笑顔で「もうやらないよな」等と話しかけ、美津子も笑顔で「うん」と頷いていました。
ますだは仕方なく「村田さんに免じて」と見逃してくれ、何とか信行達は開放されました。
店を出た時には午後10時を回っていたのですが、村田は信行が同業者だと知り、「よかったらうちの店を見に来ませんか」と誘いました。
駐車場のフェラーリは村田のものであり、信行達はその後ろをついて行きました。
村田は「アマゾンゴールド」なる熱帯魚店を経営しており、広々とした店内はまるで水族館のようでした。

気さくで陽気な村田は人の心を掴むのが上手いようで、店内を案内させる頃には美津子だけではなく妙子も笑顔になっていました。
なお、妙子は劇中で初めて笑顔を見せています。
信行はアロワナや珍しい淡水エイ等を眺めていたのですが、そこで村田の妻・愛子(黒沢あすか)と出会い、村田に紹介されます。
愛子場末のキャバ嬢みたいでウケます。
村田は美津子をここで働かせたらどうかと言い出し、これから信行の店を見せてくれないかと言い出しました。
信行達がアマゾンゴールドを出た際には時間は午後10時55分になっていました

その後、村田夫妻は社本熱帯魚店を見て回り、信行の趣味の天体の話等をしてから引き揚げました。
その深夜、信行は妙子と美津子が仲直りして三人で団欒する妄想を抱くのでした。
ここでタイトルが出ます。

1月20日の午前9時45分、アマゾンゴールドの店員6名は店名タンクトップに迷彩ホットパンツという姿なのですが、今日から美津子はこの6名と共に働くことになりました。
信行は一足先に帰ることになり、その際に美津子の世話役のさわだ(瀬戸夏実)なる女性から自己紹介されました。
村田は美津子を入寮させた後に事務所で待たせていた妙子の身の上相談に乗りながら誘惑し、突然暴力的な一面を見せて妙子をレイプしたのですが、妙子はMだったのか喜んでいました。
BGMがマーラーの巨人だというw
完全に妙子を愛人にした村田はしれっと信行の店に妙子を送り届け、妙子は村田に懐柔されたのか信行に輸入熱帯魚を養殖させて儲ける話を持ち掛けます。

1月21日の午後2時50分、信行はアマゾンゴールドを訪ね、美津子に声を掛けたのですが、ガン無視されました。
そして村田はビジネスパートナーの吉田(諏訪太朗)と顧問弁護士の筒井(渡辺哲)を紹介されました。
アロワナを養殖して儲けようという話だったのですが、信行は完全に出資者として紹介され、村田と筒井はグルになり、アロワナを一匹1000万で吉田に売りつけようとしていました。
吉田はせいぜい100万くらいと投資には乗り気ではなかったので、村田は突然態度を変えて「じゃあ社本さんと組むから帰っていい」とキレ始めます。
信行は村田と席を外し「私はまだ話を聞きに来ただけ」と自分の立場を説明したのですが、村田は「投資しなくていい。お金は吉田さんが出す。魚の専門家として吉田さんを安心させて」と依頼します。

こうして信行は詐欺の片棒を担がされたのですが、会議室に戻ると吉田は既に筒井と契約書を交わしていました。
筒井もめっちゃ悪そうです。
早速お金を受け取った村田はご満悦で愛子が愛想よく栄養ドリンクを差し入れます。
栄養ドリンクを飲んだ吉田は急に苦しみ始めるのですが、村田は乱暴な口調で「俺は誰がいつ死ぬのかわかる。自分で決められるからだ」的なことを信行に怒鳴ります。
背後で涼しい顔で雑誌読んでる愛子もいい味出してます。
そして村田は「お前もこいつみたいになりたいか」「美津子は元気か」等と信行を脅迫し、その間に吉田は死亡しました。

村田は「これで58人目だけど俺は捕まらない。年季が違う」的なことをのたまい、愛子が立ち上がって軍手等を用意します。
そして愛子にも怒鳴られつつ信行は吉田の死体遺棄の手伝いをさせられます。
午後4時22分には死体は毛布でくるまれ、信行の車の荷台に乗せられました。
午後9時には後部座席の村田の指示でどこかの山にある教会のような建物の前に車を停めさせられました。
そして村田と愛子は「いい人を亡くした」等と談笑しながら浴室に運んだ吉田の遺体を解体し始めます。

解体が終わると村田は外で待機していた信行を呼び、「この時計高いからお前にやる。一年くらいは着けるなよ」と笑いながら吉田の時計を渡しました。
信行は村田夫妻のコーヒーを淹れることになり、愛子はバラバラの死体をビニール袋に包み、村田は浴室や凶器の清掃をしました。
村田夫妻はひと風呂浴びて血を洗い流してコーヒーを呑み、村田は「ここは俺のイカレ親父の家だった」と身の上話をしました。
そして信行は今度は吉田の骨をドラム缶で燃やす手伝いをさせられます。
村田は骨に醤油をかけさせ、「吉田元気でなー」等と骨に声を掛けつつ灰になるまで燃やします。

1月22日の午前6時20分、村田は付近の川にビニール袋に詰めた肉片をバラバラにして撒きました。
その後、村田は灰を山中にまき散らし「はい。おしまい」と叫ぶと「家族を幸せにしたかったら俺に従え」的に信行を脅しました。
そして信行は昨夜は村田と一晩中呑んでいたということにし、近所のコンビニで買ったビールをがぶ飲みしながら帰宅しました。
家に戻ると妙子がシャワーを浴びていたので信行は「今まで俺が悪かった」と土下座して謝罪し、最近ずっと拒まれていた肉体関係を結びました。
信行は村田化してきたんでしょうか?以前の彼ならこんなことは言わないような…

1月29日午後2時15分、信行が村田を訪ねると見知らぬ金髪の男(裴ジョンミョン)も居たのですが、どうやらこの男も村田一味のようで筒井も村田と一蓮托生のようでした。
信行は「美津子を家に戻そうと思います」と持ち掛けたのですが、やはりはぐらかされてしまいます。
アマゾンゴールドは吉田が失踪したので弟分たち(三浦誠己、阿部亮平)に怪しいと疑われており、脅迫電話を受けていました。
信行は美津子に「家に戻ってくれないか」と直談判したのですが、「あんな売女のいる家に戻れるか」と激しく拒絶されます。

その後、信行は村田と愛子の指導の下「吉田を最後に見たのは、先週の木曜で、その際の村田から魚のキャンセル料450万円を支払い済み」と証言する練習を何度もさせられます。
愛子こえー
その帰り道に筒井の車に乗せられた信行は先ほどの金髪が筒井の部下オオクボだったと知りました。
それはそうと車には愛子も同乗することになったのですが、筒井は「村田はもう終わりだから俺と組まないか」的なことを言い出します。
実は筒井は愛子と愛人関係にあり、これ以上面倒なことに巻き込まれるのが嫌な信行は沈黙を貫いていたのですが、筒井に車から引きずり降ろされ「返事しろよコラ!」と暴行を受けます。

筒井はわざわざ社本熱帯魚店を訪ねて信行に脅しをかけてから引き揚げます。
そんなことは知らない妙子は明るく応対していたのですが、そんな彼女を愛子は冷ややかな目で見つめていました。
信行は耐えられなくなり、妙子を連れてプラネタリウムへと向かい、現実逃避をするのでした。
二人は出会った当時の思い出話などをして盛り上がるのでした。

1月30日の午後2時8分、吉田の弟分が手下を沢山連れてアマゾンゴールドに乗り込んできました。
信行はキャンセル料の件を証言し、村田は愛子と泣き真似をしながら知らぬ存ぜぬを繰り返します。
筒井が「皆で吉田を捜すしかない」と場を纏め、仕方なく吉田の弟分は納得できないまま引き揚げました。
村田は彼等を見送ると「いざとなったら彼等のボディも透明にしちまえばいい」等と筒井と笑い合っていました。
そして信行は「お前、今日60点くらい。なかなかよかったよ」と村田に叩き出されました。

信行が車に乗り込もうとしていると川尻(坂田雅彦)という刑事が接触し、村田の周囲で妻子を含め30人以上の人間が行方不明である件を話しました。
そして川尻は前に村田の手伝いをしていた助手も行方不明であると打ち明け、自分が接触したことは内緒にしないとあなたも行方不明になるかもと言いつつ、連絡先を置いて行きました。
信行はしばらく車内でプラネタリウムのこと等を考えて現実逃避していたのですが、村田が「さっき誰と話してた」と怒鳴りこんできました。
村田は信行に尾行してくる県警の車を撒くよう指示し、仕方なく信行は強行右折で尾行を撒きました。

午後5時23分、村田は信行に筒井の家まで運転させました。
てっきり不倫現場を押さえる流れかと思ったのですが、筒井はベッドの上で死亡しており、村田は「どうしたー何があっても水に流してやるー。今救急車呼んだー」と白々しい芝居をしつつ筒井に近づきます。
そして「お前らなんかしただろ」と詰め寄るオオクボにドリンクを呑ませ、愛子と協力して電話コードで絞殺しました。
オオクボの金髪はヅラだったのですが、村田が「こういうの無駄遣いって言うんだよ!バカヤロー」と叩きつけてるシーンでウケました。
というよりこのシーンBGMがハワイアンでシュールすぎます。
それはそうとして筒井が嵌められてたとは愛子恐ろしいです。

信行はまたまた死体処理の手伝いをさせられます。
一生懸命に死体を車に積み込む村田と愛子の姿を観ていると「大変だなあ」と恐ろしいことを感じてしまいます。
ということで山の中の一軒家で解体作業が始まり、信行はまたまたコーヒー係になりました。
例によって村田と愛子は楽しそうに「筒井と愛子はやっちゃった♪」等と楽しそうに解体をしており、信行は村田から「俺たちがいなくなったらお前が一人でこれやらないといけないから、たまには見学するか?」とズレたことを言われます。
そして村田は「最低でも唐揚げ位に肉を切り刻む、骨と肉は完全に分ける」と人間のボディを透明にする方法を伝授します。
尚、筒井は村田を強請ろうとして逆に殺害されたと判明しました。

感想

これはヤバいです。とても面白いと思います。
埼玉県愛犬家連続殺人事件をベースにした話なのですが、人生哲学というかそんな内容にもなってます。
長めの作品でドラマ描写が多いのですが、そのドラマ部分がネタも多くて退屈しませんでした。
それでいてスプラッター描写もあったりして後半は血みどろの展開です。
かなり強引な展開もあり、いくらバカなJKでもそう簡単に見ず知らずのおっさんには懐かねーよとか色々あります。
妙子のM展開とか何だったんでしょうかw

そしてこの映画はグロもありますが、なんだかエロいです。
直接的なシーンは少ないんですけど生々しいというか、目を背けてしまいたくなるような気がします。
暴力的とかそんなわけでもないんですが、なんででしょうね?
でも後半の信行と愛子のHシーンは村田の発言もあってか大爆笑してしまいました。
尚、この映画は愛子も妙子も谷間を見せつけていてもれなくHです。

村田がヤバいと思われ、このおっさんは本当にその辺にいそうな感じです。
そんな陽気なおっさんが「ボディを透明にする」とかのたまってるのが本当に怖いです。
更に場末のキャバ嬢みたいな嫁もヤバいという。
この人達は不思議な人達で人を殺すのは平気なのですが、一応相手のことを人間だと思ってるみたいで、シリアルキラーとかそういうものではないようです。
どうも邪魔になるとすぐ排除してしまうという流れのようで、また、元々相手を思いやる気持ちも無いようです。

ぶっ飛び過ぎてるし自己中なので感情移入はできないのですが、この映画は村田夫妻が非常に魅力的です。
特に解体中の会話や村田がポロっとこぼすヤバい発言等は非常に面白くて笑ってしまいます。
私は個人的には村田のようなタイプは非常に苦手なのですが、この映画だとなぜか魅力的に見える不思議。
信行が「はい。はい。」って従ってるシーンは最早コメディなのではないかと思います。
村田は考え方もしっかりしていて、後半の「自力でなんとかしろ」的な台詞はなかなか共感できるものがあり、この夫婦はヘンな宗教に騙される確率低いと思います。
ただ言うほど自力でやってないでしょ?人を上手く利用してるだけでしょってツッコみたい面もあります。
あと、意外と愛子は村田に依存している面もあったのかな?とも思いました。

かたや信行には全く魅力がなく、冒頭の冷食を籠に放り込んでチンしているシーンや食事シーンだけで家庭が崩壊しているとわかります。
妙子は冷食でさえ作るの面倒くさそうで、この家族には一切笑顔がありません。
食器も食器洗い機にぶち込み、レンジで2分でご飯だったので、食洗機あるなら炊飯器買えよと声を大にして言いたいです。
信行は問題からは目を背けるタイプなので私の目には全く魅力的に映らないのですが、妙子は信行のロマンチストな性格に惹かれたそうです。

妙子も自力では何とかしないタイプのようなのですが、熱帯魚の世話はきちんとしているし、大好きな煙草も外で吸うようにしています。
あたしは努力してるんだからお前もなんとかしろよ的なことで信行に憤っていたようです。
最初はHも拒んでいたのですが、信行が村田の仕事を手伝うようになると笑顔を見せるようになります。
流されやすい人みたいですが、谷間は凄いです。

日付と時間の演出の意図がイマイチ良くわかりませんでした。
最後に早送りみたいになるのですが、あの辺は何かのカウントダウンだったのでしょうか?

これはベースの面白さに役者の名演が絡んだ奇跡の作品だと思います。

ラストまでのあらすじ

1月31日の午前6時50分、信行はコマ切れの死体の肉を川に投げ込む作業をさせられました。
そして「ご褒美に愛子とやる?」と村田に言われた信行は「あんた何言ってんだ」と流石に呆れたのですが、村田は「善人面するな」と怒鳴り付けます。
そして村田は「美津子が家を出たのも、家庭が崩壊しているのも全てお前が自分の力で何もできないから」と説教します。
恐ろしいことにこれは一部正論だと思ってしまいます。
更に村田は妙子を抱いたことを明かして信行を怒らせ、自分を殴らせるのですが、結局信行は泣き出してしまいます。

そして村田は「お前は共犯者なんだから愛子とやれ!」と命令し、その場で逆レイプされてしまいました。
このシーン爆笑します。村田は愛子に「自分から刺せ」とか指示したりしてます。
激しく自分から腰を振り始めた信行はボールペンを手に取り、愛子の首に深々と刺しました。
そして今度は村田に襲い掛かり「社本君、ちょっと痛い」等と言われるのをお構い無しにブスブスとボールペンを刺します。
村田の台詞ウケます。
村田は動かなくなり、愛子はそれを見てげらげらと笑い転げていました。

信行はまだ生きていて「おとうさんおかあさんごめんなさい」等と言っている村田をあの教会のような家に運び、愛子に止めを刺すように命じました。
愛子はTVを叩きつけて村田の頭を潰し、信行は「俺が村田の代わりだ。お前は俺の女だ」と愛子に宣言し、村田のボディを透明にするよう指示しました。
午前11時35分には信行はアマゾンゴールドに行き、美津子にビンタして無理矢理連れ帰りました。

そして信行は美津子に先に帰ってろと命じ、車から叩き出しました。
家では美津子と妙子が無言で睨み合っていたので、帰宅した信行は妙子に「食事の用意をしろ!」と怒鳴り付けました。
その後冷凍ピラフで食事が始まったのですが、美津子の彼氏が迎えに来たので、信行は「食事中だぞ。家出るな」と命じ、強行的に外に出た美津子を彼氏の車に突き飛ばしてKOし、彼氏もKOしてボコボコにしました。
信行は美津子を引き摺って家に戻り、茫然と立ち尽くしている妙子に「座れよ」と怒鳴りつつ食事を再開します。

そして信行は妙子に「お前村田と寝ただろ。俺と結婚して失敗したと思ってるだろ」と詰め寄り、妙子に「時間返して欲しい」と言わせます。
信行は妙子をレイプし、息を吹き返した美津子もパンチでKOしました。

午後12時5分信行は家を出て車で移動し、午後2時45分には川尻に連絡し、「はらきり山の頂上の山小屋で愛子が村田をバラしてる」と伝えます。
午後3時34分、信行は小屋に戻り、「半分終わったよ」と笑顔で語る愛子の頭を鈍器で殴り付けます。
村田の血糊で足を滑らせた信行は「なんで痛いことすんのー愛し合おうよ」と馬乗りになって来た愛子をビンタしたので二人は血まみれで壮絶なバトルを繰り広げます。
結局、愛子がマウントを取り、刃物を振り上げたのですが信行を刺すことができず、逆に脇腹をざっくりと刺されてしまいました。
愛子は半分残っている村田の死体に寄り添って息絶えました。

午後4時24分、川尻達が駆け付け、血まみれで放心状態で座っている信行から「中です」と誘導されます。
小屋の中に飛び込んだ川尻達は内部の惨劇に驚愕していたのですが、川尻の車には妙子と美津子も乗っていました。
信行が手を振ると妙子は車から降りて走り寄り、信行に抱き着いたのですが、信行は彼女の腹に持っていた包丁を刺しました。
妙子は直ぐに動かなくなり、
こんなに直ぐには死なないと思います。
信行は「お前は一人で生きられるよな?」と包丁を手に美津子に迫って切っ先で彼女を刺し、「痛い!止めろ!」と訴える彼女に「人生ってのは痛いんだよ!」と叫びました。

そして信行は包丁を自分の首にあてがい、バッサリと切って自害してしまいました。
美津子は死亡した信行の顔を覗き込み「やっと死にやがったクソじじい!」と吐き捨てると「起きてみろ!起きろよ!」と爆笑しながら蹴り付けるのでした。

宇宙から見た地球が映し出され、エンドロールで終了です。

最後の地球のアップは劇中の村田と信行の台詞を表現したもののようです。
ロマンチストな信行に村田は「お前から見れば地球は丸くて光る物体かもしれないが、俺に言わせれば只の岩だ!」的に吐き捨ててました。
信行ずっと観ていて悲惨でしたが、最後に思いっきりやれてよかったような気がします。
結局、どんなことでも自力で立ち向かって解決しないと何も改善はしないですよね。
いつか良くなるだろう等と考えていても仕方ないし。
気付いた時には既に遅く、自分が求めていたものはとっくの昔に失われていたという。
でも何もしないよりは何かした方がずっといいのではないかと思います。
たとえ悲惨な結果に終わったとしても…

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