色々奪われてます 真昼の用心棒

真昼の用心棒

故郷に戻ったらひどい目に遭う話

制作年 1966年
制作国 イタリア
監督 ルチオ・フルチ
脚本 フェルナンド・ディ・レオ
上映時間 90分
出演
フランコ・ネロ
ジョージ・ヒルトン
ニーノ・カステルヌオーヴォ

だいたいのあらすじ

金持ちの息子で残虐なスコット・ジュニア(ニーノ・カステルヌオーヴォ)は原っぱで男を追い立てて犬に追わせ、仲間たちと人間狩りをしています。
犠牲者の男は必死に逃げたものの川で犬に追いつかれ、たちまち噛み殺されていました。

故郷を離れて砂金堀りをしていたトム・コーベット(フランコ・ネロ)は故郷のキャラダインから「至急故郷に戻れ」という手紙を受け取ります。
「どういうことなんだ」と問い詰めても手紙を盛って来たヴィンセントは「俺は何も知らない」と怯えた表情で話すだけで、同行を拒否して逃走してしまいました。
トムの実家は兄のジェフが継いだ牧場で、トムは相続を放棄する代わりにたまに送金してもらっていました。
仕方なくトムは職場のマレーに事情を打ち明け、馬に跨って故郷の牧場へと戻ります。

ということで故郷・ララミータウンに戻って来たのですが、なぜか牧場はスコットなる人物に乗っ取られていました。
仕方なく鍛冶屋をしているというジェフを捜しに町に出たのですが、ララミータウンはスコット酒場やスコット銀行まであり、町全体がスコットに牛耳られているようでした。
その後、スコット(ジョン・マクダグラス)がジュニアと仲間を連れて通りに現れたので住民は一斉に逃げ出していました。
スコットは「搾取が酷いので町を出る」と馬車に乗った一家を説得しに来たのですが、「墓が無いので残る理由も無い」と言う一家に対し、ジュニアは「じゃあ墓作れ」と息子を射殺していました。

トムはスコット一味のあまりの残虐振りに唖然としていたのですが、ジュニア達はそのまま奇声を上げて引き揚げました。
その後、トムはジェフ(ジョージ・ヒルトン)を訪ねたのですが、彼は乳母のメルセデス(リナ・フランチェッティ)と一緒に住んでおり、昼間から飲んだくれて自堕落な生活を送っていました。
トムが「どうしてこうなった!」と詰め寄ってもジェフは何も返答せず、それどころか「さっさと帰れ」と言い出し、メルセデスも「あなたが居ると争いが起こるから…」と早く立ち去るように言います。
仕方なくトムはその晩はジェフの小屋に泊まり、翌日にキャラダインを捜して酒場に向かいました。

酒場にはジェフが現れ、スコットの農場の連中に手を出して袋叩きにされていたのでトムは見かねて加勢しました。
トムは農場の連中をバタバタと殴り倒すのですが、なぜかトムには手を出さずに引き揚げます。
相変わらずジェフは「町を出て行け」と繰り返すのですが、トムはようやくキャラダイン(ジョン・バーサ)の家を突き止めて訪ねました。
しかしキャラダインは話をする前に妻子と共にスコット一味らしき襲撃者の手で射殺され、「スコット…」と言い残して死亡しました。
相変わらずジェフに真相を問い詰めても何も話してくれず、「お前は連中には撃たれないだろう」と謎めいたことを言うので、トムはスコットに話を聞くことにします。

実はスコットはジュニアの残虐さには手を焼いていたのですが、既にコントロール不能となっていました。

その後、トムは何かとお金をせびってくる葬儀屋(チャン・ユー)にスコットの行方を尋ねたのですが、教えてもらえませんでした。
トムはジェフに声を掛け、一緒にスコットを捜してくれと依頼したのですが、驚くことにOKされました。
ということでスコットの家捜しを始めたのですが、早速手下の妨害を受けたので、ジェフは「お前が殺したことにしろよ」と言いつつ、馬の横腹に足でしがみついたまま銃を撃つという曲撃ちで手下6名を片付けてしまいました。
その後もジェフは手下をバッタバッタと倒したのですが、「あとは一本道だから一人で行けるだろ」と急に町に引き揚げてしまいました。

トムはとうとうスコットの屋敷を突き止め、手下を倒しつつお金持ちのパーティー風の席にいるスコットに歩み寄ります。
スコットは「話がしたい」というトムに「日を改めて」と告げ、ジュニアがトムを追い払おうとします。
トムはジュニアをぶっ飛ばすのですが、ジュニアはムチを出してきてトムをビシバシとむち打ちしました。
あまりの残虐さにスコットはジュニアを止め、トムはそのまま叩き出されてフラフラと帰路に着きました。

感想

これは普通です。そしてまともです。
砂金堀りをしていた男が故郷に帰ったらヤバいことになってたという内容です。
復讐ものなのですが、意外とお話が普通だったのにびっくりです。
そして演出はやはり上手いのでガンアクションとか普通にカッコいいという。
全体的にはまあまあ楽しめる気がしました。

トムもカッコいいのですが、ジェフが美味しい所を持ってってる気がしました。
あと、ジュニアの残虐さもなかなかでパーティーに呼ばれてた連中も頭おかC感じでした。
たまに出てくる中国人だという葬儀屋が「孔子曰く…」とかのたまいながらお金をせびるのがネタパートみたいです。
どうやらトム役の人はマカロニウェスタンでは有名な人のようです。
裏ジャケに「大回転ワゴン撃ち」なる謎の必殺技が書いてるんですが、これはどうも後半で見せた空中回転後の射撃のようです。

なんか全然フルチ映画という感じがしませんでした。

ラストまでのあらすじ

満身創痍でジェフの小屋に戻ったトムでしたが、小屋は直後にスコットの手下の襲撃を受け、メルセデスが射殺されてしまいました。
普段は軽口ばかりで自堕落なジェフもこれには悲しみを露わにし、憤った彼はスコットに殴り込みをかけようと準備を始めます。
そして早速手下に囲まれたのですが、ジェフからスコットはお前の父だと衝撃の事実を聞かされ、手下からはスコットが話があると言っていると知らされます。
廃墟に陣取ったトムはそこにスコットを連れてくるよう指示し、間もなくスコットが現れました。

スコットは自分がトムを呼び寄せたことを打ち明け、財産を譲るから一緒に暗そうと持ち掛けます。
なお一連の事件はスコットではなくジュニアの仕業でした。
しかし直後にジュニアの手下によりスコットは射殺されました。
ということでトムはジュニアに復讐することにしたのですが、ジェフは「俺は行かないよ」と引き揚げました。

しかしジェフは移動中に手下から狙撃されそうになっていたトムを助け「気が変わったから手伝ってやる」と同行します。
二人はジュニアが籠城する牧場に殴りこんだのですが、既にジュニアはスコットの側近は皆殺しにしていました。
トムは正面から飛び込み、ジュニアの手下二名を射殺して攪乱しつつ内部に飛び込みます。
高台に陣取ったジェフがトムを援護して次々に出て来た手下達を射殺しました。

接近戦になったトムは馬車の後ろの荷台に飛び乗って机で防御している部下の群れに突っ込み、空中で前転して背後に回って一掃するという大技を披露しました。
この人達のリボルバーは弾無限みたいです。
トムはジェフと共に手下をバッタバッタと射殺し、とうとう手下が一名になったジュニアを追い詰めます。
そしてとうとう最後の手下を片付けたものの背後からジュニアに撃たれそうになっていたトムを見て、ジェフはジュニアの銃を弾いて助けます。

ジェフはビビるジュニアに向かって威嚇射撃を繰り返して遊び、トムはガンファイトではなく素手でジュニアと決着を着けようとします。
二人は住居を繋ぐ渡り廊下の上でもみ合いになり、トムが落とされそうになったのですが、逆にジュニアの足を掴んで落下死させました。
復讐を終えたトムはジェフと合流するのでした。

finマークの後にエンドロールで終了です。

テーマソングカッコいいですね。
特典は英語版のオープニング映像でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする