トラックものです ロードキラー マッドチェイス

ロードキラー マッドチェイス

恐怖のドライブを楽しもう…

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 ルイス・モーノウ
脚本 ジェームズ・ロバート・ジョンストン/ベネット・イェーリン
上映時間 91分
出演
ニッキー・エイコックス
ニック・ザーノ
カイル・シュミット

だいたいのあらすじ

前作です。

映画ロードキラーのネタバレ紹介と感想です。

トラッカーの溜り場っぽいドライブインにデカいトラックが停めてあったので娼婦が乗り込んで値段交渉を始めたのですが、運転手が気味の悪いことばかり言うので「冗談じゃない」と降りようとします。
運転手は「窓から降りろ」と指示し、ドアがロックされていたので娼婦は「イカレ野郎!」と悪態を吐いて窓から身を乗り出すのですが、途端に運転手が窓を閉めて娼婦を拘束し、そのままトラックを発進させて路上のトラックに彼女の身体をぶつけました。
ということで娼婦の首は千切れて宙を舞いました。
掴みは凄いです。

メリッサ(ニッキー・エイコックス)と恋人のボビー(ニック・ザーノ)はメリッサの妹ケイラ(ローラ・ジョーダン)と共にラスベガスに移動していました。
メリッサはスーパーナチュラルのメグとかえじきの悪女やってた人ですね。
途中のスタンドでケイラがネットで知り合ったというニック(カイル・シュミット)が無理矢理合流したのですが、メリッサとボビーはチャラ男のニックに嫌悪感を抱きます。
一行はニックの提案で近道をすることにしたのですが、ケイラが全く車を整備していなかったのが原因でエンストしてしまいました。

仕方なく徒歩で進んでいると民家を発見したのですが、ニックはガラスを割って勝手に侵入し、中で悲鳴を上げたのでボビーがドアを破りました。
しかしニックの悲鳴は悪戯で皆は再びニックへの不信感を募らせます。
家の中には誰もおらず、長期間放置されているようで電話も使えませんでした。
付近の納屋で車を見つけたので借りようということになり、反対するメリッサをボビーが「近くの町まで行ってレンタカーを借り、明日お金を乗せて返そう」と説得しました。
念のためメリッサは携帯番号を書いたメモを残し、一行は出発しました。

その深夜、メリッサ達は車を借りた家には主が戻って来たのですが、それは冒頭の殺人トラッカーでした。

翌日、モーテルに宿泊していたメリッサ達は付近の町にレンタカーを借りに移動し、道中でトラッカーの溜り場のようなダイナーに立ち寄りました。
ニックはそこでトラッカーを侮辱するような発言を聞えよがしに吐いたのですが、トラッカー達は相手にしませんでした。
メリッサはボビーがトイレから戻らないことを心配していたのですが、メリッサの携帯には電話が架かって来ました。
それはボビーを連れ去ったという殺人運転手からの電話で、メリッサが慌ててトイレに走ると果たしてボビーは消えていました。

殺人運転手はラスティ・ネイルと名乗り、車に積んであった無線で自分のトラックと通信するように指示します。
続いてラスティは全員の携帯を車の前輪で破壊するように命じ、監視されていると判断したメリッサは指示に従いました。
ラスティは先ほどダイナーの駐車場を通過する際にケイラに中指を立てられていたので、今度は「生意気な中指を切断して持って来い」と指示しました。
ケイラは「自分の責任だから」と遺体安置所に侵入して死体の中指を切断しました。

メリッサは中指を持ってラスティとの待ち合わせ場所に行き、トラックの前で下着姿になるよう指示されます。
仕方なくメリッサは指示に従い、中指をトラックのドアのステップに置いたのですが、トラックの運転手はラスティではなく無線でここに誘導された別人でした。
恥をかかされたメリッサは「どういうことだ」と無線連絡したのですが、反対に遺体安置所で中指を入手したことを咎められました。
そしてラスティは「新鮮な指とはこういうものだ」とダッシュボードを開けるように指示し、メリッサが確認するとボビーの指が入っていました。

ラスティ(マーク・ギボン)は道中でバーに立ち寄ったのですが、その際にトラック内のボビーに気付いたバーテンが彼を救おうとします。
しかしラスティがトラックに戻ってきたのでバーテンは顎を切断されて殺害されました。

その後、「もう一度チャンスを頂戴」とラスティに連絡したメリッサはトラッカー達の秘密の溜り場のような廃工場跡に移動するよう指示されます。
そこでラスティからトランクを見るように指示されたので開けてみると袋に入った女装セットが入っていました。
ラスティはダイナーで「トラック野郎の相手は病気持ちの娼婦だけ」とニックが暴言を吐いたことを揶揄し、「それで女装して溜り場のトラッカー達の前を歩いて覚せい剤をもらって来い」とニックに指示しました。
ニックは「冗談じゃない殺されちまう。第一お前らとは赤の他人」と逃げようとしたのですがメリッサは彼の喉にメスを突きつけ、「やらなければ殺す」と脅しました。

メリッサ達は必死にニックに化粧を施し、外に出したもののトラッカーに連れ去られてしまいました。
「あのトラッカーがラスティに違いない」というケイラの意見でメリッサ達はトラックを追いかけることにしました。

感想

これはイマイチです。
勝手に人の家に入って車を拝借したら相手が殺人トラッカーだったという内容です。
冒頭のインパクトはそれなりだったのですが、なんか微妙です。
テンポもそれなりで悪くないような気はするんですけど。

なんかラスティに万能感があり過ぎなような気がします。
それでいて詰めが甘かったりするのでどういうことなのよと思いました。
彼がなんであんなに情報があるのか?人が一杯のダイナーからボビーを連れ出せるのか等非常に疑問が残ります。
そもそも何でこいつ捕まってないのよ?というのが最大の謎です。
あまりトラックシーンも無く、そんなに迫力も無かったという。

一応演出とかは映画クオリティでグロも頑張ってるみたいでした。
なのでそこまで酷い作品でもなく、そこそこ楽しめたとは思います。

ラスティは殺人ばっかりしてるようなのですが、仕事してるんでしょうか?
お金は沢山持ってるみたいですけど。
あと、ニックが超ウザかったです。

ラストまでのあらすじ

しかし背後から現れたトラックにタックルされ、メリッサ達の車は横転してしまいます。
逃げるためにスピードを出していたので二人はかなりのダメージを受け、先に息を吹き返したケイラがメリッサを起こしました。
ラスティはトラックをバックさせ、逆さまになった車に止めの突撃をしようとしていたので、ケイラはトラックからは死角になっているメリッサに逃げるよう指示します。
トラックが突っ込んで来たのですがケイラは足が抜けなかったので脱出できず、ラスティに向けて中指を立てたまま跳ね飛ばされ、メリッサは何とか脱出しました。

トラックは走り去り、ニックはラスティのアジトに運ばれてボビーと差し向いに座らされました。
そしてサイコロを振らされ、出目に対応した体面相手の身体の部位をラスティが破壊するという嫌なゲームを強制されました。
このゲームの結果、ボビーは片膝をハンマーで砕かれた挙句に胸に真っ赤に焼けたRのネックレスを押し付けられ、ニックは鉄骨を脳天から刺されて死亡しました。

その後、ラスティはトラックの荷台に首吊り状態にしたボビーを固定し、何処かに移動しようとしていました。
そこにメリッサが盗んだ警察のバイクで駆け付けました。
メリッサはスコップでラスティを殴りつけてKOし、ボビーを降ろしてトラックを発車させたのですが、ラスティが連結を外していたのでボビーは置き去りになります。
息を吹き返したラスティはトラックの天井に移動しており、上からメリッサをパンチや掴みで攻撃しました。

とうとう寝台経由で運転席内にラスティが侵入してきたのでメリッサは死なば諸共とばかりに路上のタンクにトラックをぶつけて炎上させ、崖にトラックを向けて自分は飛び降りました。
ラスティは炎上するトラックと共に落下し、爆発炎上しました。
これで生きてたら超人だと思います。
メリッサは自力で脱出してきたボビーと合流し、これで平和が戻りました。

その後、新車のトラックに乗ったラスティは路上で車がエンストして困っていた女性を拾っていました。

エンドロールで終了です。

まだ続きやるつもりなんでしょうか?
特典はメイキングとか入ってました。

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