血を吸うシリーズだそうです 呪いの館 血を吸う眼

呪いの館 血を吸う眼

記憶を手繰り寄せたらひどい目に遭う話

制作年 1971年
制作国 日本
監督 山本迪夫
脚本 小川英/武末勝
上映時間 82分
出演
高橋長英
江美早苗
藤田みどり

だいたいのあらすじ

前作です。

映画血を吸う人形のネタバレ紹介と感想です。

柏木秋子(藤田みどり)は5歳の時に飼い犬を追って海岸の洞窟を抜け、不気味な洋館にたどり着き、そこで吸血鬼のような無気味な男(岸田森)に出会うという悪夢を見ていました。
中学校の教師となった秋子は湖のスケッチをしつつ知り合いの久作(高品格)のボート小屋の付近で犬を散歩させていたのですが、ボート小屋には運送屋(二見忠男)が大きな重い木箱を配達しに来ます。
久作はそんなものを頼んだ覚えは無かったのですが、運転手は荷物を押し付けてさっさと引き揚げてしまいました。
仕方なく久作は去って行く秋子に「あとで寄るから」と声を掛けつつズルズルと木箱を引き摺って小屋に運び込んだのですが、開けてみると中には洋風の棺が入っていました。

その夜、秋子は妹の夏子(江美早苗)に「昼間犬が走るの見てたら、5歳の時の悪夢思い出した。怖い」と打ち明けていました。
その頃、久作は棺を開けてしまい、秋子が夢で見る不気味な男に襲われていました。
その後、秋子の家には恋人で医師の佐伯(高橋長英)が訪ねてきたので夢の話になったのですが、佐伯はよくある症例だと深く気にしませんでした。
そして佐伯が引き揚げることになったのですが、秋子は久作が配達に来ないことに気付いてボート小屋まで送ってもらいます。
秋子はボート小屋に居た無気味男を目撃したのですが。男は問いかけにも応答せずに暗闇に佇んでいたので顔が見えず、怖くなった秋子は退散しました。

その後、佐伯の病院には久作のボート小屋のあるふじみ湖の付近で倒れていたという農家の娘(桂木美加)が運び込まれました。
彼女は全身の血液を失っており、首には二つの穴のような傷がありました。
その頃、秋子は夏子と共に帰宅したのですが、飼い犬の姿が見えなかったので一人で捜しに出ました。
そして付近の叢の中で無残な飼い犬の死骸を発見した直後にゾンビのような顔色をした久作にKOされてしまい、秋子は倒れます。
久作は秋子をボート小屋に運び、不気味な男に襲わせようとするのですが、釣り客が踏み込んで来たので秋子は命拾いしました。

急いで帰宅した秋子でしたが、家には夏子がおらず怖くなった彼女は佐伯に電話して助けを求めます。
その直後に夏子がどこからともなく現れたのですが、なんだか夏子は様子がおかしく秋子は心配になるのでした。
その頃、佐伯の病院では農家の娘がゾンビ顔で病室を脱走し、警備員に追われて非常階段から転落死していました。
そして夏子も家の付近の林を徘徊したりして様子がおかしくなっており、彼女はあの不気味な男に光る眼で操られ、吸血されていました。

翌日、佐伯が訪ねてきたのですが、それはそうとして秋子は「お前、夕べどこにいた」と夏子を問い詰めたのですが、「夢でも見たんじゃないのー」と返答されます。
困った秋子は昨夜の件を佐伯に打ち明け、佐伯は農家の娘の件を話しました。
佐伯はこの湖の周辺でどうも妙なことが起きていると感じ、秋子と共にボート小屋に向かいます。
秋子は「なんで私のこと襲ったの?あの不気味男はなんなの?」と久作に詰め寄ったのですが、ゾンビ顔の久作は「襲ってなどいない。あの人はここのオーナー」と返答するのでした。

そして久作は「今はオーナーはいない!忙しいから帰ってくれ」と二人を叩き出すのでした。
佐伯は「確かにあの男の様子はおかしい」と納得し、秋子の家に戻ると壊れていた勝手口のドアに鍵を付けてくれました。
誰も久作のゾンビ顔にはツッコまないんですね。
その後、電話が鳴って夏子が出たのですが、佐伯は「病院に欠員が出たので至急戻って来て欲しい」と夏子から伝言され、急遽病院に戻りました。
そしてとうとう秋子の家にはあの不気味男が現れてしまい、夏子は完全に男の手先化し、「ご挨拶しなさいよ」的なことを言うのでした。
一方、佐伯は車の後部座席に乗り込んでいた久作に襲われたので車から飛び出し、スパナを手に追いかけた久作は落雷により感電死しました。

その頃、秋子は不気味男に迫られて吸血されそうになっており、夏子は夏子で「お前も私のようになるのだー」的に煽って来ます。
そして秋子は不気味男が鏡に映らないことに気付いたのですが、男は牙を剥き出しにしつつ、とうとう秋子を捕らえました。
どうやら秋子はなんとか逃げ延びたようで、急いで戻って来た佐伯と無事に再会しました。
男は既に消えており、夏子の姿も見えなかったので、二人は最新情報を共有しつつ、ひとまず夏子を捜すことにしました。
それはいいのですが、なんで別行動するんでしょう。
二人は湖畔で倒れている夏子を発見して助け起こしたのですが、やはり夏子の首筋には二つの穴のような傷跡がありました。

佐伯はゾンビ顔の夏子を自分の病院に運ぶことにしたのですが、移動中の車内で夏子は秋子に「私が死んだら直ぐに身体を焼いて」と依頼して息を引き取りました。
夏子は遺体安置所に置かれ、明日の朝にでも佐伯が解剖を行うことになりました。
一連の事件からあの不気味男の正体は吸血鬼に違いないと考えた佐伯は男の正体を探るために5歳の秋子の記憶を掘り起こそうと催眠療法を試みます。

感想

これはイマイチです。
5歳の時の悪夢に悩まされる女性の周囲で怪事件が起こり、吸血鬼が絡むという内容です。
ゴリゴリの展開が多く、どうしてあの状況で無事なの?とかどうしてここに全員集合してるの?とかなり疑問点が多いです。
お話もそれほど面白いものではなく退屈な印象です。

吸血鬼も迫力不足でしょっぱい格闘しかしないのでなんだかなあという感じで、イマイチです。
良かったのは夏子が吸血鬼になっても可愛かった点でしょうか?
誰もゾンビ顔に触れない点はなぜなんだろうと思いました。
誰かが「顔白くない?」とか言い出すような気がしますが、なぜかタブーのようにスルーしてます。

ラストまでのあらすじ

やはり秋子の5歳の時の悪夢というのは実際に起きていた事件で、問題の場所は能登半島にある洋館でした。
秋子は洋館に入ってピアノの前に女性が死亡していた所までは思い出したのですが、その先が思い出せませんでした。
その深夜、やはり夏子は吸血鬼となって復活してしまい、看護師を吸血した後に失踪しました。

佐伯は秋子が5歳の時に迷い込んだ洋館に秘密があると考え、秋子を連れて能登まで車を走らせます。
そして現地に到着した二人は海岸の洞窟を抜けた所でボート小屋に棺を配達した運送屋のトラックを発見しました。
運転手は車内で死亡しており、やはり吸血鬼の餌食になっている証である首筋の傷がありました。
その先に進み洋館に侵入した秋子はここで間違いないと確信し、外国人の老人に救われて助かったことを思い出します。
果たして屋敷の一室にはその老人(大滝秀治)が椅子に掛けて机に向かっていたのですが、既に死亡していました。
どう見ても日本人です。

そして二人は老人が書き残した日記から、老人が吸血鬼の末裔であること、不気味男は老人の息子であることを知ります。
老人の父も老人も吸血鬼にはならなかったのですが、息子は吸血鬼になってしまったそうです。
秋子が現れたのは丁度、息子が恋人を吸血して殺害した所だったそうで、老人は秋子を守って外に連れ出し、その後息子を監禁したということでした。
日記は凄い綺麗な日本語で書いてあるのですが、老人は「自分は日本人ではない」と強調してます。

そこにあの不気味男が現れ、「私は監禁されて死んで復活したのだー」とか言い出し、更に秋子をずっと花嫁にしようと狙っていたのだと打ち明けます。
おまわりさん。この人です。
佐伯はそれに対し「こいつは自分の事を吸血鬼だと信じているキチ〇イ!死人が生き返ったのも催眠術によるもの!」と医師とは思えないことを言い出します。
そして佐伯と不気味男は揉み合いになり、老人が佐伯を援護したので男は折れた手摺が腹に刺さり、しぼんで絶叫して絶命しました。

ここには吸血鬼化した夏子もいたのですが、男が絶命すると夏子はバッタリと倒れ、ゾンビ顔ではない単なる死体になりました。
秋子はそれを見て「悪魔が死んで夏子は安らかに死ねた」と個人の感想を述べ、一連の事件が幕を閉じたのでした。

骨になった吸血鬼がアップになって終了です。

夏子とばっちりだった気がします。

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