依存関係変わってます バスケットケース2

バスケットケース2

逃げ延びた先でひどい目に遭う話

制作年 1990年
制作国 アメリカ
監督 フランク・ヘネンロッター
脚本 フランク・ヘネンロッター
上映時間 89分
出演
ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
アニー・ロス
キャスリン・メイズル

だいたいのあらすじ

前作です。

映画バスケットケースのネタバレ紹介と感想です。

ホテルから落下したドウェイン・ブラッドリー(ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック)とベリアルは救急車で搬送され、世間ではドウェインが兄のベリアルをバスケットケースに入れて持ち歩いていた件を知って衝撃を受けていました。
そしてベリアルが犯した犯罪や兄弟の過去の経歴も全てが白日の下に晒されました。
ベリアルはて見張りの警官を殺害し、ドウェインに自分を運ばせて脱走します。
そこに「私達はあなたの味方」とルース(アニー・ロス)と孫のスーザン(ヘザー・ラットレイ)がブラッドリー兄弟をダッジバンに押し込んで救出しました。

息を吹き返したドウェインはベリアルに操られていたので、ここまでの事を全く覚えておらず、疲労から再び眠りに着きました。
ルースはバスケットケースにベリアルを入れ、ここにに住んでいる仲間に紹介されました。
巨大なカエルのような頭に小さな身体で美声の持ち主ロレンツォ、頭部にデカい貝殻のような物を着けて骸骨顔のエリース、顔が片方溶けたようになっている巨人で内気なフレデリック、イブという布切れに納まっているベリアルの女性版のような人等沢山の人がいましたが、ここは要するにルースがフリークを引き取って面倒を見ている施設のようでした。

今やブラッドリー兄弟には100万ドルの賞金が懸けられており、ゴシップ紙・ジャッジ&ジュリーの記者マーシー(キャスリン・メイズル)はデスクのルーからルースを追うように命じられます。
マーシーは「ベリアルを捕獲した」と嘘の広告を載せているおっさんバーカーに接触しようとしていたのですが、彼に下にはルースが先に現れました。
ルースはバーカーのインチキ見世物を見て腹を立て、ベリアルに襲われました。
その後、マーシーが駆け付けた時にはバーカーは殺害されており、彼女が警察に通報しました。

元気になったドウェインはスーザンに「一緒にここを出て暮らそう」と誘ったのですが、「自分は彼等の仲間だからここを離れない」と断られました。
そしてドウェインはベリアルに「そろそろ自由にしてくれ」と懇願し、スーザンと一緒に出るつもりと打ち明けけたのですが、なぜかベリアルは嘲笑していました。
一方、マーシーはスタテン島に住むルースの家に突撃取材を慣行したのですが、直ぐに追い返されました。
そしてマーシーは偶然にも玄関に入って来たブラッドリー兄弟と鉢合わせしました。

こうしてブラッドリー兄弟は所在がバレたのですが、ことは兄弟が出て行けば済むほど単純ではなく、ルースが違法にフリークを集めていることもすっぱ抜かれてしまいます。
そこでドウェインが「ここに残って戦う」と決意を固めるとルースはフリーク達を前に「逃げるべきか?戦うべきか?」という教祖のような凄い演説をしました。
満場一致で戦うことに決まったので、まずは必ずや侵入を試みるマーシー達を温かく歓待してやろうということになりました。

ルースとスーザンはダッジバンで外出してマーシー達をおびき出し、早速カメラマン(マット・ミトラー)が屋敷内に侵入しました。
ドウェインは電話している芝居をして立ち聞きしているカメラマンにベリアルが動けないと思い込ませます。
カメラマンはドウェインに接近して隠し撮りに成功したので、彼が離れている間に屋根裏にいるベリアルの撮影をすることにしました。
ということでカメラマンはフリーク大集合という凄い写真を撮影できたのですが、無事に済むはずも無く、集団リンチの末に殺害されてしまいました。
マーシーは屋根裏のフラッシュ光とカメラマンの影で惨劇を知り、ひとまず撤退しました。

帰宅したマーシーは知り合いの探偵フィル(テッド・ソレル)に「面倒なことになった。相棒がやられた」と相談しました。
フィルはドウェインを外に出さなければだめだとアドバイスし、早速ルース宅に電話して「ドウェインに取り継げ。そうでないと警察が突入するぞ」と脅しました。
フィルはドウェインに「君の兄貴抜きでビールでも飲みながら話そうや」と誘いました。

感想

これは普通です。
完全に犯罪者になってしまったブラッドリー兄弟がフリーク集団の教祖っぽい人に身を寄せるという内容です。
ところがどっこいそこに新聞記者なども絡んできてややこしいことになります。
フリークスを出したのはちょっとやり過ぎな気がしてます。
このフリークがまたヤバくてスターウォーズの世界になってます。
そんなにネタバレ重視という訳でもないですが、意外な展開系はあるのでネタバレなしで観た方がいいのかも。
テーマソングはおなじみのやつで安心で、二作目の割には楽しめると思いますが、やっぱ一作目だけで良かったかもという気もします。

面白いのが依存関係が変わってくる感じになってる点です。
前作同様冒頭はベリアルがドウェインに完全依存してる感じです。
環境の変化のせいかベリアルはやや大人しくなって恋人も出来たりして充実するのですが、ドウェインが充実しなくなります。
そして最終的には…という展開です。

後半のバーのシーンでドウェインが「どちらがノーマルか」という多数決を採るんですけど、この辺りの流れを見るとヘネンロッター監督は異形が好きなんだなあと感じます。
軽く社会派でストレートな意見だったので不意打ちを食らったように刺さりました。
一作目の方が重かった気がしますが、こういう悪趣味映画で難しいこと言い出すのは共通してる気がします。
特殊メイクの技術が向上した所為か、一作目よりもベリアルはサクサク動いる気がします。

それにしてもドウェインは完全にただのおっさんになっちゃいましたね。
一作目は少し可愛い面もあったのに…
探偵のおじさんがいい味出してたんですが、ちょっと残念なことに…
イブが美人顔でウケました。よく見るとベリアルもギザ歯じゃなかったらハンサムなのかも。
というのもベリアルは完全に顔変わってて別人になってます。

話は脱線するのですが、ヘネンロッター監督だとフランケンフッカーが一番好きです。
DVDとかプレミア付きまくりなので再販して欲しいなあ。
売れないから出さないのだと思われ、もう一度観たいのでかなCです。

今作はシリーズものなのでなんとなく続きが観たくなって惰性で観る感じだと思います。

ラストまでのあらすじ

ドウェインをバーに呼び出したフィルは「君の兄を助けたいし、君はノーマルなんだから兄とはなれるべき」と説得しました。
それに対してドウェインは「ノーマルというのは結局はそこにいる多数派の数で決まるのだ」と言い、「果たして自分がここにいて違和感がないかどうか多数決を採る」と言い出します。
そして周囲の客が次々とマスクを外してフリークの素顔を現し、満場一致でフィルとドウェインは場違いだと挙手しました。
フィルはハメられたことを悟って銃を抜いて逃げ出そうとしたのですが、ベリアルに捕まって抹殺されました。

フィルの所有物からマーシーの住所が割れることになり、彼女は何度か無言電話を受けます。
マーシーが不安を感じた頃、ドウェインが姿を現してインタビュー受けるぞとか言い出します。
身の危険を感じた彼女は「絶対に口外しないし記事にもしない」と誓ったのですが、フリークに囲まれた挙句、ベリアルに顔を雑巾みたいに絞られてしまいました。

こうして宿敵が全て抹殺されたのでルース宅ではフリークのパーティーが開催されました。
そしてドウェインは「僕らはノーマルだからここから出て行こう」とスーザンを誘うのですが、やはり「私がノーマルじゃない」と拒絶されます。
その頃、ベリアルはイブと肉塊セックスという新しいプレイを開拓しました。
このシーンは凄いです。何が何やら
ドウェインはスーザンとHしようとしたのですが、彼女は6年間妊娠しているからダメだと土壇場で拒絶します。
何をおっしゃいますやらと確認するとスーザンのお腹からはワニのような口が出入りしていました。
それを見たドウェインはショックを受け、彼女を突き飛ばしてしまいました。

スーザンは勢い余って窓から飛び出し、即死してしまいました。
庭でパーティーをしていたルースの怒りは当然ドウェインに向けられることとなります。
発狂したドウェインは幸せいっぱいのベリアルを捕まえ、「やっぱり僕らは一緒にいないとだめだよね」と無理矢理ベリアルと自分を縫合してしまいました。

ようやくドウェインを発見したルース達はその姿を見て絶句するのでした。

エンドロールで終了です。

冒頭と真逆な感じになってますね。

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