呪われた航路の話 ゴースト・フライト407便

ゴースト・フライト407便

飛行機乗ったらひどい目に遭う話

制作年 2012年
制作国 タイ
監督 イサラー・ナーディー
脚本 コンキアット・コムシリ/チャニン・パントン/ナッタモール・ピータノム/ナッタポット・ポチュムニアン
上映時間 104分
出演
マーシャー・ワタナパーニット
ピーター・ナイト
パラメイ・ノイアム

だいたいのあらすじ

タイには事故が多発している謎の空域があるのだそうです。

ギフト(パチャリー・タブトン)は英国留学することになっていたのですが、どうしてもパイロットになりたいので留学を断り、母親フェン(アンチャリー・ハサデーヴィチット)から猛烈に叱られていました。
父親のジェムラス(パラメイ・ノイアム)はそんなギフトに優しく接するのですが、彼女は反抗期なのか相手にしてくれません。
CAのネウ(マーシャー・ワタナパーニット)は幻覚を見るようになって医師の診断を受けていたのですが、勤務は大丈夫と診断されてほっとしていました。
ネウの婚約者で整備士のバンク(ピーター・ナイト)が機体を点検中に何かが背後を通り過ぎていました。

ギフト等の乗客が乗り込み、ネウの搭乗する407便は離陸準備を進めていました。
客席の後部に座っていたギフトは一度投げ返しても、客席前方の座席に座る不気味な少女が再び毬を投げて来たので無視していました。
そして407便は離陸したのですが、バンクは貨物室から出られなくなっていました。
その後、ネウは背後から血まみれの手が伸びてくるような幻覚を見たのですが、何とか立ち直っていました。
また、ギフトと乗客の一人だった僧侶は通路を歩くネウについて行く血まみれの足型を目撃していました。
ギフトは僧侶に「あれ見たよね?何?」と話しかけたのですが、僧侶はブルブル震えて「僕は何も見てない」と否定するのでした。

その頃、バンクは気圧にやられてフラフラになっており、何とかスイッチで与圧を調整していました。
その後、香港から来たアン(シサンジアン・シハラス)は後ろの席のドレッドヘアの若い男ウェイブ(ナモ・トンクムナード)と仲良くなっていたのですが、その男はトイレに入った際に背後から伸びた血まみれの手に掴まれていました。
そして407便は一瞬だけ乱気流に巻き込まれたのですが、その際に乗客の白人男性が「息ができない」と立ち上がり、血管を黒くビキビキ浮き出させるや否や頭部をグルグルと360度回して倒れました。
皆はその不自然な首の動きに仰天したのですが、白人男性は直ぐに意識を取り戻し、またウェイブも戻って来たのですが頬に切り傷ができており、再度確認すると頬の傷は消えているという怪異に見舞われます。

その頃、バンクも貨物室で佇んでいる亡霊のようなものを目撃していました。
この絵は少し怖いですね。
一方コクピットでは貨物室の与圧制御装置が稼働したのを把握し、コパイが確認に向かい、バンクを救出しました。
その後、コパイは貨物室から出て来た亡霊に憑依されて様子がおかしくなり、更に客席が突然酸素不足に陥り乗客がバタバタと倒れます。
乗客は酸素マスクを装着して何とか持ち直しましたが、CAの一部が死亡しました。
更にパイロットは亡霊に目を塞がれて前が見えなくなっており、なぜか機体も錆び錆びになっていました。

なぜか客室側からはコックピットに入れず、電話も通じなくなっていました。
このままでは酸素が持たないのでバンクはネウと貨物室に入り、与圧制御を行うことにしたのですが、貨物室はまるで廃墟のようにボロボロになっていました。
一方、ギフトはいつもフェンの言いなりで大人しいジェムラスに「凄く怖いから昔みたいに私を守って。勇敢になって」と本音をぶつけていました。
ギフトは「イギリスには行きたくない。パイロットになりたい」と改めて打ち明け、ジェムラスは、「ふざけんな」と口を挟んだフェンを怒鳴りつけるのでした。

今度はアンが何かに憑依されて「ネウを出せ!皆を見捨てて逃げやがって」とか叫んで倒れ、貨物室にいたネウも酸欠で倒れて亡霊に囲まれていました。
そして誰もが意識を失いかけていた時、ギリギリでバンクが与圧制御を行い、酸素を復旧されましたが、乗客の一人であった老婆が死亡しました。
フェンは戻って来たネウに「お前のせいで幽霊が出るんだ。どっか行け」と怒鳴り、ネウを機体の後方まで隔離することになります。
尚、僧侶は「霊はエネルギーで人間には直接に危害を加えるのは不可能」的なことを言って宥めたのですが、相手にされませんでした。
普通に危害加えてますけど…
仕方なくバンクもそれに付き添い、二人は後部の客席に移動しました。

今度は機内で謎のガンガン音が鳴り響いたので結局ネウ達も戻ってきて、停電したのでバンクが直しに行くことになります。
事情の説明求められたネウは10年前に同じ便で皆が死に、自分だけが生き残った件を皆に教えます。
そして前方から不気味CA軍団が現れたので皆は我先に逃げ出し、アンは憑依されてビキビキになったのでウェイブに撲殺されました。
他にも袋を被った霊やら鏡からビヨーンと伸びる少年霊が現れ、白人夫婦の夫はビビって倒れた拍子に頭部を強打して死亡しました。
また、ギフトの姿が見えなくなっていたのでネウとバンク、ジェムラスとウェイブが貨物室に向かいました。
そしてネウは前回生き残ったのは眼を閉じて霊のされるがままにしていたからとバンク達に教えました。

そしてフェンの前に色々な亡霊が現れて惑わしたので幽霊と誤認して僧侶を殺害してしまいました。

感想

これはイマイチです。
航空機の事故が頻発する場所に幽霊が出て大変!という内容です。
なかなか出てくる霊の皆さんは個性的というか不気味な人もいます。
なのですが、展開はひたすら同じように霊が出てきて狭い所でワーワー騒いでるだけです。
何しろ貨物室に行くのに30分くらいかかり、コックピットに到着する頃には1時間10分以上経過しており、物凄くテンポが悪いと思われます。
目新しい展開でもあれば退屈はしないのでしょうけど、人が襲われたりするだけなので飽きてきます。

そして霊は直接攻撃せず、人が殺し合う的なお約束があるようなのですが、これも意味あるのかよと思いました。
ここを掘り下げれば怪談的な面白さになったのかもしれませんが、登場人物多いので厳しいですよね。
結局、パイロットは目隠しでやられてたし、フェンも物理攻撃してました。
あと、ネウの過去の件も引っ張った割には殆ど説明や再現無かったので拍子抜けしました。

なんか訳ありのネウを筆頭にあまり登場人物にも魅力がなく、ギフトのパイロット志望という設定も意味あったのでしょうか。

ラストまでのあらすじ

フェンはますます混乱して白人妻を殺害し、同じく混乱したウェイブが逃げ込んできたCAプリンスを殺害します。
客席内は幽霊だらけになり、フェンは今度はウェイブを殺害しました。
棚に詰まったバラバラ死体みたいなの素敵です。
尚、ネウによれば10年前も人間同士が霊に惑わされて殺し合ったのだそうです。
眼を瞑ってても襲われると思うんですが、ネウはどうやって生き残ったんでしょう?
もう一人生き残りがいるような気が…

バンク達はギフトと合流したのですが、フェンが襲ってきたのでKOして縛り上げます。
そして操縦室に侵入する穴が小さいのでギフトに入ってもらい、中から開けてもらうことにしました。
ギフトがドアを開けたもののパイロットは死亡しており、飛行機は墜落寸前だったので、バンクが強引に機種を上げました。
フェンは拘束を解いて再び襲ってきたのですが、上昇の際の衝撃でフォーク類がワゴンから飛び出し、それが刺さって死亡しました。
そしてネウは10年前のことを告白したのですが、彼女は仲間を一人閉じ込めて見殺しにしたそうです。

その後、ゾンビ化したフェンが襲ってきたのですが、飛行機の揺れでワゴンが滑ってきて当たったのでフェンは倒れ、全員気絶します。
息を吹き返したジェムラスとギフトは下降する機首を上げようとしたのですが、無理だったので目を閉じて諦めます。
ギフト活躍かと思ったんですけど。
すると過去にこの空域では沢山の人が死んでいる的な映像が二人に流れます。
そしてバンクが息を吹き返し、ジェムラスの携帯を借りると空港に電話し、緊急事態を伝えてパイロットからの指示を仰ぎます。
結局計器をぶっ壊しながらもバンクは無事に407便を着陸させました。

そしてバンクとジェムラス、ギフトは生還したのですが、ネウはいつのまにか死んでおり、最後までいたのは幽霊だったようでした。
ネウは亡霊となり、今でも407便にとどまっているのでした。

エンドロールで終了です。

微妙な感じです。

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