自殺ブームだそうです 自殺マニュアル

自殺マニュアル

つらくても、死にはしない。

制作年 2003年
制作国 日本
監督 福谷修
脚本 菅乃廣/福谷修
上映時間 86分
出演
森下千里
水橋研二
中村優子

だいたいのあらすじ

どこかのアパートの室内で練炭自殺していた男女がおり、西山刑事(堀江慶)は現場で一枚のDVDを発見しました。
TV局勤務の橘(水橋研二)は上司の屋代(榊英雄)と共に集団自殺を取材しており、橘は同僚で恋人の泉川(森下千里)と共に先日の集団自殺の街頭インタビューを行いました。
そして泉川は集団自殺が行われていたアパートに今から行って撮影しようと言い出し、仕方なく橘も同行します。
二人が室内に不法侵入して確認しているとJK(前田綾花)が窓から覗いていたので声を掛けようとすると逃げました。

部屋から飛び出して追いかけるとそのJK熊谷ななみから話を聞くことができました。
ななみは集団自殺に参加していたのですが、リッキーなる人物が来なかったので自殺を辞めたのだそうです。
リッキーというのは自殺掲示板に常駐している自殺のエキスパートだそうです。
尚、ななみは皆にウザがられているので自殺を考えたそうで、その根拠は自分は人の心が読めるので相手が何を考えているのかわかるというものでした。
橘はななみが所有していた謎のDVDを借りて帰社しました。

帰社した橘は屋代からは自殺霊専門の霊媒師を予約したので明日取材に行けと命じられました。
そしてDVDを見てみたのですが、「自殺マニュアル」なるタイトルで女性が「自殺は人間に与えられた平等な権利です」等とのたまっていました。
DVDの女性は「首吊りは成功率高いけど、助かると脳障害の可能性がある」、「どんな薬でも多量摂取すれば死ねます」、「電車の飛び込みは悲惨だ」とか誰でもわかりそうな説明をしており、内容は退屈なものでしたが、必ず首吊り死体や轢死者の映像等が含まれていました。
その後、ななみから「DVD返して」と連絡があったので橘は翌日会う約束をしました。

ななみが指定した自社のビルの屋上で待ち合わせることにした橘は何とか彼女の自殺を思いとどまらせようとします。
こんな場所は立入禁止だと思いますが。
屋上に案内されたななみは早速ヘリに立ち「ここから見ると車も人もちっぽけで何もかも無意味に見える」的なことをのたまいます。
聞いてるこっちが恥ずかしいです。
そしてななみはDVDを受け取って橘に「あなたにはリッキーと違う何かを感じる。それが何かは分からないけれど」と恥ずかしいことをのたまって帰りました。

橘は例のDVDの続きを見たのですが、「飛び降りするなら地上から20m以上」と相変わらずの誰でもわかる内容を勿体ぶって話しているだけというものでした。
その後、橘は自殺霊を祓う霊能力者に会いに行ったのですが、それは女性の首の所に手をかざして「エイエイ」言っているだけの胡散臭いおっさんでした。
そのおっさんが言うには自殺した霊は人に憑依して自殺を誘発するそうで、先ほどの女性は無理心中の結果死にきれず、相手の霊に憑依されたということでした。
尚、自殺すると生きていた時の10倍の苦しみを受けるそうで、おっさんは橘に向かって「あなたも気をつけなさい」と告げていました。
自殺はよくないと思いますが、10倍という根拠はなんなんでしょうか。

その後、橘の電話にななみから着信があり、「リッキーと話した。やっぱ私飛び降りて死ぬわ」的な事を言われます。
橘は超能力者になったのかななみが立つ自社ビルの下に駆け付けたのですが、同時に彼女は飛び降りていました。
どうやって入ったんでしょうか?
ななみの背後に人影を目撃した気がした橘は屋上まで走ったのですが、そこには誰もいませんでした。
屋代は橘が現場にいながら撮影をしていなかったことで「お前、それでもプロか!」と罵り、「お前は自分の意志で自殺者する集団自殺者以下のクソ」とパワハラするのでした。

屋代は橘に西山が拳銃自殺したことを知らせ「自殺者の間で変なDVDが出回ってるらしいから、その件を調べろ。これが最後のチャンス」と命じました。
橘はAXというHNで自殺掲示板に「確実に死にたいのでリッキーさんに会いたいです」とか「リッキーさん、なんで俺生きてるんでしょうか」等と連投して他の利用者に迷惑を掛けていました。
橘はこの掲示板のURIをいつ知ったんでしょうか?
その後、リッキーから今夜確実に自殺するための話し合いをするからいらしてください的な返信がありました。

DVDの続きは自殺マシーンを再現しました!と被ると人の首が落ちる装置を紹介したり、ひっそりと死ぬなら樹海お勧め!と相変わらずのつまらなさでした。

橘は泉川と共にリッキーに指定された集まりに参加したのですが、リッキーは現れず集まった男女4名は楽しそうに自殺のプランを練り始めます。
そこで橘は「自分は借金がかさんだので死にたいのですが皆さんはどういう理由で」と尋ねたのですが、答えは「なんとなく」、「いじめに耐えられない」等でした。
その内、会話を仕切っていた男が青酸カリだという瓶を出し、皆の飲み物にそれを入れると自分も瓶ごと飲み干しました。
奥に座って俯いていた女性はそれを見てニヤリと笑い、苦しむ男を後目に橘達はその場から逃げ出しました。
この集まり自体がやらせの臭いしてますけど…

橘達が車に乗り込もうとしているとなぜか先ほどの集まりにいた女性二名が「面倒に巻き込まれたくないし、泊まる所も無いので乗せてくれ」と要求してきました。
泉川はその場を去り、橘は「もう二度と自殺しないならホテル代出す」と応じたのですが、コーヒーに一服盛られて女性に殺されそうになります。
自殺しようとしてる人が他の人を殺そうとか考えるものでしょうか?
その直後に女性二人は何かに襲われて悲鳴を上げ、車から消えました。

感想

これはイマイチです。
集団自殺の取材してたら悲惨な目に遭う話です。
内容は大筋ではわかりましたが、何が何やらという感じで私にはサッパリ分かりませんでした。
なんだか結末付近のアイディアだけ先に思いついて後からストーリーを考えたんじゃないかと思える位に訳が分かりませんでした。
そもそも橘が今どういう状態なのかサッパリ分からないのでまるで展開に納得できないのです。
彼はなんなんでしょう?記憶喪失?だったらなぜ普通に勤務してるんでしょうか?
全く理解できませんでした。

途中のななみの台詞で頭が痛くなったので、もう観るのやめようかな?と思ったのですが最後まで観ました。
そして最後まで観たのですが、私にはリッキーが誰なのかわかりませんでした。
ななみがなぜ死んだのか?あの二人を殺したのはなんだったのか?等サッパリ分かりません。
西山が死んだ理由や誰が殺したのかもよくわからず。
自殺霊グループのようなものがあるのかな?とは思いましたが、それでも説明できない点が多いような…

その反面で映像はそんなに悪くなかったです。

これは観なくていいと思います。

ラストまでのあらすじ

橘が車から降りて周囲を確認すると、昨夜の女性二名は木の枝の上で血まみれになって死亡していました。
出社した橘は屋代に自分は自殺マニアだったと打ち明け、「俺が死んだら取材してくれますか?」と質問して「ふざけるな」と怒鳴られました。

泉川が自殺マニュアルの製作元を突き止めたというので橘は早速その会社に同行したのですが、ビデオの内容は命の尊さを教えるというもので橘達が見た映像とは全く異なるものでした。
橘が自分が見た映像のことを話すと担当者は「それはマヤマくんが考えた企画にそっくりだ」と言うのですが、マヤマなる人物は半年前に自殺しているそうです。

実は橘は泉川と心中したのですが、自分だけ生き残っており、泉川は彼以外には見えていないのでした。
ではDVDの版元を調べたのは誰なのでしょう?
そして橘は自殺マニュアルのDVDを屋代に渡してオフィスを出て駐車場に行き、車の荷台に乗せられてあったクーラーボックスを倒しました。
ボックスの中には泉川の遺体が入っており、背後から泉川が現れ「マニュアル作ってやったんだから早く死ね」的に督促してくるのでした。
泉川こそが自殺霊であり、いつの間にか橘は樹海に迷い込み、泉川の膝枕で寝ていました。

そして橘は自殺マシーンDとかいう甲冑のようなものを着せられ、DVD女性が撮影する中でスイッチを押しました。
すると甲冑に付けられた無数のハリネズミのような刃物が彼の身体に突き刺さり、橘は死亡しました。

なんだったんでしょう。
なんか自殺霊の皆さんが協力してマニュアル作って人を殺してる?ということなんでしょうか?
それにしても「もう死んでました」パターンはもう飽き飽きです。
特典はメイキングとか入ってました。

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