悪魔祓いの真実 ラスト・エクソシズム

ラスト・エクソシズム

いま明かされる”悪魔祓い”儀式の恐るべき真実

制作年 2010年
制作国 アメリカ
監督 ダニエル・スタム
脚本 ハック・ボトコ/アンドリュー・ガーランド
上映時間 87分
出演
パトリック・ファビアン
アシュリー・ベル
アイリス・バー

だいたいのあらすじ

ルイジアナ州のバトンルージュに住むコットン・マーカス牧師(パトリック・ファビアン)は少年の頃から福音書を読むポーズで同じく神父である父ジョンの資金集めに利用されていました。
また、ジョンはコットンに悪魔が憑依した!とインチキ悪魔祓いも行って信者の関心を惹いていました。
ということでマーカスは完全に父の性格を受け継ぎ、今やカリスマとパフォーマンスで信者を惹き付けて資金集めをしていました。
妻のシャナ(シャナ・フォレストール)はマーカスに関して何しろ喋りが凄いと評価していました。
マーカス自身は実は神も悪魔も信じておらず、信仰=お金だと考えているのですが、マーカス家には悪魔祓いの古文書があり、ジョンは自分はエクソシストで今までに150回悪魔祓いをしたと豪語していました。

マーカスはそれを受け継いで自分はエクソシストであり、16歳から悪魔祓いを行っている専門家と豪語するようになりました。
彼は悪魔憑きは思い込みであり、信者の心の重みを取り除いてやるのが仕事だと考えていたので自身の信仰の有無にも全く罪悪感を感じていませんでした。
ある日マーカスは悪魔祓い中に少年が死亡したという記事を目にし、「悪魔祓いの嘘を暴いてやろう」とドキュメンタリー形式で経過を記録することにしました。
ということで撮影スタッフと同州のアイヴァンウッドの農場に向かいました。

現地付近を移動中にマーカスはこういう古くからの土地は時が止まっていて民間伝承を信じる人が多いので悪魔憑き等の事象が多いと解説しました。
問題の農場の付近ではカルト教団やらUFOの目撃情報があったりとオカルトネタは多いようでした。
そしてすれ違った車に乗っていた少年に道を尋ねたのですが、なぜか帰れ的なことを言われ、泥を投げつけられました。
やがて農場に到着し、主のルイス・スウィーツァー(ルイス・ハーサム)に挨拶したのですが、先ほどの少年はこの農場の長男ケイレブ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)でした。
撮影許可を得て取材を開始し、ルイスから話を聞くと長女のネル(アシュリー・ベル)に悪魔が憑依して家畜を殺すのだそうです。

ネルにはその間の記憶が無いのですが、家畜が切り刻まれると必ず彼女の服は血まみれになっていました。
ルイスは妻・デルを亡くしてから信仰一筋になり、ネルは在宅学習に切り替えたそうで、ケイレブは逆に無神論者になったそうです。
マーカスはネルが隔離されてることでおかしくなってるんだとうと推測し、ケイレブは「妹に何かあったら殺す」とマーカスに告げました。
その後、ネルの背中を触ってくぼみを発見したマーカスは彼女に靴を脱がせて水を張った桶に足を入れさせました。
尚、撮影スタッフのアイリス(アイリス・バー)はその際にネルにブーツをプレゼントしました。

マーカスは水の温度が上がったと言い、ルイスに「ネルにはアバラムという清純な娘を狙う悪魔が憑依している」と告げました。
ケイレブは手品が得意なマーカスが水の中に何か入れるのを目撃して「よお詐欺師」と呼び掛けたのですが、悪魔等ルイスの思い込みだと思っている彼は却ってインチキで良かったと思ったようでした。
マーカスは事前に音響装置を仕掛けてあるベッドにネルを寝かせ、悪魔祓いを開始します。
装置で悪魔の声を響かせたり、ビリビリガムのような仕組みでネルを少し感電させたり、白々しい芝居をしたりと全てが仕込みで、最後には煙るが出る十字架を握りしめて悪魔を祓ったような演技をしました。

ということでマーカスはしっかり報酬をもらって引き揚げることにし、帰り際には「神の声を聞いた」と嘘を吐いてルイスに禁酒を誓わせました。
その夜、マーカス達はホテルに泊まったのですが、なぜか部屋にネルが現れてゲロを吐き始め、ルイスに連絡が取れなかったのでマーカス達は彼女を病院に運びます。

翌日、ルイスが病院に現れたのでマーカスは精神科の受診を勧めたのですが、ルイスが同意しなかったのでネルは退院します。
マーカスは「悪魔は祓ったが娘さんが壊れた。精神科受けさせましょう」と何度も勧めたのですが、ルイスは妻の死から医療を全く信用していませんでした。
今回の件で信用を失ったマーカスは地元のマンレー牧師(トニー・ベントレー)に「ネルを医者に見せたいから一緒に説得して」と協力を求めます。
しかし問題は思ったより複雑で、マンレーはルイスから「日曜学校は本来の教義に反してる!」と出入り禁止を食らっており、まずはルイスに許可を取ってくれと言われました。

マーカス達が農場に戻るとケイレブがネルにナイフで刺されるという事件が起きていました。
ケイレブはマーカスに「妹と奴を二人にするな」というメモを密かに渡したので、マーカスはルイスにケイレブを病院へと送らせます。
ネルは足に鎖を付けられてベッドに拘束されており、マーカス達は鎖を切りました。
その後、ネルは夢遊病のように歩き出し、人形の顔を浴槽に乱暴に漬けたりしていました。

そしてテープを調べた所、ネルがラテン語を話していると発覚しました。
更に留守電の伝言を聞いてネルが向精神薬を処方されていた件、妊娠していた件を知りました。
アイリスは「近親相姦!?」と決めつけるのですが、マーカスは「まあ落ち着け」と宥めます。
その後、ネルはなぜかカメラを手に持って周囲をうろつき、納屋にいた白い猫を刺殺し、マーカスに襲い掛かろうとしていた所をアイリスに発見されて取り押さえられました。
一瞬微グロあります。ネルがなんでカメラを手にしたのか大きな謎です。

そしてマーカスはネルが描いていたイラストを発見したのですが、そこには血まみれの猫、燃える家、燃えるマーカス、バラバラのアイリス、斬首されたカメラマン・ダニエル(ダニエル・スタム)が描いてありました。
その後、ネルが何かと話しているのを聞いてマーカスはドアを開けたのですが、中に居たのは彼女一人でした。
そしてルイスが帰宅したので妊娠の件等をズバリ聞いたのですが、ルイスは「娘は処女で悪魔に汚されたのだ」と言い出し、悪魔祓いの再開を依頼します。
マーカスが「娘さんに必要なのは医者」と断固拒否すると、ルイスは「じゃあ、自分でやる。さっさと帰らないと不法侵入で通報する」的なことを言い出しました。

マーカス達はこっそりとネルを連れ出そうとしたのですが、彼女はリーガン状態になって獣のように唸り、家から脱走しました。

感想

これは普通です。POVっぽい感じです。
悪魔祓いの嘘を暴こうとしてたら早速依頼が来たよ!的な内容です。
どうせインチキしてたら本物に出会ってどうしようって内容だろうなあと思ったら違いました。
意外な展開系なので、ネタバレなしで観たほうがいいかも。

そういう訳でお話しとアイディアは面白い気がしましたが、ホラーとしてはイマイチな気が…
憑依ものなのでいつものアレで、ネルは迫力不足です。
他の演出も特に面白いものはなく、後半の焚火シーン位でしょうか?
なので怖いシーンはなかったです。
景色はなかなか良い感じでいい感じの廃墟やワニが居たりしました。

マーカスがインチキ臭いのを筆頭に怪しい人しか出てこないです。
ややまともなのがスタッフのアイリス位です。
どうも付近の住人の話が伏線になってるみたいです。
ああそういうことだったのかという展開は多いようです。
結末がどうもすっきりしないのですが、どうやら続編出てるようです。

暇つぶしにはいいのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

ようやく発見したもののネルは衝撃波のようなものでマーカスを突き飛ばして獣のように暴れ、ルイスは銃を持ち出して発砲します。
これはヤバいと感じたマーカスは「エクソシズムやります」と告げました。
マーカスは悪魔祓いで死んでいく子供を救おうと思った今回の試みが子供を苦しめている皮肉に苦悩します。
ルイスはいつでも発砲できるように銃を携帯しており、こうなったらネルの精神力に賭けるしかない!とマーカスは彼女に「君自身が悪魔と戦う心が大切」と呼び掛けて悪魔祓いを始めます。

ネルは首を変な角度に変えた後に超イナバウアーのようなことをし始め、自分はアバラムであると名乗ります。
マーカスはこれはネルの語りであると判断し、カメラを止めて「もういいから洗いざらい打ち明けなさい」と呼び掛けます。
ネルは落ち着いたようですが、どうやらカフェの店員ローガンの子を身ごもったのが後ろめたかったそうです。
ルイスはショックを受けたものの現実を受け入れ、マーカスはマンリーを呼びました。
ということで後はマンリーに任せて引き揚げることにしたのですが、帰りにカフェに寄って行くことにしました。

果たしてローガンは勤務していたのですが、彼女とは一度話しただけで自分はゲイだからあり得ないとネルの言うことを否定します。
あやしいと感じたマーカス達は農場へと戻ったのですが、家には誰もおらず壁には逆さ五芒星やら怪しさ満点の紋様がびっしりと書かれていました。
庭で叫び声を聞いたマーカス達はそちらに恐る恐る接近したのですが、そこでは焚火の周りでいかにも「悪魔崇拝してまーす」的な儀式が行われていました。
ネルは足を広げて台の上に乗せられ、ルイスは拘束されて口と目を塞がれており、マーカスは赤い魔導士のようなローブを纏い、焚火の周りの皆さんは訳の分からない呪文を唱えています。

やがてマーカスの助手である女性がネルから不気味な胎児を摘出し、マーカスはこれがアバラムだ!と叫びました。
焚火は悪魔パワーの所為か業火となり、マーカスは何を思ったか十字架を手に「悪魔め、娘を返せ」的に飛び出したので身バレしました。
アイリスとダニエルは急いで逃げ出したのですが、アイリスは信者に捕まって撲殺されます。
ダニエルはケイレブに出会ったので「助かった」と思ったのですが、彼は教団一味でダニエルも刺されて倒れるのでした。

エンドロールで終了です。

結局、このカメラを発見したのは誰なのさ?と思いました。
最後、マーカスが信仰に目覚めてたのちょっとウケました。
あとテキトーそうに言ってたアバラム出てきててウケます。
マーカスは田舎をバカにしてた報いを受けたんでしょうか?

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