何かが迫って来ます オブジェクト

オブジェクト

迷惑事件追ってたらひどい目に遭う話

制作年 2014年
制作国 アメリカ
監督 ジャック・ヘラー
脚本 タイラー・ヒセル
上映時間 99分
出演
ケヴィン・デュランド
ルーカス・ハース
ビアンカ・カジリッチ

だいたいのあらすじ

山の中で木を切っている林業関係者の人達が居たのですが、そろそろ勤務時間が終わりだというのに一班がなかなか戻って来ません。
責任者が無線連絡したものの通じなかったので、仕方なく責任者は伐採現場に向かいました。
しかしそこで彼が目にしたものは無線を握りしめた千切れた腕と樹上にいる何かでした。
慌ててにげようとした責任者は車内に飛び込んできた何かに襲われて死亡し、車のフロントガラスは血に染まりました。

その144㎞南にあるメイデンウッズの町の保安官であるポール(ケヴィン・デュランド)は冬景色のブランコの前で涙を浮かべて黄昏ていました。
それはそうとして付近の農家から馬が失踪したという通報があったのでポールは早速ロンの牧場に向かいました。
しかし消えた馬は一頭だそうで、馬の輸送には手間が掛かるのでわざわざ一頭は盗まんだろうとポールは事件性なしと判断しました。
その帰りにポールは別居中の妻スーザン(ビアンカ・カジリッチ)から息子のアダムを預かったのですが、スーザンからは好きな人ができたとショッキングなことを伝えられました。

その夜、アダムは庭の隅で何か蠢くものを発見し、ポールは確認しに庭を見たのですが、確かに何かの気配を感じたものの何もいなかったので気のせいだろうと家に戻りました。
翌朝、補佐のドニー(ルーカス・ハース)に知らされてポールは家の周りに丸い蹄のある二足歩行生物のような謎の足跡を発見しました。
ドニーによれば自分の家にもあったそうで、他にも沢山目撃したということなのですが、足跡はまるで窓の外から中を伺っていたように付いていました。
足跡は町のメインストリートに続いていたので、周囲の住民も不安げだったので、ポール達は足跡を追うことにしました。

ポールは最初は子供の悪戯だろうと踏んでいたのですが、足跡は山中の林の中まで続き、そして段々と歩幅が大きくなっていました。
付近の木には熊のような爪痕がのこされており、足跡は唐突に消えていました。
事務所に戻ったポールは森林局に問い合わせてみたものの、そんな生物はいないと笑われてしまいました。
しかし住民は不安を感じていたので解決は急ぐ必要があり、また、飼っている犬が失踪するという事件があちこちで起きているようでした。
住民のジム(ヒース・フリーマン)は山狩りをすべきだと主張し、ロン達は森に何かいるという言い伝えを持ち出して噂していました。

ポールは雑貨屋の帰りにハンターのアール(ニック・ダミチ)と出会ったのですが、森の中には鹿一匹いなくて様子が変だと話していました。
アールによれば動物は脅威を感じるとすぐに逃げ出すそうですが、彼もあの足跡が生物のものだとは考えていないそうです。
また、ポールは過去に子供を失くしたことがあるようで、他の住民に会うたびに「元気出せ」的なことを言われていたのですが、その日、アダムを預かりに行った際にスーザンからも「あれは事故。いい加減立ち直って」と言われていました。
アダムを乗せた帰り道、ポールは路上を高速で移動する獣のようなものを目撃し、近辺の林まで追いかけるのですが、それは忽然と姿を消していました。

ドニーはアールの酒場で呑んでいたのですが、NYから来た彼にはこの町は風変りだという話をアールとしていました。
アールはこの地方に古くから伝わる森の中を自在に駆け回るという精霊の伝説を語り、近年にも少年が森で死亡したという事件があったことを教えてくれました。

その後、ポールとスーザンはアダムの学校に呼び出されたのですが、教師は大真面目に「アダムが最近ペニス連発で困る!他の子も使い始めてる」と説教されたので思わず夫婦揃って笑ってしまい、「すみません。気を付けます」と返答しました。
更に教師は「アダムは死んだティムのことを現在形で話す。これはおかしい。お宅は離婚問題を抱えて教育がおろそかになっているのでは?」と糾弾し始めたので、スーザンはポールを庇うように「兄弟のことを現在形で話して何が悪い!うちの教育に口出しするな」的にブチ切れました。

翌日の朝、ポールはドニーと共に鳥が大群で街から大移動を始めているのを目撃しました。
その動きは明らかに不自然であり、ドニーは段々と森の精霊の件を信じ始めるのですが、ポールは異変は認めるものの伝説は否定していました。

その後、スーザンの車の調子を見てやったドニーはティムの件を打ち明けられました。
スーザンとアダムが外出している際にティムの面倒をポールが見ていたのですが、ティムはプールで転倒して死亡してしまい、それ以来ポールは自分で自分を責めてばかりだということでした。
アダムも決して父を責めていないし、スーザンも自分が居ても同じ結果だろうと考えており、周囲の人達も誰一人ポールのことは非難していないのですが、ポールは自分が許せないようなのです。

その後、ロンの娘であるクレア(サビナ・ガデッキ)から父を止めてと通報があったので、ポールはドニーと共に牧場に向かいました。
ロンは最近、馬が消えたり異変が起きていたので昨夜番をしていた際に何かが馬小屋を叩いているのを目撃したそうです。
ということでやっつけてやる!と銃を持ち出していたので、ポールは自分達が何とかするからと宥めて銃を取り上げました。
その直後に馬小屋で大きな音がしたのでポールが確認しに行ったのですが、ライトを当てると何かが素早く去りました。

翌朝、馬小屋を確認してみると出入口に爪の痕があり、三つの部位に別れた馬のような足跡がはっきり付いていました。
ネットで調べてもウェンディゴや悪魔っぽい記事しか見つからず、ポールは頭を抱えます。
不味いことに町には嵐が迫りつつあり、24時間後には暴風域に入るということでした。
その夜、ポールは路上にあった鹿の死骸を退けようとしていたのですが、付近で唸り声を上げている生物をチラッと目撃しました。
そして少し目を放している間に鹿の死骸は持ち去られていました。

鹿の死骸に鋭い爪痕を目撃していたポールはドニーが最近よく顔を出しているアールのバーに立ち寄り「あれはきっと未確認の生物だ」と自分の考えを改めたことを認めます。
ドニーはきっと怪物は昔から森に居て、ようやく人間がそれに気づいたのではないかと過程したのですが、なぜ今の時期に?という疑問が残りました。
また、ドニーがNYを離れたのは相棒を失ったからだということで、ポールは彼が自分を責めただろうと悟り、特にその件には言及せず、ここに来た理由も聞かなかったそうです。
ドニーは相棒を失ったのも運命であり、きっとここで誰かを守るのも自分の役目なのだろうとポールに話しました。

翌日、寒々とした林の中で狩りをしていたハンター三名があの動きの早い怪物に襲われていました。
パトロールをしていたポールは路上で血痕を目撃し、直後にハンターの生き残りに助けを求められました。
生き残ったハンターは凄く動きの早い何かに襲われ、仲間は二人共やられたと話しました。
その後、アール達がハンターの遺体を発見したという通報を受け、ポール達が確認しに行くとまるでモズの早贄のように樹上に引っ掛かっていました。
ただ事ではないと悟ったポールはアール達に森に立ち入らないよう指示を出し、武装した応援を24名派遣してもらうように手配しました。

その後、ポールとドニーは手配して住民を避難され、ポールはアダムを自分の家に預かりました。
また、他の場所の保安官と情報交換したポールは2週間前に発生した伐採業者の死亡事件を知り、ドナーと共有しました。
どうやらあの怪物は森林伐採で住処を失くし、南下してきたようなのですが、メイデンウッズの南にはもう森はなく、敵に必死にこの最後の砦を守るであろうことが予想できました。

感想

これは普通です。
森の中に棲んでいた怪物が姿を現れして大変!という内容です。
普通のB級パニック映画やクリーチャーホラーとは全然違っていて殆ど怪物が出てきません。
殆どが息子を事故で亡くしたポールや周囲の人のドラマをメインに話は進み、地味な感じです。
つまらないことは無く丁寧に作られてる印象ですが、やっぱり地味で退屈な感じです。

しかしクリーチャーが超素早い熊みたいな感じで姿さえ確認できないので、それなりに緊張感はあります。
バンバン撃たれても簡単には倒せなかったりと相当にタフです。
この作品あまり好みではなかったですが、演出とかはかなりまともで他のB級映画とは一線を画してる気がしました。

登場人物もなかなか良くて、個人的にはアールが好きでした。

つまらなくはなかったですが、私はもう少し砕けた映画の方が好きだなあと再認識しました。

ラストまでのあらすじ

その後、ジムが狩猟用に使っているカメラの映像を見せてくれたのですが、そこには高速でカメラの前を横切る何かの動画とビッグフットのような二足歩行の生物の後ろ姿が収められていました。
とうとう怪物はポールの家に侵入してきたのですが、ドニーを呼んで事なきを得ました。

翌日、ポールは住民を教会に避難させて今までの状況を説明し、「このままでは我々はやられるからここで固まって応援が来る朝まで乗り切ろう」と呼び掛けました。
ということで皆が教会で泊まることになり、スーザンは「家を出て悪かった」とポールに告げ、ドニーは最近接近中のクレアと更に親密になったりしていました。
しかし平和は長く続かず、ドゴンドゴンと教会に何かが襲撃してきドアがぶち破られそうになったので、ポールとドニーは住民を地下に非難させつつ一緒に地下に逃げ込みます。

その後、ポールとドニーは討って出ることにし、上の階に様子を見にいくことにしました。
教会の中には足跡があり、どうやらもう怪物は中に侵入しているようでした。
ドニーは背後から襲われてしまうのですが、当たりを着けて発砲したショットガンが怪物に命中したようです。
今度はポールが怪物と遭遇し、銃を連射してベンチの下へと逃げ込みました。
怪物はそれを追ってポールを捜すように通路をうろつき回り、とうとうポールと対峙しました。
ポールはハンドガンを至近距離で撃ちまくったものの倒されてしまい、最後の手段とばかりにナイフで怪物を刺します。
やっと怪物の姿が出て来たのですが、爬虫類みたいな顔したやたら肩幅のある巨人みたいな感じです。

とうとう怪物を倒したポールは「勝ったぞ」と地下に戻ったのですが、怪物の死体を見たドニーは「自分が撃った痕が無い」と気づきました。
思わず顔を見合わせるポールとドニーでしたが、教会の周辺には複数の怪物が集まっていました。

エンドロールで終了です。

一匹倒すのでさえかなり手こずったのですが…

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