寄性獣医・鈴音 GENESIS
寄生虫の研究してたらひどい目に遭う話
制作年 | 2011年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 金田龍 |
脚本 | 藤岡美暢/小林雄次 |
原作 | 春輝 |
上映時間 | 72分 |
出演 |
吉井怜 |
高野八誠 |
神楽坂恵 |
だいたいのあらすじ
なぜかボンテージ風の謎衣装を纏っている獣医の有薗鈴音(吉井怜)は幼少期に自宅に侵入した賊に父を拉致されるという体験をしていました。
昼間っから発情した女性・涼子が自ら服を脱いで上司に跨るというけしからん事件が起きていたのですが、鈴音はそのオフィスに侵入し「サンプル発見」と厨二発言をしつつ、OLの股間からどう見てもワームですという寄生虫を取り出していました。
実は涼子が淫乱だった訳ではなく、寄生虫の所為でこうなったのだそうで、「もう会社にはいられません」という涼子に上司は「付き合ってくれ」とか言い出すのでした。
そして鈴音は太ももに付けたポーチの中のカエルに寄生虫を食われ、何しに来たのやらという感じでした。
鈴音は本間動物病院に勤務しているのですが、オカマな獣医・本間(木下ほうか)の仕事はイマイチ手伝わず、寄生虫に夢中になって厨二行動を繰り返しているのでした。
その後、鈴音は涼子の家にお邪魔して感染経路を調べたのですが、結局特定はできず、彼女が飲んでいるサプリが怪しいと憶測します。
そして類は友を呼ぶということなのか、鈴音と同じくらい厨二な男(高野八誠)がちょいちょい現れては「俺は知ってるんだぜ」感を匂わせます。
尚、涼子の会社は寄生虫まみれだったのか、同僚OLがトイレでオナ〇ーして床が液まみれになったりしていました。
ということでOLは本間病院に現れ、本間を逆レイプしようとしていたので、鈴音がOLからサンプル採取しました。
そしてサプリを調べた結果、寄生虫の卵が入っていると判明しました。
それは好きにしてくれていいんですけど、女性を淫乱にしてどうするんでしょう?少子化対策?
尚、鈴音の飼っているカエルは寄生虫しか食べない変種なのだそうで、長寿らしく彼女が幼少期から飼われていました。
ある日、本間動物病院にDV夫の妻が来たのですが、鈴音は殴りこんできたDV夫を見た途端に「寄生虫だ」と言い出します。
そしてカエルが跳びついて夫の口からデカいオタマジャクシのような寄生虫を出しました。
どうやらそれは第三形態だそうで、その状態だと人間の身体能力を高めるのだそうです。
また、その寄生虫は鈴音の父が研究していた寄生虫に酷似していました。
一方、あの厨二男はどっかの風俗店で従業員から寄生虫を摘出し、店長を問い詰めていました。
そして鈴音はサプリの販売元に連絡して販売元を突き止めて乗り込んだのですが、タダナオという男とアクションバトルした後にレイプされます。
そこにあの厨二男が乗り込んで来てタダナオを倒し、サプリを売ってるのは俺の親父とか言い出しました。
そしてサプリを製造したのは鈴音の父有薗博士だということで、この男・鬼頭タカヤは鈴音の許嫁だということです。
鬼頭と鈴音が触れ合うとなぜか瞬間移動のようなことが起こるのですが、タカヤは「あんたの虫と俺の中の虫が反応しちまったようだな」とか言い出します。
「しちまった」とか恥ずかしくて観てられないです。
そんなくだらないことをしている間にタダナオはまんまと逃げてしまったのですが、実は鈴音と鬼頭にも寄生虫が埋め込まれており、その所為で身体能力が高いようです。
それを聞いた鈴音は突然体調を崩し、淫乱っぽくなってしまうのでした。
実は本間は有薗博士の居場所を知っており、鈴音に問い詰められて鬼頭財閥の研究所にいると白状しました。
感想
これはつまらないです。
寄生虫大好きなコスプレ女医が暴れます的な話です。
原作は漫画らしいのですが、読んだことは無いです。
内容は頭が痛いので、ヘンな映画が観たい人以外にはお勧めできないです。
あまりの厨二設定と台詞に眩暈がします。
頭痛度、厨二度の高さは吸血ガールズに似てますが、キャストはこっちのが豪華で、こっちの方がHです。
園子温監督の奥さんも出てます。
あと、良かった点はアクションが普通だったくらいでしょうか
尚、これは2作同時に作られたようで、これ一作だと完結しないみたいです。
わざわざ観なくてもいいかなあと思いました。
ラストまでのあらすじ
ということで鈴音は鬼頭財閥の研究所に侵入したのですが、一足先にタカヤが侵入していました。
そこに有薗博士(螢雪次朗)のムチを持った助手(神楽坂恵)が立ち塞がります。
助手の相手はタカヤがすることになり、鈴音は先を急ぎ、劇場のような一室に迷い込みます。
そして触手プレイしている女性を見た鈴音は自分も過去に触手プレイさせられていたことを思い出しました。
その後、鈴音は触手に捕まって身動きできなくなり、タカヤも助手にしばかれていました。
触手はタダナオが出していたのですが、鈴音は有薗博士が見守る中、触手プレイをさせられます。
そして覚醒したようにタダナオを倒し、口から寄生虫を引きずり出しました。
そしてタカヤも急に覚醒したように反撃を開始したのですが、助手はしばき飽きたのか引き揚げました。
有薗博士も姿を消したので、鈴音はフラフラと施設を出て本間に保護されました。
エンドロールで終了です。
どういう層が喜ぶ作品なのでしょう。