ドイツの科学力は… デッドウォーカー・インフェルノ

デッドウォーカー・インフェルノ

キャンプに行ったらひどい目に遭う話

制作年 2015年
制作国 ドイツ
監督 スラヴコ・シュピオニヤク
脚本 スラヴコ・シュピオニヤク/リタ・スピオニヤク/スラヴコ・シュピオニヤク
上映時間 88分
出演
ベルンハルト・ボツィアン
レナ・バーダー
ブラク・アコユン

だいたいのあらすじ

ダニエル(ベルンハルト・ボツィアン)達は男だらけの車でキャンプ場を目指していたのですが、看板を見落として通り過ぎてしまいました。
少し進んだところで警官がやたらと警戒したようすで検問をしており、キャンプ場なら通り過ぎてるぞ!と回れ右をさせられました。
キャンプ場は老若男女で大賑わいで、ダニエル達も早速荷物を降ろしてテントを張ります。
そういう訳なのでその夜は誰もがバカ騒ぎで、翌朝は皆さんその辺の地面で寝ていました。
そして誰もが二日酔いとは異なる頭痛を感じていたのですが、唐突にゾンビになったおっさんが現れて女性を襲い始めました。

皆はゾンビに共同で立ち向かっていたのですが、ゾンビはワラワラと集まって来たので一目散に逃げることになりました。
ダニエルの友人は謎のカンフー使いのホセ(エヴァルト・デア)と怪力のマネシュ(ブラク・アックユン)が居て戦闘力が高いので、片っ端からゾンビを蹴散らしつつ、レスラーみたいな女性・リーン(リナ・バーダー)達4名と合流し、総勢7名となりました。
どうやら体調不良の原因は首にある謎の痕のようで、全員の首にそれはありました。
なお、どうも強いと思ったらダニエルチームは皆元特殊部隊の隊員だったそうです。

ひとまず一行はダニエルの指示で片っ端からゾンビに止めを刺して周りましたが、草を食べている大人しいゾンビは放置しました。
そして始末したゾンビはガンガン焚火で燃やします。
更にカップルが仲間に加わったのですが、トムというおじさんが妻ゾンビにやられてしまいました。
それはそうとしてその晩は呑気にその辺で寝ました。
この映画緊張感無いです。

翌朝、どうやら自分達が何かの実験に使われたと悟ったダニエルは監視している連中を捜しにいこうとしたのですが、リーンが自分が行くと強情を張って出発してしまいました。
案の定やられそうになっていたのでダニエルが追いつき、やはり周囲に監視がいるようだと判明しました。
その後、買い出しに出ていたダニエルチームのヨルン(ヤーコプ・グラフ)が戻ってきてごうりゅうしました。
そして入れ替わりにカップルの彼女・モニカがゾンビにやられたので彼氏のマキシが止めを刺しました。
その後、マークという若者が合流したのですが、彼は黒ずくめの男に殴られて気絶し、なぜか地面に埋められていた所を救出されました。

その後、ダニエルとリーンがHしようとしたり皆で醜い言い争いをしたりとゾンビと何かに囲まれているとは思えない呑気なことばかりしていました。
マキシはゾンビに襲われて死亡、ダニエル達は黒覆面の黒ずくめ男を一人捕虜にしました。
男を徹底的に拷問したところ、この黒づくめ一味は血清を作る実験をしているのだと判明しました。

感想

これはつまらないです。
キャンプ場に行ったらゾンビが出てきて大変!そしてゾンビだけではなく意外な黒幕がいてという内容です。
なのですが、劇的につまらないです。
この映画はゾンビはおまけみたいなもので、ダニエル達にやられるためにだけ存在しているので全然脅威ではないです。
ゾンビがウヨウヨいる森の中で平気でグースカ寝てる映画はなかなか無いと思います。
そしてなぜかモブはやられますので、真面目に守ってやれよと思いました。
折角丁寧にゾンビ作ってるのに勿体ないなあという気がします。

そういう訳なのでネタ路線なのかというとそうでもなく、台詞で笑わせようとしてるようですが、展開が伴わないので中途半端で面白くないのです。
例えば拷問シーンで黒服が吐いたところで「今のは句点か読点か?句点なら終わりじゃないから殴ろう」的なことを皆でワーワーやってるのですが、全然面白くなかったです。
ベジタリアンゾンビはちょっと可愛かったですけど。

ダニエル達も特殊部隊とか言ってる割には単なる格闘バカばっかです。
後半で展開が変わっても結局は力押しだという。
なんかトラップで戦ったりだとか身を潜めて何かするとかないんでしょうか。
男はそんなのばっかで女もゴリラしか出てこないという。

この映画はやたら格闘バカに寄せてるだけのことはあって格闘アクションは文句なしにイケてます。
ダニエルチームは大体イケてますけど、特にホセと敵方の格闘女がカッコいいかも。
この二人は素早い感じで、マネシュとかの動きは大技感がありました。
結末の止め絵とかカンフー映画を意識してる気もしました。

これは観なくていい気がしました。

ラストまでのあらすじ

ダニエル達は連中が撒いている催眠ガスの解毒剤を手に入れたので寝たふりをして待ち伏せし、逃げる一味の後を追います。
しかし解毒剤の効果は長く持たず、結局倒れてしまいました。
そしてダニエル達は一味に捕獲され、拘束されてしまい、仲間のおじさんは頭に電極を付けられて何かの実験をされていました。
この連中はナチスの残党であり、ゾンビ化したヒトラーを生かしつつ、適合するボディを捜していたそうです。
そしてリーンの身体がヒトラーに適合すると判明しました。

ダニエル達は指の骨を折られるなどの激しい虐待を受けたのですが、ホセが救援に来たので何とか拘束を解いて反撃に出ました。
ヒトラーはさっさと逃げ出したので、ダニエル達はベジタリアンゾンビと協力してやたらと強い敵の幹部をたおしました。
一方、ホセは宿敵であったやたら格闘の強い女を下してダニエル達と合流しました。

そして一行はゾンビ達を蹴散らしながら帰路に着きました。

エンドロールで終了です。

結末付近のバトルだけ異常にカッコいいです。

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