恐怖ノシリーズです 恐怖ノ黒鉄扉

恐怖ノ黒鉄扉

廃墟ホテルに行ったらひどい目に遭う話

制作年 2013年
制作国 スペイン
監督 カルロス・アロンソ/ディダック・セルベラ/マルタ・ディアス・デ・ロペ/ラウラ・ガルシア/エウジェニ・ギリェム/アンデル・イリアルテ/ジェラルド・マルティ/マーク・マルティネス/ルベン・モンテーロ/アルナウ・ポンス/マルク・プジョラル/ミゲル・サンチェス
脚本 カルロス・アロンソ/ディダック・セルベラ/マルタ・ディアス・デ・ロペ/ラウラ・ガルシア/エウジェニ・ギリェム/アンデル・イリアルテ/ジェラルド・マルティ/マーク・マルティネス/ルベン・モンテーロ/アルナウ・ポンス/マルク・プジョラル/ミゲル・サンチェス
上映時間 69分
出演
マリオ・マルソ
シャルロッテ・ベガ
アレックス・バトローリ

だいたいのあらすじ

1998年の12月28日、双子殉教者の祝日で盛り上がる夜のこと、12ヒルズホステルには若者が多数宿泊していました。
いじめられっ子のメガネ君は女子を装う手紙に騙されてボイラー室に誘い出され、悪ガキ共に閉じ込められてしまいました。
そんなことを知らん女子連は大人数でシャワーを浴びたのでメガネ君は蒸し焼きにされるのでした。
オッパイ沢山出ます。黒鉄扉の意味わかりました。怖いという痛い系でちょっとグロいです。

その15年後の同じ日、暖冬の影響でスキー場が開かれず、スキー場を探し回って空振りに終わったアレックス(マリオ・マルソ)達は車にぎゅうぎゅう詰めに乗り込んで帰宅しようとしていましたが、道に迷っていました。
その内、ララ(バルバラ・メスタンサ)が道を発見したから曲がれとか言い出すし、チノ(エンリク・アウケル)はふざけまくりで運転手のクリスティアン(アレックス・バトローリ)はブチ切れます。
皆で車から降りて休憩したのですが、その際にフレディ(ジョアン・アマルゴス)は12ヒルズホテルの看板を発見し、皆でここに泊まろうと言い出します。

もう夜もふけていたこともあり、皆が賛成したのでスタンドで買い出しすることにしました。
しかしスタンドの店員はホステルと聞いて「もう廃業してるわよ」と告げ、立ち寄った警官(マネル・ドゥエソ)も「廃業してるし危険だからあそこには行くな」と指示しました。
そんなことを若者が気にするはずも無く、皆はこっそり泊まろうぜということになったのですが、イネス(パウラ・マリア)はバスで帰ると言い出してバス停まで歩き始めました。
イネスはバス停で不気味なおっさんに町まで送ろうか?と誘われたのですが、スルーしました。

ホステルに憑いた連中は好き勝手していたのですが、言うことの90%が嘘松成分であるチノが「ナイフを持ったヤツが居る」と告げて倒れるという盛大な嘘松を披露しました。
一方、イネスはいつの間にかバッグがなくなっていることに気付いて周囲を探すと道路の真ん中に自分のバッグが置かれ、笑い袋のような声を発しているのを発見しました。
そこでバッグに近づいて調べると紙人形が付いた笑い声のテープが再生されていたので停止させたのですが、その際に毒蛇に噛まれました。
この紙人形は冒頭のメガネ君と一緒に燃えてました。
イネスは身体の自由が利かずに路上に倒れてしまい、バス停に接近してきたバスに向かって叫び声を上げながら轢かれて死亡しました。

アレックスは実はエヴァ(シャルロッテ・ベガ)が大好きだったのでフレディに後押しされてこの機会に親睦を図ります。
しかしエヴァはクリスティアンが好きなのでアレックスをお友達扱いしかしないのでした。
更にクリスティアンからは幼少期に二段ベッドの上段でお漏らししたことをバラされます。

その頃、ジョルディ(アレイシュ・メレ)とサンドラ(ディアナ・ゴメス)はいつでもどこでもやりまくりなのでトイレで激しくHしていました。
すると壁の穴からサンドラのブラがするすると盗まれたので、「どうせチノだろ!ふざくんな!」とジョルディが覗き込むのですが、穴から錐のような物が差し込まれて死亡します。
サンドラは穴から紙人形が差し入れらるのを見て、噴き出た血でオッパイ血まみれにしつつも逃げ出したのですが、床には石鹸のトラップが無数に仕掛けてあり、転倒して頭部を強打して動けなくなった所を引き摺られて拉致されました。
コントみたいですが、石鹸系はガチでヤバいですよね。私もやらかしそうになったことあります。

チノは机に血まみれで座らされているサンドラを発見して声を掛けるのですが、サンドラは頭を剥がされてイカレたようで、脳みそに指を入れてオナ〇ーするという上級者プレイを披露した挙句に血を吐いて絶命しました。
そういう訳なのでチノは絶叫して逃げ出し、車を勝手に運転して逃げるという超身勝手行動をしたのですが、タンクに細工されていたのか燃料切れでエンストしてしまいました。
そして通風孔からなぜか蜂の大群が侵入し、チノは刺されまくりで死亡しました。

クリスティアンはモテモテでララは彼がエヴァに霧中なので仕方なくアレックスに接近します。
二組のカップルでダンスを始め、ララにキスされそうになったアレックスでしたが、その時突然停電しました。
ずっと不思議に思ってたんですが、どうして電気使えてたんでしょうか?
フレディがライトを手に直しに行ったのですが、ガソリン入りのバケツが落ちてきた挙句、火を点けられて火だるまになり死亡しました。
随分頑張って走っててスタントの人大変そうです。
それはそうとバケツが落ちた際の摩擦だけでもヤバそうな気がしますが…
この辺からクリスティアンがスマホで撮影し出したのでPOVになります。

アレックスはフレディが戻らないので捜しに行こうと言い、面倒くさいというクリスティアン達を、無理矢理同行させました。
そして血まみれのサンドラのブラを発見し、と笑い袋音を聞いたのですが、チノの悪戯だと考えていました。
しかし直後に箱に入ったジョルディの首やサンドラの遺体を発見し、これはヤバいと逃げ出しますが、ララが罠に足を挟まれます。
どうにか罠を外してやってワーワー言いながら逃げ出しました。
POV終わりです。

ひとまず用具置き場に避難したのですが、ララは大怪我、、クリスティアンは「もう皆死ぬんだ」とヘタレキャラになったので使い物にならず、アレックスとエヴァが車を取りにいくことにしました。
その間にクリスティアン達はヘンなガスを吸わされてイカレてしまった挙句に死亡しました。
車が無いので戻ったアレックス達はクリスティアン達の遺体を発見し、エヴァは絶望します。
アレックスはどさくさ紛れに告ってエヴァを励ましました。

アレックス達は一室で新聞記事を発見したのですが、冒頭のメガネ君の事件と翌年にいじめっ子三人組も死んでいたと知ります。

感想

これはイマイチです。
廃ホステルに入ったら呪われてて大変!という内容です。
設定はなかなか面白そうな感じだったのですが、イマイチでした。
というのも折角の設定を全然生かしていないという。

まず紙人形がやたらと出てくるのですが、これを殺人鬼が使う理由がわかりませんでした。
もしかするとスペインでは悪戯の際にこの人形を使うんでしょうか?
そうでも考えないとこの紙人形をわざわざ提示する意味がわかりません。
また、この紙人形は後半だと使わなくなってるので、ますます意味がわかりません。

殺人鬼の正体が後半に明らかになるのですが、無理あり過ぎです。
一連の殺人をこなすのは人間業では難しい気がしていて、特と蜂とガソリン無理だと思います。
殺人鬼が一切姿を現さなかったので、これだったらオカルトに話持ってっても良かったのでは?

火だるまシーンで引っ張ったり、グロは割と頑張ってた気がするので残念です。
なぜか山の魔王の宮殿にてが良く使われてました。

ラストまでのあらすじ

そしてアレックス達は自分達がいるのがボイラー室だと気づいたのですが、時すでに遅しで監禁された上にボイラーが稼働を始めました。
アレックスは肩車してエヴァを通風孔から逃がし、自分は残ることにします。
とうとうアレックスは熱の中で意識を失いかけるのですが、エヴァが戻ってきて通風孔からロープを投げてくれました。
ということで「絶対にあきらめない」と熱烈なキスをした二人は路上を目指して走りました。

そこに怪しいおじさんが現れて「乗るかい」と声を掛けてきたのでエヴァは「乗る」、アレックスは「乗らない」と意見が分かれた末に結局乗ることになりました。
間もなく車はスパイクベルトを踏んでパンクしてしまい、おじさんはスペアタイヤと交換しに外に出ます。
しかし後部座席にイネスの鞄を発見したアレックスはおじさんが怪しいと踏み、鞄の中に入っていた銃をおじさんに突きつけました。
おじさんも荷台に積んでいた散弾銃を取りだして睨み合いになり、おじさんは銃をエヴァに向けて「銃を下ろせ」と要求します。
ところがなぜかアレックスの手には拳銃が貼り付いて離れず、このままではエヴァが撃たれると判断した彼はおじさんを射殺しました。

おじさんは絶命する寸前にアレックスの腹に発砲したので、彼は死亡してしまいました。
一人生き残ったエヴァはスタンドまではしったのですが、早朝なので営業開始していないようでした。
エヴァは不法侵入して電話を借り警察に電話したのですが現在地が説明できず、電話は切れてしまいました。
なぜか店員が現れ、不審な態度を取った後に自分が自棄死んだ少年の母であると明かし、一連の事件の犯行を匂わせます。
エヴァは隠し持ったナイフで店員を刺したのですが、それは玩具のナイフだったので棚を倒して店員を下敷きにして逃走しました。

エヴァは車のスクラップ場のような場所に逃げ込み、バールをゲットしました。
一方、電話を逆探知した警察では警官をスタンドに派遣し、間もなく到着しました。
エヴァは店員にネイルガンで撃たれながらも上手いこと身を顰め、店員の足にバールを突き刺してネイルガンを奪って突きつけました。
しかしその現場を警官に発見されて射殺され、エヴァは「私何もしてない」と呟いて息絶えるのでした。

エンドロールで終了です。

うーん。店員が犯人とか無理あります。
どうもスペインの警察は警告なしでいきなり発砲するようです。