ナチス・オブ・ザ・デッド
トレジャーハントに行ったらひどい目に遭う話
制作年 | 2015年 |
制作国 | ドイツ |
監督 | マティアス・オロフ・アイヒ(マシュー・O・オークス) |
脚本 | マティアス・オロフ・アイヒ(マシュー・O・オークス)/ベルトン・ストラック |
上映時間 | 77分 |
出演 |
パトリック・ヤンス |
エスター・マース |
アシエル・マルチネス・ポル |
だいたいのあらすじ
3か月前にゲットした謎の映像を公開した所、なぜか米政府から削除要請が来ました。
そして米政府はこの映像の存在を否定しているそうです。
その映像は兵士っぽい連中ががナチスの軍服を着たゾンビ軍と交戦しており、やがてヒトラーゾンビも現れるという内容のようです。
こんなクソ映像は否定以前だと思います。
14時間前、ボディアーマー風のスーツを装着したマーカス(パトリック・ヤンス)とトーマス(アシエル・マルチネス・ポル)は通行証を偽造して米軍基地に侵入しました。
カメラ付きのヘルメットを装着したマーカスは腕に装着したデバイスでトーマスとやり取りしつつ単独で立入禁止区域に侵入しました。
間もなく見張りの兵士に発見されてしまったマーカスはバンバン発砲されながらも付近のダムに飛び込み、その先に洞窟のような物を発見しました。
更に先に進むとナチスのマークが付いた施設になっており、そこでマーカスはWW2時代のドイツ軍兵士の遺体を発見し、MP38らしき銃をゲットしましたが、流石に使用不能なようでした。
マーカス達はここに保管されているという黄金を狙って侵入したようなのですが、狭い廊下を進むマーカスは動いている人影のようなものを目撃しました。
人影は給仕のお姉さんだったのですが、彼女はゾンビ化しており、グワーと襲い掛かって来ました。
急いで逃げ出したマーカスでしたが、周囲には軍服のゾンビも集まっているようでした。
マーカスはゾンビに襲われながらもゲットしたバールのような鉄棒で撃退しつつ格納庫のような場所に到着しました。
トーマスの誘導で出口を目指すのですが、どうやらこの施設には過去に米軍が侵入していたようでM-16等の装備を発見し、マーカスはそこで使用可能なガバメントっぽい拳銃をゲットしました。
これで戦力アップしたのでゾンビを射殺しながら進んだのですが、マーカスはこの期に及んでも黄金を諦めておらず、付近の小部屋を物色してちっこい金の延べ棒を一本ゲットしました。
その先に進むとなんと発砲してくるゾンビが居たのですが、どうやら自分の真似をしているようだと気づいたマーカスは自分の頭に拳銃を押し付けて自害させました。
その後、トーマスも完全に位置が把握できなくなり、マーカスは迷ってしまいます。
そして迷い込んだ先では巨大な円形砲座のような物やバイオハザードに出てくるカプセルのような物を発見しました。
よせばいいのにマーカスはカプセルを開けてしまい、中からは強化服を来たミュータントが出てきました。
命乞いをするとミュータントは去ったのですが、間もなく兵士が現れ、マーカスは逮捕されました。
しかし兵士達はミュータントと交戦して全滅いてしまい、おまけにマーカスに手錠を架けた兵士は連れ去られました。
その後マーカスは米軍の小隊に捕獲されたのですが、どうやら彼は大変なものを出してしまったらしく、間もなくミュータントの襲撃で小隊は一部犠牲者が出ました。
再びのゾンビ軍団の襲撃で小隊はほぼ全滅し、テイラー(クリストファー・リー・メドウズ)とオニール(エスター・マース)を覗いて全滅しました。
小隊を率いていた大尉は息を引き取る直前に援軍は来ないから逃げろと言い残していました。
仕方なくテイラーはマーカスの手錠を外し、三人は出口を目指します。
その後、テイラーはミュータントに射殺されたのですが、やはりマーカスは襲われず、見逃してもらえました。
間もなく扉は封鎖されて小型核爆弾が作動し、マーカス達は監禁されてしまいました。
感想
これはイマイチです。POVです。
基地の地下にある秘密の地下壕に侵入したらナチスのゾンビに遭遇しました!という内容です。
なのですが、非常にバランスが悪く展開も単調で面白みのない作品だと思います。
展開は逃げる、戦うの繰り返しで画面も暗くてなんだかよくわからず。
理由は不明ですがマーカスが異常に強いです。
彼は米軍の攻撃を全て避けたりと超人でゾンビも倒しまくりです。
そして米軍が異常に弱くて、マーカスが鼻歌まじりで倒していたゾンビに全滅させられてます。
ゾンビも強いのか弱いのかよくわからず中途半端です。
恐らくヒトラーゾンビが出てくるのが売りのようなのですが、それも面白いとは言い難いです。
わざわざ観なくていいのではないでしょうか。
ラストまでのあらすじ
マーカスは自分がダムから泳いできたことを思い出し、オニールを連れてそこから脱出することにしました。
ということでマーカス達はナチスゾンビや米軍ゾンビを蹴散らしてキスしたりしながら先を急ぎます。
唯一の逃げ場だった通路はゾンビに覆われていたので手榴弾を投げ込み、消火器を投げ込んだりして進みます。
そして出口へと後一歩まで近づいたのですが、そこでゾンビ軍団とヒトラーゾンビに遭遇します。
ここで冒頭に繋がります。
弾が切れたのでマーカスはヒトラーゾンビと殴り合ったのですが、ヒトラーゾンビは強いので歯が立ちませんでした。
旗色が悪くなったマーカスはオニールを連れて逃げ出します。
マーカスはオニールをダムに突き飛ばし、しつこく追ってきたヒトラーゾンビと殴り合っていたのですが、間もなく爆発が起こって吹き飛ばされます。
そしてマーカスはオニールに助けられ、脱出成功し米軍に救助されました。
同時に爆破した筈の基地からは例の円形の砲台らしき物がUFOのように脱出していました。
間もなくマーカスはトーマスの居場所を尋問され、吐かなかったので射殺され、オニールも殺されました。
ということでこのテープをトーマスがアップして事件が明るみに出たようです。
尚、マーカスはゾンビ化して研究員に襲い掛かっていました。
エンドロールで終了です。
エンドロールのバックでマーカス達が今回の冒険に至った理由が再生されます。
ユダヤ人の日記を入手してナチスの黄金の存在を知り、米軍基地内に侵入したということです。
あのミュータントみたいなのは宇宙人だったようで、最後に脱出してたのが、あいつだった模様。