烏が狂暴化 鳥(2006)

鳥(2006)

それは 人類への復讐か?

制作年 2006年
制作国 ドイツ
監督 エッツァルト・オネッケン
脚本 スヴェン・ボッチャー
上映時間 93分
出演
スザンナ・シモン
ステファン・ユルゲンス
ナイキ・ファーマン

だいたいのあらすじ

どこかの工事現場っぽい場所で吊ったコンテナが崩れるという事故が発生したのですが、コンテナ内からは無数の烏が出てきて飛び立っていました。

妊婦のアレックス(スザンナ・シモン)は夫のマーク(ナイキ・ファーマン)と共に田舎の家に引っ越して来ました。
ある日のこと、獣医であるアレックスはマークとの通勤中に農家に立ち寄り、烏が子牛を襲って殺したという信じ難い話を聞きました。
またある日のこと、マークと共に母・エディス(ドリス・クンストマン)の屋外パーティーに参加していたアレックスは四羽の烏が人間を引き付け、その間に烏の群れが食事をかっさらうという異常行動を取ったのを目撃しました。
その帰り道にも異常な数の烏の群れを発見し、彼女は群れが大きすぎる…と気になっていました。

ある日、アレックスは友人の新聞記者ダニ(ナイキ・ファーマン)とカフェで待ち合わせたのですが、新聞に目をやると烏がカフェを襲撃して食物を奪い、人間に軽傷を負わせた記事が目に飛び込んで来ました。
事件に興味を持ったアレックスはダニと共に店主を訪ね、同じようなことが各地で起きていると店主の姉を紹介して貰いました。
そんな具合で数珠繋ぎに調べていくと地図上で大きく半円形を描い烏がカフェ等を襲撃していることが判明しました。
アレックスはダニに「この件を記事にして!」と依頼したのですが、「実際に人を襲わないとニュースにならない」と却下されました。

そんな訳で家事がおろそかになり、マークに「シャワーの修理はどうした!」と怒鳴られるアレックスでしたが、ひとまず仲直りしました。

翌日、かつての恩師であり烏の研究をしていたノヴァク博士の家を訪ねたアレックスでしたが、ノヴァクは1か月前に死亡して、研究資料も残っていないと奥さんに追い返されてしまいました。
仕方なくアレックスはノヴァクが勤務していた動物行動学研究所に乗り込み、リーカー所長(トーマス・マインハルト)に烏の件を相談したのですが、「珍しくはない」と片付けられてしまいました。
また、残念ながらここにもノヴァクの研究資料は残っていないそうです。

その後もアレックスは烏を追い、農家の外れの納屋に烏が群れを成していたので確認しに行きます。
一匹の烏が自分に向かってきたので板で撃墜して捕獲すると他の烏は一斉に彼女を攻撃してきました。
アレックスは何とか逃げ出し、撃墜した烏をエディスの下に持ち込み、今までの件を話します。
捕獲した烏の足にはタグが付いていたのですが、アレックスはこの烏を飼育して観察することにしました。

その後、アレックスは図書館で本を閲覧し、ノヴァクの研究が動物の知能を高めるものだったと知るのですが、離席している間にその本は何者かに奪われていました。
尚、アレックスが捕獲した烏はなぜか肉しか食べず、他の物には見向きもしませんでした。
その後帰宅したマークは烏を見て期限が悪くなり、「五月蠅い」と玄関に籠を出してしまいました。

翌日、BBQをしていた人達が烏に襲撃されるという事件が起き、重傷者まで出したので新聞に大きく扱われました。
アレックスが新聞を手にリーカーを尋ねると「ノヴァクは烏の知能を高める研究をしていた。夫人は内容を知っているはずだが何も話してくれない」と告白されました。
そこでアレックスは再びノヴァク家を訪ね「お腹の子の安全のためにも」と切り出して夫人に無理矢理話を聞かせて貰います。

夫人によればノヴァクはヨットの事故で死亡したそうで、遺体は発見されていないのだそうです。
アレックスは夫人の目を盗み、トイレに行く振りをして地下室に侵入したのですが、そこには超本格的な研究施設のようなものがありました。
ノヴァクはここで烏の研究をしていたと確信したアレックスでしたが、怒りの夫人に見つかって「出てけ!」と追い出されそうになります。
アレックスは「真実を聞くまで帰らない!」と逆ギレし、仕方なく夫人はノヴァクの研究について語りました。

ノヴァクは烏の知能を高める物質を発見したのだそうで、これを人間に応用できるのではと考えていました。
しかし知能を高めた烏は通常烏を集めて群れを形成し、繁殖を行ったのですが、高知能烏の能力は遺伝するそうです。
完全肉食になって狂暴化もしたので、リーカーの研究所では2年前に烏の処分を決めたということです。
その際は研究所がすり替えた毒入りの餌を烏に与えたのですが、烏をそれを見抜き、ノヴァクはその際に烏に襲われて死にかけていました。
そしてノヴァクは研究所を退職してからは人が変わったようになり、婦人にも隠し事をするようになったということでした。

その後、アレックスはダニから「市が毒入りの餌で烏殺すってよ」と連絡を受けました。
そこで彼女は対策会議に殴り込み、「烏はそれを見抜くから危険!」と進言したのですが、身柄を拘束されました。
こんなに簡単に場所が分かって侵入できるとかテロ対策大丈夫なんでしょうか?
マークは重要な会議中に呼び出されてブチ切れたのですが、アレックスに「子供が襲われたらどうするの!」と説得されて協力することになりました。

感想

これはイマイチです。
烏の大群が狂暴化してますという内容です。
パニックというよりサスペンスタッチの話でアレックスが烏事件を追うのがメインです。
なのでアレックスの視点で見ていく感じになるのですが、これが私にはイマイチでした。
というのもこの人感情的で、いつも「妊婦に何するのよ!」と騒いでるのがどうも苦手です。

更にサスペンスということなら、真相がわかってスッキリ的なことか衝撃の事実にビックリ的なことになると思うのですが、これも無いです。
全てが有耶無耶の内に終わってしまい、ノヴァクの死の真相や侵入者の正体もイマイチわかりません。
一番思ったのが、冒頭の烏脱走はどういう状況なのよって点です。
あの一件がトリガーとなったのはいいのですが、その前に何が起きてるのか教えて欲しいです。

後半では旦那も協力して家族の絆が大事的な謎テーマが発生します。
結末間際の鳥が畑に集合しているシーンはヒッチコックさんの映画を意識してるみたいです。
あっちの方が断然凄くて何度も観たくなる訳ですが。

そういえば鳥と言えばこの間、カルディで台湾ジーパイの素買いました。
潰すの面倒くさかったので普通に唐揚げにしただけなのですが、普通に美味しかったのでお勧めです。

そういう訳なので凄くモヤモヤしてイマイチ面白みのない映画でした。

ラストまでのあらすじ

まずは弁護士であるマークが冷静に議員たちを説得することになって、その夜は休むことにしました。

その夜遅く、テーブルに置かれた籠の烏は嘴を籠から出してテーブルに突き立て、それを利用して籠を工具箱の所まで移動させていました。
そして釘を口に咥えて鍵を開け、籠から脱走しました。
また、目出し帽を被った人物がアレックスの家に侵入して籠を盗もうとしていたのですが、烏はそれを利用して窓から逃げ出しました。
アレックス達が物音に気付いて駆け付けた時には窓が全開で、賊も烏も消え失せており、空っぽの籠だけが残されていました。

翌日、マークが議員を説得し、以前にアレックスが烏の集団を見た納屋に秘書を案内して確認してもらいました。
ところが烏達は既に退去していたので、秘書たちは「バカバカしい」と引き揚げてしまいます。
これ、いくらなんでも糞とか羽とか残ってる気がしますけど。
調べてみると農夫が巣を撤去したようだったのですが、その農夫は倒れて死亡していました。
そしていよいよ毒餌作戦が開始されてしまいました。

アレックスはノヴァクの資料を借りてきたのでマークとダニと協力して烏をおびき出す方法を探ります。
手掛かりは得られなかったのですが、ノヴァクが研究していたのは列車が走る場所だと判明し、当たりを付けたのでダニを留守番にしてそこに向かうことにします。
道中でアレックスはリーカーに電話し、ノヴァクの最終研究していた場所が分かったと知らせました。

そしてアレックス夫妻は線路沿いに倉庫を発見して侵入したのですが、これがノヴァクの研究施設でした。
どうやら烏は光の信号で呼び寄せると突き止めたのですが、なんと記録映像にはリーカーも映っていました。
そこにリーカーが現れたのでマークは銃を突き付けて彼の銃を奪いました。
リーカーはノヴァクに丸投げで信号の事は知らなかったのですが、マークは以前に見たメモを思い出して「モールス信号だ」と気づきました。
尚、ノヴァクを事故に見せかけて始末したのもリーカーだった模様です。

そういうことでリーカーを拘束して後部座席に乗せ、アレックス夫妻は倉庫に遭った烏運搬用のトラックで出発しました。
畑の真ん中にトラックを停め、天井のライトを点滅させると夥しい数の烏の群れが降下してトラックの周りを囲みました。
サンルーフが壊れてしまったので荷台の後部ドアを開け、ライトで信号を送ると実験体の烏は次々にトラックの中に飛び込み、大人しく棚に入りました。
どうやら実験体は確保したようなので、ドアを閉めて出発し、指導者を失った通常烏は徐々に引き揚げたようでした。

ということでアレックスは議員の下に烏とリーカーを突き出しました。

3か月後、アレックスは無事に娘を出産したのですが、あの納屋では烏が卵を産んでいました。

エンドロールで終了です。

烏との戦いは続くようです。

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