鶴屋南北ヤバいです コワすぎ! 劇場版・序章

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪】

鶴屋南北が呪術師だったとかいう話

制作年 2014年
制作国 日本
監督 白石晃士
脚本 白石晃士
上映時間 71分
出演
大迫茂生
久保山智夏
白石晃士

だいたいのあらすじ

前回です。

OVコワすぎ! FILE-04のネタバレ紹介と感想です。

冒頭に今までのダイジェストがあります。
河童何度見ても笑っちゃいます。

ある日、市川(久保山智夏)と田代(白石晃士)は工藤(大迫茂生)にいきなり呼び出され、コワすぎを再開したいと言われます。
市川ケバくなっててウケます。
前回の真壁の死でショックを受けていた市川は辞退したのですが、工藤はFILE04が凄い反響だったのでぜひ異世界の秘密を知りたいということでした。
あの異世界映像が大反響だったそうです。違う意味で面白くて笑っちゃいましたが。
市川と田代はその辺りの記憶が無く、工藤も実は忘れていたのですが、映像を見て思い出したそうで、工藤は市川に「助けてくれてありがとね。今度はなんかあったら俺助けるから」と珍しく礼を言っていました。

他にも再開したい理由があるそうで、工藤は最近真壁が夢に出てきてこの仕事と工藤の両親の死には関連があると言われたそうです。
市川は「夢ですよね?」と流そうとしたのですが、直後に工藤の背後に真壁(栗原瞳)が現れて「シー」と指に人差し指を当てた後に消えたので皆は騒然とします。
第三の理由としてはFILE04がバカ売れしたので、もっと設けて借金返済!ということだそうで、市川は借金の理由は競馬では?と邪推したのですが、工藤は過去作品の赤字分と説明しました。

ということで継続することになり、早速ある制作会社が青春映画を撮影中に映り込んだという投稿映像を観ることになりました。
ドラマ内の葬式シーンがあり、ガングロギャルの背後に顔が腫れたような女性の顔らしき物と画面全体にも不気味な靄が一瞬映っていたのですが、その靄はFILE04で撮影された異世界の入り口に酷似していました。
この映像の監督・山内(田中佑和)に話を聞いたところ、脚本の一部でお岩さんネタを扱っている部分があったのですが、お岩さんネタでは必須であるお祓いをしなかったということでした。
それどころか台詞でディスってます。「来るなら来い」とかもっとひどいこと言ってます。
それはそうとしてこの台本よく見ると超くだらないです。アケミちゃんというパン子疑惑のある子に居酒屋の大将がハツ二本でやらせろとか言ってますw

山内によればキャストが警察に逮捕されたり、メイン女優であるガングロギャル・松井江見(中村でんじろう)は音信不通だそうです。
そこで工藤達は松井の家だという古い平屋住宅を訪ねたのですが、家の出入り口や窓にはガムテープやアルミホイルで目張りしてあり、なぜか工藤が愛用しているあの呪いの髪束らしきイラストもありました。
霊界ミミズかな?
そして工藤が「持ってくればよかった」とか言い出したので、市川と髪束がパワーグッズか呪いグッズかという件で言い争いになります。
グダグダになってきたところでその時家の中から「うああああ」と叫び声が聞こえたので、工藤は「松井さーん。苦しいんだろ。助けになれるかもしれないから出てきなよ」と呼び掛けました。

そこで市川が「無責任なこと言うな」的にツッコんで口論になったのですが、ガラッと玄関が開いて松井が出てきました。
工藤は暴力人間なので市川の頭はたいてます。
松井は右目に包帯を巻いて目が座っており、「お前が消えろ。お前のせいだ人殺し」とか言い出したので、工藤は「テキトーなこと言うな!バカヤロー!」とブチ切れます。
すると松井は包丁を手に飛び出してきたので工藤は真っ先に逃げ出し、逃げ遅れた田代が襲われそうになりました。
一旦逃げてからもう一度様子を見に戻ったのですが、松井は玄関からこちらを伺っており、工藤達は取材を諦めました。

今度は自宅を撮影現場として提供したスタッフ・中田佑佳(田中佑佳)を訪ねて話を聞いたところ、家には特に曰くはないが撮影が始まってから同居している父が自律神経失調症で寝たきりになってしまったそうです。
そして市川が松井ポジションに立って検証していた際に大音響がし、背後にあの目の腫れた女性と松井らしき人物が一瞬現れるという怪異が起き、市川の右目に白い影も発生していました。

その後、市川の右目がゴロゴロしだしたので「お金で責任取って欲しい」とか言い出したのですが、よく考えてみると自分達もお祓いしてないと今更気付いたので、ひとまず工藤達はお祓いを受けました。
しかしその際にも市川の背中には女性の顔が映るのでした。

怪談に詳しい吉田経人(吉田悠軌)によれば四谷怪談はそもそも創作なので、怪談を聞いた人のイメージが祟りを作り出しているのではないかということでした。
また彼によれば鶴屋南北は呪術師だったということで、もしかすると呪術を成し遂げるために四谷怪談を書いたのかもしれないということです。
凄いことになりました。風説の流布です。
更に工藤達は浄霊師であるという宇龍院道玄(宇賀神明宏)を紹介してもらいました。

ということで道玄の道場を訪ねたのですが、彼は喫煙しつつ開口一番工藤を「異常。全ての原因」と断言し、市川の周りにはミミズのようなものが見えるそうです。
工藤は道玄に助力を求めたのですが、横柄キャラである道玄は「金をもらってんだからやってやる」と偉そうに引き受けたので、彼が席を外している隙に工藤は「ミミズとかFILE04見たんじゃねえの。インチキだったらボコボコにして返金させてやる。コワすぎのDVD1000本買わせる」とかイキっていました。
そしてお祓いが始まり、正座した市川は謎の装置を右手に握り、左手を水槽に漬けるよう指示され、絶対に左手を水槽から抜いてはいけないと命じられました。

そして道玄のライトを使った催眠術のようなものをかけられた市川は近づいてきた光の中に入り、そこでお岩さんらしき白い着物の女性を目撃しました。
市川は段々近づいて来て謎の呪文を唱えてくるその女性に怯えながらも道玄の指示に従って名前を聞きます。
そして市川の身体にその女性が憑依したので道玄は名前を聞き出そうとしますが、その際に市川の斜め後方に白い着物の女性が一瞬現れたので田代と工藤は大騒ぎして道玄に怒鳴られます。
これエクソシスト2に似てますよね。こっちの方がバカで面白いですけど。
更にテーブルが動いたので工藤は大騒ぎし、道玄に「こっちは命懸けなんだから邪魔すんな!」と怒鳴られ、「俺だって命懸けだ!」と逆ギレして怒鳴り合いになります。

市川は突然ゲロを吐いてしまい、着物女性は頻繁に現れたのでその都度、工藤と田代はたまに道玄に謝りつつもワーワー騒ぎます。
田代の騒ぎ芸でお腹痛いです。
そして市川の絶叫と共に道場が停電し、道玄の必死の呼びかけにとうとう市川は「岩」と自分の名前を言いました。
更に市川は「「なんちゃらかんちゃらクワトロ」とピザの名前のような謎言語を延々と喋り、工藤は「何言ってんだこいつ」と大騒ぎします。
その後、道場の襖が吹っ飛んで岩の戸板返しを再現したり、市川の手から大量の髪の毛が発生したりしたので工藤達は大騒ぎします。
一人冷静な道玄は除霊を続けていたのですが、岩は傀儡で背後には強大な力を持つ古の神なので太刀打ちできないと言い出します。

そして市川は倒れ、そこには黒い手を沢山生やした髪の毛の塊状になって浮遊する松井が現れました。
こういう雑なデザインは本当に上手いと思います。

感想

これは普通です。
今回は四谷怪談の謎を捏造します。
面白いことは面白いのですが、若干飽きてきました。
でもなんとなく観てしまい笑ってしまうという。
もう水戸黄門とか暴れん坊将軍に近い気がします。
世の中お金が大事だと教えてくれる教育番組でもあります。

CGの捏造レベルが段々と上がって来てるのは努力家なんだなあと尊敬します。
一応工藤の両親殺害の件とかチラッと出て来たんですけど、まだ引っ張るみたいです。
引っ張るだけ引っ張って劇場版でも設けてウハウハってことのようです。

今回はチートアイテムっぽいのと新キャラが登場しました。
あとこっちサイドで新キャラも出て来たのですが、この人は若干工藤とキャラ被ってる気がします。
工藤よりイケてる気はしますが。
ガングロギャルの人がヤバいのになってるのはちょっと可哀想でしたが、あれはドラマ上の役柄だけみたいで、なんでわざわざガングロにしたのか謎です。
もしかすると田代の中の人の趣味なのかもしれないです。
市川が段々ケバくなっててヒロイン化してるのもウケます。

ラストまでのあらすじ

道玄は一突きで松井を倒して事態は収拾したかに思えたのですが、道玄曰くまだ市川の身体には憑きものの芯が残っているそうです。
そして道玄は「松井が元凶で既に人間では無いからこの世から消えてもらうしかない」と凄いことを言い出し、工藤はそれに「消えてもらうしかねえな」と軽く応じました。
更に真壁も内側からこちらの手助けをしているそうです。
尚、市川は右目から少し出血していたのでパニックを起こしていました。

その後、犬井里子(松本雅子)の親戚だという犬井直美なる人物からゆうパックが届き、里子が自殺したという手紙が入っていました。
更に里子の遺書も同封されていたのですが、それによると彼女はFILE04を見てこの世に絶望したそうで、「工藤に希望を託す」という目を疑うことは書かれていました。
里子は死ぬ前に自身の命とも言える呪術を完成させたそうで、それも同封されていたのですが、それは髪束を入れるとパワー増大して必殺の呪具になるという袋でした。
なんとこの袋に入れるとパワー増大だけではなく、袋の外に呪いが漏れず、髪束の件を悟られることも無いという超ご都合便利アイテムでした。

袋の中では髪束がヅラのようになって蠢いていたのですが、工藤は松井との決戦にそれを持参すると言い出します。
田代は道玄に怒られると反対したのですが、「怒らしときゃいいし、あいつが失敗した時の保険」的なことを言って相手にしない工藤でした。

ということで道玄と共に松井の家の殴りこんだのですが、市川の目は腫れていてこのままだと異界の入り口になると道玄は告げました。
中を伺うと松井は謎言語で謎の祈祷を行っており、非常にまずい状態だと道玄が言うので、工藤は疑惑の目を向ける市川に「泥棒扱いすんな!クソアマ!」と怒鳴りつつ玄関をピッキングしました。
工藤達は道玄に余計なことすんなよ!と釘を刺されつつ異臭漂う松井家に突入しました。
そして道玄が汚物まみれになって佇んでいる松井に気を放つと松井はバッタリと倒れたのですが、包帯を解いて腫れあがった目から緑色の触手を出します。

するとそれに呼応して市川が右目を押さえて苦しみ出したので道玄が松井を突いたのですが、彼女は異界の入り口に姿を変えました。
そして市川は異界に飛び込んでしまい、工藤は「早く逃げろ」という道玄を髪束で殴り倒し、田代を巻き添えに異界へと飛び込みました。
田代超とばっちりです。
工藤は立ちはだかる触手の山を髪束で飛ばしながら一瞬現れた真壁を横目に市川を捜し、突然現れた松井と口裂け女のデカい顔を髪束パンチで吹き飛ばしました。
そして市川を救出してなぜか松井の部屋に戻り、道玄が異界の扉を消しました。
市川の目は元に戻り、異界から戻れたのも道玄が念じていたせいだそうですが、なぜか今回は全員の記憶がありました。

その後、足を踏み入れたものは全員発狂死するという「タタリ村」の情報が寄せられたので、工藤は早速道玄を呼びました。
そして市川はこの村は呪術師集団で鶴屋南北も幼少期を過ごしたらしいという噂を語り、工藤は道玄に「全員発狂凄くね。一緒に行こうよ」と誘います。
工藤は「映画化しよう。アイドルとか連れてって盛り上げよう」と言い出し、凝りもせずにお金儲けを企むのでした。

エンドロールで終了です。

懲りないですね。でも全員発狂凄いね!と思ってしまう私もいます。
アイドルとか連れてって云々は完全に田代の人の趣味のような気がします。
犬井さんのご冥福をお祈りいたします。

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