割と面白いです キューブ■RED

キューブ■RED

ゲームに招待されたらひどい目に遭う話

制作年 2007年
制作国 スペイン
監督 ルイス・ピエドライータ/ロドリゴ・ソペーニャ
脚本 ルイス・ピエドライータ/ロドリゴ・ソペーニャ
上映時間 92分
出演
ルイス・オマール
アレホ・サウラス
エレーナ・バレステロス

だいたいのあらすじ

数学者を目指す学生が未解決問題であるゴールドバッハの予想の解を出そうとしていたのですが、なぜか部屋は荒らされて資料やPC一式を盗まれてしまいました。

4か月後、フェルマーなる人物から数学者に「5-4-2-9-8-6-7-3-1という連続した数字から法則性を見つける」という問題が解けたらパーティーに招待しますという手紙が来ました。
この解は数学というより、アルファベット順に文字を並べるというアナグラムだったのですが、正解した4名には追って指示がありました。
パスカル(サンティ・ミラン)、ガロア(アレホ・サウラス)、ヒルベルト(ルイス・オマール)、オリヴァ(エレーナ・バレステロス)というニックネームを付与された4名は道中で合流したりしつつ招待先に到着しました。
冒頭の学生はガロアです。

集合場所の湖に到着した4人はライトの明滅に誘導され、ピタゴラスと書いてあるボートを漕いで対岸へと向かいます。
対岸からはスマホの地図に誘導されて車で移動し、やって来たのは穀物倉庫でした。
ボロい穀物倉庫の廊下を進むと赤い壁の一室があり、ソファや壁の書棚、ピアノという調度類が並ぶ知識人の会合場所といった雰囲気でした。
一行はその部屋でくつろいでいたのですが、誰もファルマーの正体を知らないそうで、ガロアも私書箱を調べて本名は確かめたのですが、それ以上は分からなかったということでした。

やがて部屋にフェルマー(フェデリコ・ルッピ)と名乗る初老の人物が現れ、夕食タイムになりました。
夕食後、フェルマーは病院から電話をもらい、意識不明の娘の関係で行かなくてはと出て行ってしまいました。
フェルマーの残して行った上着のの中の財布に入っていた娘の写真を見たパスカルは青ざめて動揺していました。

そしてオリヴァのスマホに「スイーツ店に箱が3つ届き、1つはミント、もう一つはアニシード、もう一箱はミックス。しかし箱に書かれた表記は全て間違っている。いくつ取り出せば中身を確かめられるでしょう?」
という問題を1分以内に解くように指示がありました。
パスカルは全ての表記が誤りであるならミックスを開ければ結論は出ると回答し、オリヴァがそれを返信しました。
ここで気づいたのですが、壁がいつの間にか動いて部屋が縮み、問題に正解しないと潰れるようで、更に出られなくなっていました。

今度の問題は0と1の169個の数列の暗号を解けというもので壁を止める術がないと悟ったオリヴァは麻雀パイを並べて暗号を解こうとします。
そしてパスカルはフェルマーの狙いは自分で皆は巻き添えを受けたのだろうと語ります。
パスカルは雨の日に上司を車で迎えに行く際に犬のうんちを踏んでしまったことに気付き、仕方なく靴をボックスに隠したそうです。
そして少女が飛び出して来たことに気付いたのですが、犬のウンチがついているブレーキを踏むのを躊躇して轢き逃げしたそうです。

翌日、パスカルは警察に出頭したのですが、その少女がフェルマーの持っていた写真の少女だということでした。
一方、ようやく麻雀パイを並べ終えたガロアは「髑髏」と送り、正解しました。

次の問題は「密閉された部屋の中に電球が一つ。外の3つのスイッチのどれかで電球が点く。ドアが閉じている間は全て押せるが、開いているときは1つしか押せない」という問題でした。
オリヴァは「1を押してドアを開け、電球が熱ければ正解。不正解なら2を押して熱ければ2が正解。冷たければ3が正解」と答えて正解しました。
なんか段々クイズみたいになってきました。
私が答え言われる前に正解できたのは今の所1問目だけです。

皆はてっきりフェルマーが犯人だと考えていたようですが、フェルマーは本当に慌てていたようで、道中のスタンドで財布が無いことに気付いていました。
そして全員の実年齢がそれぞれ仇名の学者の死んだ年齢だと発覚したので、犯人は全員を殺すつもりなのだということになりました。

今度の問題は「4分と7分の砂時計を使って9分を計る方法」という内容でした。
オリヴァは「同時に砂時計をスタートさせて4分が落ちたら逆向きに、これで8分計れる。その間に7分計も逆さにしておき、4分計が終わったら逆さにする。これで9分計れる」と答えて正解しました。
8分までは分かったんですが…
その間、男たちはどんどん狭くなっていく壁を止めようと本棚を倒したりしていました。

今度の問題は「生徒たちに娘の年を聞かれ、掛け算で36、足し算で家の番地になる。長女はピアノを弾く。」というものでした。
この問題意味不明で考えてる間に即答されました。
これにはガロアが「9歳の長女と2歳の双子の娘」と即答し、時間を稼ぐためにまだ送るなとオリヴァに指示しました。
その間に斜めに倒した本棚に本や瓶等を皆で詰めまくります。
壁が垂直に迫ってくるので斜めなら受け流せると考えたようです。頭いいですね。
しかし本棚では限界があったようで、急いで正解を送って回避しました。
そして皆はフェルマーの招待状を発見し、彼が犯人ではないと確信しました。
一方、フェルマーはようやく病院に到着し、電話してないと言われてしまったので戻ろうとしていました。

感想

これは普通です。
キューブと謳ってますが、あのシリーズとは無関係です。
おじさん達がなぞなぞごっこしながら潰されていくという内容です。
こう書くと身も蓋も無い感じですが、意外と面白いです。

出される問題はそんなに数学寄りのものではなく、クイズ的なもので時間制限もあるので一緒に楽しめます。
くだらない問題多いですけどね。尚、私は1問しか正解できませんでした。
家の番地の件と01の羅列の問題は酷いなあと思いましたw
スペインの映画なので番地の制限とかピアノを習う年齢とか決まってるのかなあとも思いました。

一応、部屋もバキバキ潰れるし、時間制限の所為かスリルあります。
途中で携帯を落としてしまうシーンがあったのですが、ハラハラしました。

一応、出てくる人達には相関があったりするのですが、あまり関係ないんじゃね?っていうのが残念ポイントです。
色々と情報が出てくる割に犯人の動機は無関係だという。
ちょっとこの点はズコーって感じでした。

私的には意外と楽しめて暇つぶしになりました。

ラストまでのあらすじ

実はガロアとオリヴァは顔見知りであり、二人は過去に付き合っていたと明かしました。

今度の問題は有名な「嘘吐きと正直者の門番に質問を1回だけして出ることができる」というものでした。
これは答え知ってました。
パスカルは「相方の門番がどちらのドアを示すか聞く」と返信して正解しました。

今度は年齢の問題だそうで、ヒルベルトが一人で解くことになり、その間にパスカルはガロアとオリヴァが別れた理由を聞いていました。
ガロアがオリヴァと別れた理由は浮気を疑ったからだそうですが、実はオリヴァはネットで知り合ったチェス相手の船上パーティーに参加したそうです。
そしてそのパーティーでは犯罪行為が行われていたそうで、オリヴァは色々なことをされてしまい、その後も呼び出されることになってしまったのですが、その首謀者とはヒルベルトだったのです!

ガロアは逆上して二人共死ねと怒鳴ったので犯人扱いされたのですが、パスカルは「あの時、フェルマーに電話できたのはヒルベルトだけだ」と暴きました。
そしてヒルベルトは何もかも白状し始めたのですが、彼はゴールドバッハの予想の解を得る直前だったそうです。
しかし、ガロアに先を越されそうになったので絶望し、彼のことを色々調べている間に妨害行為が行われたこと知ったそうです。
そこで当時の恋人だったオリヴァに近づき、ガロアの研究が降り出しに戻ったと聞いて安堵していたということです。

一方、フェルマーは警察に声を掛けられ、免許不携帯だったので同行してもらっていました。

また、全てはガロアを潰すことが目的だったそうで、フェルマーとパスカルこそが巻き添えであり、ヒルベルトはフェルマーに罪を着せるつもりでした。
そしてフェルマーの車のシートベルトには毒ガスが仕込んであり、警官に指摘された彼はベルトを着用し、意識が朦朧として崖下に転落死していました。

実はガロアはゴールドバッハの予想を解くことができておらず、焦って妨害を捏造していました。
それを聞いたヒルベルトは呆気にとられたのですが、ガロアが殴り倒してKOしました。
パスカルはヒルベルトは80で死んだから逃げる気だったに違いないと予測し、逃げ道を探すことになりました。
そして黒板の裏に脱出用の小型エレベーターを見つけた三人は部屋が潰れるギリギリのタイミングで脱出しました。

再びボートを漕いでいた一行でしたが、ガロアはヒルベルトの研究結果を持ち出していました。
そして自分の名前で発表しようかと言い出したので、パスカルはそれを奪って湖面にポイしました。
これにはオリヴァも同意して微笑み、間もなく一行は対岸に到着しました。

エンドロールで終了です。

意外と面白かったです。