電柱小僧の冒険
電柱生えた少年がひどい目に遭う話
制作年 | 1987年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 塚本晋也 |
脚本 | 塚本晋也 |
上映時間 | 45分 |
出演 |
仙波成明 |
田口トモロヲ |
叶岡伸 |
だいたいのあらすじ
背中にちっこい電柱を生やした電柱小僧(仙波成明)は今日もオラオラと学帽を被った中国人風のヤンキーに虐められていました。
電柱攻撃されててウケます。
そこに木刀を担いだ漢らしいモモちゃん(叶岡伸)が現れ、ヤンキー共を追い払ってくれました。
この電柱小僧は天才だったらしくタイムマシンを開発しており、モモちゃんの前で「凄いだろう」と操作して見せたのですが、作動してしまったらしく時空の彼方に飛ばされてしまいました。
電柱小僧が飛ばされた先は黒煙に空が覆われて世紀末世界で、悪のリーダー(塚本晋也)が手下1(田口トモロヲ)、手下2(仙波成明)と鉄男移動をしながら人を襲っていました。
リーダー達は教師っぽい人(叶岡伸)と対決しようとしていたのですが、そこに電柱小僧が吹っ飛んできて、手下をぶっ飛ばしてしまいました。
驚いたリーダーは「なんじゃその背中はー」と誰もが思っていたことを代弁しれくれたのですが、その隙に教師は小僧を連れて退散しました。
教師が言うにはこの世界は小僧の居た25年後の世界だそうで、10年前から新選組なる吸血鬼集団が現れ、アダムJrという爆弾で空を覆って太陽を遮断してやりたい放題だそうです。
そして彼女によれば小僧は電柱パワーで世界を救うのだそうで、教師は小僧の電柱にランプを付けてくれました。
一方、吸血鬼連中はアダムJrの効果と在庫が切れそうなので、アダムスペシャルという世界を永遠の闇に陥れる最終兵器と謎の機械女性(不二稿京)の開発を同時進行していました。
尚、機械女性を作っているのは女に飢えているからの模様です。
その頃、教師と小僧は腕立て腹筋といった誰にでも出来そうな過酷なトレーニングを行い、打倒新選組に燃えていました。
その後、教師と小僧はのび太の家風の一軒家である吸血鬼のアジトに殴りこんだのですが、あっさり敗れて教師は重症を負い、小僧は教師を連れて台車に乗って逃げます。
未来感全くないです。
手下二名は二人を追撃したのですが、その間リーダーは急に目覚めた機械女・イブを吸血したりHなことをして遊んでいました。
そして手下に追いつかれた小僧達はボコボコにされるのですが、アダムJrの効力が切れて太陽が覗いたので、手下は引き揚げました。
瀕死の教師を看病していた小僧は身の上話を聞いて、彼女の夫が既に黒煙に呑まれた件、夫は小僧の出現を予言していた件を聞きました。
一方、新選組はアダムJrが尽きたので未完成のアダムスペシャルを使用しようとしていました。
その後、電柱小僧の前には江戸時代の電柱小僧が現れ、「いつの時代も電柱小僧は世界を照らしてきた。お前も頑張れ」とよくわからない激励をして消えたのですが、彼が小僧をこの時代に呼び寄せたそうです。
そしてアダムスペシャル発射の直前に教師と小僧は殴り込みを掛け、何とか阻止したものの教師はイブに吸血されて取り込まれて死亡し、イブは覚醒して暴走を始めました。
感想
これは普通です。かなりの珍作です。
電柱が背中に生えた少年が未来に飛ばされて大変!という内容です。
どういう映画なのかさっぱりわからないのですが、どうもロマンス映画だったみたいです。
観終わってみても何を観たのかよくわかってなくてあらすじもどこまで拾えてるのか不明です。
演出は鉄男に凄く似てる感じで機械女とか出てきます。
移動も例の地面を滑るやつで、この辺の勢いは鉄男っぽいです。
やつは大仰な演技ながらもシリアスだったのですが、この吸血鬼のリーダーはかなりコミカルです。
本当に何だかよくわかりませんでしたが、意外と面白かったです。
ラストまでのあらすじ
教師の正体がモモちゃんだと知った電柱小僧は哀しみパワーを炸裂させてパワーアップしました。
そしてアダムスペシャルの発射に失敗した新選組と最後の決戦となります。
電柱小僧のランプは世界を照らし、リーダーも電柱ヘッドバッドでぶっ飛ばしました。
そして世界を太陽が照らし、新選組は溶けてなくなりました。
こうしてこの世界は救われたのですが、電柱小僧は江戸時代の電柱小僧から「わしはもうダメだから、次の時代の電柱小僧を捜せ。それがお前の任務だ」と託されました。
なんだか全く意味がわかりませんでした。スミマセン
尚、イブの正体はモモちゃんと電柱小僧の間にできた娘だったそうで、小僧はモモちゃんと結婚していたようです。
その後、小僧は現代世界に戻り、「いつまでもモモちゃんの笑顔を守りたい」と心から願うのでした。
そして二人は一緒に仲良く帰りました。
エンドロールで終了です。
結局なんだったんでしょうかw