二段オチっぽいです CANAL 運河の底

CANAL 運河の底

16mmフィルム発見したたひどい目に遭う話

制作年 2014年
制作国 アイルランド/イギリス
監督 アイヴァン・カヴァナー
脚本 アイヴァン・カヴァナー
上映時間 90分
出演
ルパート・エヴァンス
アントニア・キャンベル・ヒューズ
ハンナ・ヘクストラ

だいたいのあらすじ

国立映像記録局に努めるデイヴィッド(ルパート・エヴァンス)は同僚のクレア(アントニア・キャンベル・ヒューズ)と共に社会科見学の子供に昔の映像を公開したりしていました。
デイヴィッドは妻のアリス(ハンナ・ヘクストラ)が出産間近だったので広い新居に越したのですが、その家の庭にはマンホールがありました。

5年後、無事に息子ビリーも成長していており、デイヴィッドは家の近くにある運河の河川敷を歩いて学校に送っていました。
アリスは仕事を再開したようで、同僚らしきスティーブンという男から頻繁に電話が架かって来るので、デイヴィッドは軽くその男を警戒しているようです。
なお、アリスはかなりの美人です。
ある日、1902年に起きた殺人事件の記録だという16mmフィルムを警察から送られました。
なんとその映像に映っていたのはデイヴィッドの家で、殺人が行われたのはデイヴィッド夫妻の寝室でした。

その後、デイヴィッドはその記録映像の殺人鬼と自分がシンクロしたような悪夢を見ます。
その殺人鬼はどうやら妻子を殺害して妻の遺体は運河に捨てたようでした。
翌日、デイヴィッドはアリスを尾行し、スティーブンと改築中の家に入って行く所を目撃してショックを受け、すっかりビリーのお迎えに行くのも忘れていました。
ビリーの台詞が「ステゴサウルス」とか「ゴリラってサイに勝てるって本当?」とか男の子でウケます。
アリスは帰宅せず、ビリーと夕食を採ったもののデイヴィッドは心ここにあらずという様子でした。

デイヴィッドはアリスが入って行った家に侵入し、アリスとスティーブンが激しくファックしているのを目撃し、ハンマーを手に取っていました。
その後、河川敷をフラフラと放心したように歩くデイヴィッドはハンマーを運河に投げ捨て、ビリーが「ここお化け出るんだよ」と言っていた汚い公衆便所でゲーゲーと吐きました。
そしてあの16mmフィルムの殺人鬼がデイヴィッドの個室を覗き込み「主人に女を差し出せ」と意味不明なことを言われるという幻覚を見ました。
その後、デイヴィッドはアリスを殺害したことを回想しつつ帰宅してシャワーを浴びました。

翌日、デイヴィッドは警察に捜索願いを出しました。
アリスの行方は庸として知れず、捜査官のマクナマラ(スティーブ・オラム)はデイビッドにアリスとアレックス(カール・シャーバン)が不倫していたこと、失踪当日にも会っていたこと、アリスは周囲にデイビッドとは別れてアレックスと再婚すると告げていたことを話します。
アレックスには確固たるアリバイがあったので、マクナマラはデイビッドに「お前、殺してないだろうな」と疑惑の目を向けます。
その後、妊娠アリスの遺体が運河から発見されたのですが、他殺の形跡がないので事故死と断定されました。
尚、アリスは妊娠していました。

アリスの葬儀の席で彼女の母はデイビッドにビリーを預かると申し出たのですが、デイビッドが専属シッターのソフィー(ケリー・バーン)が居るからと拒絶します。
更に彼女は「アレックスが嘆き悲しんでた」とデイビッドの神経を逆なでするようなことを言った後に引き揚げました。
このBBAはなんなんでしょう。
また、デイビッドは記憶が混乱したのかクレアには「アリスの浮気を目撃した後に引き揚げた。そしてトイレで吐いたら個室を覗かれた。覗いた男がアリスの首を絞めているのを見た」と打ち明けていました。
クレアは警察で証言することを勧めたのですが、デイヴィッドは「疑われるのは嫌だ」と拒否しました。

1905年の事件に興味を持ち始めたデイヴィッドはこの事件が妻の浮気に逆上したジャクソン(パディ・カラン)が乳母と息子を殺害した挙句に妻を滅多刺しにしたという事件だと知ります。
また、この家が幽霊屋敷と呼ばれており、過去には放火事件があったことを突き止めます。
その後、古いカメラをチェックしていたデイヴィッドは視界の隅に存在しない筈の男の影が映り込んでいるのに気付きます。
そして部屋の壁から何か人の声のような音が聴こえてきたのでソフィーにも確認してもらうのですが、彼女には聞こえないと言います。
デイヴィッドは壁を崩すのですが、何も発見できずに庭に出るとマンホールが開いており、窓に人影が映ったのでソフィにビリーを連れてホテルに避難するよう指示しました。

翌日、デイヴィッドは映像をクレアにも見せ、「この人影がアリスを殺した犯人」と言い張るのですが、「お前は何を言ってるのだ」的なリアクションを返されます。
デイビッドはそれでも「この幽霊がアリスを殺した」と言い張り、クレアはデヴィッドのことが違う意味で心配になるのでした。
その夜、ビリーとビデオチャットしていたデイヴィッドは彼の背後にジャクソンが忍び寄るのを見て猛ダッシュでホテルに駆け付けました。

感想

これはイマイチです。
妻を殺害した男がイカレてしまい、幻想に取り憑かれるという内容です。
と思いきや話はそれほど単純ではなく、一応意外な結末みたいなのあります。
なのでネタバレなしで観た方がいいと思いますが、正直そんなに面白いものでもない気がします。

これ途中の展開が凄くだるいと思います。
なぜならばあの汚いトイレシーンの段階でデイビッドがどういう手段にしろアリスを殺害したことは分かってる訳です。
一応ここが結末に繋がってくるわけなのですが、延々とイカレた男が幻覚を見て大騒ぎしている映像を見せられても飽きてきます。
犯人が分かってるミステリーを延々と見せられる感じなのですが、これは誘導でした。
でもそれが最後に分かった所でなんだか時間を損したような気分になってしまうのです。

恐らくデイビッドが一人でワーワー騒いでいるのがいけないのだと思われます。
伏線は沢山あるんですけどそれも現実に存在している物なのか判断つかず、後出しにしか感じられないのです。
でも逆に考えると先入観を持って物事を捉えてはいけないという考え方もできるような気がします。

結末付近に出て来た亡霊はなかなか良かった気がしました。

ラストまでのあらすじ

デイヴィッドはビリーを家に連れ帰り、ソフィーから「ちょっと普通じゃない」と退職すると言われます。
その直後に部屋に引っ込んだソフィーは何かに襲われるのですが、同時にデイビッドが飛び込んできて「早く逃げるんだ」と彼女を引っ張り、物置に押し込めました。
そしてデイヴィッドはソフィーに「ビリーと周囲を伺っていたら君の叫び声がした」と言い出したので、彼女は怯えて出て行くのでした。
その後、デイヴィッドは家の中に小麦粉を撒き、侵入者に備えました。

翌日、マクナマラが現れて運河からデイヴィッドの指紋が付いたハンマーが発見されたと告げて連行します。
また、ソフィーが先日の件を児童福祉事務所にタレこんだので、福祉士立ち会いの下、取り調べとなります。
デイヴィッドは1902年の殺人鬼の幽霊が妻を殺したと主張したので精神鑑定の必要ありということになり、一旦は釈放されます。
その夜、デイヴィッドは収集していた事件系の写真の中に悪魔崇拝っぽいものを発見し、マンホールから地下に入って血まみれの赤ちゃん人形を発見して逃げ帰ります。

そして先日依頼されていたテープを持ってクレアが現れたのですが、彼女はデイビッドに自首を勧めます。
しかしデイヴィッドは「この部屋で赤ちゃんが生贄になった」等と意味不明なことしか言わず、フィルムを再生します。
そして壁に映した映像には何も映っていなかったのですが、先日開けた壁の穴から血まみれの女性が現れ、クレアを引き摺り込みました。
デイヴィッドはビリーを連れて家の外に飛び出し、監視していた刑事に捕まりそうになったのでマンホールに逃げ込みました。

そしてデイヴィッドはクレアに「何も映ってない」と言われてかっとなり、絞殺したこと思い出しました。
更に自分がアリスを罵り、運河に付きおとして殺したことも思い出しました。
デイヴィッドの前にゾンビ化したアリスが現れて目の前で出産した挙句に襲い掛かって来たので、デイヴィッドはビリーを抱いてひたすら逃げます。

やがてデイビッドは運河に落ち、何かに足を掴まれたのでビリーを放します。
そして自身は運河の底に引き摺り込まれました。

こうしてアリスの母であるBBAが丸儲けになってしまい、家は彼女の手で売られる事になり、ビリーも引き取られます。
家に荷物を取りに来ていたビリーは壁の隙間から顔を出すデイビッドの亡霊に出会います。
そして「一緒にいたいか?」と言われて「うん」と答えました。

その後、ビリーはアリスの母と引き揚げたのですが、走行中の車の後部座席から飛び降りて死亡しました。
後片付けをしている不動産業者はビリーの霊を家の中で目撃するのでした。

エンドロールで終了です。

このBBAにはひどい目に遭って欲しいです。
それはそうとしてオチは二段になってたみたいです。
デイビッドが見ていたものは実は存在していたという。

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