コワバナJ 放課後の怪談
放課後の教室は何かが起こる…!
制作年 | 2012年 |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 45分 |
収録作品
PiANO
監督 | 横山一洋 |
脚本 | 横山一洋 |
出演 |
長谷川あかり |
斉藤雅子 |
高校2年生のあかり(長谷川あかり)が放課後の校舎に残っていると音楽室からピアノの演奏が聞こえてきます。
誰が弾いているのか気になった彼女は音楽室を覗くと見知らぬ女子がピアノを弾いていました。
彼女はあかりの姿を見て、時間外で練習している非常識を詫びます。
彼女は転校生の1年生で坂口由比(斉藤雅子)という名でした。
由比はあかりが学内で非常にピアノが上手だということを知っており、今度ピアノを教えてくださいと言って出ていきます。
あかりが独りでピアノの練習をしていると、指先に痛みを感じ、演奏を中断します。
指先からは血が出ており、ピアノの黒鍵の一つに針が仕込んでありました。
あかりは自室で傷ついた指先を見ながら誰かに妬まれているのではないかと考えます。
彼女はピアノの大会の校内代表候補であるため、3年生の中に妬んでいる人物がいるようです。
あかりが次の日も残って練習しようと音楽室へ向かうと彼女の演奏にそっくりなピアノの音が聞こえてきます。
彼女が音楽室に入るとそこには誰もいませんでしたが、突然由比が後ろから声を掛けます。
驚いたあかねでしたが、演奏のことを尋ねると由比は昨日、聞いていたので真似したと言います。
あかねは昨日の針での嫌がらせの件が気になっていたので、ピアノに何か無かったか尋ねますが、由比は何もなかったと答えます。
また、3年生も見ていないそうですが、演奏していた時に何か変な気配を感じたと言います。
あかりは練習に集中できなくなっていました。
その後も怪異が続くので由比に代表の座を狙って嫌がらせしてるのだろ!と詰め寄るのですが…
結局、無意識の内にあかりの生霊みたいなのが周りに嫌がらせしていて自分にもという話でした。
微妙ですね。
演技もうまくはないですが、棒ではなく頑張っているようです。
ただ、演奏するシーンでイマイチピアノを弾いている感じがしないのは残念でした。
恐怖の演出もありがちで地味ですが、まあまあではないかと思います。
あまり怖くはないですが。
短いので仕方ないと思いますが、ちょっと消化不良気味ですね。
幽霊部員
監督 | 基はるか |
脚本 | 基はるか |
出演 |
佐藤永典 |
飯沼朱孝 |
高橋洋 |
美術室で美術部員の雄介(佐藤永典)がが絵を黒く塗りつぶしています。
誰かが近づいて来る足音を聞いた彼は床に寝転んで寝たふりをします。
そこに同じ部員の工藤(高橋洋)が入って来て絵を見て驚き、雄介を起こします。
雄介が塗りつぶしていたのは工藤の絵で、雄介は工藤が嫌われているのではないかと適当な嘘を吐きます。
工藤は絵を塗りつぶされて落ち込み、雄介は一瞬、悪意のある笑みを浮かべます。
絵は工藤がトイレに行った間に塗りつぶされていました。
工藤は雄介に誰か入ってきたか尋ねますが、雄介は寝ていたのでわからないと嘘を吐きました。
次の日、工藤がきりのいいところまで絵を書き、帰宅します。
雄介は美術室に残り、床に寝転びました。
そこに女子(飯沼朱孝)が入ってきて、工藤の絵を手で真っ黒にしてしていました。
驚いた雄介が見ていると彼女と目が合いますが、怖くなって身を伏せます。
目を上げると彼女は雄介の近くにいて、驚かします。
彼女は雄介のことを知っていると言い、工藤の絵は下手だから塗りつぶしたと言います。
彼女は雄介の絵はうまいが面白くない、人物画の方がいいと言います。
雄介は人物画を描きたいが、モデルがいないので、ダメ元で彼女にモデルになってくれるか尋ねます。
彼女は承諾し、さやかと名乗って去っていきました。
次の日、工藤は塗りつぶされた絵を見て愕然とし、雄介がやったと疑い追及します。
工藤は自分がバカにされていると思い、美術室を出て行ってしまいました。
そこにさやかが現れ、雄介は彼女の絵を描き始めます。
工藤が戻ってきて美術室を覗くと雄介は誰もいない空間に話しかけながら、絵を描いていました。
さやかが幽霊だったというオチです。
さやかの演技がイマイチだと思います。
2人が絵を塗りつぶしていた理由もわかりませんし、工藤が雄介とさやかの件を気付くのはあまりにも唐突だと思いました。
最後まで何が何だかわからず、面白くありませんでした。
恋する人体模型
監督 | 横山一洋 |
脚本 | 横山一洋 |
出演 |
大迫渚乃 |
安藤伴紀 |
蒔田伊吹 |
小学校の理科室で男子生徒2人が人体模型にいじめのような悪戯をしています。
人体模型の右腕はなく内臓は抜き取られているようで、男子は頭をぺチぺチ叩いておちょくっています。
内臓がないぞうというダジャレが浮かんでしまいましたが、私は反省してません。
ガキどもは「お前キモいんだよーとか言ってます。」ひどい。
そこに学級委員のまりこが仁王立ちで現れ、「毎日、ここで悪戯してるのはあんたたちでしょ!」と問い詰めます。
男子は「知らねーし。」などととぼけますが、まりこが追及するので、先生にチクったらぶっ飛ばすと捨て台詞を吐いて立ち去ります。
まりこは人体模型に「男子バカばっかでごめんね。内臓見つけてあげるからね。」と優しく話しかけ、顔を拭いてやります。
小学生得意の「何時何分何曜日、地球が何回回った時?」系のやり取りがありました。この話面白いですね。
まりこは人体模型の前に担任教師を連れてきて、あいつらの仕業だと直訴しますが、担任は事なかれ主義で乗り気ではありません。
男子たちは人体模型から奪った内臓に点数を付けて内臓ゲームという遊びをしているようです。
担任は渋々、なんとかするからと言い、まりこは帰ります。
まりこの父は内科医師のようで、そのせいで彼女は人体模型に思い入れがあるようです。
担任はまりこが去ったあと、人体模型に「お前が生徒たちのツボだからいけないんだぞ。」と話しかけ、面倒臭そうに立ち去ります。
まりこの担任への批判的な発言で笑いました。面白いです。
担任が理科室を離れると、人体模型がひとりでに動き出し、彼が廊下を歩いていると何者かが駆け足で後を追います。
彼は何者かに襲われ叫び声を上げます。
次の日、担任が問題の二男子を呼び出し、人体模型の件を追及しますが、2人は忘れ物を取りに行っただけだと言います。
担任が右頬を冷やしているので男子がどうしたのか尋ねると、転んだだけだと答えます。
二男子は教室を出るとガッツポーズをして喜び合います。
彼等は様子を見に来たまりこを「バーカ!」と罵り、まりこが残念そうに帰っていきます。
担任は人体模型をデジタル式のものに買い替えようと考え、業者に見積もりを依頼します。
理科室の外で話を聞いていたまりこは悲しそうにそこを離れます。
業者を見送った後、廊下を歩いていた教師は再び何者かに襲われ叫び声を上げて倒れます。
担任の話を聞いたまりこは放課後、理科室へ行き人体模型に「守れなくてごめん。」と謝ります。
そこに駆け足の足音が近づいて来たので、まりこは机の陰に隠れます。
その後、まりこが男子二人と喧嘩になって人体模型とキスさせられたりして理科室に閉じ込められたりするのですが、人体模型がゴゴゴと動いて悪ガキを成敗します。
人体模型が現れてまりこにお礼を言うのですが、彼は全身タイツのおっさんでどう見ても変質者だったのでまりこは悲鳴を上げるというオチです。
これはまあまあ面白いと思いました。
コメディ入ってるので、怖くはないですが。
子役なのでたまに棒入ってますが、頑張ったと思います。
なんか小学生が内臓、内臓言ってて凄くシュールな話で、良い話と見せかけて、笑いに包まれた話でした。
感想
苦笑しながら見る系のDVDですね。
恋する人体模型が一番、面白かったです。
PiANOは微妙で、幽霊部員はつまらないです。
投稿映像はなんだかよくわかりませんでした。
投稿映像のナレーションには笑ってしまいました。
ネットアイドルがオムレツを作る動画があるのですが、胸ぺったんこでキッチンの油よけにハートマークがあしらってあるのには笑ってしまい、窓の外とかどうでもよくなりました。
これ絶対狙ってやってると思います。