女性は捕まります 劇場版 屍囚獄 起ノ篇

劇場版 屍囚獄 起ノ篇

合宿行ったらひどい目に遭う話

制作年 2017年
制作国 日本
監督 城定秀夫
脚本 城定秀夫/貝原クリス亮
原作 室井まさね
上映時間 74分
出演
片山萌美
立花あんな
和合真一

だいたいのあらすじ

どっかの山中で着物姿の女性が男三人に追われていたのですが、捕まってレイプされるのかと思いきや斧で脚を切断されていました。

芦原教授と籠坂助手(なごみ)、単位欲しさの4名のJDが八坂村なる村を目指していたのですが、山中でガス欠してしまい困っていました。
しかし芦原は事前に村に行く件を伝えていたので、直ぐに村の人が迎えに気てガソリンを補充してくれました。
ということで天野村長の家に案内されたのですが、彼の妻は寝たきりだということで、息子の貴彦(和合真一)と二人で出迎えてくれました。
この村は猿田彦が作ったという伝承があり、天狗のような猿田彦の面が天野家には受け継がれており、現在の村長は41代目だということでした。

その後、籠原とJD4名は蝋燭を持って並ばされ、村人達が呪文を唱える中、猿田彦の面を被った村長の持つ棒の先で脛を撫でられました。
これは村の外部からの女性のための婚礼の儀式だそうで、「足斬りの儀」と呼ばれているそうです。
その後、熊肉の鍋での宴会が始まったのですが、JDの一人美琴(片山萌美)は村人達に禍々しい雰囲気を感じてドン引きしていました。
尚、村長の妻は寝たきりということだったのですが、膝から下を斬り落とされており、イスケなる食事の世話をしている男と「早くなんとかしないと…」と話していました。

この村では代々男しか産まれないという不思議な現象が起こっており、芦原は何としてもそれを調べたいと考えていました。
そこで天野と掛け合い、若い女性を連れてくるという条件で調査に協力してもらうということになりました。
なので先ほど婚礼の儀と言われていたものはガチ儀式で、村人は早く女が欲しいと焦っていました。
籠原は実は芦原の愛人でもあったのですが、その件に関してもお見通しで、二人は早速ギシギシアンアンとHするのでした。
尚、貴彦は妹なのか、表に出ないように少女を匿っているようでした。

翌朝、美琴は村人が仲間を解体して食べ、最後には自分も食われるという悪夢を見て目覚めました。
その後、フィールドワークに出たのですが、ヒナ(福咲れん)達二名は「コンビニに連れて行く」という名目で村人の車に拉致されました。
そして美琴とサヨリ(立花あんな)はウズメ神社の神主に出会ったのですが、彼は「足斬りの儀式」を行った件を聞いて顔色を変え、「早く出て行った方がいい」と二人に忠告しました。
その頃、ヒナ達は小屋に連れ込まれてレイプされそうになった挙句に脚を切られそうになっていたのですが、ウズメの仮面を着けたイスケが現れて村人の一人を殺害したので、もう一人の村人は車で逃走してセーフでした。

ヒナはさっさと逃げ出したのですが、残ったもう一人の女子サユリ(藤白レイミ)はイスケから「この村はよくない。逃げて」と告げられていました。
サユリは「皆に知らせて一緒に逃げないと!」とイスケに案内してもらうことにしました。

感想

これはイマイチです。
人口の少ない山村に行ったらヤバくて大変!という内容です。
後半で芦原が真相を知った際の流れは諸星漫画か星野漫画かという感じで素敵なのですが、その設定がぶち壊しになってる気がします。

まず、前半で美琴が「この村に禍々しさを感じる」とか言ってたのですが、イマイチ感じられませんでした。
映像作品なのですから映像で「この村ヤバい」というのを見せて欲しかったです。
そういう訳なので怖いシーンもスリリングなシーンも無く、エロさだけが全面に出ているという残念作品です。

一番嫌な点はこれ一本だと終わらないという点で、もう一本観ないと話がサッパリ分からないのです。
後半の気になる設定も同時上映されたっぽい次に持ち越しということです。
一本観てガッカリしたのに続きが気になるから観てしまうという。

ラストまでのあらすじ

村人達は天野の指示で山狩りを始めてヒナ達を探し始め、ヒナは猿田彦の面を被った人物に日本刀で刺殺されました。

その後、美琴達は夕食を採っていたのですが、天野は「ヒナ達は村人と酒を呑んでる」と嘘を吐いて取り繕っていました。
一方、部屋でウズメ神社から古文書を解読していた芦原は恐ろしい事実を知りました。
600年前、貧しさと飢饉の所為でこの村からは女子供が消えたのですが、夫婦者が越してきたので夫を殺害して食べ、妻は足を切断して男たちn慰み者としたそうです。
足に蛆が湧いたその女性は「蛆女」と呼ばれたのですが、男しか産みませんでした。

その後、女性は死亡したのですが、その後も村人は同じことを続け、やはり男しか生まれませんでした。
これは「蛆女」の祟りに違いないと村人はウズメ神社を作って女性を祀ったのですが、祟りは止まず未だに男しか生まれないとだということでした。
芦原は自分の研究のためにとんでもない約束をしてしまったと気づいたのですが、そこに天野が現れて「そんなのは昔の話」と誤魔化し、勝手に古文書を持ち出した芦原を責めます。
そして天野は銃を手に「今から熊撃ちで山狩りをする」と芦原と籠坂に同行するよう指示します。

芦原はこっそりと籠坂に車のキーを渡して天野に飛び掛かかり、「早く逃げろ」と指示しました。
籠坂は美琴とサヨリを車に乗せ、そこにニスケとサユリが戻って来たので一緒に逃げます。
しかし村人に挟み討ちにされそうになったので、美琴達は車を置いてニスケの案内で山中へと逃れました。

尚、猿田彦の面を被った人物の正体は貴彦のようでした。

エンドロールで終了です。

これだけだと完結しないみたいです。

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