別荘に行っただけなのに… タッカーとデイル

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

念願の別荘をゲットしたらひどい目に遭う話

制作年 2010年
制作国 カナダ/アメリカ
監督 イーライ・クレイグ
脚本 イーライ・クレイグ/モーガン・ユルゲンソン
上映時間 89分
出演
タイラー・ラビン
アラン・テュディック
カトリーナ・ボウデン

だいたいのあらすじ

何やらPOV形式のホラードキュメントを撮影している連中がいたのですが、謎の殺人鬼に箒の柄みたいなので殴られてました。

その3日前、アパラチア山脈の付近の道路を「バカでーす」的な大学生集団が車で移動しており、まともな学生はアリソン(カトリーナ・ボウデン)位のようでした。
彼等は道端に駐車していたトラックにぶつけそうになってFワードを叫んだのですが、後にバカ軍団の車を追い越して行ったトラックには怖面のおっさん二名が乗っていました。
そしてビールを買い忘れたバカ軍団はスタンドでビールを補充したのですが、そこはいかにも田舎コエー系の店で、先ほどの怖面のおっさん二人もいました。

実はこのおっさんはタッカー(アラン・テュディック)とデイル(タイラー・ラビン)という顔は怖いのですが、清掃業に従事している真面目な人達でした。
デイルはアリソン達を見て「都会の女はキレイだなー。俺なんかダメだな」と呟いたので、タッカーは「そんなに自分を卑下するな!お前は親切で良い奴じゃないか!試しにナンパしてみろ」と励ましました。
しかしタッカーは「笑顔でな!」としかアドバイスしなかったのでデイルはよりによってデカい草刈り用の鎌を持って連中に近づき、「君たちはキャンプ行くのー」と笑ったのでどう見てもヤベー奴でした。
鎌持ってくなってアドバイスしろよと思いました。

バカ軍団のチャド(ジェシー・モス)は「近づくな!面倒を起こしたくない!」とデイルを威嚇しつつ、皆を車に乗せてさっさと引き揚げました。
デイルは「やっぱ顔怖いから女には嫌われるかー」と落ち込んでしまい、タッカーは「そんなことないぞー」と励ますのでした。
いやだからその右手に持ってるの見直そうよ。
実はタッカーはコツコツお金を貯めてボロい別荘を買ったので、デイルと別荘を修理してのんびり釣りでもしようと湖に向かっていました。

道中で保安官(フィリップ・グレンジャー)に呼び止められたのですが、デイルはタッカーが股間にこぼしたジュースを拭いてやろうとしていた際に袖が引っ掛かり、どう見てもゲイカップルですという姿を目撃されました。
しかし保安官はそれにはツッコまずに「ウィンカーが壊れてるぞ」と注意したのみでしたが、二人が湖に向かっていると聞いて「あそこは恐ろしい場所だぞ」とだけ忠告しました。
タッカーは保安官が怪訝な態度を取っていたのにも関わらず「あいつは別荘を買った俺たちをひがんでいるんだよ」とポジティブでした。

そして完全に廃屋という感じの小屋に到着したのですが、二人は「建物あるじゃん」とまたまたポジティブ振りを発揮していました。
その小屋の中は室内に動物の骨っぽい物がぶら下げてあり、虐殺系の新聞記事等が壁に貼られていて「連続殺人鬼のアジトです」という感じなのですが、タッカーは「考古学者が住んでたのかな?」等と言い、新聞記事に関しても広告を見て「今だけ価格的に通年このサービスやってるよな!」と関係ないことで笑うのでした。
そして罠のような物が落ちてきても「さっさと掃除しようぜ!」とどこまでもポジティブな二人でした。

一方、バカ学生軍団は湖の付近でキャンプしていたのですが、チャドによればこの付近では都会から来た大学生が虐殺される事件があったそうで、生存者は1名ということです。
再現シーンが流れたのですが、タッカー風の男が電ノコの刃を投げ、デイル風の男が学生を撲殺していました。

そんなことは知らないタッカーとデイルは掃除に飽きたのか夜の湖に持参のボートを浮かべてビールを飲みながら釣りを楽しんでいました。
生物パニックもののツカミで犠牲になるおじさん達みたいです。
でもってこの湖がいかにもホラー映画に出てきそうでウケます。

そこに学生軍団がやってきてはしゃぎ始めたので、タッカーは近づいてみるべきだと主張して接近しようとします。
引っ込み思案なタッカーはオールを反対に漕いで必死に止めたのですが、アリソンが彼等に気付いて驚き、崖から湖に落ちてしまいました。

アリソンは打ち所が悪かったのか浮いてこなかったので、「これはヤバいぞ!」と二人はボートを近づけ、飛び込んでアリソンをボートに引き上げました。
そして学生たちに「仲間が落ちたぞー」と知らせたのですが、彼等はアリソンが拉致されたと思い込み、一斉に逃げ出してしまいました。
タッカー達は「何なんだあいつらは」とポカーンとしてしまい、仕方なくアリソンを小屋に連れ帰りました。

学生たちは丁度アリソンに振られてむしゃくしゃしていたチャドにそれを知らせ、彼が湖に駆け付けた時には去って行くボートしか見えませんでした。

翌日、頭に綺麗な包帯を巻いたアリソンはヤベー小屋で目を覚まし、近くにはヤベー犬が唸っていたので悲鳴を上げます。
間もなくデイルが「おお気が付いた!パンケーキだよ」と現れたのですが、「来ないで!」と絶叫したのでデイルは「パンケーキ好きじゃないのか。好みを聞いてから作ればよかった」と落ち込みながらキッチンに戻りました。
やがてアリソンの誤解は解けてデイル達が自分を助けてくれたのだと知り、デイルの素朴で謙虚な人柄に打ち解けます。
尚、ヤベー犬はジャンガースと言って顔はヤバいのですが、普通に人懐っこい犬でした。
ヤベーとか言って本当にすみません。

一方、チャド達は一人を通報に走らせ、他のメンバーでアリソンを救出しようと目論んでいました。
小屋の付近に到着したチャドは「お前が行け」と男子の一人を偵察に出しました。
丁度、タッカーは窓からデイルがアリソンとボードゲームを始めたのを見て「あいつ…。まあ一人でやるか」とチェーンソーで修理に使う木材を切り出していました。

そしてタッカーはハチの巣をつついてしまい、蜂の群れに襲われてしまったので「ヒャー」とチェーンソーを振り回しながら小屋の前に飛び出して来ました。
どう見てもレザーフェイス系のタッカーを見て偵察に来た男子は「ヤベー」と逃げ出し、チャド達も散り散りに逃げました。
それどころではないタッカーは蜂から逃げるのに必死で、男子を追いかけるような恰好になってしまいました。
やがてタッカーは違う方向に走ったのですが、男子は飛び出ていた倒木の枝に突っ込み、腹を貫いてしまい死亡しました。
こんなになんねーよ!と思いましたが、それも含めてこの映画面白いです♥

そんなことは知らないタッカーは顔を蜂に刺されまくって戻り、アリソンの身の上話を聞いているデイルに「お前が手伝ってくれればこんなことにならなかったぞ!」と怒鳴ります。
そしてアリソンに「友達に会ったぞ。蜂が怖いみたいで逃げたぞ」と伝え、アリソンは「じゃあ私が捜しに行く」と立ち上がりました。
デイルは折角仲良くなれたアリソンにいいとこ見せようと「いいよ!タッカーとデイルが行くから君は休んでて」とか言い出し、友達思いのタッカーは顔痛い痛いなのですが、「そうだな」と力なく頷くのでした。
話的には二人に行ってもらいたいですけど、アリソンが行った方が平和に納まりますよねw

その頃、チャド達は男子の遺体を発見し、「あいつらがやったんだ。こうなったらやるかやられるかだ」と嫌がる他のメンバーを煽っていました。
そこにタッカーとデイルが現れたので皆は身を隠したのですが、タッカーは「あの女学生の問題を早く片付けて作業に戻ろう」と話していたので、学生達は「アリソンが殺される」とビビります。
二人は学生達に出てくるように呼び掛け、顔が痔のように痛いタッカーは「ガキどもさっさと出て来い」的な乱暴な口調になってしまいます。
口下手で吃音のデイルとは違い、タッカーは普段は丁寧に喋ります。保安官への応対も丁寧でした。

そういう訳なので学生はガン無視し、仕方なくデイルはチャドが置いて行った斧で切り株に「お前の友達を預かってる」と刻みました。
その文字はギザギザでどう見ても殺人鬼が人質取ってます的な感じでした。
ということでタッカー達は小屋の修理に戻り、デイルが屋外トイレを建てようと土台掘りをしていると、アリソンが「うち農家だから力仕事は得意だよ」と手伝います。
その姿を物陰から見ていた学生達は「アリソンが自分の墓を掘らされてる」とビビります。

学生たちは一斉に襲い掛かってタッカー達を仕留めることにし、デイルには枝の槍を持った男子が突撃してきました。
それに気づいたデイルは「あっ!友達来たね。こっちだこっち!」と声を掛け、突撃してきた男子に穴に落とされます。
男子は勢い余って自分の腹を槍で貫いてしまい、デイルは「何なんだー」と嘆きます。
一方、裏でウッドチッパーに木材を入れて粉砕し、チップを生成していたタッカーに男子が突撃してきて、そのままきれいにウッドチッパーに飛び込み、粉砕されてしまいました。
こんな機械あるんですね。タッカーはいつもヤベー作業しててウケます。

タッカーは頭を抱えて装置を止め、男子を引っ張り出そうとしたのですが、もう手遅れでした。
デイルは穴に落ちて気絶したアリソンを抱えて泣きながら小屋に飛び込み、間もなくタッカーもパニック状態で戻って来ました。
あいつらは何なんだ?と話し合った二人でしたが「そうか!自殺協定だな!」と早合点し、俺たちも殺されるかもと兎に角刃物を隠すことにしました。
デイルは警察に届けることを提案したのですが、タッカーは「俺たちが逮捕されるだけだ」と却下しました。

学生グループはチャド、ジェイソン(ブランドン・マクラレン)、ナオミ(クリスティ・ラング)、クロエ(シャーラン・シモンズ)の4名となってしまったのですが、チャドは徹底抗戦を主張していました。
そして間もなく助けを呼びに行った男子と共に保安官が駆け付け、よりによってタッカー達がウッドチッパーから学生の死体を出して運んでいる現場に現れました。
タッカー達は事情を説明したのですが、当然信じて貰えるはずもなく、アリソンの件を話すと保安官は小屋の中を調べます。

ひとまずアリソンの生存は確認されたのですが、保安官は「お前ら過失致死罪二件な」と言われてしまいました。
その直後に保安官は崩れている柱に寄りかかってしまい、天上から釘の出た板が落ちて来て頭に直撃しました。
こんなに刺さらねーよって思いました。
保安官はパトカーに応援を呼びに行って倒れ、学生達は「あいつらが殺したんだ!」と悲鳴を上げます。
そして警官を呼んできた男子はタッカーとデイルに銃を向けたのですが、安全弁を外そうとして自分の頭を吹き飛ばしてしまいました。

速やかにチャドが銃を拾い上げて発砲したのでタッカーとデイルは小屋に逃げ込み、タッカーは「こうなったのもお前がアリソンを助けたからだ!」と悪態を吐き、デイルは「元を正せばお前が釣りに行こうとか言い出したからだ!俺は釣りは大嫌いだ」と言い返しました。
タッカーは「えっ、そうだったの…」とショックを受け、デイルは「ゴメン、嘘。釣りは嫌いじゃない」と取り繕います。
しかしその間もチャドはバンバン発砲し、とうとうジャンガースが犬質と取られてしまいました。

そこでデイルがネイルガンを乱射している隙にタッカーがジャンガースを取り戻すことにします。
タッカーはどうにかジャンガースを解放したもののチャド達に捕まってしまいました。

その後、アリソンが息を吹き返したのですが、チャド達はタッカーの指を切断してデイルに送り付けていました。
デイルは斧を手にタッカーを助けに行き、逆さ吊りにされていた彼を発見してどうにか救助しました。
一方チャドはナオミを連れてアリソンを救助しに小屋に現れたので、アリソンは「彼等は危害を加えない。私達の誤解」と説得したのですが、ストックホルム症候群だと判断されてしまいます。
やがてタッカーとデイルが戻ってきてチャド達と鉢合わせしたので、アリソンは両者の間に立って仲介を試みました。

感想

これはなかなか面白いです。
気のいいおじさん二人が殺人鬼と間違われて大変!という内容です。
おじさん達は普通にしてるんですけど、話は悪い方に悪い方に進んでいくということなので、かなり強引な展開があるのは否めないです。
所々でボケが大袈裟な部分があって「そんな勘違いしねーよ」とかなりますが、それも含めて面白いと思います。

この映画を観るとホラー映画って演出大事なんだなあと思います。
確かにタッカー達がアリソン引き上げるシーンとか拉致ってるようにしか見えませんでした。
湖を覆っている霧も雰囲気増すのやめてあげて!という感じでした。

前半からタッカーが「お前は良い奴なんだから頑張れ」と励ましているように、デイルが自信をつけて頑張る話になってます。
タッカーとデイルってタイトルですが、主役はデイルで、ヒロインは敵方?のアリソンです。
アリソンは心理学を専攻していて相手の立場に立って考えるということをモットーにしてるので、デイルと打ち解けるのも早かったです。

ラストまでのあらすじ

チャドは実は20年前に起きた虐殺事件の唯一の生き残りであった女性の子だったと判明しました。
しかしデイルが「自分は魚も殺せない」と弁明してもチャドは理解せず、そこにジェイソンがクロエを連れて乗り込んで来ました。
突撃してきたジェイソンはナオミの顔を削ってしまい、チャドはどさくさに紛れてデイルを殺そうとし、タッカーがデイルを救いました。
チャドが燃料を撒いていた床にランプを叩きつけたので、小屋は炎上・爆発し、タッカーとデイルはどうにかアリソンを連れて逃げ出しました。

そして完全に犯罪者っぽくなってしまったチャドが焼けただれた姿で現れたので、タッカー達はトラックで逃げ出します。
しかし前方不注意で事故ってしまい、アリソンはチャドに拉致されました。
気絶していたデイルはタッカーから事情を聞いてジャンガースの案内でアリソンを助けに向かいます。

アリソンは木材工場に囚われており、回転ノコで切断されそうになっていました。
デイルは襲い掛かって来たチャドとの格闘中に斧を投げ、偶然とはいえアリソンを救い、チャドとの死闘を続行します。
どうにかチャドを引き剥がしてアリソンと共に事件の新聞を見たデイルはチャドが殺人犯にレイプされてできた子だと知ります。
自分の父親が殺人犯だと知ったチャドは発狂したので、デイルはカモミール茶を投げて彼の喘息の発作を起こさせました。
チャドは足元がふらついて窓から転落死しました。

事件は大学生の集団自殺として扱われ、殺人鬼の遺体は発見されなかったということで落着しました。
タッカーはマニュキュアが塗られている指を「自分の指」として無事に移植されて指が戻り、デイルはボウリング場でアリソンに交際を申し込んでOKをもらっていました。

エンドロールで終了です。

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