ダイ・ハード
妻に会いに行ったらひどい目に遭う話
制作年 | 1988年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ジョン・マクティアナン |
脚本 | スティーヴン・E・デ・スーザ/ジェブ・スチュアート |
原作 | ロデリック・ソープ |
上映時間 | 132分 |
出演 |
ブルース・ウィリス |
アラン・リックマン |
アレクサンダー・ゴドノフ |
だいたいのあらすじ
クリスマス・イブの日、飛行機嫌いなNYの警官・ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は隣の席のビジネスマンから到着したら靴を脱いで足を丸めて絨毯を歩くと落ち着くぜと教えて貰いました。
やがてロスの空港に着いたマクレーンはデカい熊のぬいぐるみを抱えて飛行機を降ります。
その頃、ロスにある高層ビル・ナカトミ・プラザでは日系企業ナカトミ商会の社長・タカギ(ジェームズ・シゲタ)が社員に「今年は皆さんありがとう」とねぎらいの挨拶をしていました。
ナカトミ商会で管理職をしているジョンの別居中の妻・ホリー(ボニー・ベデリア)は同僚のエリス(ハート・ボックナー)から口説かれていましたが、「子供が待ってるから」と断っていました。
ジョンが空港を出ようとするとホリーが手配したのか、アーガイル(デヴロー・ホワイト)というやたら陽気なリムジン初運転だという運転手がデカいリムジンで迎えに来ていました。
私アーガイル好きです。
アーガイルはナカトミ・プラザの前でジョンを降ろし、車内で色々事情を聞き出していたので、「奥さんに振られたら宿を手配するから連絡くださいね。待ってます」と名刺を渡して地下駐車場に車を回しました。
ジョンはロビーの機械を操作してホリーの所在階を調べ、彼女が旧姓で勤務している事にショックを受けながらも先に進んで30階に向かいました。
30階ではナカトミ商会のパーティーが行われていたのですが、タカギはジョンに気付くと「ホリーのご主人ですね。」と愛想良く彼女の個室まで案内してくれました。
その後、ホリーが戻って来たので、ジョンは長旅だったのでシャワーを借りることにしました。
そしてホリーが「今日はうちに泊まれば?」と言ったので、どうやらアーガイルの送りは不要になりました。
しかしジョンが旧姓の件でホリーを咎めたのでマクレーン夫妻は口論となったのですが、ホリーがスピーチに呼ばれたので喧嘩は中断となります。
その頃、地下の駐車場にはトラックが滑り込み、1階ロビーに横付けされたベンツからは二人の男が降りて来たのですが、金髪の男がいきなり発砲して警備を射殺していました。
金髪男の相棒の黒人は警備のコンソールに向かってシステム操作を始め、金髪男は1階のエレベーターホールに居た従関係者を射殺しました。
黒人は次々にエレベーターやエスカレーターを停止させて29階まで封鎖し、ビルの出入り口を全て閉じました。
一方、地下のトラックの荷台からは男達が降りて来て次々にビル内に侵入していました。
ビル内に侵入した男達はロビーの警備に成りすましたり、外線を使えないようにしたりした後にサブマシンガンや小銃で武装して30階のパーティー会場へ侵入しました。
そして小銃を乱射して脅し、個室にいる職員を一箇所に集めようとしており、銃声を聞いたジョンは連中に見つかる前にハンドガンを手に裸足でタンクトップ姿のまま非常階段へ飛び出しました。
ジョンは31階には襲撃者一味がうろついていたので、その上の32階に移動して待機し、対策を考えます。
従業員を一同に集めた襲撃者のリーダー・ハンス(アラン・リックマン)は「ナカトミ商会の強欲なやり口に制裁を加える」と宣言し、タカギは何処だ?と呼び掛けました。
ホリーは前に出ようとするタカギを手で制したのですが、従業員に危害が及ぶと考えたタカギは「私がタカギだ」とハンスの前に出ました。
彼等は35階までタカギを連れて行き、丁度35階まで移動していたジョンは物陰から連中の声を聞いていました。
ハンスは先ほどシステムを遮断していたテオ(クラレンス・ギルヤード)の所にタカギを連れて行き、金庫の解除コードを教えろと迫りました。
ジョンは身を隠しながらも連中に近付いて様子を窺っていたのですが、タカギの後姿しか見えませんでした。
そしてタカギは解除コードは知らんと拒否したのでハンスに射殺されてしまいました。
愕然とするジョンが身を引いた時に軽く物音を立ててしまい、実行犯の中でも武闘派であるカール(アレクサンダー・ゴドノフ)達が様子を探りに来ました。
ジョンは何とか部屋の隅に隠れてやり過ごし、アーガイルが警察に連絡している事を祈りました。
しかしアーガイルはリムジンの中でお気に入りの音楽を聞きながらくつろぎ、ガールフレンドと電話していました。
テオによればこのビルの金庫は7つの鍵に守られており、7つ目は物理的な電磁ロックで解除が難しいそうです。
ジョンは社長を救えなかった事を憤りながら、ビル内を移動し、32階でスプリンクラーを作動させて火災警報を鳴らしました。
ハンスはロビーの偽警備にトランシーバーで連絡し、「911に誤報だと連絡して警報を切れ」と指示しました。
ジョンは32階の窓からパトカーが駆けつけて来るのを見て「キスしてやるぜ!」と大喜びしていたのですが、直ぐに引き返して行くのを見て落胆していました。
ハンスは32階で警報が鳴ったと聞き、手下・トニー(アンドリアス・ウイスニウスキー)を差し向けており、ジョンは電ノコの音でトニーを誘い、激しく揉み合いになって派手に階段落ちしました。
トニーの首の骨は折れて死亡したので、ジョンは銃器やトランシーバー等を没収したのですが、靴はサイズが合わないので無理でした。
ジョンはテロリストに警告してやろうとトニーの死体をエレベーターに乗せ、自分は脱出して30階へ送ります。
一方、テオが解除していたパスワードは役員の名前が「赤城」なのでパスは「Red Castle」等と猿レベルだったのでガンガン解除されていました。
ハンスは人質を前に「タカギは死んだ。お前らの命は我々の手の中」等と演説していたのですが、そこにトニーの死体がエレベーターで宅配されました。
ジョンはトニーの死体にサンタの帽子を被せ、シャツには「機関銃は貰った。ホーホーホー」とハンスをおちょくるような事を書いていました。
トニーはカールの弟だったようで、ハンスはカールに知らせるよう指示していました。
エレベーターの天井に潜んだジョンはその会話を聞き、犯行グループの名前を腕にメモっていました。
カールはトニーが死んだと聞いて「復讐させろ」と怒り狂い、ハンスに「爆弾セットが終わるまでは予定通りに行動しろ」と宥められていました。
ざわつくテロリストの様子を見て、ホリーは「ジョンが何かしてる」と勘付くのですが、エリスは「ジョンが余計な事をすると助かるものも助からなくなる」とのたまっていました。
その頃、ジョンは屋上に移動し、「ナカトミビルで武装したテロリストが人質を取って占拠している」とトランシーバーで緊急連絡用のチャンネルに向けて連絡を行っていました。
ジョンの無線を受けた警官は「ここは警察チャンネルだから悪戯しないでね」と応対していたのですが、間もなくハンスが屋上に派遣したカール達がマシンガンをぶっ放したので、付近の警官を派遣することにしました。
尚、ジョンは何とか掃射を避けたものの、屋上の隅に追い詰められていました。
ということで現場付近のコンビニで呑気にドーナツを買いだめしていた警官・パウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン)がナカトミ・プラザに派遣されることになりました。
屋上の上のヘリポートからも掃射を受け、逃げ場を失ったジョンは機関室の鍵を破壊して、動いている換気扇をサブマシンガンで挟んで止め、間をすり抜けて作業用梯子を使用して下の階に逃れました。
そしてエレベーターシャフトに戻ってきたものの、付近にはエレベーターが無く袋の鼠になってしまいました。
ジョンはシャフトのダクトにサブマシンガンを横にして引っ掛け、肩掛けベルトを伸ばすだけ伸ばしてシャフトを下り、下の階のダクトに移動するという一歩間違うと転落しする凄い事をして移動します。
幸いな事にそろそろ警官が来るだとろうと警戒し、ハンスは銃声が聞かれるとマズいから深追いするなとカール達に命じていました。
やはりサブマシンガンはジョンの体重を支えきれずに折れてしまい、ジョンは落下したのですが、何とか途中の階のダクトにしがみ付いて潜り込みます。
しかしサブマシンガンを失い、ジョンはダクトの中を進みます。
カールはシャフトの物音を聞いてジョンがダクト内を移動していると悟り、トニーの敵討ちとばかりに下の階に移動してダクトに向かって小銃を掃射します。
更にカールはダクトを突いて中に人が居るかどうか確認を始め、ジョンの目前まで迫ったのですが、仲間に呼ばれて引き揚げました。
やがてパウエルがナカトミ・プラザの正面玄関に現れたのですが、ジョンはタカギが射殺された34階の部屋の窓からノーリアクションな彼を見て「スティービー・ワンダーかよ!」とツッコんでいました。
ジョンは34階の窓ガラスを割って知らせようとしていたのですが、屋上で見張りをしていたマルコともう一名がジョンを抹殺しに降りて来ました。
パウエルはロビーの偽守衛にすっかり騙されてしまい、引き揚げようとしていました。
ジョンはマルコ達を何と片付け、帰ろうとしているパウエルのパトカーに死体を投げ落として34階の窓から小銃でパトカーを撃ちまくりました。
パウエルはパトカーを慌ててバックさせ、「ビルから撃たれている!今すぐ応援を頼む。」と無線で知らせました。
一方、アーガイルは大音量で音楽を聞いてノリノリだったので、この騒ぎにも気付きませんでした。
パトカーが沢山駆けつけて来たのを見たジョンは大喜びで、一方ハンスは「警察が来ても入れなければいい」と落ち着き払っていました。
ジョンはハンスに「マルコともう一人も殺したぜー」と嫌がらせの無線を送り、「我々に勝てると思うのか」とハンスに言われ、「あったりまえよ!」と返していました。
一方、TV局は何か凄い事件が起きていると嗅ぎ付け、レポーターのソーンバーグ(ウィリアム・アザートン)達が動き出していました。
その後、パウエルから無線連絡を受けたジョンは「まだ名乗れない」と言ってロイと名乗り、「30階に人質が30名、テロリスト一味は後9名」と状況を伝え、偽装旅券を持っていた件、連中はプロだという件等を付け加えました。
一方、ジョンがマルコ達から奪ったバッグには起爆装置が入っており、ハンスはそれを取り戻そうと躍起になっていました。
その間もテオは粛々と金庫のロックを解除しており、残るロックは後4つでした。
やがてパトカーに取り囲まれたナカトミ・ビルにロビンソン警視(ポール・グリーソン)が現れて陣頭指揮を執ります。
ホリーは妊婦がいるからソファのある部屋に移りたい、トイレにも行きたいとハンスに要求し、ソファは運べ、トイレは許可すると取り付けていました。
有能な部長だと感心したハンスが名を訪ねたので、ホリーは「ミス・ジェナロ」と返答していました。
一方、TV局の中継が始まったので、リムジンのTVでそれを見たアーガイルは「あれ、ここの事じゃん!」とようやく事態を把握していました。
尚、ハンスの身元も割れており、西ドイツ民族解放機構に所属していたテロリストだそうです。
その頃、ビルの正面ではロビンソンが人質が居るというのに突入の準備を開始していました。
パウエルは猛反対したのですが、身代金の要求もないし、無線は出鱈目の可能性が高い、ビルから落ちて来た死体は株屋の自殺!というのがロビンソンの見解で、聞く耳持ちませんでした。
しかしビル内の監視システムを掌握しているハンス達には動きがバレバレで、4人突入させたのですがあっと言う間にやられ、装甲車で突入しようとしたものの、ロケットランチャーで爆破されます。
もう一発撃てと命じるハンスに、状況を見ていたジョンは思わず「もう許してやれ!」と叫ぶのですが、ハンスは容赦しませんでした。
ジョンは「こうなったらこっちもやってやる!」とブチ切れ、バッグの中の爆薬を椅子に雷管を剥き出しにしてCRTディスプレイで縛り付け、エレベーターシャフトから落としました。
間もなくビルの一階は大爆発し、ジョンも爆風で吹き飛ばされます。
ハンスはロビーに居た部下を二名失い、「またあいつだ」と苦々しい表情を浮かべます。
ロビンソンはジョンと会話していたパウエルに割り込み、「勝手な事すんな!ガラス片被ったぞ!」とかのたまったのでジョンはブチ切れ「お前には鎮圧とか無理だ!バカ野郎!パウエルに代われ!」と怒鳴りつけました。
尚、警察無線を無断傍受しているアーガイルはジョンの発言を聞いて大爆笑して拍手喝采していました。
30階ではエリスが「あんな連中簡単に丸め込めるぜ」とか言い出し、ハンスに「君たちはお金目当てじゃなくて交渉に来たんだろ」と話し掛け、ハンスは「驚いた。お見通しだ」と応じます。
エリスは上で邪魔している男を引き渡すと言い出し、なんとジョンの本名を教えてしまいます。
ハンスは早速「ジョン・マクレーン巡査」と無線でジョンに呼び掛け、エリスに無線を代わりました。
エリスは「お前は事態をややこしくしてるぞ。大人しく起爆剤を返してハンスを警察と交渉させろ。俺も殺されるぞ」とドヤ顔でジョンに呼び掛けます。
ジョンは「余計な事をすると殺されるぞ。」と忠告し、ハンスに「そのバカは俺の友達じゃない。お前らが何をしようとしてるのか知らんのだ!」と解放させようとしたのですが、役に立たないと判断したハンスはエリスを射殺しました。
そしてハンスは「もう一人人質を殺すぞ!起爆剤を返せ!」とジョンに要求し、ジョンは「勝手にしろ!」と吐き捨てて無線を切りました。
感想
これは面白いです。良作だと思います。
妻に会いにクリスマスパーティーに行った男がテロに巻き込まれるという内容です。
ジョンは警察官なので一般人ではないのですが、たった一人でプロのテロ集団を相手に創意工夫で戦います。
その内容がなかなか面白く、画面にくぎ付けになります。
それなりにツッコミどころはありますが、娯楽度でで吹き飛ばしてます。
内容はテロがビルを占拠するというシビアなものなのですが、ジョンがポジティブで全体的に明るく演出されているので、暗い雰囲気は殆ど無いです。
テンポも良くて次から次へと問題が起き、ジョンがそれに対応するという展開なので、あっと言う間に終わります。
ハイライトのビルダイブシーンも有名ですが、他にも面白いシーンが目白押しです。
ジョンは陽気なおじさんでいい味出してて、台詞がいちいち面白いです。
この頃はやや後退気味ですが、ふさふさしてた模様です。
脇を固める人達もなかなか良い感じで、ホリーはヒロインだと思いますが、影薄いのでパウエルがヒロインでいいと思います。
バカな人も沢山出て来て、エリスだとかFBIだとかムカつくマスコミだとか色々出てくるのですが、皆オーバーアクションで分かり易いのでなんか憎めないです。
この人達もテロリストも実在の人物ではないような気がして、この辺りも演出なんだろうなという気がしました。
そういう訳なので、なんとなくハンス達も憎めないんですよね。
その反面でジョンが置かれている状況やヤバいアクションをこなしながら奮闘している様子はリアルに見え、バランスが良いと感じました。
テオの開錠作業も完全に肉体労働の分野に寄せたのも良かった気がします。
変なシステムとか導入すると私みたいなのに五月蠅く突っ込まれるので正解だと思われます。
これは面白いので観て損はないような気がします。
ラストまでのあらすじ
ロビンソンは「あいつは人質を見捨てた」とジョンを責め、パウエルは出て行けばジョンも殺されて終わりだと反論します。
パウエルは「もうヤツには手を引かせろ!ジョンは送検!」と言うロビンソンに「彼はたった一人でくたくたになりながら戦ってるんだ!我々は何も出来ないじゃないか!」と猛反発し、クビを宣告されても頑として現場を動こうとしませんでした。
その直後、ハンスはロビンソンに無線連絡し、収監されている世界各国の我々の同士を自由の身にしろと名簿を読み上げて要求しました。
ハンスは同士が解放されたら屋上にヘリを寄越せ、そのまま空港まで飛んで人質は解放してやる!2時間でやれ!と告げていましたが、どうやらハンスは適当に指示しているようでした。
テオは6つめの鍵の解除に取り掛かっており、ハンスの目的はやはりお金だけのようでした。
ハンスはカールとフリッツに起爆剤を取り戻すように命じ、自分は仕掛けた爆弾の様子をチェックしに向かいます。
やがて警察関係者にFBI特別捜査官のビッグ・ジョンソン(ロバート・デヴィ)とリトル・ジョンソンの二名が合流し、陣頭指揮をすることになりました。
屋上付近の起爆剤をチェックしていたハンスは「やあ」と笑顔で現れたジョンに遭遇しました。
ジョンいい笑顔です。
たまたま点検の際に銃を手放していたハンスは名演技で人質の振りをし、「テロリストの仲間か?頼む!殺さないで」と憐れっぽく倒れ込んだまま後ずさります。
ジョンは「大丈夫、何もしない」と呼び掛け、ハンスは「逃げてきて屋上で助けを呼ぼうと思った」と説明しました。
ハンスは隙を見て、慌てた演技で「屋上に上がらないと」と銃を取りに戻ろうとしたのですが、ジョンに「屋上は見張りがいるから危険だよ。俺と居た方が安全」と引き留められました。
ジョンは「NYの警官だよ。ついてないよ」と自己紹介し、ハンスは素早く壁の個室名簿を見て「ビル・クレイ」と名乗りました。
そしてジョンは護身用にハンスにハンドガンを渡して先に歩き出しました。
ハンスはジョンの背後から銃を向けて「33階にいる」と無線連絡し、「銃を捨てて起爆剤返せ」と要求しました。
ジョンは拳銃の弾を抜いて渡していたのでハンスが撃っても無事でしたが、間もなく到着したカール達に追わます。
奥の部屋に逃げ込んで激しく抵抗するジョンはまた二人テロを葬りますが、ハンスはガラスを撃って裸足のジョンの移動を封じる作戦に出ました。
追い詰められたジョンはガラスの破片の上を踏んで逃げるハメになり、ハンスは起爆剤を取り戻しました。
30階に戻ったハンスは早速部下に起爆剤を渡してセットを命じました。
一方、どうにかこうにか洗面所まで張って行ったジョンは足のガラス片を抜き、パウエルと会話したのですが、パウエルは13歳の少年を誤射してしまってからショックで事務職に就いており、拳銃が撃てなくったそうです。
FBIはビルの電源供給を停止させたので、ビル内は予備電源に切り替わり、これによって金庫の電磁ロックが解除され、とうとうハンス達は目的を果たしました。
ハンスはFBIに連絡し、ヘリの手配を要請しました。
ジョンは足の痛みが激しく疲労も限界に近付いていました。
パウエルに「事が片付いたら妻を捜して悪い夫だった、理解が足りなかった」と伝えて欲しいと依頼し、パウエルは「自分で伝えられるさ」と励まします。
その後、ジョンは屋上でハンスが何をしていたのか気になり、調べに行き、爆弾が仕掛けられていると知ってパウエルに連絡しようとしました。
しかし、そこに宿敵カールが現れて彼に小銃を突き付け、二人は激しい肉弾戦になります。
30階ではハンスが屋上へ人質を送り出していたのですが、あろうことかソーンバーグがジョンの身元を照会してホリーの家に押し掛け、娘にインタビューするという暴挙をTV放映していました。
ホリーはジョンの妻であることがハンスにバレてしまい、個別に人質に取られてしまいました。
その頃、激しい戦いを繰り広げていたジョンは格闘のプロらしいカールの攻撃に苦戦し、ボコボコにされますが、ガッツで頑張っていました。
一方、FBIは戦闘ヘリで屋上へ向かい、「人質どの位死ぬかな?」、「25%くらいかな」、「いい数字だね!」等とのたまっており、ビッグ・ジョンソンはベトナムを思い出すぜーと奇声を上げていました。
ジョンは何とかカールの首にチェーンを巻きつけて宙吊りにして沈黙させ、このままでは爆死させられる人質の救助に屋上へと走りました。
ジョンは肩も撃たれてるので満身創痍です。
屋上へ上がったジョンはテロを一人片付け、ホリーが金庫室に連れ去られていったと聞きました。
そしてジョンは「爆弾があるから逃げろ」と指示し、さっさと移動させようと小銃を空に向けて威嚇射撃しました。
人質は一斉に下の階に逃げ出したのですが、ジョンはテロと勘違いされてFBIのヘリから狙撃されるハメになりました。
逃げ場を失ったジョンは「なんで俺がこんな目に」的に悪態を吐きながら消防のホースを身体に巻きつけます。
ジョンが思い切って飛び降りたのと同時にハンスは起爆装置を押し、無能なFBIは爆死しました。
ホースで下に落ちたジョンはは拳銃で窓を割って部屋に飛び込み、リールが落ちて来たので引っ張られたのですが、ギリギリホースを解いて落ちずに済みました。
この事態にはロビンソンも「代わりのFBIがいるな」と呟く始末でした。
ジョンは崩れるビルを悪態を吐きながら進み、とうとう30階に到着してハンスに連れ去られそうになっているホリーの叫びを聞きました。
一方、アーガイルはテオがトラックから逃走用のバンを出しているのを見て、リムジンでタックルしてバンを潰し、テオにパンチしてKOしていました。
アーガイル偉いです。
ジョンはハンスの手下の一人をKOし、ハンスと偽警備員の前に現れました。
ホリーを人質に取られていたジョンは大人しく小銃を捨てて手を頭の上で組みました。
そしてハンスがジョンに銃を向けた瞬間、背中にテープで貼り付けていた拳銃を使い、ハンスと偽警備員を撃ちました。
偽警備員は死亡したのですが、ハンスは反動で窓から落ち、ホリーの手首をしっかと掴んでいました。
ジョンは急いでホリーの腕時計を外して振りほどき、ハンスは超驚いた顔でそのまま落下死しました。
そしてジョンとホリーは熱い抱擁とキスを交わすのでした。
ジョンがホリーを伴い、ロビーから出て行くとパウエルがおり、二人はがっちりと抱き合い、パウエルはジョンの健闘を称えました。
そこにロビンソンが現れ、「公務執行妨害と器物破損で事情聴取」と連行しようとしたのですが、生きていたカールが背後から銃を向けました。
とっさの事でジョンはホリーに覆いかぶさることしかできなかったのですが、パウエルが素早く銃を抜いてカールを射殺しました。
ロビンソンはそれどころでは無くなり、ビルの中に一味が残っていないか捜索に向かいます。
そこにアーガイルがリムジンでシャッターをブチ破って現れ、ジョンを迎えに来ました。
車に乗ろうとしたマクレーン夫妻の前にソーンバーグが「大変でしたね!」とマイクを向けたのですが、ホリーが綺麗な右フックを放って殴り飛ばしました。
アーガイルは笑顔で夫妻を後部座席に招き入れ、リムジンを出しました。
Let It SnowをBGMに車が出て行き、エンドロールで終了です。
ベト9の第四楽章が流れてます。
特典はメイキングとか入ってました。