ヤバい実験系 怪物 [モンスター]

怪物 [モンスター]

人ならざる者が目覚める…

制作年 2010年
制作国 アメリカ
監督 ショーン・トレッタ
脚本 ショーン・トレッタ
原案 メアリー・シェリー
上映時間 87分
出演
ティファニー・シェピス
ルイス・マンディロア
スコット・アンソニー・リート

だいたいのあらすじ

どこかの封鎖された病院で医師エリザベス(ティファニー・シェピス)が何かから逃げ回っていたのですが、やがて部屋に侵入してきた何かに襲われていました。

2年後
FBIの特別捜査官ウルストンクラフト(シェイン・ディーン)とゴドウィン(エスター・エルスワース)が古い洋館にエリザベスを訪ねて来ました。
車椅子に乗り、仮面を被ったエリザベスはウルストンクラフトに促されて証言を始めます。
エリザベスは分子学者であり、2007年にウォルトン博士の「プロメテウス計画」に参加していました。
この計画に参加したメンバーは現在、臓器売買や医療法違反等の様々な容疑で起訴されており、エリザベスも参考人の一人でした。
当時ウォルトン博士(エド・ローター)はガンに犯されており、各地から高名な医師を自分の下に呼び寄せていました。

ウォルトンは幹細胞を使って人間の血清を再生すればプロメテウスのような神の力が得られると信じていたようです。
エリザベスはプロメテウス計画に参画することになり、精神病院のようにものものしい警備の病院に到着しました。
まずは警備主任のデヴィッド(スコット・アンソニー・リート)とマーカス(ルイス・マンディロア)と顔合わせを行い、他のメンバーを紹介されました。
移動中、マーカスから地下は極秘施設が多いのでまだ君は立入禁止と言われました。
メンバーは外科のチーフ・ウィリアム(ジョナサン・ノースオーバー)、中心人物のサヒール(セバスチャン・クナピリー)とヴィクトリア(パティ・ティンダル)、システム担当のアイラ(ノア・トッド)でした。

実はここでの研究は明らかに違法だったのですが、エリザベスには不治のガンを抱えた母(クリスティナ・ウェイボーン)が居り、ウォルトンがここでの治療を約束してくれたのと、母を救う研究ができるかもしれないと考えてエリザベスは参画していました。
後ろめたい研究をしているせいか皆ギスギスした雰囲気だったのですが、ウィリアムは比較的エリザベスに親切に接してくれました。
ウィリアムはこの施設では秘密裡に人体実験が行われていることを匂わせます。

実はこの施設の地下には契約した被験者が集められており、ヴィクトリアは冷酷にキーマ(大塚善奈)の股間に器具を突っ込み、人口受精とサンプル採取を行っていました。
ヴィクトリアは肝細胞の持続には成功していたのですが、再生に行き詰っていました。
そこでエリザベスは異なる2つのDNAを結合した細胞を生成すればそれが可能になると提案し、マーカスに受け入れられました。
エリザベスは心細胞にターゲットを絞り、研究に没頭したのですが、最初の発表は無残なものでした。
再び研究に没頭した彼女はとうとう異なるDNAの結合に成功し、死亡していた心臓を再生させ鼓動させるのに成功しました。

ウォルトンはエリザベスに地下への出入り権限を与えることになり、ヴィクトリアは本来お払い箱だったのですが、競争させるために置いておくことにします。
そして地下にいるキーマが自殺したので、エリザベスは彼女に血清を投与することにしました。
しかしキーマは蘇生したものの内臓が溶けて黒い液体を吐き、そのまま昏睡状態に陥りました。
その夜、キーマは覚醒して施設内を歩き回ったのですが、恐ろしく狂暴化していて警備員の喉笛を引き千切り、目玉を指で抜きました。
職員は一斉に彼女を押さえて鎮静剤を投与したのですが全く効かず、仕方なく檻に監禁しました。

マーカスはキーマを処分することに決めたのですが、エリザベスはもう一度治療のチャンスをと懇願して5分だけ時間をもらいます。
キーマはエリザベスの呼びかけに「エリザベス」と答え人間らしい面も見せたのですが、マーカスは彼女を射殺しました。
この騒動でサヒールはプロジェクトを去ろうとしたのですが、施設を出た所で秘密保持のため射殺されていました。
その後、キーマを解剖したところ、溶けているのは腸だけだったので、もしかすると多量のエネルギーを摂取させれば成功したのかもということになりました。

尚、デヴィッドはキーマと恋人だったのでマーカスに彼女が射殺されたと聞いて憤っていました。
デヴィッドは弁護士を雇って50万ドルの起訴を起こそうとマーカスを脅迫したのですが、弁護士共々マーカスに射殺されました。
マーカスはこの行為をプロジェクトメンバーに伝えて脅迫に利用し、ヴィクトリアはデヴィッド達を実験材料に使用することを提案します。
メンバーには選択肢はなく、状態のいいマーカスを実験台にすることになりました。
マーカスは記憶の無い状態で蘇生し、まるで子供のようだったのでヴィクトリアが中心となって教育を行います。

ある日、マーカスはエリザベスに「エリザベス…」と呼び掛けて股間をいじり始めたのでエリザベスは恐ろしくなります。
一方、デヴィッドはどんどん本を読んでその内容を記憶しており、ページを指定するとそのページに書かれていることを一字一句誤りなく言えるようになりました。
また、デヴィッドはヴィクトリアの心が読めるようになっており、流石のヴィクトリアもそれを知って驚愕しました。
更にデヴィッドはトランプの裏を見ただけで数を当てたりという透視術も行えるようになりました。

デヴィッドは自分をコントロールできない感じで暴力的になったりして情緒不安定になり、それはそうとして年動力のようなものも使えるようになりました。
そして部屋を脱走して檻を見て過去の記憶の断片を取り戻したデヴィッドは警備員を殺害しました。

感想

これは普通です。
禁断のプロジェクトに参加してしまった医師の話です。
すこしラザロ・エフェクトにも似てますが、こっちの方が先ですね。
面白いことは面白いのですが、イマイチ医療に関する部分の説明がなかったりして少し難しいです。
よくあるゾンビものの設定を真面目に医療系として撮った感じです。
グロは多めなのですが、全体的には地味な印象です。

まず冒頭で2年前に起きた事件のクライマックス部分が表示されます。
それから現在の捜査官による事件の聞き込み調査が入り、事件を振り返るという流れになってます。
結末はなんだかガッカリな感じです。
結局のところ、蘇生した結果なぜこうなるのか等の説明は無かったです。
それには理由があるのですが、ちょっと強引な気がしました。

登場人物は全員が後ろめたい点があるせいかイマイチ入り込めませんでした。
女優さんが残念な感じなのがそれに拍車をかけてる気がします。

ラストまでのあらすじ

デヴィッドは警備員の件は知らぬ存ぜぬを貫いていたのですが、とうとう水をフルーツパンチに変える能力まで披露したので、ヴィクトリアがレントゲンを撮りました。
すると前頭葉に腫瘍があることが判明したので、超能力との関連性を調べるためにウィリアムが開頭することになりました。
そこで抵抗するデヴィッドに薬を打ってどうにか眠らせて手術を行いました。

アイラはデヴィッドが脳を100%使える人間なのではないか、それはすなわち神が作った最初の完全な人間なのではないかという考え方に取りつかれます。
そしてアイラは自分の不治の病を治してくれとデヴィッドに接近したのですが、顎を上下に引き裂かれて殺害されました。
デヴィッドは檻に監禁され、ヴィクトリアはアイラを蘇生しようとしたのですが、ウィリアムとエリザベスに全力で止められました。
マーカスはデヴィッドを射殺し、「ここは封鎖するからさっさと報告書を纏めろ」とメンバーに指示しました。

ヴィクトリアは解剖の終わったデヴィッドを再び蘇生させてしまい、デヴィッドは施設を封鎖し、殺戮を始めます。
まずデヴィッドは地下から解放された被験者の女性と看護師を刃物で首を切断する等して皆殺しにしました。
そして警備員とマーカスを殺害し、エリザベスが気付いた時にはウィリアムも殺害されていました。
ここで冒頭に繋がります。

エリザベスはデヴィッドに捕らえられて檻の中に入れられ、脊髄を切られ、顔の皮を剥がれました。
そしてその様子をヴィクトリアは見て見ぬふりをしていました。
ヴィクトリアは血清をウォルトンに送って失踪しました。

そして現在、ヴィクトリアは「奇跡を行える者」としてデヴィッドを教会に紹介していました。
また、エリザベスは自分の醜い顔を鏡に映して憤っていました。

エンドロールで終了です。

意外と面白かったと思います。

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