ばぁばってババアより優しい感じ 高速ばぁば

高速ばぁば

恐怖は寄生する…

制作年 2012年
制作国 日本
監督 内藤瑛亮
脚本 内藤瑛亮
上映時間 71分
出演
未来穂香
北山詩織
後藤郁

だいたいのあらすじ

ジャージガールというアイドルがいるそうなのですが、密かに不仲なようでメンバーの青は緑のジャージにホチキスの針を仕込み、それに気付いた白が「お前やりよったな」的な目線を青に送っていました。
彼女達のコンセプトは「運動大好き」だそうで、緑がサッカー系の上坂アヤネ(未来穂香)、青がテニス系の家永ナナミ(北山詩織)、白がバスケ系と柚木マユコというメンバー構成です。
今回の企画はこの不仲なジャージガールズの皆さんに廃墟で肝試しをしてもらうということだそうです。
カメラの前とSNSでは超仲良しなので大丈夫です。

ということで廃墟に到着し、交代で廃墟の奥に進み1曲踊るという企画だそうで、まずはスマホで撮影しつつアヤネが中に入りました。
なぜスマホ?って思いました。
幸いなことに撮影は昼間のようですが、夜来たら怖そうな廃墟で、どうやらここは老人介護施設だったようです。
アヤネが奥へと進んでいくと、誰もいない車椅子が少し動くという怪異がありました。
そしてベッドが並べてある部屋に到着したのですが、飲料水のコップには吸い殻が入っていたりして虐待が行われていたことが想像できました。

アヤネはその時、庭を何かが「シャカシャカシャカ」的な足音で高速移動するのを窓の外に確認しました。
また、彼女は気付いていませんでしたが、実は背後のシーツもまるで人が入っているように盛り上がっていたのです。
その後、アヤネは奥の部屋にたどり着いてドアの目張りを剥がしていたのですが、老人?っぽい人影の群れが「助けてー」と現れます。
そして悲鳴を上げて逃げ出したアヤネに赤い着物を着た高速移動するBBAがシャカシャカシャカと襲い掛かるのでした。
意外と怖いのですが、BBAで笑ってしまいました。

尚、映像をチェックしていた監督(岡田義徳)のタブレットはアヤネのドアの映像を機に割れてしまい、なぜか流血した感じになっていました。

その後、アヤネはロケの際にホチキスで付けられた顔の傷が癒えず、ブラッシングすれば髪の毛が抜けるようになり、度々高速移動するBBAも目撃するようになります。
練習にも身が入らず、マネージャーの望月(中村愛美)がアヤネを撮影した写真では顔の傷が膨れ上がっていました。
そういう訳で彼女はウィッグを被って顔の傷が見えないようにしてファンイベント等に参加していたのですが、ナナミはわざとウィッグを落とし、ファンの前に彼女の顔の傷を晒しました。

その日のイベントの映像チェックをしていた望月はカメラの前を赤い服のBBAが横切るのを目撃しました。
そしてなぜかメディアは自動再生され、望月自身が左腕から血を流し、血を吐いて倒れるナゾの映像が流れました。

アヤネはそのまま入院してしまい、退院したという話を聞いて白々しくナナミが見舞いに行ったのですが、母親(大家由祐子)から門前払いされました。
そしてなぜかナナミの耳からはゾンビが出しそうな黄色い粘液が出ていて、アヤネの家の二階窓には赤い服のような物が見えました。
監督と望月はアヤネの母を「先日の撮影の続きが撮りたいので…」と説得したのですが、叩き出されてしまいました。

ジャージガールズは不仲なので一緒に帰ることは無く、ナナミはこっそりアヤネの家に戻って中を覗き込みました。
アヤネの母は老女にご飯を食べさせながら虐待していたので、ナナミはこっそり家に入るというスパイ映画ごっこを始めます。
当然アヤネの母に見つかってしまったのですが、ナナミは往生際悪くアヤネの部屋と思われる部屋に侵入し、屋根裏から垂れてきたお粥が服にかかります。
お母さんもっと騒いだ方がいいと思います。通報してもいいのよ。
ナナミは屋根裏に侵入しようとしたのですが、アヤネ母に見つかって引き摺り降ろされ、「バカヤロー!お前は二度と来んな!」と叩き出されました。
バカヤローは言ってません。捏造しました。スミマセン

そこにマユコが現れたのですが、実は不仲虐めの黒幕はマユコで「お前、チクりに来たんじゃねーの」とナナミに絡みます。
唐突にマユコは苦しみだし、カメラによく見えるように白髪を口から吐き出したのですが、その白髪の先にはあの高速移動BBAのようなちっこい顔がついていました。
それは好きにしてくれていいんですけど、アヤネの家の前でやるなよって思いました。

その後、ナナミとマユコの二人で廃墟の撮影を継続することになり、入るのを躊躇しているナナミにアヤネから「入りなよ」という謎のメールが届きました。
尚、望月は左腕がゾンビのように晴れ上がり、痒くて仕方ないようです。
そして撮影を開始した監督とナナミ達は廊下の隅に佇むアヤネが隣接する部屋に引っ張り込まれるのを目撃しました。
急いで駆け付けたもののアヤネの姿はなく、浴槽と拘束衣っぽいのが転がっているだけでした。

その後、導かれるように奥の部屋に入った一行は鉄条網で何かが縛られたベッドや袋詰めされた人間っぽいものが転がされているのを目撃します。
ナナミが袋詰めに足を掴まれたので、逃げ出した一行でしたが、廊下を高速移動BBBAに追われ、這う這うの体で外に脱出しました。
望月は相変わらず腕を引っ掻いてはかさぶたを剥がしていたのでナナミ達はドン引きしていたのですが、直後に監督が何かに殴られて吹っ飛び、足に根性焼きのような痕を無数に入れられた挙句、変な方向に折られました。

その後、監督が「ビデオはお蔵入りになった」と車椅子に乗って膝下を失った状態で現れ、「あそこは入ってはいけない場所だった」とナナミ達に謝罪しました。
あの場所は非公認の老人ホームだったらしく、日常的に虐待が行われていたそうですが、三年前に入居者全員が死亡するという事件が起きていたということでした。

その帰りに監督は高速移動BBAに襲われて蒸発し、望月もとうとう発狂して自分の腕を斬り落とそうとし始めます。
ナナミは歩みなら何か知ってるかも!謝りに行こう!とマユコと共に上坂家に向かいました。

感想

これは大迷惑です。
廃墟の老人ホームに行ったらなんかいました!という内容です。
どうやら呪怨のような理不尽系の話のようなのですが、どうもBBAが出てくると笑ってしまいます。
なんででしょうね?赤い着物がイケてないのか?このグワーと来る感じでなぜか笑ってはいけないシリーズを思い出してしまいました。
最初の老人っぽいのが佇んでるシーン等はちょっと怖かったんですけど…
そして演出は意外と悪くないです。

それは良いんですが、ちょっと可哀想だなあと思いました。
これ、とばっちりもいい所で恨むんなら職員とか経営者恨めという気がしました。
世の中に冷たくされて独りぼっちで泣いた夜のことを恨んでるのかなあとは思いましたけど…
あと、恐らく呪いが独り歩きしてるのかなあとも思いました。
虐待シーンはちょっと残酷で酷いなあと感じられ、なんで手間暇かけてまで虐待するのかなあと思いました。

なんか死ぬ人と老化する人がいるようなのですが、老化はちょっと怖いです。
普通に年齢を重ねるのは仕方ないことですけど、ちやほやされる時期にいきなり老けるのは恐ろしいw
流石に「ざまあ」とか思えないレベルです。

微妙な作品だとは思いますが、地雷というまでは酷くなく意外とさっくり観られました。
また、ジャージガールズの皆さんも普通に演技が出来ていてアイドル演技の方が下手だという。
皆さんとても可愛いと思いましたので、そっち系で観る人も多いのかも。
関係ない話だとナナミは少し性格悪いのですが、顔が超性格いい友人に似てて少し親近感湧きます。

くだらねえ歌詞のテーマソングだなあと思っていたら監督の作詞でしたw
女子力わっしょい!

ラストまでのあらすじ

ということでナナミは「アヤネの傷は私がやりました」、マユコは「自分がアヤネさんの人気に嫉妬してやらせました」とインターフォン越しにアヤネに謝罪し、家へと入りました。
そして二人はアヤネ母が虐待していた老女がアヤネだと知ったのですが、老女アヤネは「老人ホームの奥に閉じ込められた霊がおり、解放されると私の呪いも解ける」と告げ、二人にホームの奥で拾ったかんざしを託しました。

そういう訳で廃墟に手を繋いで入ったナナミとマユコは、女子力下降中♪とジャージガールズのテーマ曲を歌いながら奥の部屋に入り、鉄条網で縛られていたものを解放しました。
中にあったのは赤い着物を着た人形で、どうやらかんざしが目になるようだったのでセットしてみました。
すると老人達の恨みの念がナナミ達に流れ込んできたのですが、この人形は日常的に虐待が行っていた職員に対して呪いをかけるためにある老婆が作成したようでした。

経営者は最終的には老人達を拘束して出入口にチェーンを巻いて逃亡したようで、この人形には激しい虐待の末に餓死して死亡した老人達の呪いが集約されているのでした。
そんなの解放して大丈夫かな?
人形はゴゴゴと動きだして高速移動BBAになり、キャーと逃げ出した二人に襲い掛かり、マユコはナナミを逃がすために犠牲になりました。

ナナミが何とか脱出すると元に戻ったアヤネが立っており、「お陰で戻った、ありがとう。悪いのはマユコだから見捨てて正解」と告げて去りました。

その後、ナナミの前に血の涙を流して吐血しながらマユコが現れ、「アヤネの家に行って」と指示しました。
ということでナナミはまたまたスパイ映画するのですが今回は家の様子が異なっており、浴槽にはアヤネ母の遺体があり、階段からは黒ビニールに包まれた老女アヤネの死体が転がって来ました。
これゴミ出しに使っちゃいけない袋ですね。
そこにアヤネが現れたので見つかってしまったナナミは包丁で斬り付けました。
すると顔を斬られたアヤネは皮を自ら剥いで高速移動BBAに変化し、ナナミに襲い掛かりました。

絶対絶命のナナミを助けに老女アヤネとマユコが現れてBBAを押さえてくれたので、その隙にナナミはBBAを倒し、人形に戻ったので完全に破壊しました。

その後、ナナミはBBAに斬られた頬をウィッグで隠して営業活動を続けていたのですが、復活したBBAに襲われて顔の皮を剥かれた挙句ににチューチュー吸われて老婆になってしまいました。

エンドロールで終了です。

何だったんだでしょう。
BBAはダッシュするときにヒーとか言ってますが、ヒーじゃねえだろって感じです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする