高性能狙撃手 ダウンレンジ

ダウンレンジ

終わりなき、絶望。

制作年 2017年
制作国 アメリカ
監督 北村龍平
脚本 ジョーイ・オブライアン/北村龍平
上映時間 90分
出演
ケリー・コンネア
ステファニー・ピアソン
ロッド・ヘルナンデス=ファレラ

だいたいのあらすじ

ジョディ(ケリー・コンネア)達男女6名は荒野のハイウェイを移動中にパンクに見舞われました。
幸い怪我人はなく、呑気に撮影なぞをしながら男性三名がタイヤ交換を始めます。
しかしスペアタイヤはかなり古くなっていて不安だったので一時的に交換したら近くのガレージでタイヤを交換することに決めました。
タイヤを交換していたジェフ(ジェイソン・トバイアス)は何者かがタイヤを撃ち抜いたのだと戦慄の事実に気付きました。
その直後、ジェフはライフルで狙い撃ちされて死亡し、サラ(アレクサ・イエームズ)も眼球を撃ち抜かれて倒れました。

皆はようやく何者かが自分達を狙撃していると気づいて車の陰に隠れたのですが、トッド(ロッド・ヘルナンデス=ファレラ)が肩を撃たれました。
狙撃手は自分の存在を知らせるように車の反対側から何度も撃ってジョディ達を恐怖に陥れます。
出来るだけ動かないように対処していると狙撃は止みました。
これヤバいですよね。相手が一人だとしても向こうは自由でこちらは動けないという

ケレン(ステファニー・ピアソン)は恐らく敵が使っているのは旧式のライフルで車両は貫通出来てない、と分析しました。
皆とは分断されて倒木の陰に隠れているエリック(アンソニー・カーリュー)は「皆で一斉に森に走ろう」と主張したのですが、ケレンは「相手は走行中のタイヤを撃ち抜く腕。バカ言わないで」と却下しました。
かと言って何もしない訳にはいかず、車の後ろで電波が入ったことを思い出し、自撮り棒と音声認識システムを使って警察に通報しようとします。
ところが、電波が拾えた途端にスマホは狙撃されてしまいました。

トッドは車のギアをニュートラルに入れ、少し後ろに動かせば陰に隠れながらアンテナが拾えると思いついたのですが、ここは緩い下り坂になっており、下手をすると遮蔽物を失うリスクもありました。
試しに運転席側のドアを開けてみたのですが、狙撃手は即座に反応して発砲してきました。
そこでケレンがきているフード付きのパーカーを案山子のように自撮り棒に刺し、車の後ろから出して囮にし、その間にトッドがキーを刺し、エリックとジョディが敵の位置を探るために動画撮影という手順にしました。

作戦は上手くいき、案山子が撃たれている間にトッドはキーを刺せました。
そして動画を見て敵は車の反対側11時の方向の200mほど離れた木の上から狙撃していると憶測できました。
しかしあの凄腕の狙撃手が同じ案山子作戦に引っ掛かるとはとても思えず、ギアをニュートラルに入れるチャンスは無さそうでした。
トッドは反対側へダッシュで走ってパンク修理の際に路上に出していた工具箱を拾って戻って来ました。
そしてトッドは腕に工具箱の蓋を貼り付け、それで防御しながらギアをニュートラルに入れましたが、やはり狙撃されて跳ね飛ばされます。

まずいことに女性二人の力では車はバックさせられず、やはり前進してしまいました。
ジョディは遮蔽物を失って完全に孤立してしまったのですが、狙撃手はリロード中なのか撃ってきませんでした。
車はシャフトが折れて停止したのでジョディは何とか陰に戻れたのですが、同じく皆に合流しようとしたエリックは両脚を撃ち抜かれて倒れ、無防備な状態のまま気絶してしまいました。
狙撃手はジョディ達を敢然に弄んでいるようで、エリックに止めを刺そうとはしませんでした。

鉄板をも撃ち抜くライフル弾の前に工具箱の蓋など役に立つはずもなく、トッドの腕は弾が貫通して血が止まりません。
そこでケレンはライターでハンマーの頭を炙り、押し付けて止血しました。
喉が渇いたので後部座席に積んでいた僅かな水を取り出し、二口ずつ分け合いました。
そしてエリックにも水の残りを投げたのですが、彼が飲もうとすると狙撃手はペットボトルごと彼の手を撃ち抜きました。
狙撃手は持参の水をゴクゴク呑み、ジャーキーを齧りながら引き続きスコープに集中していました。

尚、このデカい車はサラが妊娠したのでトッドが将来を夢見て買ったそうなのですが、彼女の胎児はいつの間にか心停止していたと悲しい話が挟まりました。
そしてトッドは車の陰から出てサラの遺体の側に寄り添ったのですが、不思議なことに狙撃されませんでした。
また、エリックは狼に接近され、今にも食われそうな状況となりました。

感想

これは普通です。
ドライブに行ったらヤバい狙撃手が居て大変!という内容です。
ほぼ暴力描写だけの内容なのですが、意外なことに割と展開がしっかりしています。
ダラダラしてきて少し飽きてきたタイミングで他の車両が現れたりと割と盛り上がります。
やられる側が普通の人達なのでとっても可哀想になり、スリルもそれなりです。
狙撃手側の描写を最低限に押さえた点で不気味さを出すのに成功している気がします。

結局のところ、狙撃手がなんだったのかとか全くわかりません。
そういう訳なので理不尽な暴力を描いただけの作品になってます。
途中でドラマ要素は入れたりしてますが、イマイチ響くものがありませんでした。
結末も一応決着はつくのですが、イマイチすっきりはしないという。

そして暴力的に追い詰められていく感じは凄いのですが、暑い砂漠で生存の危機!的な要素は薄かったような。
一応、水不足になるシーンはありましたが、そんなに絶望的な感じではなかったです。
わざわざ狙撃手が水分補給するシーンやジャーキーを食べるシーンを入れてるのですが、こちらはそんなに効果なかった気がします。
なんて憎たらしい奴なんでしょ!って面はありましたけど。

相変わらずのグロや暴力描写は凄いです。
車が突っ込んできて死体をバラバラにするとかなかなか思いつかないと思います。
過激なバイオレンス系が苦手な方は要注意だと思います。

ラストまでのあらすじ

トッドは遠くの狙撃手に向けて歩き出し、「やれよ!」と呼び掛けたのですが、無反応でした。
やがて遠くから車が近づいて来たのでトッドは手を上げて呼びかけたのですが、狙撃手に威嚇射撃されてサラの位置まで戻され、そこで射殺されました。
近づいて来た車は助手席のパパが撃たれ、娘はハンドル操作を誤ってトッドの車に突っ込み、路上に横たわっているトッド達の遺体を豪快に吹き飛ばして横転しました。

ジョディ達は何とか元居たポジションに戻ったのですが、横転した車の運転手はフラフラと車から降りてきて射殺されました。
瀕死のパパが車から出て来たので、ケレンは身振り手振りで身を隠して警察に通報するよう指示しました。
パパは電話はしたのですが、狙撃手が横転した車の給油口を吹き飛ばし、追撃弾で炎上させたので火だるまになって死亡しました。
また、車の外に弾き飛ばされていた下の娘も起き上がった所をヘッドショットされ、一家は全滅しました。

尚、この騒動でエリックを狙っていた狼は消えました。

やがて夜が来たので暗視スコープを警戒しつつジョディ達は全てのタイヤを工具でパンクさせました。
そしてゴムやシートを切り取って集め、その際に副産物的に飲み物を発見したのでゴクゴク呑みます。
ジョディ達は車に火を点けて煙幕にし、狙撃手をかく乱させようとし、イラついた狙撃手はバンバン撃ってきました。

やがてパトカーが現れたのですが、彼等は狙撃手のことを知っていたようで、遠巻きに待機し応援要請をしつつ屋根の上の狙撃班に「奴が撃ったら反撃しろ」と指示しました。
しかしリーダーがいきなり射殺されたので慌てて狙撃班が反撃体勢に移ったものの運転席の警官がパニックを起こして暴走を始めてしまい、そのどさくさで二名の狙撃班の内一名が射殺されました。
そしてケレンはこの隙に逃げようと飛び出したのですが、スモークの範囲から外れてしまい射殺されました。

パトカーはトッドの車の付近で停止したのでジョディはパトカーの陰に隠れました。
そして生き残った警官二名は狙撃手に反撃し、意外と当たりそうな感じだったのですが、あっさり二名まとめて射殺されました。
ジョディは絶叫してパトカーに飛び乗り、狙撃手が居座っている木に突撃し、肩を撃たれながらも狙撃手を落としました。
そしてジョディは狙撃手が命綱を切っている間にライフルを拾い上げ、狙撃手に何発もぶち込みました。
ライフル弾を何発も食らって生きているこいつは何者でしょうか。
倒れた狙撃手に止めを刺そうとしたジョディでしたが、ジャムってしまったので銃床で何度も何度も殴りつけて撲殺しました。

ふと銃床を見たジョディはキルカウントが刻んであるのに気付き、仲間のことを思い出してカッとなり、再び絶叫して狙撃手の頭を銃床で殴りました。
その際に先ほどジャムった弾が暴発しジョディの首を撃ち抜きました。
倒れたジョディはあまりの事態に泣き笑いをするのでした。

エンドロールで終了です。

流石に暴力描写だけは凄いです。

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