降霊術やったばっかりに ダークハウス

ダークハウス

儀式やったらひどい目に遭う話

制作年 2015年
制作国 アメリカ/イギリス
監督 ウィル・キャノン
脚本 マックス・ラ・ベラ/ウィル・キャノン/ダグ・サイモン
上映時間 83分
出演
フランク・グリロ
ダスティン・ミリガン
コディ・ホーン

だいたいのあらすじ

20年以上過去にマーサ・リビングストンという女性が儀礼的殺人で4人の犠牲者を出して自殺という事件があった家出は未だに怪奇現象が起きているという噂がありました。
マーク・ルイス刑事(フランク・グリロ)は同僚からリビングストン家で異変が起きていると知らせを受けて駆け付けました。
家に踏み込むと床には魔法陣が書かれて血が流れており、女性が一人倒れていました。
ルイスは大至急救急車と応援を寄越すように無線で連絡し、ライトを手に奥へと捜索を進めます。
そして生存者を発見したルイスは急いで駆け寄ったのですが、彼は気が動転して階段から落下しました。

その1週間前、ジョン(ダスティン・ミリガン)は死亡した母がリビングストン家にいて「放して」と助けを求めるという悪夢を見ていました。
それを恋人のミッシェル(コディ・ホーン)の兄・サム(アレックス・グッド)に相談したところ「家に行って確かめよう」ということになります。
しかし、ミッシェルの元カレ・ブライアン(スコット・ミシュロウィック)も同行すると聞いてジョンはイマイチ乗り気ではありませんでした。

階段から転落したのはジョンであり、彼は警察から容疑者としてマークされます。
間もなく現場には大量の警官が駆け付け、ルイスはジョンの取り調べを開始します。
ジョンの証言からどうやら行方不明のブライアンが皆を殺して逃走しているのではないかと判明したのですが、ジョンは「家がやった。家がブライアンにやらせた」と震えあがって取り乱しています。
ルイスから事件の概要を聞いた心理学者のエリザベス(マリア・ベロ)は事件に興味を持ち、現場に駆け付けることになりました。

途中までカメラ映像の復元が進み、どうやらジョンはジュール(ミーガン・パーク)とカメラマンのドニー(アーロン・ヨー)、サム、ミシェルとブライアンの総勢6名で幽霊屋敷探検を始めたようです。
そしてエリザベスが到着してジョンを落ち着かせたので、彼は少しずつ証言を再開しました。
ジョンはオカルト現象には興味が無かったのですが、ミッシェルは元々幽霊狩りをするサークルに所属しており、ジョン以外は全員そのメンバーだったそうです。
そして彼等はこの屋敷に着くなり、降霊会の準備を始めたのだそうです。

実はマーサ達も降霊術の末に事件を起こしていたので、エリザベスは誰かが過去の事件を模倣したのではないかと推測したのですが、ジョンはキッパリとそれを否定します。
また、実はジョンの母であるサラはマーサの事件の唯一の生存者でした。
その頃、家のあちこちに仕掛けられてなぜか全て破損していたカメラの映像の修復も進んでいたのですが、そこにはサムが何者かに斧で襲われて死亡する様子が映っていました。

エリザベスはルイスから情報を得て、「あなたは家の中にカメラが仕掛けられと言ってたけどそれが無い」とジョンにかまを掛け、証言の矛盾点が無いか確認します。
しかしジョンは「確かにカメラは仕掛けた」と証言し、家の中に入った時からドアが勝手に開閉したりと異変が起きていた居た件を打ち明けました。
また、実はミッシェルは妊娠10週目だったとジョンは告白しました。

その後、ジョンは再び証言を開始します。
ジョン達は勝手に動き出すバレリーナの人形を発見しており、その人形の指差す先には絨毯がありました。
そこで絨毯をめくるとそこには魔法陣があり、ジュールによるとその魔法陣は封印だということです。
ジュールはその封印の上で降霊会をやろうと言い出したのですが、直後に烏が飛び込んできて封印の中で死んでいました。

一方、周辺の捜査も進んでおり、牛乳受けからはブライアンの血液が採取され、彼がここから逃走したのではないかとルイス達は推理していました。

話はまた過去のジョンの証言に戻ります。
家の中では複数の人物の鼓動が機械に確認されたり、カメラに亡霊っぽいのが映ったりと怪異が続出していました。
ダメ押しに壁に架けられた絵が燃えだしたのですが、ジョンは何処からともなく消火器を持ってきて消火しました。
なぜかジョンは来たことの無いこの家の様子を覚えており、目を閉じると全てがわかるようでした。
その直後にジュールが見えない何かに引きずられたので、自分の謎の記憶もあり、恐ろしくなったジョンはミッシェルを連れて家を出ようとしたということでした。

一方、ルイスにはリビングストン家の1㎞先で赤のダッジバンが盗難に遭ったという連絡が入り、急いで周辺道路を固めるよう手配しました。

感想

これは微妙です。
殺人事件があった場所で降霊会やったら大変!という内容です。
それだけかと思いきや少し捻り加えてあります。
警察の捜査とジョンの証言が交互に進行する流れなのですが、面白いかというと微妙。
フレイルティーに進行が似てる気がしますが、「この先どうなるのか」というワクワク感がこの映画にはないという。
もう大体、この手の降霊ものって何が起きるか予想できる気がしていて、なんとなくこうなるんだろうな?と思っているとその通りで、この映画はドアが開閉されたりするだけで地味です。

原題でネタバレしてる気もしますが、この映画は悪魔系です。
家系なので多少は雰囲気良かったりはしますがホラー演出も微妙です。
意外とスケールデカい方向に向かってるですけど観ててヤバい感じもしないという。

つまらないことも無いのですが、面白くもないという微妙な作品だと思います。

ラストまでのあらすじ

話はまたジョンの証言に戻ります。
ジョンはミッシェルを連れて家を出ようとしたのですが、なんとしても降霊会をやる!というブライアンに阻まれ、内緒にしていたサラが自分の母であるという件もばらされました。
結局降霊会に付き合わされることになり、ジュールは皆に封印の周りで手を繋がせました。
しかし降霊会を初めて直ぐに何かが現れ、ジュールにサラが憑依したりして、終いにはブライアンがおかしくなって殺人を始めてしまいました。

その様子はルイス達が復元した映像からも裏付けられ、更に映像を見たルイス達は管理人のレオナルドが「家から物音がする」と様子を見に行っていたとも知りました。
エリザベスはジョンからブライアンが皆を襲い始めた件を聞き、ルイスと答え合わせしました。
ルイスから証拠物件の分析を求められたエリザベスは魔法陣の件をネット等を通じて調べ、悪魔を封印するためのものだったと確認しました。
更に儀式に参加した者が全部死ぬと悪魔が解き放たれるのだそうで、ブライアンは悪魔に操られて全員を殺そうとしているようでした。

一方、ブライアンは横転した赤のダッジバンから警官に救出されたのですが、銃を奪って逃走しました。
そしてブライアンはスタンドに立て籠もり、ルイスから無線を受け取りました。
それを知ったジョンは無線に割り込み、「ミッシェルは何処だ」と怒鳴ったのですが、ブライアンは無線越しにナゾの絶叫をしてジョンをぶっ飛ばし、ジョンは死にそうになりました。
エリザベスは急いでスタンドを固めているルイスに「ブライアン何とかしろ。ジョン死ぬぞ」と連絡し、ルイスは絶叫し続けけているブライアンを射殺しました。

ブライアンは舌が除去されており、十字架を握って息絶えました。
彼が握りしめていた十字架をヒントに家の中を再捜索したルイスはとうとうミッシェルを発見し、無事に救出しました。
そして映像を再確認したエリザベスは真犯人がジョンだと知って拘束したのですが、実は既に儀式は成功しており、本当のジョンは家の中で死んでいました。
そして全ての糸を引いていたジョンに化けていた何かは「元々はサラに宿っていた。今度はミッシェルに宿り、彼女が封印を超えた時に私は解放される」と告げてから消えました。

ということで救急車で搬送されたミッシェルは悪魔を宿しているようでした。

エンドロールで終了です。

微妙な感じでした。
なんとなくジョンが犯人なんじゃないのかな?という感じはしてましたので意外でもないという。

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